その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2023/8/16 水曜日::

■[ラノベ]黒羽姉弟スピンオフ開始!「魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く」

魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く
出版社:KADOKAWA
作者名:佐島勤
絵師名:石田可奈
紙書籍通販:魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く
DMM電子書籍:魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く

「魔法科高校の劣等生」シリーズの新たなスピンオフですけど、
ぶっちゃけ「司波達也暗殺計画」の続編みたいなものですね。
今度は殺し屋の有希がメインではなくサブになり、
黒羽姉弟がメインとなったシリーズとなっております。

黒羽姉弟が大学進学を機に上京し、
達也たちと物理的な距離が近付くことで始まる物語なんですけど、
今度も相変わらず命を狙われている達也を守るため、
暗殺者を返り討ちにして元締めに迫っていく感じです。

まぁ、達也は守られずとも撃退できるんだけど、
本業で忙しい達也のために雑事を請け負おうという文弥の気概もわかります。
そのために有希たちが振り回されるのは可哀想ですけど、
黒羽姉弟の部下をやってるからには仕方ないよね。

意外だったのは亜夜子が中学生時代に四葉以外の魔法師と共闘し、
その相手を憎からず思っていたということですね。
忍術使いとしてもかなりの手練れであるところを見せてくれたし、
サブレギュラーとなるのかもしれませんね。
かなりビジュアルは冴えないし、22才にしては老け顔だと思いますけども…

それにしても文弥はユニセックスな方向に成長したかー
もうヤミのコスプレはしないのかしら。
結構好きだったんだけどな…w

:: 2023/7/25 火曜日::

■[ラノベ]親友との真剣勝負「りゅうおうのおしごと!」18巻

りゅうおうのおしごと!18巻りゅうおうのおしごと!18巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:白鳥士郎
作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎さん(@nankagun) / Twitter
絵師名:しらび
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらびさん(@shirabii) / Twitter
紙書籍通販:りゅうおうのおしごと! 18
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!
DMM電子書籍:りゅうおうのおしごと! 18

スパコンで走らせたディープラーニング系将棋ソフトで100年先の将棋を見た八一。
僅かに垣間見せた手だけで周りを騒然とさせる中、
帝位戦で向かい合うのは幼馴染みにして親友にして聖騎士の神鍋歩夢。
そして、弟子のあいと天衣もタイトルを賭けて戦うことになり…

完結が近そうだとは思っていましたが、残り2冊ですか。
とはいえ、前作「のうりん」も残り1冊で延々と終わっていないので、
これから10年引き延ばされる可能性もなきにしもあらず…
いや、マジで「のうりん」ともども完結させて欲しいんですが…w

八一は作中でも指摘されてたけど、周りにめっちゃ影響を受けますよね。
幼少期の頃から銀子ちゃんの影響を受けたせいで歪なスタイルになったし、
あいちゃんが弟子になったらあいちゃんの影響をモロに受けたし、
今はあいちゃんにも銀子ちゃんにも距離を取られたせいで、
ケアしてくれた天衣ちゃんの影響を受けまくりだし。
まぁ、それが八一らしいとは思うんですけどね。

そう考えると、迷走する八一の前に親友である歩夢が立ちはだかってくれたのは良かったですね。
名人たちに鍛え上げられた歩夢が八一に食らいついていくのは面白いです。
そしてここで入玉宣言法を使ってくるとはなぁ。
確かに、入玉宣言法は将棋界では唯一の勝利宣言ですよね。
なるほどなぁ。

そして天衣ちゃんが見せた100年後の将棋の世界を、
あいちゃんが覆すところも凄かったです。
ただ、そのあいちゃんに問題が起こっているのは気付きませんでした…
だから、あいちゃんだけじゃなく、恒久的な制度にしたかったんだ…
まだ幼い少女が背負うには重すぎる業だよ…

それと、清滝師匠はやはり良い師匠ですね。
未熟な八一を指導してくれる、師匠であり、父だと思います。
だからこそ八一も銀子ちゃんも慕っているんだろうなぁ…

それはそれとして今回も供御飯さんはエロかったです。
誰かエロくて薄い本が有ったら教えて下さい。
それともskebとかで頼んだ方が良いのかしら…

:: 2023/7/23 日曜日::

■[ラノベ]原初の英雄にして最弱の道化「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アルゴノゥト前章 道化行進」

ダンまち英雄譚シリーズの第2弾は古代を舞台した物語。
昨年刊行された英雄譚「アストレア・レコード」と同じく、
ダンメモ周年イベントのノベライズなんですが、
発表時期はこちらの「アルゴノゥト」の方が過去のものになります。
確か2周年記念だったかな?

「アルゴノゥト」の伝説はダンまちでベルやティオナが話題にしていましたが、
地球に伝わっているイアソン船長のアルゴノゥトとは全く異なった冒険譚で、
一人の道化を演じるずる賢い男、アルゴノゥトが、
ハーフエルフの義妹フィーナとともに英雄を目指して王都へと向かい、
そこで偶然が積み重なった必然の出会いをする、という英雄譚です。

アルゴノゥトやフィーナ、アリアドネにユーリ、ガルムスにリュールゥと、
ダンまち世界の主要キャラの前世たちが一堂に会するんですが、
キャラクターというか、性格はあまり似ていないんですよね。

たとえばベルとアルゴノゥトは見た目は似ているけれど性格が全く違うんですよ。
ベルは天然のショタコン殺しのジゴロキャラなんですが、
アルゴノゥトはバカを演じる道化でわりとクズなんですよね。
ただ、根っこの誰かを大切に思う心というのは同じだと思います。

アルゴノゥトが道化をやってくれているお陰で、
とても喜劇… というか、コメディとして面白いのですが、
それでも古代という大穴(後のダンジョン)から溢れ出す怪物たちによって、
人類の生存圏が日に日に削られていく絶望の地上においては物語はシリアスになっていきます。

後半の狂った独裁者が自分たちの楽園を守るために犠牲を押し付けて、
世界の終わりを加速させるという愚行のしわ寄せが、
一気にアルゴノゥトに襲ってくる展開は知っていてもツラかったですね。
だからこそ、窮地に出てきたあの男はやはり格好いいのです。
兄貴分は前世の時から格好いいんだわ…!

とても良い所で終わっているので続きが気になると思いますが、
これも12ヶ月連続刊行の恩恵なのか、続きは来月発売です。
メインヒロインであるアリアドネの可愛さはとても目を見張るものがありますし、
アルゴノゥトが英雄にして道化っぷり発揮しまくるので期待して良いですよ!

:: 2023/7/21 金曜日::

■[ラノベ]再びゲームの世界へ「デモンズ・クレスト 2 異界∽顕現」

デモンズ・クレスト2 異界∽顕現デモンズ・クレスト2 異界∽顕現
出版社:KADOKAWA
作者名:川原礫
作者サイト:
作者twitter:川原礫さん(@kunori) / Twitter
絵師名:堀口悠紀子
絵師twitter:堀口悠紀子さん(@dochibibi) / Twitter
紙書籍通販:デモンズ・クレスト 2 異界∽顕現
DMM電子書籍:デモンズ・クレスト 2 異界∽顕現

VRMMOが現実に侵食してサバイバルホラーになった世界で、
小学六年生の少年少女たちが生き残るために必死になる中で、
主人公・芦原佑馬の双子の妹が不思議な力を見せつける…

意外と早く2巻が出ましたが、相変わらず時間の進み方が濃密です。
遅々として事態は動きませんが、面白いのは確かです。
まぁ、刊行ペース遅いならもっと物語をサクサク進めて欲しいところですが…

今度は幼馴染みのナギを助ける為にゲーム世界に行く訳ですが、
ゲームならではの攻略方法を見せたりと面白かったですね。
モンスターの内臓に着火するというのはエグいけれど、
とても懸命な判断だと思います。

それにしても小六という年齢ながら、
親の職業で人間関係が出来上がったり、
信頼していた友人に裏切られたりと、
ちょっとハードモードすぎると思います。
もうちょっとこう、手加減というのものを…

ヘイト役だった須鴨も何かしら事情がありそうだけど、
それでもエグいことをやっているのは確かなので、
事情が詳らかになってからが判断のしどころかな、と思います。

それはそれとして今回もエグい引きですね…
川原礫さんはもうちょっとコマメに綺麗に終わる作品を書いて欲しいものです。

:: 2023/7/19 水曜日::

■[ラノベ]悪い子と 悪い大人と ロメリアと「ロメリア戦記 ~魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した~ 外伝」

ギリエ峡谷の先で港湾工事を始めたロメリア。
有能な商人、頼りになる師匠たち、信頼できる部下、と揃っているけれど、
内陸国家だったライオネル王国には港湾関係の知見を持つ者はほぼ皆無。
そこでメビュウム内海に浮かぶメルカ島に協力を求めることにしたロメリアだったが…?

今回は電子書籍オンリーでの外伝が出ましたけど、
1巻と2巻の間の話で、コミカライズ3巻の後の話ですね。
確かに港湾工事はさらりと流されてましたけど、
難事業であることは間違いないですし、何かしら物語が有るとは思ってましたよ。
しかし、これほどロメ隊の脇キャラたちが美味しい物語だとは思いませんでした。

どこか抜けているところがあるガットは憎めない奴だし、
好きな女の子のために頑張る姿は格好いいと思うのですよ。
ただ、頑張りすぎて心配させられるところはハラハラしてしまいますね。
ポーラは大変だと思うけど、ある意味自業自得なハラハラ具合だと思います。

DVサバイバーのゼゼの過去もツラいものが有ったけれど、
それを知りながら助けることができなかったジニもトラウマになっていた、というのは、
とても良い視点だと思いますし、だからこそ戦災孤児たちに感情移入しちゃいますよね…
ロメリアが中々命令を下せないのも仕方ないよなぁ。

それにしてもメアリーは本当に考え無しで頭が痛いですね。
父親であるモーリス船長の方がもっと頭が痛いと思いますけど…
「悪い子になると、本当に悪い大人の格好の餌食にされる」という言葉通り、
メアリーたちが操られているのは昨今の闇バイトで犠牲になる大学生を見ているようです。

だからこそ、そんな悪い子や本当に悪い大人たちの更に上を行くロメリアは格好いいわけですよ。
用心深く、合理主義で、現実主義なのがロメリアですからね。
伊達に世界を巡って魔王を倒してはいませんよね。

それにしても相変わらずロメリアは自己評価が低いというか。
アルもレイも本当に大変だな、と思いましたw

:: 2023/7/2 日曜日::

■[ラノベ]ドタバタ修羅場ラブコメとほのぼのゼノス「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オラリオ・ストーリーズ」

ダンまち12ヶ月連続刊行もこれで9冊目。
ダンまちアニメ2期と3期のDVD/BD特典小説を加筆修正し、新規短編を書き下ろしたのが、
このオラリオ・ストーリーズになります。

2期は春姫がメインだったので、淫乱処女の春姫を中心とした中編になっているのですが、
これがまた珍しい直球のラブコメになっていて最高でしたね!
ヘスティア、リリ、エイナ、アイズ、ティオナ、シル、リューと、
ベルを巡るヒロインたちが繰り広げる修羅場は、読んでてニヤニヤしっぱなしでしたw

そして3期はウィーネがメインだったのですが、
こちらはほのぼのとした内容でしたね。
ベルと文通をするウィーネ、というのがとても微笑ましかったです。
やはり可愛いは正義だなぁ。

書き下ろしは4期の内容と少し被っている、
ベルとリューが因縁のある37階層に赴いてゼノスたちと再会する話です。
ダンジョンの意志が感じられる、意味深な内容でした。

まぁ、それはそれとしてベルと裸で抱き合っていた場所を見つめて赤面するリューさんは、
とても可愛いと思います。
やはりリューさんがダンまちで一番可愛いヒロインだな…
間違いない…!w

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