その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2022/8/20 土曜日::

■[ラノベ]奇跡を願う者たちへ「いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました」6巻

王都での騒動も見事に解決してニノリッチに戻ってきた士郎。
しかし、ニノリッチは古代魔法文明のダンジョンに、
士郎のアイテムという唯一無二のものが揃っており、
人が人を呼び、宿屋も足りなければ人手も足りないという状態だった!
更に伝説の錬金術師ナシューが生み出したという死者と会えるダンジョンの話も出てきて…?

6巻は急速な発展にてんてこ舞いな上に隣国からの難民が来るという難局を、
士郎が商人らしくそれら全てを商人らしいアイディアで解決するという痛快な話と、
死者と会えるというファンタジーだけれど、涙を誘う人情味溢れる話の二つが重なった構成でしたね。

ニノリッチの発展のために投資を募ってカジノ付き高級宿泊施設の建設とか、
中々に豪快だけれど、士郎らしい思い切りの良さだと思いました。
それもこれも士郎が持っている日本のチートみたいなアイテムと、
パティ親分との縁で手に入れられる妖精酒があればこそなんですけど、
それを惜しみなく注ぎ込んでニノリッチのために働くのが士郎の人徳だよなぁ。

死者と会えるダンジョンに関しては士郎が古代文字を読めるのは予想できましたけど、
アイナちゃんまで一緒に連れて行くとまでは思いませんでした。
ステラさんと同じ方法で連れてきた方が確実で安全だとは思うのですが…
まぁ、そこは空気を読んだ、ということなのかな…?

死者と会えるなんてファンタジーだとは思いましたが、
200年に一度がたまたま近日だったことも含めて優しいご都合主義で、アリだと思いますよ。
パティ親分の心残りが解消されただけでも素晴らしかったのに、
アイナちゃんとステラさんの親子にも笑顔をもたらせて、
とても良いダンジョンだったと思います。

ただ、ナシューさんはヒュドラをラスボスに配置したりと、
やけに安全意識が高いですよね…
まぁ、お陰で調子に乗ったセレスさんのマヌケなところを見られて笑えましたけどもw
セレスさんは有能なんだけど、たまに見えるポンコツなところが良いと思います!

次巻ではアイナちゃんとステラさんの願いを叶える展開になるのかなー
世界を股にかける展開になりそうで楽しみです。

:: 2022/8/18 木曜日::

■[ラノベ]青春を邪魔する汚い大人たちの思惑「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」4巻

魔法科高校の祭典の一つ、九校戦が開催!
新人戦クラウド・ボールの選手として抜擢されたアリサだけでなく、
茉莉花もミラージ・バットの選手候補として練習することに!
しかし、高校生たちの純粋な想いを踏みにじるかのように、
大人たちの思惑が邪魔をしてきて…

前シリーズでは九校戦と言えば他国マフィアからの妨害とか、
国内勢力の派閥争いと色々と問題が起こっていましたが、
超高校生級の司波達也がいないと、そういった汚い大人たちの思惑から守られないんですよね。
今回は司波達也以外で国防を担うための次期戦力のスカウト、
という元老院議員の思惑が働いて生徒たちに親からの過剰なプレッシャーがかかり、
本来の実力が発揮できないどころか、本番で活躍できないという悪循環に陥っていて、
本当にこの世界の大人たちは余計なことしかしないなぁ、と思います。

そんな大人たちの思惑とは関係なく頑張るアリサと茉莉花ですが、
ライバルとなる三高の選手たちの熾烈な戦いが熱かったですね。
アリサが明の発案で仕掛けた小細工じみた策略が功を奏して勝ったと思ったら、
茉莉花が茜に仕掛けられた小狡い策略に手子摺って負けてしまうのは、
何というかお互いさまだな、と思いましたね。

まぁ、何だかんだとありつつも、
良い刺激を与えるライバル関係になってるんじゃないかな、と思います。
アリサはどうしても攻撃的になれないと悩んでいたけれど、
茉莉花のためならそんなことを簡単に克服できそうだな、とも思いました。

続刊の内容は未定みたいですが、
そろそろ司波兄妹が出てきて欲しくもあるので色々と気になるところです。

:: 2022/8/16 火曜日::

■[ラノベ]これぞ見事な大団円!「エロマンガ先生 13 エロマンガフェスティバル」

エロマンガ先生13 エロマンガフェスティバルエロマンガ先生13 エロマンガフェスティバル
出版社:KADOKAWA
作者名:伏見つかさ
作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師名:かんざきひろ
絵師twitter:かんざきひろさん(@kanzakihiro) / Twitter
紙書籍通販:エロマンガ先生 13 エロマンガフェスティバル
Kindle版まとめ買い:エロマンガ先生
DMM電子書籍:エロマンガ先生 13 エロマンガフェスティバル

約3年振りとなるエロマンガ先生ですが、この13巻で完結です。
ハッピーエンドになるのがわかりきっていたラブコメですし、
予想通りであり、期待通りの最終刊でしたね。
こういうのが良いんです。

マサムネとエロマンガ先生の二人で紡ぎ上げてきた夢の物語も、
アニメ放送を経て、綺麗に仕上がっていましたね。
それを彩る周りの友人たちというのも良かったです。
エルフちゃんとムラマサ先輩はやはり最高だと思うわけです。

今回もメタネタが多かったですが、
電子書籍のポイント割引とか、実書店からすると大変だろうな、と思います。
ただ、私も購入している作品の9割近くが電子書籍で、
DMMのポイント還元セールとか使いまくってる身なので…
ちょっと申し訳ないかな、と思わなくもないですね。
あ、エロマンガ先生はちゃんと紙で買ってますから!
次回作からは電子になるとおもうけど…!

次回作といえば作中でマサムネが言ってたけど、
カレー屋として認知されたら次回作もカレーを出すのは当然というか。
まぁ、ここら辺は難しいところですね。
げんしけんが売れたらげんしけんを求められた木尾士目さんみたいな人もいるし…
逆に下ネタギャグ漫画が売れたのに僕ヤバという純愛ラブコメが売れた桜井のりおさんみたいな人も。
難しいところですよね、こういうのって。

それにしてもマサムネが15ヶ月連続刊行を予定していましたけれど、
これ、一番大変なのはエロマンガ先生だろうな、と思う訳です。
イラストレーターが売れっ子だと、そっちでスケジュールが律速するなんてザラですからね。
だからこそ原作者は外伝とか別シリーズを別イラストレーターで刊行しているわけですから。
マサムネの狂気のペースに付いていくとか、エロマンガ先生の愛ですよ、愛。
そこに一番紗霧の愛情を感じましたね…!w

とにもかくにも、最後まで綺麗に紗霧と正宗の、素敵なラブコメでした。
次回作もカレー、もとい妹モノのラブコメを期待しております。
時流に乗って異世界転生追放ざまぁ系妹ラブコメですかね!?w
もしくはシティーハンターをモチーフにした妹ラブコメな可能性も…!

:: 2022/8/14 日曜日::

■[ラノベ]エーレンフェストでの戦い「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身IX」」

アーレンスバッハで毒に倒れたフェルディナンド様を救出できたローゼマイン。
しかし、本物のディッターはエーレンフェストの礎を守るまで終わらないということで、
ダンケルフェルガーとアーレンスバッハの騎士を率い、
激戦区となっているゲルラッハへと援軍に駆けつけるが、そこには仇敵グラオザムが暗躍しており…

今回も書き下ろし短編が増量しての新刊となっています。
ローゼマイン視点以外でのエーレンフェスト攻防戦が語られているのですが、
これがまた面白いのです!
ローゼマインに語った一面だけでは気付けなかった裏側を知ることができて興味深かったですね。

ユーディットが感じた普通の貴族たちによる当たり前のような連座の感覚や、
シャルロッテ視点でのヴィルフリートの悪い意味での空気の読めてなさ、
そして、フロレンツィア視点でのヴェローニカとの対面とかは、
ローゼマインが決して知ることがない部分だろうな、と思いました。

ジルヴェスターとゲオルギーネの会話に関しては、
本当に二人は噛み合わないなぁ、と思いましたね…
前巻でゲオルギーネ視点での過去を読んでいたからこそわかったんだけど、
彼女は彼女なりに苦悩していたんですよね…
領主になるための努力をしていたのに、両親の方針で無理矢理剥奪されたのに、
ジルヴェスター本人はゲオルギーネが領主になれば良い、と言い放ったわけで…
そりゃ、怒りを買うに決まってますよね…

当時のジルヴェスターは両親の暗躍を知らなかったんだろうけど、
領主になって数年経っている今は気付いておくべきだったとは思います。
リヒャルダとか事情を知っている側近がいるわけなんですから。
こういった、無神経なことを言って相手を激怒させるところは、
ヴィルフリートと本当にそっくりだな、と思わざるを得ませんね…

肝心のローゼマインですが、
争いが苦手なのに激戦区を走り抜けた上に戦いに身を投じるとか、
そりゃPTSDになっても仕方ないですよね。
ただ、貴族として取り繕うのが上手くなったがために周りが気付けない、
というのも何とももどかしいものがありました。

そして一番面白かったのはやはり仮縫いの場面ですね!
暴走するダンケルフェルガーに翻弄されるのはエーレンフェストの常とはいえ、
ハンネローレ様に暴露されたせいでトゥーリやコリンナに色々知られてしまったのには笑っちゃいましたw

あと、外面を取っ払って本音トークをした時のノリとかもとても好きです。

「わたくしはアウブでもツェントでもどちらでも良いのです。わたくしの計画が図書館都市になるのか、図書館国家になるのかという些細な違いしかありませんから……」
「全く些細ではありません」

特にこの流れがメッチャ好きで…w
何度も読み返してしまいましたね!

ただ、そんな和やかな場面だけが続くわけではなく、
ラオブルートの暗躍がまだ続いているので戦いはもうしばらく続くんですよね。
エピローグでラオブルートの事情もわかりましたけれど…
政変の原因もそうだけど、後始末まで含めて全ての原因は王族の失態ですよね…
王族への恨みがあるラオブルートの事情を把握せず、
中央騎士団の団長を任せるとか、トラオクヴァールは本当に人を見る目がないな、と思いました。

ちなみに今回は特定の書店で販売されている紙書籍版特典が読みたくて、
アニメイトで買ったんですが、その特典SSが面白かったです!
トゥーリはやっぱりマインの姉であり、わかってるなぁ、と感心して大笑いしましたw
うーん、マイン…! お姉ちゃんにはバレバレだったよ!
ドンマイ!

:: 2022/7/31 日曜日::

■[ラノベ]少女たちの成長「ゴブリンスレイヤー」16巻

ゴブリンスレイヤー16巻ゴブリンスレイヤー16巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:蝸牛くも
絵師名:神奈月昇
絵師サイト:Light Of Night
紙書籍通販:ゴブリンスレイヤー 16
Kindle版まとめ買い:ゴブリンスレイヤー
DMM電子書籍:ゴブリンスレイヤー 16

王都にやってきたゴブリンスレイヤー一行は、
牛飼娘ちゃんたちと観光したりしながら過ごすんだけど、
馬上槍試合の観戦中に再会した王妹殿下の身に降りかかった呪いを解くため、
影武者の女神官ちゃんを残して小鬼蔓延るダンジョンに向かうのだった…!

ポリコレ棒で殴る自称正義の味方の厄介さが滲み出る16巻でした。
正義とは振りかざすものではなく、悪を問い続けるものなのですよ。
愚昧な輩にはちゃんと最後には鉄槌が降るあたりは、
とてもライトノベルって感じでスッキリしましたね。

女神官ちゃんが王妹殿下の影武者をやることで小鬼退治では不在となたっため、
わりと苦戦というか、困ったことになったことで、
女神官ちゃんの成長が見えてきましたね。
馬上槍試合でのトラブル対応といい、本当に成長してきていると思いますよ。

もちろん圃人少女も成長していて、
種族の不利だ何だと言われても、それを乗り越えて勝利するあたりはスカッとしますね!
それと、ゴブリンスレイヤーも主人公らしい活躍があって良かったです。
それにしても吸血鬼は生きていないからと、そういう倒し方をするとは…w
やはりゴブリンスレイヤーさんは流石だな…!

:: 2022/7/29 金曜日::

■[ラノベ]幼女のエマちゃんがとても可愛い「迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について」2巻

留学生のシャーロットさんと妹のエマちゃんの姉妹がお隣りさんで、
エマちゃんに懐かれた明人はプライベートで交流を深めるも、
クラスでは相変わらず嫌われモノ役を演じて孤立しようとしていた。
シャーロットさんにほっぺにキスされて少し距離が縮まったように感じたけれど…?

2巻でもエマちゃんの可愛さがとても素晴らしかったです。
明人に甘えまくりのエマちゃんが可愛らしくて可愛らしくて…!
正直、ここまで甘えられると保育園に行くのが難しいのでは、
と思っていただけに保育園に友達が出来て喜んでいたのは意外でした。

ただ、エマちゃんが通う外国人向けの保育園が予想とは違ったため、
ちょっとしたトラブルが起こってしまったのにはハラハラしましたが、
明人がとても良い仕事をしてくれたお陰で丸く収まったのにはホッとしましたね…
やはりエマちゃんには笑顔でいてもらわないと…!

そんな優しい明人が何故クラスでは自分から孤立しようとしているのか。
その全貌はまだ明らかになってませんが、
清水さんが少しだけ過去のことを教えてくれたので、
このままシャーロットさんが明人の心の壁を溶かしていけば、
そのうちわかるんじゃないかな、とも思いますね。

彰も爽やかに身を引いてくれたし、
むしろ応援するムーブをしてくれたので、
これからの両片想いな二人の甘いイチャラブに期待したいですね。
もちろん、エマちゃんの可愛らしさも大期待です…!

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