その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2025/9/15 月曜日::

■[ラノベ]ラブコメの波動を感じる…?「魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く」3巻

無事に19歳の誕生日を迎えた文弥と亜夜子の黒羽姉弟。
しかし大学生活は平和であることとイコールではなくて、
文弥は偶然、同じ大学のロシア系ハーフの阿部ミラが攫われそうな現場に立ち会ってしまう。
当然助けた文弥だが、この誘拐未遂事件から意外な背景が見えてきて…

今回はちょっとラブコメ要素が入ってますが、
この双子はどこまでも実家の仕事を重視しているため、
どうにもそっち方面に舵を切るようには見えませんね。
まだ亜夜子の方は可能性があるっぽいけど…
空澤さんが20代前半なのに老け顔なあたり期待が薄い気がします…w

ただ、助けられたミラは純粋にラブコメしてて微笑ましかったですね。
血筋的に四葉家の遠縁で、オルガリヒの愛人の孫で資金力もありながら、
白馬の王子様に憧れて、実際にユニセックスな文弥に助けられて、
とっても胸をキュンキュンさせてたのが可愛かったです。
誘拐されそうになったのに頭が平和すぎるとは思いましたが…
まぁ、だからこそ黒羽家にとってはNGが出てるのが可哀想だけども…

むしろ終盤に出てきた庄司さんが意外とポイント高かったですね。
まだまだ裏の世界は広いということでしょう。
達也への認識も有る意味で真っ当だし、バランス感覚もしっかりしてそうですね。
案外文弥のお相手には丁度良いかもしれませんが、はたして…?

:: 2025/9/13 土曜日::

■[ラノベ]幼馴染みのS級たわわ「俺の幼馴染がデッッッッかくなりすぎた」1,2巻

高校一年生にして180cmと大柄な手代木トウジが入学式で再会したのは、
小学生の頃に水泳教室で競い合っていた美濃りりさ。
幼い頃は「男の子になりたい」といったりりさだけど、
Sカップという驚異的な胸囲に育っており、日常生活に難儀していたので、
トウジは幼馴染みということでボディーガードを任されて…

夏のセールで買ってたのを今更読了しました。
巨乳ヒロインのラノベは今までも有ったけど、Sカップは初めて見ましたね!
盛るにしてもちょっとやり過ぎだろうだとは思いますが、
フィクションだからこれくらいやるのも有りなのかも…?

トウジとりりさは幼馴染みなので1,2巻の時点ではまだラブコメの気配は薄いですね。
でも幼馴染みの友情はしっかりとありますし、
Sカップという超巨乳のインパクトはめちゃんこあります。
カラーイラストからしてド迫力ですからね!

おっぱいを机に乗せたり、11kgのおっぱいビンタしたり、
おっぱい目当てのナンパや痴漢が群がったり、
服のサイズが合わないからお洒落が難しかったりと、
巨乳あるあるネタをしっかりやっているのは素晴らしいですね。
私も「月曜日のたわわ」で予習していたのでバッチリですよ!
まぁ、リアルでは学習できないんですけどね!

しかしまぁ、トウジの世話焼きレベルもかなり高いですよね。
自分の時間を使ってボディーガードしてあげたり、
りりさが気兼ねなく大好きなプールを楽しめるためにバイト代使ってプール貸し切りしたり…
大事な幼馴染みだからとはいえ、りりさのことをかなり大事にしてますよね。
これで付き合ってないんだから逆に凄いですよ。

2巻で出てきたJカップ王子様の通くんですが、
同性ということでりりさとの距離が近いのにもやもやするけど、
幼馴染み度ではトウジの方が上なのでちょっとスッキリしましたね。
あと、素がポンコツなので残念感が凄くて安心しましたw

りりさのメイド服も魅力的でしたね。
トウジは縫製はできないけれど料理ができるのは意外だったけど、
そう言えば確かに1巻でトウジの母が料理講師という設定があったから必然といえばそうなのかも。
そしてりりさが巨乳のせいで手元が見えなくて卵を割るのが下手というのも、
巨乳あるあるの一つで興味深かったです。

2巻ラストでラブコメの波動が観測されたので、
3巻ではラブコメ展開を期待したいところですね!

:: 2025/9/7 日曜日::

■[ラノベ]陰キャの概念が壊れる!「戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい」3巻

エイリアンから地球を救い世界の英雄になったけれど、
普通の高校生の日常を過ごしたいタカシ君。
しかし世界の歌姫のオリヴィアに新曲「I LOVE タカシ。マジで子作り5秒前」をリリースされ、
本名と特徴までインタビューで暴露されてしまい、
外堀が埋まりすぎて小高い丘になってしまったのだった…!

タカシくんの凄さが予想の3倍くらいあるんだけど、
本人にその自覚が薄いから周囲の女の子たちは大変なんだよね~w
幼馴染みの二人は肉食女子どころか肉食獣のようにタカシを狙ってるし、
世界ではオリヴィアもいるし、身近な所でも実姉の花梨にその友達の菫ちゃんもいるんですよ!
お互い、誰がタカシの貞操を奪うのかを競い合っているというのに、
知らぬはタカシばかりなり…w

というか水着を選ぶという、ラブコメ作品のお色気イベントが、
タカシの肉体美に対して思春期女子たちが大興奮するだけのものになるとか、
やっぱりこの作品のヒロインたちはちょっとクレイジーだな!
まぁ、肉欲に狂ってしまっているヒロインたちがこれはこれで魅力があるんですけどね!

ざまぁに関しても今回は2本あるので、そういったのが好きな人にもオススメです。
文香ちゃんを狙った詐欺犯に恐怖を徹底的に叩き込んで土下座させるのも爽快だったけど、
タカシを陥れようと濡れ衣を着せようとした花村くんを、
彼が得意なバスケで完膚なきまでに叩きのめしたのも爽快でしたね!

花村くんは言動からして考えが浅すぎるバカでしたが、
それ故に同情の余地が全くなかったので、ざまぁ感がとても出ていましたね!
逆にタカシがハブられる元凶となった天乃くんは中途半端に賢いせいで、
色々と察し始めてストレスがマッハすぎるのには笑っちゃいましたねw
自業自得とはいえ、これからの天乃くんのストレスは半端ないことになるので、
ちょっと同情しちゃうかな…w

書籍版書き下ろしではタカシに関する情報統制がガバガバだった舞台裏がわかりますが、
それと同時に軍のお偉いさんたちのクズっぷりもちょっとお出しされてますね。
イラッとくることもあるけれど、
それで苦労している総監も色々とやらかしているので、
どっちもどっちって感じがしないでもないかな…?

タカシを巡る女の戦いは熾烈になる一方だけど、
はたして誰が正妻の座を射止めるのか…
もう英雄なんだしハーレムでも良い気がするぞ…!

:: 2025/8/31 日曜日::

■[ラノベ]歪なバランスで成り立つ友情と国際情勢「みつばものがたり 呪いの少女と死の輪舞」3巻

革命を乗っ取り、ローゼリア共和国大統領となったミツバ・クローブ。
根っからの共和主義のサンドラを目的のために妥協を引きずり出し、
野心が隠しきれないクローネとは20年後に禅譲することを約束し、
士官学校での友人二人と歪なバランスを取りながら、更に他国からの干渉を撥ね除けて…

2年ちょっとぶりの新刊です。
コミカライズ版はこの3巻の中盤までで完結になってしまいましたので、
続きを知りたい方は是非この書籍版か、Web版を読まれるとよろしいかと思います。
クレイジーすぎる展開の目白押しで楽しいよ!

ミツバが参加した戦争の相手であったプルメリア帝国だけど、
皇帝ルドルフは臆病だけど、だからこそミツバのおぞましさを正確に看破したのに、
宰相と参謀が甘く見たせいで条約破りをしてしまったがために、
盛大なしっぺ返しをされてるのは「ざまぁ」感が凄くて爽快でしたね!
頑張って止めたのに巻き込まれた皇帝はちょっと可哀想でしたけど…w

外患もプルメリアだけでなく、怨敵リリーアの他にもカサブランカやヘザーランドと、
干渉してくる他国は数あるんだけど、
内憂もまだまだあるんですよね。
ギロチン送りで粛正の嵐にしても、元王のルロイさんが大人しくしても、
王弟フェリクスを討伐しても、一番の内憂が野心を止められないクローネなんだよねぇ…

クローネもミツバの本質の一端は理解しているし、
ミツバのことを得がたい友人で戦友だと思っているんだけど、
それでも野心が止められないのが、狂ってますね。
そりゃミツバの友人をやれているわけです。

狂っているといえばミツバ政府の閣僚もアルストロくんを筆頭に狂ってますが、
その狂奔の中で自分の理想のために現実の中で足掻き続けるサンドラは、
とても苦労人だな、と思いました。
まだまだ苦労が加速すると思うけど、潰れないようにしてほしいですね。

次は今まで交渉で何とかしてたせいで軍事力が低いカサブランカですね。
彼等がどのような報いを受けるのか…
とても楽しみですね!

:: 2025/8/25 月曜日::

■[ラノベ]主人公はパチンカス以上ヒモ未満!「アルト・ザ・ダイバー 異海ダンジョンに挑む冒険者と魔物握る寿司屋」1巻

日本を襲った大震災を経て、大隅海峡に突如出現した異界ダンジョン。
政府が震災復興で手一杯な隙を見て、
オケアノス海運が人工島の三岳島を作り無謀な冒険野郎からピンハネしまくっていた…
そんな三岳島でしぶとく生き残っている界村アルトは、
日々のパチスロ代のために危険な海に潜るのであった…!

「異世界から帰ったら江戸なのである」や「ブラック・トゥ・ザ・フューチャー 坂上田村麻呂伝」といった、
奇想天外な作品ばかりを書かれる左高例さんの新作ですね。
左高例さんにパチスロヒモ野郎を主人公の作品を書かせるとか、
編集さんはかなりわかっておられますなぁ…w

まぁ、まだアルトはヒモにはなってませんよね、うん。
魔寿司を経営するウリンとエリザには仕事を恵んで貰ってはいるし、
残飯を恵んで貰ってはいるけれど、ヒモまでは行ってないですよ。
現状では、っていう注釈はつきますけどね…w

アルトは死亡率が高すぎる三岳島で生き残ってるだけあって、
何というか、バイタリティーがあるというか、しぶといというか…
わりと絶望的な状況でも何とか生き残ってるところは素直に凄いと思います。
それでいて無事生還して一攫千金しても借金の返済とパチスロに消えるあたり、
諸行無常の響きありって感じではあるんですけどね…w

しかしまぁ、音速マグロとか物理学的にとんでもなさすぎる魔物を出してきて、
それを何だかんだで捕獲する術をお出しするだけでなく、
寿司にして食っちゃうとか、奇想天外すぎる展開の目白押しですね。
それでいて読んでるときちんと面白いから不思議すぎますが…

アルトが海の中で出会ったガンダム…、もといセンセイはわりと謎だらけだけど、
中身は巨乳の美女なので全ては許されますね…!
アルトはベテランだけどどうしようもないのに比べて、
センセイはネットの間違った使い方はすれども堅実なので、
魔寿司で暮らしながら楽しい冒険をしていきそうです。

それにしても1巻ってなってるから続刊が出るんでしょうか…
2巻以降になってもアルトはパチンカスのままであろうことは容易に想像はつきますが、
ヒモになるかどうかは微妙なラインですね。
エリザは簡単に騙されてヒモにしちゃいそうですが、
案外センセイあたりがアルトをヒモにする可能性がなきにしもあらずかもですね。
はたして誰にヒモになるのか…
そこがちょっと気になるところですw

:: 2025/8/10 日曜日::

■[ラノベ]恋に翻弄される可憐な武闘派乙女「本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生」2巻

グルトリスハイトを得たツェントが立ったから平和になったユルゲンシュミットだけど、
ローゼマインとハンネローレが在学中に何も起こらないはずがなく…
今度はフェルディナンドに異常事態が起こったため、
時の女神の伝言役としてハンネローレに降臨され、
ローゼマインは過去の世界へと旅立つという時かけ状態に!
一方、時の女神の力で過去に戻ったハンネローレは大切な気づきを得たんだけど…

「本好きの下剋上」第三期のアニメ化が決定して盛り上がっておりますが、
第五部のその後を綴ったこの外伝2巻も大盛り上がりですよ!
第五部コミカライズよりも先にこのハンネローレ貴族院五年生のコミカライズが決まりましたし…
というか、この外伝から読み始めても理解できるのか心配ではありますね。

さて、本編ですが…
色々と翻弄されるハンネローレ様がとても可愛らしかったです。
イケメンに口説かれるとか乙女ゲームみたいなシチュではあるのですが、
主人公がハンネローレ様ということもあり、あまりそういった印象は受けません。

とはいえ、しっかりと可愛らしさはあるんですよね。
ケントリプスの求婚めいた言葉に赤面するハンネローレ様が可愛いし、
ラザンタルクの不器用だけど実直な言葉に心を打たれるハンネローレ様も魅力的だし、
オルトヴィーンの真摯だけど、時期を逸した救いの手を拒絶するハンネローレ様は切なかったです。

そういった恋に翻弄されるハンネローレ様だけど、
神々の世界と、一年前の世界での気付きのお陰で領主候補生として大きく成長されましたよね。
ツェントを相手に毅然とした態度で必要なことを指摘するだけでなく、
ダンケルフェルガーの利を見据えて、譲るべき所とそうでない所を見極めて、
しっかりと交渉する所は特にそう思えました。

また、ラザンタルクがずっと思っていたように、
ハンネローレ様は可愛らしい見た目と言動に読者すらも惑わされがちですが、
その本質は根っからの武闘派の女傑なんですよね。
幼い頃にレスティラウトに心を折られたことと、
女性としての教育を受けたことで見えにくくなっていただけで。
それが本物のディッターと、神々の世界を経験し、
ラザンタルクの言葉でその本質を取り戻せたのは喜ばしいと思います。

ただ、そのせいでオルトヴィーンの想いが叶わなかったのは可哀想でしたね…
エピローグがオルトヴィーン視点だったことで読者にはわかりましたが、
オルトヴィーンは彼なりに、とても真摯に想っていたんですね…
ただ、恋はタイミングが全てなので、
貴族らしく、丁寧に準備をしたがために、機会を逸したのはね…
本当に、彼こそが「間が悪い」んだと思います。

それに比べて他の男達ときたら…
特にヴィルフリートには何度目かの失望を禁じ得ませんでしたね。
1巻の特典SSで自分の未熟な所を実感したばかりだというのに、
今回も致命的な失言をうっかりしてしまうとか、まるで成長していないんですよ…

その尻拭いに奔走するシャルロッテ視点のSSを見てると、
本当にシャルロッテには同情してしまいます。
父であるジルヴェスターも失言が多い人でしたけど、
それでも領主としてそれなりに考えていたし、
ゲオルギーネの件で自分の至らなかった所を大きく反省したと思います。

それに比べてヴィルフリートは「一見反省したようで実際は反省していない」
というのはシャルロッテが看破した通りでしょう。
今までローゼマインにとってヴィルフリートはどうでも良い存在だったので、
わざわざ指摘することはしていなかったんでしょうけれど、
シャルロッテにとっては実兄な上、まだ領主候補生ですからね。
次期アウブとして監督する必要があるのも大変だなぁ…

ヴィルフリートの側近も理解度が浅いのがいるのは、
次期アウブから外されたことでやる気を失ったのか、元から盆暗だったのか…
どちらかというと後者な気がしますね!

それにラオフェレーグのように途中から上級貴族に落とすのは難しいのかもですけど、
そういった可能性もゼロではないな、と思います。

そしてダンケルフェルガーのラオフェレーグですが…
これはもう、色々とダメダメすぎてゲンナリしましたね…w
ドラマCDのSSで、実妹のルングターゼちゃんにすらも見限られてますが、
それも仕方ないと思えるくらいにダメダメでした。

ヴィルフリートですら諭されたら何が悪かったのかは理解できてたけど、
ラオフェレーグは理解すらもできてなさそうな気配が強いですね。
ライヒレーヌは実母の欲目があったんでしょうけど…
ダンケルフェルガーほどの大領地でもこういった母親はいるものなんですね。
エーレンフェストのヨナサーラやダールドルフ子爵夫人のように、
我が子のことで盲目となる母親はそれほどに多いということでしょう。

今回の特典SSはヒルデブラント視点でしたが、
彼は彼なりに反省しているようでしたね。
レティーツィアとの仲が少しずつ深まっているのは良いと思うのですが、
マグダレーナ様の予想は甘々すぎると思いますよ。
フェルディナンド様が王命廃止を容認するような甘えを許すはずがありません。
王族がどれだけ酷いことをしてきたかという自覚がまだ薄いのではないでしょうか?
ブルーメフェルトの一部を割譲してアーレンスバッハを作らせるんじゃないかなぁ…
フェルディナンド様は「敵は削れる時に削られる所から削られるだけ削るものだ」と認識してそうw

最後に翻弄されるエグランティーヌ様視点のSSですが、
彼女は彼女でとても大変そうで同情しますね。
まぁ、王族の自業自得ではあるんですが、
一番罪を背負うべきトラオクヴァールが悠々自適のアウブ生活をしているのに比べると、
苦労を背負い込みすぎて可哀想だな、と思いますw

神々関連の苦労は完全に巻き込まれですが、ツェントとしての本来の業務なんだろうけど、
ジギスヴァルトに迷惑を掛けられまくるのだけは本当に可哀想ですね。
アウブ・ダンケルフェルガーも指摘している通り、不穏分子でしかないので、
今回の件を機に排除するのも一つの手ではないかな? と思います。

続きの3巻はまた来年発売になるのでしょうか?
Web版では3巻分の内容は既に更新済みではあるのですが、
完結までにはもうちょっと掛かりそうなんですよね。
このペースでは全4巻くらいになりそうな予感がします。

それにローゼマイン視点の続編も楽しみだし…
本当に、まだまだ「本好きの下剋上」は楽しめそうです。

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