その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2022/2/17 木曜日::

■[ラノベ]聖都の奥に巣くいしモノ「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」3,4巻

神聖ミスラ教国編、前後編かと思ったら前中後編の3部作だった!
というわけで3巻で始まり4巻がクライマックス直前のため、
最高に面白くなりそうなのが次の5巻になります。

ノールの何気ない願いで魔族のロロを受け入れたため、
神聖ミスラ教国から敵視されてしまった所に、
そこの王子様の成人式に婚約者として呼ばれたリーンたち。
あっという間に本性を現した教皇ミスティラだったが、
ノールは相変わらずの天然勘違いでドンドンと核心に迫っていって…

物語の設定が中々に凝っているんだけど、
それに気付かず天然で解決へと突き進むノールが最高に面白いですね。
あらゆる罠を踏み抜いてしまうという才能の無さのせいで、
王国でも教国でもダンジョンのラスボス一直線とかパないっす。

そんなノールの天然っぷりを勘違いしてしまうリーンも面白いんですよ。
ノールがさり気なくやった超絶技巧をすぐに習得してしまうとか、
リーンもかなりの天才だとは思うんですけどね。
先に自力で成し遂げちゃうノールの方がやっぱり何枚も上手の天才なんだと思います。

それにしてもアスティラたち賢者の杯に起こった事態は悲劇だよなぁ…
特にロイが悲惨すぎて…
4巻ラストで語られたロイとオーケン、アスティラたちの出会いと、
その別れを知ってより悲しくなってしまいましたよ。

それだけに次の5巻ではそれら全てを画策したラスボスを、
ノールがボコってくれるはずなので楽しみですね。
やはり悪役はノールが天然でボコってこそですよ。
今から楽しみです。

:: 2022/2/15 火曜日::

■[ラノベ]主人公本人だけが知らない英雄譚「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」1,2巻

有用なスキルを得られなかったが故に冒険者として最下級の更に下、ランクFのノール。
しかし、本人も預かり知らなかったが基礎スキルの熟練度が人外レベルで、
ステータスもカンスト気味なんだけど知らぬは本人ばかりなり。
ノールは自分が初心者レベルだと勘違いしているけれど、
周りの人間は規格外の強者だときちんと認識している勘違い英雄物語です。

コミカライズ版→Web版→書籍版という流れで読んだのですが面白かったです。
丁度良い区切りがあるので1,2巻をセットで読むことをお勧めしますね。
一応1巻のラストに山場があるようにWeb版から敵が一人追加はされてますが、
それでも2巻ラストで一気にカタルシスが解消されるのが気持ち良いので、
一気に通して読んで欲しいです。

ノール本人は自分のコトをまだまだ未熟者だと思っているのに、
勘違いに勘違いが重なって偉業を成し遂げていく展開が笑えますし、
周りの人間はノールが勘違いしているのに気付かず、
ノールの偉業をきちんと認識し、称えているが更に面白いです。

また、ノール本人は気を遣ったり助けているつもりなのに、
全ての元凶である皇帝を恐怖させた上に、
最後にはきっちりとカタにハメているのがスッキリしますよね。
やはり悪役はきっちりと報いを受けるべきですよ。

ノールが主人公の英雄譚としても面白いし、
勘違いが重なり合って紡がれる物語も面白いし、
ノールによって救われる魔族の少年ロロに感情移入して心が温かくもなります。

Web版だけでも面白いですが、書籍版でのカワグチさんのイラストがとても良いので、
書籍版もかなりお勧めしますね。
カワグチさんの絵によってノールやリーン、そしてイネスに命が吹き込まれ、
キャラクターの印象に深みがグッと増していますので。

:: 2022/1/9 日曜日::

■[ラノベ]銀座事件、勃発「ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり」前編

ゲートシリーズのその前日譚というか、
冒頭でさらっと流された異世界<特地>からの侵攻軍が、
銀座から日本を侵略してきたところを丹念に綴った物語です。

コミカライズだと冒頭20ページに圧縮されていたシーンですが、
それに新たな登場人物を加えた上で物語を膨らませて面白くしているのです。
ただ、膨らませすぎたのか前後編になってるっぽくて、
まだ戦争一日目の部分しか書かれていません。
まぁ、それでも充分面白いんですけども。

新キャラとしては新人婦警、もとい女警の沖田聡子さんが良いですね。
帝国の先鋒であるゴブリンと真っ先に相対した上で、
幼女を護り、精一杯頑張るも力及ばない場面が多々あった上で、
最後のところでアレですからね。
しかしまぁ、難儀な恋をするもんですわ…

それにしても相変わらずこの作者さんはマスコミ嫌いですよねぇ…w
実際私もあまり好きではないですが、
マスコミがマスゴミと言われるところを余すところなく書いており、
読んでいると自然とストレスが溜まっていってしまいます。
最近の新人局アナだと雲仙普賢岳のことも知らない人、実際に居そうですよね。
当時テレビを見ていた人間としては、アレは忘れるのは難しいですが…

帝国の上の人間はわりと有能なんだけど、
日本を相手に蛮族呼ばわりなのには流石に失笑でしたね…
まぁ、日本の有能な上層部がある意味事故で次々と落命していき、
無能な働き者の代名詞のような警視庁副総監と、
最悪の副総理のせいで後手後手になっているのを見ると、
蛮族呼ばわりも仕方ないかな、とも思いますが…

緊迫した展開の連続の中、伊丹の飄々としたところが光っていますが、
後編では更に伊丹が活躍しそうだし、自衛隊も本格的に参入しそうですからね。
爽快感は後編に期待したいところです。

:: 2022/1/7 金曜日::

■[ラノベ]始祖シャルルの宣戦布告「魔弾の王と凍漣の雪姫」9巻

魔弾の王と凍漣の雪姫9巻魔弾の王と凍漣の雪姫9巻
出版社:集英社
作者名:川口士
作者サイト:一〇八(仮)
作者twitter:川口士さん(@kawaguchi_tsu) / Twitter
絵師名:美弥月いつか
絵師サイト:COLOR GIMMICK – 美弥月いつかの公式サイトです
紙書籍通販:魔弾の王と凍漣の雪姫 9
Kindle版まとめ買い:魔弾の王と凍漣の雪姫
DMMブックス:魔弾の王と凍漣の雪姫 9

バシュラル軍を打ち破り、王都を奪還したレギン王女とティグルたち。
あとは領地に戻ったガヌロンを討伐するだけとなったと思いきや、
ガヌロンはキュレネーの助力を得て、ファーロン王を依り代に建国王シャルルを蘇らせていた。
ファーロンの肉体とは思えぬ武力を見せるシャルルにティグルたちはどう立ち向かうのか…!?

シャルルが予想以上に手強くてビックリです。
建国した始祖ということでカリスマはあるだろうと思ってましたが、
まさか武力においてもロランを圧倒するほどとは予想外というか…
ファーロン王の肉体というハンデがありながら、凄すぎる。

その豪胆な性格や大胆な戦術は確かに魅了されるべきものがあります。
確かにこんなカリスマに仕えていたのならファーロン王ではガヌロンも物足りなかったでしょう。
だからといってガヌロンの悪行三昧が肯定されるものではないのですが。
シャルルがガヌロンを誅する可能性もなきにしもあらずだけど、それは今すぐって訳じゃないだろうしなぁ。

ティグルとミラのラブコメもとても良い感じでしたが、
リュディが全く諦めてない上に、共闘を申し出てきて大変にワクテカです。
確かにレギン王女を相手にするならミラだけだと厳しいですもんね。
とはいえリュディと違ってミラには独占欲というものもあるだろうし…
読者としてはティグルがハーレムを作っても問題はないんですけども!

それとザイアンですが、相変わらず妙な面白さがありますね。
ヤンキー更生モノに近い面白さがあります。
侍女のアルエットと副官となったデフロットが良い感じにザイアンを助言し、
出来の悪い子が少しずつ成長するのが目に見えて微笑ましいです。
前作では序盤の噛ませ犬でしかなかったのを考えると感慨深いです。

始祖シャルルとの戦いはまだ始まったばかりなので、
これからもティグルたちを苦しめると思いますが、
何とか乗り越えた上でミラと添い遂げて欲しいと思います。
次巻も楽しみです。
というか早く電子書籍版を出して欲しいです。
紙版は既に出ているんだから。

:: 2022/1/5 水曜日::

■[ラノベ]南国の青春「西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~」12巻

学生にとって忘れられないメインイベントである修学旅行。
西野たちの旅行先はグアムということで、
海外での活躍っぷりに前例がある西野はまたも輝いてます。
一緒の班の荻野、松浦さん、そして委員長とともに南の島で青春をエンジョイだ…!

委員長による西野調教プロジェクトが悉く失敗しながら、
最後には思惑と違ったところに綺麗に着地しているのが笑えましたね。
色々とやらかしてきたことを自覚した委員長が、
今回も攫われて暴力で解決し、西野に胸キュンしてしまうとか、とても魅力的でした。
やはり暴力… コミュニケーションも暴力が解決する…!

それにしても松浦さん、気持ち良いほどに悪い女ですね。
松浦さんに翻弄される荻野くんも可哀想に見えて、
わりと青春している感じでとても良いポジションだと思います。
西野のことを慮って一緒の班になってくれるとか、わりと良い奴ですしね。
あの後、松浦さんとヤレたのだろうか…
そこはちょっと気になるな…

今回も新ヒロインが出た上に西野とわりと良い感じになってて、
委員長としては内心モヤモヤが溜まっているというのに、
恥じらいから自分の気持ちに嘘をつき、それを西野に聞かれるというイベントが発生したため、
フラグが微妙に折れた音が聞こえたけれど…
うーん、どうなるのかなぁ…

次回でシリーズ完結とのことで、どういった着地を見せるのか心配であり楽しみです。
委員長に勝ち目はあるのか?
そしてローズとガブちゃんにも勝ち目があるのか…!?
楽しみです。

:: 2022/1/3 月曜日::

■[ラノベ]癖っ毛のプリンセス「いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました」5巻

騒動の後に不滅竜の親子に慕われ、魔人族のセレスには傅かれることになった士郎。
しかし不滅竜とセレスの仲はとても悪く、一触即発どころか軽く壁崩壊の憂き目に。
そして時を同じくして王都に出向いているジダンからSOSを暗示する手紙が届き、
仲間の窮地を感じた士郎は頼りになる不滅竜とセレス、それにアイナちゃんを伴って王都に向かうことになり…

今回は王都で強気だけど可哀想なお姫様を助けるミッションでしたね!
第一王女のシェスは第二王妃に身体的特徴で虐められることで、
癖っ毛という些細なことにコンプレックスを感じてしまうけれど、
士郎のお陰でそれを克服し、乗り越えていくという展開が良かったです。
そこに日本で発展した縮毛矯正という技術を使うのがこの作品らしいですね。
それにしても士郎… 商売人とは違うベクトルの技術を学んでいくな…w

不滅竜のママゴンさんとセレスさんのキャラも良いですね。
二人とも人外で仲が悪いけれど、士郎のためには一致団結するところが良いです。
あと、今回はパティにもすあまも出番があってほっこりしましたね。
もちろん、シェスとアイナちゃんの八歳児の二人のやりとりにもほっこりしました。

ただ、一つ心配なのが第二王妃の娘であるパトリシアちゃんですね。
セリフもないのでどういった子なのかはわかりませんが、
母親がアレだけで、普通の女の子な可能性もあるだけに、
事態に翻弄されて可哀想な目に遭ってないのかがちょっと心配です。

まぁ、シェスは面倒見が良いですし、厄介な母親も士郎たちのお陰で居なくなりましたしね。
もし良い子で、困っているならシェスが助けないわけがないと思うので、
あまり心配はいらないかもしれません。

次回はニノリッチに舞台を戻すみたいなのでシェスの出番はないかもですが、
異世界冒険っぽい展開にはなりそうなので楽しみですね。
ママゴンさんとセレスがいればどんなトラブルも解決できそうですし。
ただ、その分ロイヤーさんたちが活躍する場面は皆無になりそうですけどもw
6巻も楽しみです。

HTML convert time: 0.150 sec. Powered by WordPress