のうりん 14巻 6月14日発売!
待望の、のうりん完結巻!
:: 2016/9/15 木曜日::

■[ラノベ]フェルディナンドの演奏会「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~」 第三部 領主の養女I

領主の血縁なのをいいことにやりたい放題だった神殿長と、
彼に協力した他領の貴族の悪辣な策略を打ち破ったものの、
マインは愛する家族を守るために別れて戸籍ロンダリングし、
上級貴族の娘ローゼマインとなった上で、
そこから領主の養女となるべく教育を受けることになり…

権力を得たために本作りのために更に暴走するローゼマインことマインの、
変わらない中身に安心しつつも、
家族との交流を禁じられて遠目に見るだけになった現状が寂しかったです。
その僅かな逢瀬に凝縮された愛情がとてもいとおしくて涙が出ちゃいますね…
しかもトゥーリが最後の約束を守るために努力を重ねているところとかも、
地味に涙腺を刺激してきちゃうんだよなぁ…

また、領主の養女として印刷業を広めるために寄付金を集める必要があるのに、
虚弱すぎてお茶会も開けないとは相変わらず逆境すぎるけど、
そこを前世の知識で手段を講じて乗り切るという展開は面白かったですね。
特にチャリティーコンサートとか発想が女性らしくてとても新鮮でしたし、
神官長のファンである母・エルヴィーラの暴走っぷりがとても楽しかったです。(笑

それにしてもアン○ンマンのマーチをアレンジして恋歌にするとか、
一体どんな風になったのか非常に興味深いですね。
これは是非アニメ化して聞かせていただきたいところです。
JASRACに怒られない範囲内で良いので!(笑

今回は神官長フェルディナンドの意外な一面が見られてとても面白かったです。
貴族の女性からアイドルのような扱いを受けるとか、
養育係だったリヒャルダに頭のあがらないところとか。(笑
フェルディナンドはマインにとってこれからもっと大切な人になってくるので、
どんどん色んなところを見せてくれると思います。

それはそうと「となりのトト□」のネコバスに発想の着想を得て作った、
マインの騎獣であるレッサーくんをやっと絵で見ることができて感動しました。(笑
今まで何となくほわほわっとした感じで想像することしか出来なかったので、
椎名優さんが愛くるしい姿をはっきりと具現化してくださったお陰で、
これからは本文を読んでてもイメージを明確に描くことができそうです。

やっぱり書籍化されて、椎名優さんがイラストレーターで良かったなぁ…
と、しみじみと思いました。

:: 2016/9/11 日曜日::

■[ラノベ]南の海と四葉の兄妹「魔法科高校の劣等生 20 南海騒擾編」

魔法科高校の劣等生 (20) 南海騒擾編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-09-10 )

Kindle版まとめ買い:魔法科高校の劣等生

今回の魔法科高校は1冊のボリュームに収まっているので丁度良い塩梅です。

四葉家の仕事で沖縄に訪れることになった司波兄妹。
表の仕事では5年前の沖縄戦の追悼行事への出席ということだったが、
裏の仕事は久米島沖の人工島竣工記念イベントを狙ったテロの防止。
折しもあずさたち卒業生たちの卒業旅行も沖縄で、
更にほのかと雫も北山家がイベントに招かれている関係で合流して…

沖縄だから水着イベントがあるかと思ったけど、春先だったのでなかったでござる…!
いや、それでもほのかはアグレッシブに攻めてくれたので水着0ということではなかったですけどね!
むしろ深雪さんは脱がないからこそのエロさがあるというか。
雰囲気に酔った深雪さんの積極性も良かったですし、
寝込みを襲おうとしているところはとてもキュンキュンしましたね!
やはり兄妹から婚約者に変わったことでリミッターが解除されつつあるのでしょうか。
呼び方も変わってきてますしね。

テロ防止作戦ですが、まさか大亜連合のあの二人が今度は友軍として参加するとは…
生きたまま捕虜にしたから捕虜交換があったとは思ってたけど、
降格とかされてなかったのは意外でしたね。
「灼熱のハロウィン」で十三使徒が死んだことから考えると、
精鋭が欠けたとかの台所事情があるのかもしれませんが。

テロ作戦ですが裏から糸を引くイギリスの黒幕っぷりがなんともイギリスらしかったですね。
それに操られたオーストラリアから来たテロ作戦応援要員の二人が可哀想になってきます…
世界の裏側では老獪なジジイたちが暗躍しているので、
まだまだ面倒な事態になるでしょうね。
次回から司波兄妹は三年生に進級することになりますが、
学校のイベント以上に四葉家として、魔法師として大変になりそうで心配です。

:: 2016/9/4 日曜日::

■[ラノベ]鉄腕RADASH! 5人は異世界で水路を作れるのか!?「第七異世界のラダッシュ村」

第七異世界のラダッシュ村 (星海社FICTIONS)
著者/訳者:蝉川 夏哉 はみ
出版社:講談社( 2016-07-16 )

作者サイト:ここは地の底
作者twitter:蝉川夏哉@カクヨム迷宮の子(@osaka_seventeen)さん | Twitter
絵師サイト:musica
絵師twitter:はみ(@hami_mi)さん | Twitter

去年友人のラノベ作家に「次、どんなジャンルが流行りますかね?」と聞かれた時に、
「鉄腕DASHかモンハンかな。異世界に転移したTOKIOが村作りしながらモンスターを狩る」
とか適当に応えてたら全然別な作家さんからマジでそんな感じの本が出ちゃったよ!
いや、モンスターは狩らないけど!

この作品はタイトルから連想できるようにほぼ間違いなく鉄腕DASHが元ネタです。
宇宙開発よりも異世界開発が進歩した並行世界の地球で、
フリーライターの海野啓太郎を含めた男5人が異世界転移事故で、
全く未知の異世界である第七異世界に転移しただけでなく、
そこで人類初の異世界人と邂逅し、救助が来るまで村作りをするという内容です。
もちろん、水路も作るよ!(笑

鉄腕DASHもそうだけど、どうすれば生活を豊かに出来るのか、
手持ちの材料から考え、工夫していくのが面白いんですよね。
畑を作って何を植えるのか、現地でお金を工面するのに何を売るのか。
そういったアレコレを試行錯誤しながらやっていくのが面白いんですよ。
掘っ立て小屋ではなく高床式の方が圧倒的に文化的な暮らしが出来るけど、
そのためには木材が必要で、でも現地の森林資産は厳重に管理されているとか、
壁が立ちふさがっているんだけど、悲壮感はないというか。
さぁ、これからどう解決していこう、という前向きさが見えているのが良いですよね。

それと現地人との交流も面白いです。
お互い言葉が通じない中で、「これはなんだ?」という言葉を手に入れてから、
次々と単語を獲得していき現地の言葉を覚えていくスタイルが良いですね。
昔、アイヌ語の研究家が樺太に渡って現地の言葉を調べるのに、
似たような体験をされている本を読んだことがあるのでとても納得できる内容でした。

それに、先述したように森林資産を厳重に管理しているのも、
江戸時代の日本も同様な制度があったみたいだし、
異世界の文化風習が練り込まれているのも興味深かったですね。
異文化交流の面白さも詰まっていてとても面白かったです。

ただ流石にこの内容を一冊に纏めるのは難しいみたいで、
まだまだ序盤って感じはしましたね。
続きがありそうな終わり方だったし、
できれば続いて欲しいところです。

:: 2016/9/3 土曜日::

■[ラノベ]十二神将たちの戦い「東京レイヴンズ EX4 twelve shamans」

東京レイヴンズEX4 twelve shamans (ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2016-08-20 )

作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平(@k_aza)さん | Twitter
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵(@suminiku)さん | Twitter
Kindle版:東京レイヴンズ EX4 twelve shamans
Kindle版まとめ買い:東京レイヴンズ

東京レイヴンズの最新巻は短編集の4冊目のEX4!

…まぁ、長編の続きはかなりボリュームが大きそうなので、
執筆に時間を取られるのも仕方ないでしょう。
今回はBD/DVD特典の中編2つをメインにした、
十二神将たちの物語が綴られています。

表紙にあるようにメインの中編2つの主人公は鈴鹿と大友です。
鈴鹿の方は十二神将になってからのアイドル的な活動をさせられながら、
目的に向かって虎視眈々と準備を進めている用意周到さに、
鈴鹿の優秀さが現われていると思いますね。
まぁ、それすらも手の平の上で踊らせているような天海のじいさまの方が凄いですけど。
あと、式神のソハヤとの別れは物悲しかったなぁ…

そして黒子こと大友陣の中編ですが、これもまた面白い!
あざの耕平さんはおっさんが主人公の方が筆がノッてる気がします。(笑
本編中では語られなかった片足を失った原因にして、
蘆屋道満との初対決の詳細が語られているわけなんですが…
大友の合理的な判断による撤退っぷりがカッコイイんですわ。
勝利ではなく撤退で魅せるとか凄いなぁ、ホント。

さて、次こそは本編の続きでしょうが…
中々に難産っぽいですね…
物語の核となりそうな部分なだけに大変かとは思いますが、
あざの耕平さんならきっと楽しませてくれると知っていますので、
首を長くして待っていようと思います!

:: 2016/8/30 火曜日::

■[ラノベ]神々の思惑「強くてニューサーガ」7巻

強くてニューサーガ 7
著者/訳者:阿部 正行
出版社:アルファポリス( 2016-08 )

作者サイト:阿部正行
絵師twitter:布施龍太(@chameleonrock)さん | Twitter

第一皇子暗殺に端を発するガルガン帝国の内戦を早期に終わらせたカイルたちは、
裏から暗殺の糸を引いていたメーラ教の総本山に師・レイラに招かれることに。
メーラ教の狂信的な一面ばかりを見てきたカイルは最大限に警戒するが、
聖地で待っていたのは予想以上の存在で…

メーラ教の聖下の正体ですが、ちょっと予想以上でしたね。
まさか女神メーラそのものだったというのもそうですが、
そのキャラクターというか性格も予想以上にマシで驚きました。
でも確かに聖下の正体が神そのものなら信徒が狂信的になる理由もわかるというものです。
その教えを曲解して利用しているあたりが人間の業だなぁ、とも思いますが。

この7巻は今まで頑張ってきたカイルへのご褒美回であり、
初心を思い出す回でもありましたね。
世界を救うというのは結果であり、目的は身近な人々を救うというところは、
カイルは理想的な英雄ではなく、俗世的な人間であることが如実に現れていると思いました。

それにしても古代ザーレスが滅びた原因が魔力の枯渇ではなく、
神罰だったとは…
神罰の具体的な内容が気になるところだけど、何なんだろう…
出生率が0になるとか…?
うーん、謎だなぁ。

謎といえば次期魔王である黒翼の魔族の正体ですが、
こちらも気になりますよね。
物語の核心なだけに明らかになるのはまだ先でしょうが、
明らかになる時が今から楽しみです。

:: 2016/8/24 水曜日::

■[ラノベ]怒涛の笑いのツボが読者を襲う! 見よ! これが抱腹絶倒だ!!「普通のおっさんだけど、神様からもらった能力で異世界を旅してくる。疲れたら転移魔法で自宅に帰る。」1巻

しめ鯖丸さんもとい、霜月緋色さんの作品がついに書籍化だー!

しめ鯖丸さんは例に漏れず小説家になろう – みんなのための小説投稿サイトで活動していた方なんですが、
デビュー作の「俺がロボットゲームで世界を救う物語」の頃から面白かったんですが、
どうもニッチな方向でその才能を発揮しまくりで、
神さまにチート能力もらって転生したらオークだった」とかキレッキレで超絶に笑えるんですが、
主人公がオークで主に登場する女性キャラもゴブリンやオークやオーガとぶっ飛んだ設定のためコアな読者からしか評価されず、
そのコアな読者である私としては大変ヤキモキしていました…
ですが、本作「普通のおっさんだけど~」は小説家になろうで受ける設定が功を奏したのか、
一気に評価されてこの度書籍化されたわけです。
いやー、良かった良かった。

社畜リーマンの近江正樹(33)はある日唐突に神様の暇つぶしで異世界に飛ばされそうになるが、
見事な交渉術(土下座)で幾つかチート能力を貰ってから赴くことに。
正樹は貰ったチート能力の一つである転移魔法で疲れた自宅に帰るという、
お気楽な気分で溜まった有給休暇を使って異世界ゼフィーネで過ごすことにするんだけど、
初めに出会った狩人のムロンさんとその家族と仲良くなるも面倒なモンスターが出て大半なことに…

「異世界転移」「チート能力」「現代日本の文明の利器TUEEE」という、
小説家になろうの三拍子揃った作品ではあるんですが、
既存の作品とは違ったキレッキレな面白さがあるのです!

まず、第一のヒロインのリリアちゃんが5歳の幼女というのも中々ですがそれも序の口です。
ジャイアントビーという化け物蜂を相手に殺虫剤で応戦したりと、
日本の文明の利器の使い方も中々面白いんですが、
やはり本作の一番の魅力は主人公のキャラクターにあると思います。
そもそも主人公がアラサーとは思えない天然さが初っ端から発揮されており、
神様にチート能力を頼む時についでに頭をフサフサにして貰うとか、もうこの時点でヤバイ。

更にネットで有名ないろんなネタを随所にぶっ込んできてもっとヤバイ。
例えば新居の屋敷に取り憑いている幽霊を除霊する時も、

「お兄ちゃん! ここにもおじーさんがいるの!」
「さっさと眠れ! ターンアンデッド!! はああぁぁぁぁぁ!!」
「お兄ちゃんっ! おフロにもへんなおじさんがいてリリアを見てくるの!」
「くたばれロリコン! 慈悲はない! 破ぁぁぁーーーーーッ!!」
勝手に住み憑いていた方々を祓ってまわった。気分はもう寺生まれだ。

とかノリノリで読んでて超楽しい!

アラサーなのに気分は小学生男子なノリと言いましょうかね!
この作品は面白いというよりも、楽しいという気分にさせてくれるんですよ!

小説家になろうを読み始めてかれこれ5年以上経っていますが、
これほど笑わせてくれる作品、というか作者さんは今までいなかったくらいに楽しいです。
2巻のプロローグになるであろうネタもメチャクチャ笑えるので、
是非ともこの楽しさを多くの人に知って欲しいです!

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