僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!

:: 2016/5/14 土曜日::

■[ラノベ]悪意の奔流「ソードアート・オンライン 17 アリシゼーション・アウェイクニング」

ソードアート・オンライン (17) アリシゼーション・アウェイクニング (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-04-09 )

作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

何故読み終わるのが発売から1ヶ月ほど経ってからなのかというと、
物語の重さというか鬱さに二の足を踏んだというのもあるのですが、
編集部の致命的なミスによりネタバレを食らって読む気力が萎えたからです。

具体的に言うと185ページの挿し絵です。
登場キャラクターが多くなり戦場も広がったため、
それぞれの場所を俯瞰できるマップを用意するのは良いのですが、
アスナが戦ってる相手、まだ登場してませんから! 正体判明してませんから!

100歩譲ってヴァサゴの正体がPoHであるのは自明の理なので良しとしましょう。
でもね、中国&韓国プレイヤーはまだ出てきてませんから!
アスナたちの窮地を仲間たちが駆けつけ、さぁこれからだ! と希望が見えてきた時に、
挿し絵でネタバレを食らって絶望した読者の気持ちを考えて欲しいです。
読者の楽しみを編集部のミスで奪うとか本当に勘弁して欲しいです。
野崎くんの前野じゃないんだから…!
城ノ内死すとかやらないでよ…!

そんな編集部のミスを除外したとしてもこの17巻はキツイものがありましたね。
面白いのは間違いないのですが、ぶっちゃけ18巻と同時刊行して欲しかったというか…
フラストレーションが一番溜まる巻なのは間違いないでしょう。
いや、ホント溜まりに溜まるのでそういうのは苦手な人は18巻と同時に読むことをマジでオススメしますよ。

川原礫作品に共通して言えることなんですが、
悪役はとことんまで悪役で、非常に嫌なヤツなんですよ。
そういった意味ではPoHは今までの中でも屈指の悪役ですよね。
SAO時代からずっと悪意の塊のような奴だっただけに、
その悪意から生み出す憎しみの濁流に押し流されるアスナたちを見てると、
哀しみしか生まれないですよ。

しかしそんなアスナたちの窮地を救えるキリトさんは覚醒直前という…
アウェイクニングという言葉の意味を問いたい。(笑
読んでてずっと「キリトー!!!! はやく起きてくれーっ!!!!」と、
サイヤ人の強さに前にしたクリリンの心境だっただけに、
レイニー止め感が凄かったです。

でもまぁ、流石に今回で膿は出し切ったと思いますよ。
柳井さんとかPoHとか今まで暗躍していた奴が表に出てきて、
あとはキリトさんが起きて活躍するのを待つだけですもんね。
問題は次の18巻が出るのが8月くらいということかな…
短いような長いような…
うーん、もどかしい…

関連エントリー


ソードアート・オンライン〈10〉アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)著者/訳者:川原 礫出版社:アスキーメディア…

ソードアート・オンライン (15) アリシゼーション・インベーディング (電撃文庫)著者/訳者:川原礫出版社:KADO…

ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング (電撃文庫)著者/訳者:川原礫出版社:アスキー・メディアワ…

ソードアート・オンライン (18) アリシゼーション・ラスティング (電撃文庫)著者/訳者:川原礫出版社:KADOKA…

ソードアート・オンライン (14) アリシゼーション・ユナイティング (電撃文庫)著者/訳者:川原礫出版社:KADOK…


 Comments (0)

No Comments »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment

HTML convert time: 0.533 sec. Powered by WordPress