■[漫画]これがホントの大団円「エマ」10巻
エマ 10巻 (BEAM COMIX)
著者／訳者：森 薫
出版社：エンターブレイン( 2008-04-25 )
定価：￥ 693
コミック
ISBN-10 : 4757741782
ISBN-13 : 9784757741782
作者サイト：ヘリオトロープ
表紙がウィリアムとメイド姿のエマという原点に立ち戻った最終巻。
二人の賑やかで楽しく、祝福で溢れた結婚式でフィナーレを迎え、
大団円という言葉がこれ以上ないほどに当てはまる最高の最終回でした。
1話目はウィリアムとエマが当時まだ新しかった自転車でのデート。
結構頑固なトコがあるエマがちょっと事故ったりしたけど、
そんなトラブルよりもウィリアムと共に風を感じることが嬉しそうで微笑ましいです。
中々会えないけど心を通わせる二人の姿は和むものがあります。
他にも無愛想な次男、アーサーの学校生活や、
メルダース家のメイド、アデーレの生き方、
そしてターシャ、ハンス、スティーブンスとそれぞれのドラマが盛り込まれており、
語りきれないドラマがこの作品の世界観に詰まっていることが感じられ、
奥行きのある面白さにどこまでも魅了されてしまいます。
描き下ろしでエノレアに訪れる確かな恋も描かれ、読者を安心させてくれ、
3話使った盛大な結婚式にはターシャじゃないけど感涙するものがありました。
いやー、もう兎に角、文句の付け所のない名作でした。
作者が面白いと思ったものと読者が面白いと思うものが見事なまでに合致した、
作者も読者も、そしてエマたちも幸せな物語だったと思います。
次回作が何になるのかまだ判りませんが、そちらにも期待したいと思います。
まぁ、個人的にはシャーリーを描いて欲しいんですけど…（笑
初めまして、ＨＩＮＡＫＡと申します。
フラン様（で、宜しいのでしょうか？）
コミックス版「エマ」最終１０巻に関して、まったく同様の想いをしている次第です。
どうやら、雑誌掲載時とコミック版では最終回３部作は、相当の加筆修正がなされたようです。
それにしても、大団円は本当に良かったと思います！ハッピーエンド、万歳ッ！！
なお拙ブログにて、今回特に６頁しか描かれていない、エレノア嬢の「後日」に関して、少し詳しく書かせていただいておりますので、勝手ですがトラック・バックをさせていただきます。御一読いただければ、幸いです。
ちなみに、個人的にはやはり次は「シャーリー」を、シリーズ化して貰えたらいいナァ～と、思っています。
それでは、今回はこれにて失礼致します。
Comment by ＨＩＮＡＫＡ — 2008/5/6 火曜日 @ 6:00:42
追記・ＨＩＮＡＫＡです。
フラン様
度々、申し訳ありません。
どうしてもＴＢがうまく行かないので、こちらの関連記事のＵＲＬを以下に表示させていただきます。
もし不要であれば、遠慮無く削除して下さい。
《http://aonow.blog.so-net.ne.jp/2008-04-30》
今回は、以上です。
Comment by ＨＩＮＡＫＡ — 2008/5/7 水曜日 @ 2:13:42
最終回は雑誌掲載の時点でかなりクオリティが高かったんですが、単行本では更に描き込んでたんですなぁ。
エマはホント良い作品でした。
HINAKAさんが深く言及する気持ちも良く判ります。
そして私もやはりシャーリー希望で。（笑
Comment by フラン — 2008/5/14 水曜日 @ 1:55:32
ＨＩＮＡＫＡです。
フラン様
えっと、申し訳ありません。
しつこく、『エマ』最終１０巻に掲載のエピソードについて、言及したブログ記事を書き込みました。テーマはアデーレさん、作品はもちろん「アデーレの幸せ」！
予想以上に、分量が多くなりブログの書き込みとしては、非常識な程長くなりましたので、その辺を御承知おきの上、御一読下さるとそれに勝る喜びはありません。
実は、この『エマ』最終１０巻に関しては、まだ最終回の〈結婚式〉が残っています。他にも色々あるので、まだまだ続けるつもりですので、宜しくお願い致します。
とりあえずは以上ですが、もしトラック・バックがまた失敗した時のために、本文のＵＲＬを下に記させていただきます。
お許し下さい。
マンガ原作エマ１０巻「アデーレの幸せ」について《http://aonow.blog.so-net.ne.jp/2008-05-16》です。
Comment by ＨＩＮＡＫＡ — 2008/5/19 月曜日 @ 4:03:12