その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2011/10/30 日曜日::

■[ラノベ]おっさんの格好良さを見よ!「東京レイヴンズ6 Black Shaman ASSAULT」

東京レイヴンズ6 Black Shaman ASSAULT (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:富士見書房( 2011-10-20 )
文庫 ( 346 ページ )
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (k_aza) on Twitter
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵 (suminiku) on Twitter

あざの耕平さんが書くおっさんたちの格好良さは異常。

BBBの時もそうでしたけど、あざの耕平作品のおっさん連中は本当に格好いいんですよね。
こういう大人が傍に居たら間違いなく憧れるし尊敬してしまうおっさんばかり。
美少女わんさかが当然のラノベ業界では珍しい部類に入るとは思うのですが、
読んでてワクワクしてしまうこの興奮は何物にも代えがたいモノだと思うのです。

北斗の正体は夏目かもしれない…
という読者からすると「今更かよ!」とツッコミを入れたくなる疑念を持ち始めた春虎と、
天馬のスランプもありギクシャクしだした鈴鹿を加えたいつもの面子。
しかしそこへ舞い込むDこと伝説の陰陽師、芦屋道満からの大胆不敵な挑戦状。
力業で攻め込むDに対して、その圧倒的な戦力差で押し潰されそうになり、
夏目の顔にも絶望の影が差す所に登場するのは隻脚の教師で…

と、もうね、大友先生ってばマジヒーローすぎ。
霊力には圧倒的なまでの差があるのにそれに抗うだけの術を持ち、
大胆不敵にも次々と手を打っていく姿は本当に痺れますよね!
超一流の戦いを間近で見ることで春虎たちも色々感動してたみたいですが、
それも当然と言える美しい戦い方でした。

しばらく短編が続いていたこともあり、1冊丸々使っての長編は読み応えがあり、
久しぶりのあざの耕平作品におけるおっさんの格好良さを堪能できて大満足でした。
また、ヒロインたちの萌えもちゃんと忘れずに補充してたのが良かったと思います。
春虎に「惚れちまいそうだ」と言われた鈴鹿の動転っぷりは良いツンデレだと思いますよ!
まぁ、正ヒロインの夏目は今回萌えポイントは少なかったですが…
次回以降がんばれ…、夏目…!

:: 2011/9/13 火曜日::

■[ラノベ]アデリーナ、スカートはいてない!「フルメタル・パニック! アナザー」1巻

フルメタル・パニック! アナザー1 (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:大黒 尚人
出版社:富士見書房( 2011-08-20 )
文庫 ( 263 ページ )
原作者サイト:GATOH.COM blog style
原作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter
絵師サイト:風の色
絵師twitter:四季童子 (shikidoji) は Twitter を利用しています

どこぞの包帯シスターじゃないですが、スカートはいてない系のヒロインかと思いきや、
実は短パンをはいているという、某ビリビリさん系なヒロインでした!
しかもCAやジャージブルマと(マオに騙されて)コスプレしまくりなヒロインですよ!
原作ではかなめよりテッサが人気だったことから、やはりヒロインはロリに限るという結論に達したのか、
今回は若干ロリが入ってるヒロインのリーナですが、素晴らしいと思いますよ。
ポニテだし!

さてさて、原作の人気が半端無いフルメタのスピンオフ的なこのアナザーですが、
賀東さんが指名しただけあって大黒尚人さんの文章力は全く問題なかったです。
オノDやマオといった原作キャラが出てきてもイメージは全然壊されないし、
それでいて新主人公の達哉に新ヒロインのリーナは魅力があるしで、
読んでいて予想以上に楽しめましたよ。

本編の世界で起こったあの戦争から十数年後。
マオが社長を務める民間軍事会社D.O.M.S.が自衛隊を教導中に起きたトラブルに巻き込まれ、
その時に発揮したAS操縦の腕を買われてヘッドハントされた土建屋の息子でPS乗りの市ノ瀬達哉。
優秀な美人AS乗りであるアデリーナとのボーイミーツガールという、原作と同じコンセプトながら、
鬼教官なリーナにしごかれる達哉と、原作カップルと少し違うけど似た関係性が面白いです。
原作を知っているとクスっと笑えるネタが散りばめられてるのも良いですしね。

世界を股に掛けての陰謀と謎といったものは薄くなりましたが、
メカアクションとボーイミーツガールなラブコメは健在です。
フルメタでありながらフルメタでない、それでいて間違いなくフルメタの面白さがある。
そんな作品でしたね。
今後のリーナのコスプレに期待しつつ楽しんでいきたいです。

:: 2011/8/23 火曜日::

■[ラノベ]テッサのおっぱい成長中「フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生?」

フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生?
著者/訳者:賀東 招二
出版社:富士見書房( 2011-08-20 )
文庫 ( 278 ページ )
作者サイト:GATOH.COM blog style
作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter
絵師サイト:風の色
絵師twitter:四季童子 (shikidoji) は Twitter を利用しています

フルメタ短編集もこれでラスト、ということで賀東招二さんが書くフルメタはこれで正真正銘のラスト。
という訳で、あの戦いの後のテッサを綴った書き下ろしを含む、計4本の短編が収録されています。
特に前半の2編はドラマガ掲載から8年が経ってますからねー
当時ドラマガで読んでましたが流石に内容がうろ覚えになっていたから、
読み返してちょっと感慨に耽ってみたりなんかも。

ドラマガ掲載分の3編に関してはふもっふ的なノリで、
コメディ色が強い訳なんですが、特に3つめなんかはノリノリすぎと言いましょうか。
というかボン太くん好きですね! 大活躍ですね!
そもそもどんだけバリエーション多いんだこれー!?

書き下ろしですが、期待している人がいるかもですが宗介とかなめは出てきません。
まぁ、でも大部分のファンはテッサが出てきただけで充分なのではないでしょうか。(決めつけ
バニの故郷に墓参りに来たテッサが何を感じ、何を思うのか。
個人的にはアルの言動が相変わらず非常にユニークで安心と同時に感心しました。
あ、それとテッサのおっぱいが成長しているのは良い傾向だと思います!
目指せ、ロリ巨乳!

いやー、しかしこれでフルメタは本当に最後かー
としんみりしちゃいますが、大黒尚人によるアナザーが同時発売なんですよね。

フルメタル・パニック! アナザー1 (富士見ファンタジア文庫 か 3-4-1)

こちらはまだ読めてないんですが、じっくりと楽しみたい所です。
特に表紙のヒロインがスカートはいてないのが良いですよね!(ぉ
うーむ、こういう絶対領域もアリかー…

:: 2011/7/22 金曜日::

■[ラノベ]夏目は割りと懲りない自業自得「東京レイヴンズ 5 days in nest II & GIRL AGAIN」

東京レイヴンズ5 days in nest II & GIRL AGAIN (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:富士見書房( 2011-07-20 )
文庫 ( 398 ページ )
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (k_aza) on Twitter
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵 (suminiku) on Twitter

前回に引き続き短編&中編の二重構成になっており、
内容も同じく1年生の頃の短編と鈴鹿を交えての中編になっています。
それぞれは特にバトルらしいバトルもなく、
全体的に平和な雰囲気に満ちている穏便な5巻です。
どうやら次回はバトルらしいですが…

短編は年末年始に一泊二日で帰省した夏目と春虎の何気ない雪道の会話を描写しただけの静かな話の他に、
寮の夕食が出ない日にみんなで鍋やったら酒飲んでベロンベロンになってしまう話だったりと、
PTAに推奨されたいのか勧告されたいのか分からなくなる構成だったりします。(笑

しかし特に注目してしまうのは、意外と動物好きな春虎が、
動物恋しさに無意識にコンの尻尾を触りまくって、それに夏目が激昂するという、
春虎の良い人ポジションを争う二人(もとい一人と一匹)の仁義なき戦いですね。
というか夏目は自分のスキルを無駄に使いすぎというか、
北斗という少女を作り出した時の教訓が全く活かされてませんね!

春虎を騙してしまうことにより言い出せないもどかしさと罪悪感に落ち込むとか、
中編でもやってたけど、何というかアホだなぁ、と。
その隙にコンではなく夏目と似た立場の鈴鹿が良い人ポジションを奪取する機会を得そうで、
春虎の鈍感さによる世知辛い恋愛事情は少女達には大変そうです。
春虎奪取は鈴鹿と夏目のどちらが早く素直になるかに掛かってる気がします。

しかし鈴鹿と京子の関係は意外というか、鈴鹿と夏目と京子で三竦みが出来そうですね。
こりゃー、次回以降も楽しみですわい。

:: 2011/5/25 水曜日::

■[ラノベ]帰ってきた大連寺「東京レイヴンズ 4 GIRL RETURN & days in nest I」

東京レイヴンズ4 GIRL RETURN & days in nest Ⅰ (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:富士見書房( 2011-05-20 )
文庫 ( 395 ページ )
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (k_aza) on Twitter
作者サイト:—マッチョリ—
作者twitter:すみ兵 (suminiku) on Twitter

今回は書き下ろしの中編と、ドラマガ連載の短編を収録した変則的な構成となっております。

中編のサブタイトルである「GIRL RETURN」の通り、1巻の敵役だった大連寺鈴鹿が再登場。
しかも悪魔っ娘な後輩として、春虎にアタック(笑)を繰り出しながら、
実のところは腹黒キャラ、に見せかけて意外と恋する乙女っぽい内面を持つという、
一粒で何度も美味しいロリ系美少女としてのカムバックには歓迎する気持ちで一杯です。

しかも春虎ゲットに際して一番の障害である夏目も弱みを握ることによって、
これからの悪魔っ娘キャラ的にベストなポジションを得ることが出来たので、
今後の活躍にも期待せざるを得ないのであります。

そして回想という形で語られる短編ですが、何というか夏目無双だな、と。
更衣室で全裸のトコに乱入されたり、身代わりの形代が半裸で春虎とくんずほぐれつだったり、
春虎とラブホに入ったり、春虎のデートを尾行して影から妨害しまくりだったりと、
ホント、夏目の暴走っぷりには笑わせられますよ。(笑
夏目ってばホント、春虎好きすぎだろ、と。

それとコンもロリヒロインとしての活躍は元より、
春虎に変な虫が付かない為には仲が悪い夏目とも協力したりと、
油断ならない幼女っぷりを発揮しており、これはこれで萌えだな、と思った次第であります。

それにしても中編で出てきたロリ先輩、結構良さげなキャラなんだけど…
本格的に活躍するのは次回なのかなー
まぁ、7月には5巻が出るっぽいので期待ですねー

しかしW寮母の腐女子っぷりは歴代担当の影響が濃いとしか思えないですね。
一体どこの客層を狙っているんだろう…(笑

:: 2010/12/20 月曜日::

■[ラノベ]大人の格好良さと男の青春「東京レイヴンズ3 cHImAirA DanCE」

東京レイヴンズ3 cHImAirA DanCE (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:富士見書房( 2010-12-18 )
文庫 ( 334 ページ )
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (k_aza) on Twitter
作者サイト:—マッチョリ—
作者twitter:すみ兵 (suminiku) on Twitter

夏目や京子といったうら若き乙女たち(夏目は男装してるけど)がいるのに、
そんなの関係ないとばかりに男たちが活躍しまくる第3巻。
新キャラも二十代中盤以降の男ばかりという、
華やかさの欠片もない面子ですが、魅力は十二分にある大人たちです。

筆記試験が散々だった春虎の起死回生の進級が掛かった陰陽塾の実技試験。
模擬的な霊災のはずが突如として暴走が起こっただけでなく、突如襲来する鵺。
教師陣すらも戦慄する驚異を前に現れる十二神将の問題児「鬼喰い」の鏡伶路。
そしていつもクールな春虎の悪友、冬児は霊災の後遺症が顕在化し…!?

という訳で教師陣や十二神将の責任ある大人たちがむやみやたらとカッコイイですし、
春虎と冬児は恥ずかしいくらいに青春してます。(笑
冬児が抱える重すぎる問題を知った面々の受け答えとか、
すっごく学園ドラマしてる上に、春虎の一直線っぷりが清々しくてスカっとするんですよね。
鵺を前にした無謀とも言える綱渡り的なバトルも手に汗握る展開でしたよ。

最後に春虎も大人の在り方とそれに依存せず信頼し合う在り方を知り、成長してましたが、
本当にこの作品に出てくる大人ってのは格好良い人ばかりなんですよね。
特に相変わらず大友先生は良いトコ持って行きすぎだと思います。(笑
良いトコ持って行ったと言えば最後に出てきたあのご老人や双角会の暗躍もあり、
次回以降の展開もますます気になりますね。

それはそうと果たして春虎が進級できたのかが心配です。(笑

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