その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2019/10/13 日曜日::

■[ラノベ]愛煙家パーカー女子の物語「横濱SIKTH -けれども世界、お前は終わらない-」

行政特区となった横濱。
人種と企業とそのものが入り乱れ、
シックスと呼ばれる異能者が出てくるようになった街で、
JKなのに愛煙家のセカイが出会った青年まぜるが出会うボーイミーツガール。

イラストレーターのニリツさんが作家として小説を執筆!

という訳なんですが、最初聞いた時は「???」でしたね。
私はニリツさんとはハルヒ同人の頃から付き合いがあって、
今でも年に数回は一緒に飲んでいるので、
この作品のことも世に出る前から聞いてはいましたが、
それでもやっぱり初めて聞いた時は驚いたというか。

ニリツさんがイラストレーターであることに矜持を持っていて、
講師とかもしているのを知っているだけに、
作家にもなるとかどんだけ属性盛るつもりなんやと。
まぁ、元々ドラマーではあったから更に作家という属性をつけても、
あんまり変わらないのかもだけども。

アレですかね。
ニリツさんと同じくハルヒ同人時代を生き、
今では商業で活躍しているミハルさんが、
小説家が主人公の「響」を描いているのも影響しているのかも知れませんね。
わりと二人とも向上心とかライバル心強いからなぁ。

さて、内容についてですが、
前述したようにニリツさんとは仲が良いので、
贔屓目なしに見ようとしても身贔屓なところが入ってしまうので、
それを前提にして読んで欲しいんですけど…
これがまぁ、普通にライトノベルしてて面白かったです。

ラノベを読んでてつまんないと思ったら途中で読むのを止めることが多いので、
最後までサクサク読み切ってしまったので正直ちょっと安心しました。
ボーイミーツガールで異能バトルとかラノベとしてコッテコテな内容なんですが、
あんまり既視感がなかったのは主人公がタバコを吸うJKだからなのか…?

もちろん拙いところはまだまだあります。
登場人物が読者にわかりやすいやたら親切に状況説明とかしてくれるところとか、
もうちょっと改善の余地はあるんじゃないかな、とか思ったりしますし。

竜眼寺のメンヘラっぷりとかキマってて面白かったし、
ノ々乃ちゃんのおっぱい描写とか最高だったし、
他にも細かい感想を書きたいけど、どうしても贔屓目になっちゃうので、
シンプルにまとめて一言で言うと、
「面白かったので続きを読みたい」
になります。

細かい感想は今度飲みにいった時に直接伝えたいと思います。

:: 2019/9/25 水曜日::

■[ラノベ]この世全ての魔「処刑少女の生きる道 2 ―ホワイト・アウト―」

処刑少女の生きる道2 ―ホワイト・アウト―処刑少女の生きる道2 ―ホワイト・アウト―
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:佐藤真登
作者サイト:佐藤真登
作者twitter:佐藤真登 (@qazxsw020119) | Twitter
絵師名:ニリツ
絵師サイト:ニリツハイハン
絵師twitter:ニリツ (@Ann_NH) | Twitter
Kindle版:処刑少女の生きる道 2 ―ホワイト・アウト―
Kindle版まとめ買い:処刑少女の生きる道
DMM電子書籍:処刑少女の生きる道 2 ―ホワイト・アウト―

純粋概念を魂に宿した日本からやってくる異世界人を、
世界に害を及ぼす人災になる前に処刑する役割を負った神官メノウ。
【時】の純粋概念を持つが故に死んでも回帰して復活するアカリを殺す手段を探すため、
アカリを伴って聖地への巡礼路を旅するメノウとアカリの二人が向かったのは、
四大人災の一つ、<霧魔殿>を臨む港町リベールで…

実を言うと1巻を読んだ時点ではアカリがラスボスになると思ってたんですよ。
だって、まどマギでもほむほむはラスボスになったじゃないですか。
時間を何度も回帰して親友のメノウを死なさないようにするとか、
とってもほむほむじゃないですか。
だから、アカリがラスボス的な存在になると思ってたんですけど、
そんな安易な想像を裏切る展開になって驚きました。

メノウが強いのは分かってましたけど、
まさかアーシュナ姫殿下を完封できるほどに強いとは思わなかったです。
でも、そんなメノウが「時間切れ」を狙わないと撃退できないとか、
四大人災はマジ半端ないっすわ。
これで小指の先っぽなんだから、わりと絶望しかないですね。

それと今回中ボスみたいな立ち位置だったマノンさんですが、
彼女が一番感情移入しやすかったかもしれません。
子供の頃から周りに役割を期待されても素質がなくて、
それ故に禁忌になろうとするとか、わりと悲劇だと思います。
まぁ、単純な被害者で終わってないところが中々にしたたかだな、とも思いますが。
あと、麻呂眉可愛い。

取り敢えず当面の目標は決まったみたいだけど、
メノウとアカリの二人の前に立ちはだかる試練はかなりキツそうなので、
心が折れないように祈るばかりであります…

:: 2019/7/31 水曜日::

■[ラノベ]7年ぶりの大賞受賞作「処刑少女の生きる道 ―そして、彼女は甦る―」

異世界の日本から召喚される日本人たちは、
世界を渡る際に純粋概念を内包することで莫大な力を得ることができるが、
同時に未曾有の人災を起こす元凶にもなり得る世界。
その世界で異世界人を殺すことを架せられた処刑人の物語…

ダンまち以来のGA文庫大賞受賞作ということで購入しました。
GA文庫はダンまちの面白さを見抜き、りゅうおうのおしごと! を早期に打ち切らずに継続させ、
拾い上げでゴブリンスレイヤーを出している実績がありますからね。
面白さを信頼して購入した次第であります。

で、読んだ感想としては中二力が高い面白さでしたね。
冒頭のノリだけ読んで
「ははぁん? このすばみたいな作品かな?」
とか思ってたんですが見事に騙されましたね!
導力とか純粋概念とかとっても中二でしたね!
しかも男キャラがほっとんど出てこない百合濃度が高い作品でしたね!
キマシ!

誰よりも悪人であろうとするメノウちゃんは尊いし、
そんなメノウちゃんに絶大な信頼を寄せる日本人のアカリはバカワイイし、
メノウちゃんにべた惚れの後輩であるモモちゃんもヤンデレちっくで可愛かったです。
少なくともこの1巻ではモモちゃんの方がヒロイン度高い気がします。

ラスボスの正体とかはわりと早く察することが出来ましたけど、
その動機は読めなかっただけに真実を知った時はちょっと驚きましたね。
うーん、聖母みたいな善人でもやはり人間なんだなぁ…
そう考えると悪人であろうとするメノウちゃんが一番人間らしくないのかもしれない…

9月に2巻が出るということでそちらも期待したいところですが、
姫騎士のアーシュナちゃんは再登場してくれるのかしら…
そこがちょっと心配です。

:: 2017/3/20 月曜日::

■[ラノベ]正義の星乙女「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー」1巻

正義を司る【アストレア・ファミリア】
迷宮都市オラリオの暗黒期に活躍し、
【疾風】リュー・リオンの復讐の終焉と共に消えたファミリア。
しかし高潔なエルフであるリューの正義感は消えることはなかった。
ある日、【豊穣の女主人】で起こった騒ぎから事件の匂いを感じ取ったリューは、
オラリオの治外法権、大賭博場に潜入することになり…

「ダンまち」には既に来月からアニメ化されるソード・オラトリアという外伝があるのですが、
これはそれとは別になる、新たな外伝シリーズです。
イラストレーターのローテーションにニリツさんが加わり、
今回の主役は「豊穣の女主人」のウェイトレスのリューさん。
時系列的には本編6巻から7巻の間になります。

Web版読者である私としてはとてもニヤリとするネタがありましたね。
元々ベルくんを鍛える役はアイズじゃなくてリューさんだったんですよね。
それを考えると「グラン・カジノをぶっつぶせ!」編のラストは当時を思い出しましたよ。

また、ベルくんと言えば相変わらず外伝でも活躍してましたね。(笑
まさかモルドと絡むとは思ってなかったけど、
それ以上にベルくんの【幸運】アビリティの力がここで発揮されるとは思いませんでした。
そうだよなぁ… このアビリティは賭博でこそ真価を発揮しちゃうよなぁ…(笑

それにしてもリューさんの高潔さと強さは予想通りでしたが、
シルさんの底知れ無さは予想を超えたというか。(笑
まぁ、それ以上に予想を超えていたのはミア母さんの正体なんですけどね!
強いとは思ってたけど、その強さは正直予想外すぎる…!
というか規格外すぎてパワーバランスどうするんですかね、これ。(笑

恋心に全く疎そうというか無自覚なリューさんが可愛かったのでもっと読みたいのですが、
次は【フレイア・ファミリア】の眷属の話なんでしょうかね?
個人的にはエイナさんの話とかも読んでみたいのですが!
まぁ、私がエイナさん好きなだけなんですが!
ファミリア所属じゃないけど、いつかきっと書かれるに違いない!(願望

:: 2016/10/26 水曜日::

■[ラノベ]傲慢と恥知らずのロンド「フレイム王国興亡記」5巻

フレイム王国興亡記 5 (オーバーラップ文庫)
著者/訳者:疎陀陽
出版社:オーバーラップ( 2016-09-21 )

作者サイト:作者サイト:疎陀 陽
絵師サイト:ニリツハイハン
絵師twitter:ニリツ(@Ann_NH)さん | Twitter
Kindle版:フレイム王国興亡記 5
Kindle版まとめ買い:フレイム王国興亡記

4巻から一年以上のブランクを空けての5巻発売。
しかもイラストレーターの変更とか、
Web版のストックがあることから考えて、
これはどう考えても出版社とイラストレーターの問題のブランクじゃないですか…
とばっちりを食らった疎陀陽さんが可哀想です…

しかし疎陀陽さん以上に可哀想なのがこの作品の主人公、松代浩太ですよ。
ソルバニアの陰謀の魔の手をかいくぐり、
何とか港湾開発の株式会社が軌道に乗ったかと思うとまさかの戦争ですよ。
唐突というか理不尽というか、そりゃないよ~、と言いたくなる事態ですよ。
召喚されてからこっち、試練ばかりじゃないですか。
そもそも召喚されたこと事態が特大の試練ですしね。
物語の英雄には試練が付き物ですが、それにしたって悲惨ですよ。

特にWeb版からの改稿で浩太に降りかかる理不尽は減るどころか倍増するばかりで…
作者の疎陀陽さんは極度のドSなんじゃないかと邪推するほどですね!(笑
もしくはリアルでどんだけブラックな理不尽を経験しているのかと!

そもそもライムとラルキアの戦争の原因もライムの傲慢で恥知らずな要求でしたが、
浩太が巻き込まれた理不尽も、極論を言えばライム商人の傲慢と恥知らずでしょう。
危機感が足らずに色ボケして暴言吐いたから暴行されただけだし、
そもそもテラ領に険悪な雰囲気になったのだってライム商人のせいで、
つまるところ身から出た錆、自業自得、因果応報なだけなのに、
それを全て為政者側におっかぶせるとか愚かで恥知らずすぎるでしょう。
よくこれで国で有数の商会になんてなれたものだなぁ…
いや、だからこそなのか…?

浩太が優秀なのだって、ひたすら努力して練習問題を反復して身につけたものなのに、
戦争という平和な日本の銀行員には練習も経験もしようがない問題にぶち当たるだけでなく、
エミリを除くヒロインたちからの無理難題を押し付けられるとか、
悲惨以外のなにものでもないよなぁ…
この5巻で一番ヒロイン度が高かったのって、もしかしなくても残念美女のシオンなのでは…

しかし、ご安心ください。
この5巻のラストに真のメインヒロインが登場ですよ!
まぁ、台詞もわずかだしイラストもないですし、
そもそも本編に絡むのは7巻以降になるでしょうが!

Web版からは順番入れ替えたり加筆が多かったりで今後どうなるか判りませんが、
もう少し浩太に理不尽な試練が減るようにお願いしたいですね。
理不尽な試練は現実だけで充分です…

:: 2016/5/25 水曜日::

■[ラノベ]ロリクール「大陸英雄戦記」3巻

大陸英雄戦記 3 (アース・スターノベル)
著者/訳者:悪一
出版社:泰文堂( 2016-04-15 )

作者サイト:悪一
作者twitter:悪一(@waru_ichi)さん | Twitter
絵師サイト:ニリツハイハン
絵師twitter:ニリツ(@Ann_NH)さん | Twitter
Kindle版:大陸英雄戦記 3
Kindle版まとめ買い:大陸英雄戦記

エミリア王女の頼みでオストマルク帝国のシレジア大使館に駐在武官として赴いたユゼフ。
大公派の巣窟である大使館内で孤立気味のユゼフだけど、
ラスキノ戦で知己を得たリンツ伯爵の娘、フィーネさんと情報交換することに。
しかし時代の流れはユゼフの地盤固めを待ってくれるほど緩やかではなく、
東大陸帝国の皇帝イヴァンVII世は曾孫に帝位を継がせるために外征を企てて…

銀髪ロングでクール系美少女でしかも14歳!
属性を盛りすぎじゃないかと心配になるほどに魅力的なフィーネさんの登場です!
暴力ツンデレ系のサラさんとは対極をなすヒロインのフィーネさんですが、
登場したばかりのこの3巻ではデレがほとんどありません。
ですが、これはこれで有りだと思うんですよね。
普段からポーカーフェイスというか鉄面皮だからこそデレた時の破壊力が上がるものですし。
巻末の短編では相手が猫とはいえデレが見えた時の萌え度は非常に高かったですしね!

そんなヒロインの可愛さも重要ですが、今回もまた「大陸英雄戦記」の名の通り戦争です。
保有戦力に圧倒的な開きがある東大陸帝国を相手に戦略と戦術を練るんですが、
今回はユゼフがオストマルク帝国に行っているのでその役は教え子のエミリア王女に。
そしてユゼフはどうしてるかというと、駐在武官という立場を利用して、
お偉いさんとの交渉と情報収集をすることでエミリア王女を援護しているんですが、
その手段が中々に上手いというか悪辣でニヤリとさせられるんですよね。
ユゼフは軍師としてだけではなく、こういった方面でも活躍できちゃうんだなぁ。

それにしてもラデックの惚気話がまさかこんな風に役立つとはなぁ…
持つべきものは友と言うけれど…
これは予想できなかったなぁ…(笑
でもまぁ、ユゼフもラデックのことをアレコレ言える立場じゃないですよね。
むしろラデック以上に爆発すべき立場になりますよね。
ユゼフの今後の爆発すべき展開も楽しみです。

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