その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2014/9/12 金曜日::

■[ラノベ]作られた天才魔法師との邂逅「魔法科高校の劣等生 14 古都内乱編 上」

魔法科高校の劣等生 (14) 古都内乱編 (上) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-09-10 )

アニメが絶賛放映中の中、今回は久しぶりの上下編です。
二年生編になってちょっと勢いが落ちてきたかと心配していたんですが、
ここにきて面白さも復調してきたように思えます。
これはやはり、上下編のボリュームこそが相応しいということなのかもしれない。

九校戦の裏で行われた四葉の暗部である黒羽の部隊による周公瑾捕縛作戦。
しかし予想以上の手練れだった周公瑾は黒羽貢に手傷を負わせた上で撤退。
その身は京都に拠点を置き、九島と敵対する「伝統派」に囲われることに。
そして達也は四葉真夜から依頼という形で周公瑾捕獲作戦に協力するが、
丁度今年の論文コンペの開催場所は京都で行われて…

「伝統派」を相手取るということで貸しがある九島烈に協力を求めるとか、
かつての世界最巧相手でも容赦ないお兄様、流石です。
そして13巻で登場した九島の秘蔵っ子の光宣ですが、予想以上に強かったですね。
後天的に作られたが故に精神的に欠けた所がある達也と、
先天的に作られたが故に身体的に欠けた所がある光宣は対照的に思えます。
それにしてもイケメンであることも先天的に設計されたことなのでしょうか。
まさか水波が一目惚れするとは…(笑

そう言えば久しぶりに深雪さんの嫉妬によるお兄様への追求が行われてましたが、
仕事関係の女性のプライベートナンバーを知っているだけでこれとか、
判ってはいましたが、深雪さんの愛は重いな…!
まぁ、今回は古都の奈良をラブラブデートが出来たから良かったと思いたい。
デートの内容が「伝統派」の拠点探しという殺伐としたものだったのは、
ある意味二人らしいとは思いますが。

しかし今回一番の見所はラストの七草真由美先輩だと思う訳ですよ!
前々から怪しいと思っていたし、どう考えてもそうだと思っていたけれど、
ここにきて本人も自覚した上で、違うと思い込むようになってきましたね!
いやはや、これは違う意味でも次の15巻が楽しみですね!
まぁ、次はドウルマスターズの方が発売らしいですが。
うーん、次は2、3月あたりかな…?
長い…

:: 2014/8/11 月曜日::

■[ラノベ]米国、介入「ソードアート・オンライン 15 アリシゼーション・インベーディング」

アメリカはいつも余計なことをする…

予想通り、ラースを強襲したのはアメリカNSAに依頼されたPMCで、
その目的は完成した人工知能を掻っ攫うという横暴なモノ。
流石はアメリカ、大国のエゴが剥き出しの作戦で納得です。
汚いさすがアメリカきたない。

そしてそんなアメリカの強襲作戦で発生したサージ電流の余波で、
殆ど廃人みたいになったキリトを世話することになったアリスですが、
彼女には守られる立場の住人たちのエゴに曝されてSAN値が下がってましたね。
これは読んでても結構ストレスが溜まりました。
それでもアリスはギリギリの所でキリトから託された想いを胸に踏み留まっていましたね。
このキリトとアリスの間にある不思議な関係は、
戦友というだけでは腑に落ちないものがあってちょっぴりニヤニヤしちゃったり。

そんなアリスとの関係を知る由もないアスナさんですけど、
正妻力を発揮してついにアンダーワールドに降臨ですか!
MORE DEBAN村の住人にならないとか、流石はアスナさんです。
しかし最終負荷実験とアメリカの介入で予断を許さない状況なので、
これからの展開が凄く気になる所です。
キリトさんー! 早く目覚めてくれー!

それにしても天使の名を持つアメリカ人が、
魂の理解を求めて殺人を犯し、更にはアンダーワールドに闇神としてログインするとか、
中々に皮肉が効いてますね。
一筋縄ではいかなそうな性格というか嗜好と思考をしているので、
アンダーワールド大戦はかなり混沌としそうです。

うーん、早く続きが読みたい。

:: 2014/7/13 日曜日::

■[ラノベ]磐都高校の新入生「ドウルマスターズ」1巻

ドウルマスターズ (1) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-07-10 )
絵師サイト:尾籠の沙汰
絵師twitter:tarou2 (tarou2)さんはTwitterを使っています

「魔法科高校の劣等生」作者が送る、西暦2400年代が舞台のロボットSF!

かつて「魔法科高校の劣等生」が書籍化される際にちょっと話題になった、
電撃文庫大賞に応募して落選した佐島勤さんの未発表作品。
それを原形にしたのがこの「ドウルマスターズ」です。

確かに、これは「魔法科高校の劣等生」と同じ作風だと判りますし、
超能力はともかくロボットSFでは落選するわなぁ、と。
しかも宇宙でロボットでバトルするのは兎も角、ガンダムみたいにビームでデブリ量産ではなく、
デブリを出さないような地味めなバトルで、衛星軌道のアレコレとか真面目に考証してますからね!
「魔法科高校の劣等生」で知名度を上げて、アニメ放映中に、「キルラキル」のtarou2が手掛け、
そうすることで勝負を賭けてきたんだよなぁ、と思います。

人類が国家解体戦争を経て、完全自給型のポリスに引きこもった未来。
ポリスを束ねる太陽系連盟によって管理される世界で、ポリスに住めない人類が築いたオートン。
不安定なエネルギー源に依存するオートンが多い中、小田原オートンは地熱発電で比較的マシだったが、
横浜ポリスは自らの安定化のために小田原オートンに侵攻。
小田原に雇われた朱理と蒼生の早乙女姉弟はドウルを駆り、横浜ポリスのエースと戦うが、
そこで蒼生は特異的な才能を見せて…

冒頭のシーンと冒頭の膨大な設定から学園モノかと思いきや、
まずは入学するまでの騒動だけで1巻が終わってしまったでござる。
いや、面白かったけどこのペースで大丈夫なんでしょうか…(笑
ヒロインは姉の朱理は割りと可愛いし、人類最強に近いエースの玲音も天然さんで魅力的ですが、
それにしたって割りとバトルばかりで凄かったなぁ、と。(笑

主人公に秘められた才能の発露やライバルとのバトルとか面白い要素はあるので、
次回以降の展開には期待したい所なんですが…
ロボットSFって鬼門らしいからちょっと心配です。(笑

:: 2014/6/24 火曜日::

■[ラノベ]元勇者と一緒に「はたらく魔王さま!」11巻

エンテ・イスラでの騒動がひとまず終わり、日本に戻ってきた真奥たちの日常編。

何故か電子書籍版の刊行が早くなったので紙の一ヶ月遅れで読めました。
まぁ、それはともかく内容の方ですが相変わらず面白かったです。
恵美は肩の荷が下りたというか、自然体に戻ったのか、
真奥への葛藤を一歩前に進んで解消した感じになったのに、
逆に真奥が色々とアタフタしちゃってるのが可笑しかったですね。(笑

ちーちゃんはヒロインというよりもお母さん属性が付いてきた気が…
いや、もちろん可愛いんですけども! 良いヒロインしてるんですけども!
とはいえ、真奥にマジ説教かましているシーンとか、
どう見ても子供を叱るお母さんって感じがしましてですね…(笑
ちーちゃんは良いお母さんになると思う。

そんな巨乳女子高生に叱って貰える真奥ですけど、
今回は珍しくバイト仲間との会話シーンがありましたね。
同僚との会話とか、働いてたら当然とはいえちょっと新鮮。
ある意味「はたらく魔王さま!」というタイトルに沿っていますけども。
まぁ、その内容がリア充爆発しろ的なアレなのは、
客観的に真奥の居るポジションを考えれば当然だよなぁ…
年下の巨乳女子高生に好かれて、美人の知り合いも同じ職場にやってきて、
親しげな客には和風美人も居るとか、確かに爆発して良いと思う。

サプライズイベントとかも意表を突かれて面白かったし、
ノルドとミキティから語られるライラの動きと世界の謎とかも、
色々と想像を膨らますことが出来て面白かったですね。
良い所で終わったので次の12巻が楽しみです。

それはそうとカラーピンナップで描かれていた洋装の鈴乃は、
意外性があってこれはこれで良かったです。
うーん、やはり鈴乃はヒロイン度が高いな…
個人的にこの作品におけるヒロイン度の高さは
アラス・ラムス>鈴乃>ちーちゃん>恵美>(超えられない壁)>ミキティ
だと思ってます。(キリッ

:: 2014/6/16 月曜日::

■[ラノベ]小学生女子は百薬の長「天使の3P!×3」

天使の3P!×3 (電撃文庫)
著者/訳者:蒼山サグ
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-06-10 )
作者サイト:さぐちきん。-蒼山サグ 個人ページ-
作者twitter:蒼山サグ (SagAoyama) on Twitter
絵師サイト:てぃんくる 公式サイト Piece Gardien

今回は予想通り、ひびきPこと響のチャット仲間の霧夢がメインヒロイン!
そして2巻の感想の予想通りだったでござる。
これは私の勘が冴えていたというより、
蒼山サグさんが蒼山サグさんであったというだけだと思います。(笑

ある日いきなり「リヤン・ド・ファミユ」宛てに届いた離島の島おこしイベントへの招待状。
怪しんでいたら、どうやら霧夢が改心したから地元に招待してくれたということらしいので、
釣り馬鹿の保護者の思惑もあって夏休みを利用して出かけることに。
でも、実は霧夢は改心したと見せかけて色々と企んでいて…

離島の秘密の慣習とか割りとありきたりで確かにファンタジーでしたが、
そこからのあっさりとした脱却の方がファンタジーな気がしました。
ですが、それらも全て小五ロリを幸せにするためのギミックなら仕方ないのです。
可愛いは正義で、正義のためなら多少強引な展開も問題ないのだ!

それにしても小五ロリの濃度がまた高まったな…!
当初は3人+実妹の4人だったのに…
やはりロウきゅーぶ!での小六ロリまみれだった過去を忘れられなかったのか…
これがロリの禁断症状…(多分違う

それに比べて同級生の桜花は本当に残念女子だなぁ…(笑
折角良いスタイルをしているのに釣りの方が優先度高いだなんて…
冒頭のエロとしか思えないやり取りも、本人は絶対気付いてないよね…
桜花…、残念な子…!

:: 2014/6/14 土曜日::

■[ラノベ]祈りの時間「男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 3 ―Time to Pray―」

また首を締められているのかよ!
とタイトルとモノローグにツッコミを入れつつ読んでいったら、
終盤になってやっとサブタイトルがTime to playからTime to prayになっているのに気付きました。
何だろう、ちょっと負けた気分…(笑

2巻までのインタビュー形式で語られる電撃文庫作家の赤裸々な事情から一転し、
3巻では”僕”視点と似鳥視点が交互に入れ替わって綴られるラブコメ編です!
まぁ、”僕”に関しては脳に恋愛機能が全くといいほど搭載されていないので、
どちらかというと似鳥の一人相撲に見えないラブコメ編ですが…

2巻ラストで似鳥のために”僕”が「ヴァイス・ヴァーサ」の一編を朗読したばかりに、
クラスメイトの「ヴァイス・ヴァーサ」ファンの佐竹さんに狙われることになった”僕”。
自習時間に社会科の遠藤先生と似鳥と4人で内職しながら、
「ヴァイス・ヴァーサ」について延々と語る3人を隣りで聞くとか、
中々に羞恥プレイで読んでてニヤニヤしましたね。
無論、一番ニヤニヤしたのは似鳥視点で語られた”僕”がついた、
「似鳥はね、僕の彼女なんだ」という嘘に纏わる騒動でしたけどね!(笑

それにしても似鳥が首を絞めたのに許された理由が、
まさかあれほど壮絶なモノだったとは…
ご都合主義な夢物語ではないことを文字通り痛感した似鳥が、
仕事現場で見せた一幕は2巻終盤と良い対比になっていたと思います。
この3巻は似鳥の成長譚でもあるような気がします。

それはそうとラストの質問板のアレには笑わされました。(笑
これでキレた佐竹さんが”僕”にどういったリアクションをするかとか、
色々と妄想が捗るわけですが…
これ、ちゃんと続きが出るのかしら。
結構良い感じで終わっちゃったのでこれで完結じゃないよね? とちょっと心配です。

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