その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2014/1/5 日曜日::

■[漫画]夏の合宿で最後の思い出!?「とめはねっ!鈴里高校書道部」12巻

とめはねっ!鈴里高校書道部 12 (ヤングサンデーコミックス)
著者/訳者:河合 克敏
出版社:小学館( 2013-12-27 )
コミック ( 201 ページ )

高野山競書大会の表彰式から12巻ですが、
これでしばらく京都の大槻さんが出てこないとなると寂しい限りです。
微妙に縁とフラグが立ってるツンデレさんというのもあるんですが、
あのキャラクター性が好きなんですよねー

代わりといっては何ですが、本格的な夏が始まったので、
今年も鵠沼との合同合宿が始まり、鵠沼女子部員の皆さんが密度濃く登場!
特に今回は地味ながら色々とポイントが高い副部長の見城さんが、
見事な水着姿を見せてくれますからね!
黒髪ロングでプロポーション抜群で清楚な書道美女とか、
声が大きなひろみの影に隠れがちだけど、かなりポイント高いですよね見城さん。

また、夏合宿には一条も合流しているんだけど、
勅使河原&一条に「女子部員に男として見られてない」発言をされていた縁は、
事実その通りだと思うので、もうちょっとこう、頑張った方が良いんじゃないかな!
特に望月さんには男というより、ライバルとしか見られてないよね!
良いのかそれで…

そして肝心の書の方ですけど、三浦のおじいちゃんが流石の指導者っぷりを見せてましたね。
初めから正解を教えずに自分で正解を考えさせるような教え方みたいですが、
それでも詰まったらちゃんと蘊蓄混じりの雑談を踏まえて教えてくれますし、
望月さんや縁にも良い合宿になってると思います。

それにしてもどんどん「書の甲子園」までの時間が迫ってきたなぁ…
望月さんホントこのままだとどうなるんだろ。
というか恋の行方どころか、望月さんに恋心が実装されるのかどうか…
無理な気がしてきた。(ぉ

:: 2013/5/31 金曜日::

■[漫画]貧乏職なし、されど食あり。「くーねるまるた」2巻

くーねるまるた 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2013-05-30 )
コミック ( 104 ページ )
作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)

金はなくても人生はいくらでも楽しめる。
そんな気にさせてくれる、毎週8ページのお楽しみ「くーねるまるた」の2巻が発売れさました。

ポルトガルから留学してきたマルタさんがそのまま日本に居ついて、
奨学金の貯金を切り崩しつつ、偶に日雇いのアルバイトで小銭を稼ぎつつ、
古い激安アパートに住み、貧乏だけどバリエーションに富んだ食生活を楽しそうに送るという、
ただそれだけなんだけど、すごく幸せそうな雰囲気が感じられる漫画です。

2巻に入ってもマルタさんの日常に大きな変化はないんだけど、
同じアパートの住人もボチボチ出てきて賑やかな雰囲気は出て来ました。
アパートのみんなとクリームチーズの石狩鍋を食べたり、
大学院時代の友人たちと夜桜を見ながら七輪で美味しいもの焼いたりと、
マルタさんの人徳が感じられるエピソードも多数収録されていてほっこりします。

マルタさんはその人柄が滲み出ているのか、外国人だから目立つのか、
お店の人に顔を憶えられてたり、助けを求められたりと大活躍ですよね。
また、その人徳だけでなく、日本人もびっくりの博学っぷりには、
日本人として恥ずかしくなる所も多々あったりも。
二十四節気とか全部把握してなくてすみません…

それにしてもマルタさんの手料理はワンコイン(500円)で出来そうだし、
遊びに行く所もこちらも大体ワンコインだから凄く真似しやすいですよね。
その分手間暇は掛かってますが、それもまた乙なモノなので、
いつか時間を見付けてどれか実践してみたいものです。
せめて塩昆布くらいは…(笑

:: 2013/5/30 木曜日::

■[漫画]ラブコメ包囲網「とめはねっ! 鈴里高校書道部」11巻

とめはねっ!鈴里高校書道部 11 (ヤングサンデーコミックス)
著者/訳者:河合 克敏
出版社:小学館( 2013-05-30 )
コミック ( 197 ページ )

前回、望月さんが柔道の国際強化選手に選ばれたことで風雲急を告げる形になりましたが、
この11巻では主にそのことから巻き起こる一大騒動と、それに伴うイベントの連続でしたね。
草食系の極みとも言える縁も流石に暢気にしてられない状況なんだけど…
果たしてどこまで積極的にいけるかどうかの瀬戸際ですねぇ…

しかし現実だと女子柔道の国際強化選手って体罰問題等で腐りきっているイメージがあるので、
望月さんが選ばれたのも不幸が降りかかったとしか思えないんですよね。(笑
それだけに本人の意思を確認せず、勝手な期待で書道の時間を削ろうとしている島田先生が、
イヤーな大人としか感じられず何とも気分が悪かったです。
まぁ、自分と学校の名誉だけでなく、ちゃんと望月さんの将来も考えてるのは確かなんでしょうが、
そこに本人の意思を確認して汲み取らなかったらダメだよなぁ。

それに対して三浦のおじいちゃんと影山先生は頼りになる大人でしたね。
後ろからしっかりと援護射撃してくれる三浦のおじいちゃんの博識と、
普段は頼りないけど、望月さん本人の意思こそが大事だと大勢の前で主張するとか、
今回の影山先生はかなり先生として信頼できる良い大人してたと思いますよ。
この場面を笠置先生に見せたらまた違った印象を持たれるだろうになぁ…(笑

結局、縁的にはタイムリミットを切られることになった訳な上に、
父親や先輩後輩からのプレッシャーだけじゃなく、大分から一条がやってきたりと、
縁のラブコメ包囲網が完成しつつあって大変だと思いますよ。
それでも一応闘志らしきものを発揮して「おおっ!?」と感心したのも束の間、
一条からの宣戦布告とも取れる発言に凹んだりしたのはちょっとガクっと来ましたね。(笑

肝心な書の方ですが、一段レベルが上の一条が参戦することでまた一つ蘊蓄が入ったり、
引き続き木簡についての話が入ったりと興味深い所も多いですね。
ただ、今回はやはり前回出した高野山競書大会の結果ですね!
予想以上に良い結果を出した縁が主人公らしくて頼もしいです。
それにしても予想は出来たけど、高野山で京都の大槻さんとまた会うとはなぁ…
結構縁とフラグが立ってたりするのかしら?
それはそれで面白いんだけど。(笑

:: 2013/3/8 金曜日::

■[漫画]建物の記憶とその想い「マホロミ」2巻

マホロミ 2: 時空建築幻視譚 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
著者/訳者:冬目 景
出版社:小学館( 2013-02-28 )
コミック ( 210 ページ )

冬目景さんの建築の記憶と触れ合う物語「マホロミ」の2冊目。
古い建築物の記憶に触れることが出来る能力を突然開花させた建築学を学ぶ学生の土神と、
同じ能力を持つ黒髪ロングの美人でちょっと世俗から離れた印象を持つ真百合さんの、
少し不思議でちょっとした秘密を共有する関係が面映ゆい印象があります。

今回は英国人の血を引く女性の生家に纏わる話と、
60年前に大学の図書館で起こった悲劇に纏わる話の二本立てになっています。
特に前半の話は初めて明確に人助けをすることが出来たので、
読んでいても中々感慨深いものがありました。

しかし読んでいてつくづく思ったんですけど、冬目景作品の黒髪ロングヒロインって良いですよね…
何というか退廃的な所もありながらも世俗にまみれない孤高の美しさがあるというか…
土神が大学に来た真百合さんが自分の野暮ったい服装に気後れしているのを知り、
「つかソレがいーんじゃん!」と内心思ってましたけど、その気持ちがよく分かりますよ。
真百合さんみたいな古風な美人には一種憧れるモノがあるものなのです。

そんな真百合さんと二人でいるところを見られて卯が変に勘ぐってたりと、
ラブコメとしてそれはそれで良い種火になりそうだったけど今回はそこまで掘り下げられなかったのは、
残念だったような次回に楽しみが繰り越されてそれはそれで楽しみなような…
ただ、真百合さんも実家の複雑な事情だけではなく、亡き祖母の想いを引き継いでいて、
中々に一筋縄ではいかなさそうな人なので今後がどうなるのか結構気掛かりですね。

多分次巻が出るのもまた来年くらいでしょうけど、気長に待ちたいと想います。
それと冬目景さんの画集ですけど「冬目景画集 20─twenty─」だけではなく、
冬目景画集 冬幻響」ってのも出てたんですね。
Amazon.co.jp: 冬目景画集 冬幻響: 冬目 景: 本

「20─twenty─」の方は限定生産だったので事前に予約してたんですけど、
こっちは知らなかったのでまだ手に入れてないので早く頼まなければ…
(追記)
コミックナタリー – 冬目景、デビュー20周年を記念した画集を完全予約受注生産
「冬幻響」の内容は「20─twenty─」に含まれているみたいですね。
だったら「20─twenty─」だけで良いのかな?
(追記ここまで)

ちなみに「20─twenty─」ですが流石に1万円するだけあって凄く豪華な装丁でしたね。
まるでバブル期の本みたいでした…(笑
内容は画集だけではなくインタビュー記事も簡単ですけど載っているんですが、
最近はデジタルも多少導入しているといのは意外でした。
まぁ、色むらを修正するくらいの使用らしいんですけど、
完全アナログの人だとばかり思ってただけに意外です。

それと今はほぼ一人の作画で月産40ページと漫画家の中でもかなり速筆なんですね。
まぁ、本人も言ってるように様々な媒体で描かれているからどうしても遅筆な印象があるのも確かなんですが…
何はともあれ古くからのファンなので今後も末永く読み続けていきたいものであります。

:: 2013/1/30 水曜日::

■[漫画]葡萄牙産の食いしん坊「くーねるまるた」1巻

くーねるまるた 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2013-01-30 )
コミック ( 130 ページ )

ヤングガンガンで「オシエシラバス」を連載中の高尾じんぐさんがスピリッツで新作に挑戦!
今までファミリー向け4コマ誌など、ヤングガンガン以外で見かけることはたまにありましたけど、
スピリッツという週刊誌で見ることになろうとは思いませんでした。
流石に隔週雑誌と同時並行はキツイのか1話あたりのページ数は6~10Pと少なめですが、
その分面白さは凝縮され、更にサクっと読めてしまうのでむしろメリットになっているんですよね。

マルタさんは東京の大学院に留学して卒業するもそのまま日本に居着いたポルトガル娘さん。
日本での生活にも慣れてきたマルタさんは寺の敷地内に立つボロアパートで貧乏暮らしをしているんだけど、
その貧乏さをむしろを楽しんでいるかのようにお金が掛からない食材をお手軽レシピで美味しく食事を作り、
それを食べる毎日を満喫しているのです。

ジャンル的にはグルメ漫画ではあるんだけど、ラベンダーの香り付きのハンカチや、
お風呂上がりのビールというレシピまで載せてたりとかなり幅が広い内容なんですよね。
もちろんポルトガル出身ということで干し鱈を使った料理とか海外のレシピも入るけれど、
基本的に日本で簡単に手に入る食材で作れちゃう所が面白いです。
それと、作中で絵本から日本文学まで様々な文芸のネタが随所に折り込まれており、
マルタさんの教養の高さまで見て取れるのが興味深いです。

それに何と言っても美味しいモノを食べている時のマルタさんが凄くめんこいんですよね!

マルタさん

この笑顔を見ているだけで読んでてほんわかしてきちゃいます。

まだ1巻目ということで知名度は低いですけど「オシエシラバス」が好きな人はもとより、
グルメ漫画が好きな人にもオススメできる良い漫画です。
読んでいるとお腹が減ってくること受け合いなので深夜に読むことはオススメしませんけどね。(笑

ちなみに「くーねるまるた」というタイトルの意味はこの1巻を読めば分かるので、
気になった人は是非とも自分で読んで確認してください。(笑

:: 2012/9/3 月曜日::

■[漫画]京都でしゅうがくっ!「とめはねっ!鈴里高校書道部」10巻

とめはねっ! 鈴里高校書道部 10 (ヤングサンデーコミックス)
著者/訳者:河合 克敏
出版社:小学館( 2012-08-30 )
コミック ( 197 ページ )

前回、縁のお祖母ちゃんが気持ちも新たに書道部で教えてくれることになり、
今回はお祖母ちゃんの勧めで書道部の面々は「高野山競書大会」に参加することになったんだけど、
縁と望月さんは締め切り直前まで修学旅行で一週間九州と京都に赴くことに。
それでも負けん気が強い望月さんは、京都で本物の名筆を見るというアイディアを閃き…

という訳で今回は縁たちの修学旅行が話のメインになっています。
前半の九州旅行はマキで、後半の京都3日間が書道部的に本番です。
ただ、段取りが頼りにならない影山先生のせいで博物館に行くも改装作業中で、
どうしたもんだかと思っていたら、京都在住の書道日本一高校生な大槻さんと奇跡の再会!

いやはや愛されてますね、大槻さん。
登場初期は嫌味なキャラかと思ってたのに、オープンキャンパスで素が出てきてほんわかしてたら、
今回の修学旅行で愛すべきキャラに化けたという感じがします。(笑
望月相手に土産物屋ではしゃいでる姿は女子高生らしくて可愛らしかったですよ。

そんな大槻さんに大阪と京都の美術館に案内され、
そこで「継色紙」や「高野切」といった有名な「かな」の真筆に触れることになった縁たち。
名筆を前にして、それぞれの着眼点や感性がじっくりと描かれていて、
縁や望月さん、そして大槻さんの書に対する想いがしっかりと伝わって来ましたよ。
それにしても縁…、お得意の帰国子女スキルで活躍はしたものの、
飴を食べさせるだけで割りと満足するとは…、流石草食系男子の代表格だなぁ…(笑

他にも縁のお祖母ちゃんが見せてくれた料紙の薀蓄だったり、
島さんの勧めで書くことになった木簡だったりと書に対する話はいつも通り興味深いです。
また、源氏物語に関する意外なエピソードとかも含めて、
馴染みがない分野でも面白く感じることが出来る「とめはねっ!」という作品はやはり凄いと、
再認識させられました。

「高野山競書大会」を前に己を知りながら前向きな姿勢を見せてくれた望月さんですが、
柔道の強化選手に選ばれて二足のわらじが難しくなってきたけど…
はてさてどうなることやら。
「高野山競書大会」の結果ともども気になりますね。

余談ですが、「書の甲子園」の時に大槻さんたちが大阪-京都間で新幹線を使ったことが不思議でしたが、
どこかでツッコミがあったのか、さり気なく大槻さんが解説してたのにちょっと笑いました。
関西圏に住んでたら京都-大阪間の近さは割りと常識の話ですしね。(笑

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