僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2016/6/14 火曜日::

■[ラノベ]いざ港区へ…!「アクセル・ワールド 20 ―白と黒の相剋―」

アクセル・ワールド (20) ―白と黒の相剋― (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-06-10 )

作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫(@kunori)さん | Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA(@himapo)さん | Twitter

白のレギオン”オシラトリ・ユニヴァース”を隠れ蓑に暗躍する加速研究会の正体を暴くため、
”グレート・ウォール”と交渉してエリアを割譲してもらう確約を得るだけでなく、
”プロミネンス”と合併することになった”ネガ・ネビュラス”
そのために中野でお互いのレギオンが一堂に会することになったんだけど…

久しぶりのアクセル・ワールド新刊ですが、今回もいいところで終わってますね!
とはいえシリアスパートは少なく、笑いながら読める内容になっており気持よく読めました。
特に合併する時にシルバー・クロウと戦ったアイオダイン・ステライザーが特に良かったですね!
クリキンとストロンゲスト・ネームの座を奪い合ったのもわかるコミカルさですよ。
良いですよね、こういうキャラ。(笑

そして普段はクールなのにコミカルさが出ていたコバマガ双子姉妹も良かったです。
そのコミカルさの源泉となっているシルバー・クロウも良いキャラしてると思いますが、
あのコミュ障気味だったハルユキがそんな風に振る舞えるのも、
コバマガの二人と友達になったからだと思うと微笑ましく思えますね。

そんなコバマガの二人とリアル割れしたリードですが…
護衛官がいることといい、どう考えてもガチの皇族ですよね…
川原礫さんってば中々際どいところを攻めるなぁ…(笑
高潔な好青年って感じがするので大丈夫だとは思うのですが。
ちなみにリードのリアルの姿ですが、
私はビジュアル的に「ヒカルの碁」の塔矢アキラっぽいのを想像しています。

さて、”オシラトリ・ユニヴァース”との領土戦が始まって早々から凄い展開になりましたが、
はたしてこの戦いの決着はどうなるのか。
映画版のシナリオはこの戦いの後らしいので無事に終わるとは思うのですが、
いろいろと気になるので早く続きが読みたいであります。

:: 2016/5/14 土曜日::

■[ラノベ]悪意の奔流「ソードアート・オンライン 17 アリシゼーション・アウェイクニング」

ソードアート・オンライン (17) アリシゼーション・アウェイクニング (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-04-09 )

作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

何故読み終わるのが発売から1ヶ月ほど経ってからなのかというと、
物語の重さというか鬱さに二の足を踏んだというのもあるのですが、
編集部の致命的なミスによりネタバレを食らって読む気力が萎えたからです。

具体的に言うと185ページの挿し絵です。
登場キャラクターが多くなり戦場も広がったため、
それぞれの場所を俯瞰できるマップを用意するのは良いのですが、
アスナが戦ってる相手、まだ登場してませんから! 正体判明してませんから!

100歩譲ってヴァサゴの正体がPoHであるのは自明の理なので良しとしましょう。
でもね、中国&韓国プレイヤーはまだ出てきてませんから!
アスナたちの窮地を仲間たちが駆けつけ、さぁこれからだ! と希望が見えてきた時に、
挿し絵でネタバレを食らって絶望した読者の気持ちを考えて欲しいです。
読者の楽しみを編集部のミスで奪うとか本当に勘弁して欲しいです。
野崎くんの前野じゃないんだから…!
城ノ内死すとかやらないでよ…!

そんな編集部のミスを除外したとしてもこの17巻はキツイものがありましたね。
面白いのは間違いないのですが、ぶっちゃけ18巻と同時刊行して欲しかったというか…
フラストレーションが一番溜まる巻なのは間違いないでしょう。
いや、ホント溜まりに溜まるのでそういうのは苦手な人は18巻と同時に読むことをマジでオススメしますよ。

川原礫作品に共通して言えることなんですが、
悪役はとことんまで悪役で、非常に嫌なヤツなんですよ。
そういった意味ではPoHは今までの中でも屈指の悪役ですよね。
SAO時代からずっと悪意の塊のような奴だっただけに、
その悪意から生み出す憎しみの濁流に押し流されるアスナたちを見てると、
哀しみしか生まれないですよ。

しかしそんなアスナたちの窮地を救えるキリトさんは覚醒直前という…
アウェイクニングという言葉の意味を問いたい。(笑
読んでてずっと「キリトー!!!! はやく起きてくれーっ!!!!」と、
サイヤ人の強さに前にしたクリリンの心境だっただけに、
レイニー止め感が凄かったです。

でもまぁ、流石に今回で膿は出し切ったと思いますよ。
柳井さんとかPoHとか今まで暗躍していた奴が表に出てきて、
あとはキリトさんが起きて活躍するのを待つだけですもんね。
問題は次の18巻が出るのが8月くらいということかな…
短いような長いような…
うーん、もどかしい…

:: 2016/2/11 木曜日::

■[ラノベ]瞬間、心、重ねて「絶対ナル孤独者 3 ―凝結者 The Trancer―」

絶対ナル孤独者 (3) ―凝結者 The Trancer― (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-02-10 )

原作者サイト:WORD GEAR
原作者twitter:川原礫(@kunori)さん | Twitter

宇宙から飛来したサードアイに寄生された少年、空木ミノル。
彼の心的外傷から作られた異能力は”可視光以外を全て遮断する防御殻”だが、
特課に所属する小村スウはそれとは相似にして対極の、
”可視光のみを遮断”する能力を持つ<屈折者>で…

ミノルの能力はエヴァのATフィールドだと常々思っている訳ですが、
今回のエピソードはまんま「瞬間、心、重ねて」でしたね!
ツンケンしているユミコとは全然能力のシンクロが出来ないのに、
物静かな美人であるスウとは一発でシンクロ出来てしまうあたり、
まんまシンジとアスカとレイだなぁ、と思ってしまう訳ですよ。
アラフォー読者の多くはそう感じたのではないでしょうか。(笑

とはいえそれは物語の一部なだけであり、
実際にスウはレイほどに寡黙なわけではなくお茶目な所が多いです。
それにルビーアイの組織に対する強行偵察でわかった、
組織幹部である<液化者>の意外な素顔と、
彼女の圧倒的な能力の応用力に追い詰められたりと手に汗握る展開が多かったです。
それでいてラノベっぽいラブコメ要素とかお色気要素が入っているあたり、
流石は川原礫さんだなぁ、と思わされました。(笑

Web版からは序章のインタールードが追加されたり、
執筆当時が2011年3月11日以前だったがためになかった設定が加わったりと、
Web版読者としても興味深い加筆が多かったです。
何よりイラストのサービスシーンとか良かったです!
スウを押し倒す格好のイラストも良かったけど、
ぬいぐるみを抱いて涙目になっているユミコが可愛かったです!

ネックなのが刊行ペースが1年に1冊な所でしょうか。
Web版はここまでしか読んでないので次の4巻が待ち遠しいですね。

:: 2016/2/10 水曜日::

■[漫画]孤高なる少年「絶対ナル孤独者」1巻

絶対ナル孤独者 (1) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:越水ナオキ
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-02-09 )

原作者サイト:WORD GEAR
原作者twitter:川原礫(@kunori)さん | Twitter
作者サイト:15th floor
作者twitter:越水ナオキ(@miz2215th)さん | Twitter
Kindle版:絶対ナル孤独者 (1)

宇宙から飛来した謎の紅い玉と黒い玉。
殺人衝動を起こさせる紅い玉”レッドアイ”
そして”レッドアイ”を抑止する黒い玉”ジェットアイ”
それぞれに寄生された人間同士の能力者バトルがこの「絶対ナル孤独者」です。

主人公の空木ミノルは孤独を望む少年。

isolator_comic01_01

8年前に一家が強盗殺人に遭い一人だけ生き残ってから、
孤独になろう、人の記憶に残らないように生きてきたのに、
ジェットを宿してからどうしようもない運命に巻き込まれて…

この作品はSAOやAWで有名な川原礫さんの同名ライトノベルのコミカライズです。
ですので知っている人も多いとは思いますが、
今までの作品とは少々違った趣向になっているんですよね。
現代日本の異能力バトルという時点で珍しいですが、
主人公の諦観の滲んだ退廃感漂う雰囲気がキリトともハルユキとも違うんですよね。

とはいえ敵のいやらしさというかキモさは変わらず、
レッドアイに寄生された能力者の咀嚼者が中々にキモい。

isolator_comic01_02

既存の食べ物や鉄パイプだけでは飽き足らず、
人間を食べようとする常軌を逸した衝動。
そして狙われたのがミノルと親しくなろうとする箕輪さんなあたり、
運命とかそういうのを感じますね。

メインヒロインである安須ユミコも登場していますが、
結構高圧的で独善的な面が出ているので、
この1巻だけだとその魅力はまだ半分も出ていません。
そういった意味ではまだまだ序盤なのでこれからに期待して欲しいですね。
系統的には「寄生獣」とか「アライブ 最終進化的少年」と一緒なので、
そういった作品が好きな人はどうぞ。

:: 2015/12/16 水曜日::

■[ラノベ]ギルドの重み「ソードアート・オンライン プログレッシブ」4巻

ソードアート・オンライン プログレッシブ (4) (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-12-10 )

作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

今回のSAOPは今までと違ってギルド間、ひいては人と人との関係がメインです。
4層まではゲームとしてのソードアート・オンラインにクローズアップされてましたが、
MMORPGでは避けては通れない人と人との関わりが主軸となっています。
そして今後アインクラッドをクリアした後もキリトたちを悩ませることになる、
ラフィン・コフィンの蠢動も描かれています。

人と人との関係が重点的に描かれるということは、
つまりはキリトとアスナの二人の話も濃密にわけですよ。
お陰でアスナの可愛いところがメチャクチャ多くて、
読んでてとてもニヤニヤしちゃいましたね。

うっかりデートと言ってしまい真っ赤にして怒ったり、
アルゴとはフレンド登録してるのに自分とはしてないことに嫉妬したり、
貴金属やアクセサリーに目を輝かせる女の子らしさがあったり、
アストラル系モンスターが苦手な可愛らしいところがあったり、
心の中の衝動に耐えながらもついには耐え切れずにキリトに抱きついたり、
もう全方位でアスナが可愛すぎてヤバイ。

また、ボス戦もかなり熱かったですね。
キリ番階層ということで一筋縄ではいかないとは思ってましたけど、
ギミックが凝ってるだけでなく、いやらしさもあったとは。
でも、だからこそ、それを攻略していくキリトたちが格好良かったですね。
特にALSのリーテンさんが良かったなぁ。
好きな人のために身体を張るとか75層のアスナといい、
SAOの女の子はここぞという時に強さを見せてくれますよね。

そのリーテンさんの友達という鍛冶師志望の女の子ですが、
恐らく、というか十中八九リズですよね。
この後にリーテンさん経由でアスナがリズと知り合うのかなー
うん、とてもありそう。

そしてラストでついに出てきましたね、PoH…
まさか二重顎だったとは…(そこかよ
今まで存在だけは語られてきましたが、
ここまで厄介な相手だとはなぁ。
まだその恐ろしさとおぞましさの片鱗しか見せてませんが、
今後もキリトたちの前に立ちはだかるのは間違いないので、
キリトたちは気をつけて欲しいものです。

:: 2015/10/13 火曜日::

■[ラノベ]帝城の秘密「アクセル・ワールド 19 暗黒星雲の引力―」

アクセル・ワールド (19) ―暗黒星雲の引力― (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-10-10 )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫(@kunori)さん | Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA(@himapo)さん | Twitter

今回は珍しく4ヶ月ぶりでの新刊となった「アクセル・ワールド 19 暗黒星雲の引力―」
帝城への侵入に成功したハルユキと楓子師匠。
そこで待ち構えていたのはリードだけではなく、
飄々としたグラファイト・エッジであり…

グラファイト・エッジが色々と説明してくれたんだけど、
肝心な部分が微妙にボカされているせいで判ったようで判らずにモヤモヤしますね!
特に加速世界が出来た理由として語られた似た世界の戦いとか、
SAOの話っぽくて、だからこそ知りたくなるんだけど、
詳細が語られないからモヤモヤするんですよねー

そして帝城以外、というか現実世界での物語の動きも大きいですね。
確かに今までの繋がりから考えるとあり得ないことでは無いんだけど、
レインも思い切ったことを考えるなぁ…
思い切ったことと言えばショコラたちのスカウト行動もかなり凄かったし、
ハルユキの生徒会への立候補承諾も含めて、
みんながそれぞれ決意して行動する姿からは中学生という若さを感じました。

それにしてもハルユキたちが作中でも言っている通り、
ネガ・ネビュラスの男女比が凄いことになってますね。(笑
ハルユキも色んな女性たちに嫉妬されて大変ですが、
迂闊な発言のせいとも言えるのでちょっと自業自得気味かも?

今後多少は解消されるのかもしれませんが、
このままの男女比でも良いかなー、と私は思います。(笑

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