殆ど死んでいるさんの「異世界おじさん」3巻は10月21日発売!
セガ公認メガドラミニ番外編も収録なるか?
:: 2019/9/21 土曜日::

■[ラノベ]イザヤの空 飛行艦の夏「プロペラオペラ」

プロペラオペラプロペラオペラ
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) | Twitter
絵師名:雫綺一生
絵師サイト:Heaven Help Us?
絵師twitter:めふぃすと♦︎雫綺一生 (@MEPHIST0216) | Twitter
Kindle版:プロペラオペラ 1
DMM電子書籍:プロペラオペラ 1

皇家第一王女にして飛行駆逐艦「井吹」艦長のイザヤ(18)
ガメリア合衆国との戦争中に乗艦してきた黒之クロトは、
かつて王籍剥奪された一族の一人でありイザヤの幼馴染み。
ガメリアで投資家として成功していたはずのクロトが、
なぜ日之雄に帰国し、軍人になっているのかイザヤは聞き出す(拷問する)と…

報われない幼馴染みを書くことに定評のある犬村小六さんの新作です。
平和のためにアホ王子と政略結婚したり、
想いを告げず、恋敵と結ばれるのをサポートしたり、
故国のために戦死したため未亡人になったり、
家族のために国を裏切り国賊となって別れたり、
貧乏と極悪官吏のせいで凍死したり、
本当に、今までの幼馴染みの末路は碌なもんじゃなかっただけに、
この新作でもどうなることかと思いましたが、
今のところは幼馴染みの悲恋にはなっていないので安心しました。
まぁ、安心して油断したところをグサッと刺してきそうなんですけどね!

作中の戦争のモチーフはどう考えても太平洋戦争でしょう。
白人国家の傲慢さと大国として不遜さの結晶であるハルノート、もといガルノートとか、
他人を蹴落として資産を奪い取るのが当然のウォール街、もといフォール街とか、
色々な固有名詞はすぐに元ネタがわかるくらいに鮮明ですが、
セラス粒子によって上空1200メートルを浮遊する飛行艦隊とか、
恋と空戦好きの犬村小六さんらしいファンタジー要素もあったりします。
まぁ、それでこそ犬村小六さんって感じですよね。

それにしても作中での白人による黄色人種差別とかヒドイものでしたが、
まぁ、当時の欧米諸国だとこれくらいあっただろうなぁ、という感じがあります。
また、国民の血税の結晶を不勉強な驕りで一瞬で無に帰する無能な参謀とか日本的で、
何ともやるせない気持ちになるシーンはありました。
ですが、イザヤとクロトの掛け合いと、夜戦シーンの面白さは半端なかったです。

特に無能な参謀のせいで次々と死地に飛び込む同僚に追随せず、
クロトを信じて戦線離脱するイザヤには幼馴染みの絆を感じましたね。
無駄に殉職するのを尊びそうな軍人が出そうなもんだけど、
日頃からイザヤとリオの二人の姫宮が「井吹」乗員を鼓舞しているのと、
傲岸不遜ながら意外と乗員と上手くやっているクロトのお陰で、
最後まで練度を保って戦ってくれてとても頼もしかったです。

そして夜戦での活躍は素晴らしかった!
クロト発案のチャフによって敵のレーダーを撹乱したとはいえ、
機銃掃射でボロボロにされながらも空雷発射を敢行する乗員たちの練度と、
その練度を十全に活かせるクロトの頭脳が格好良かったです。

クロトとイザヤは良いカップルだと思うんですが、
国内世論は元より、ガメリアの怪物カイルが一番の難敵ですよね。
はたしてこの幼馴染みカップルは幸せになれるのか!?
犬村小六作品だしかなり難しいと思うのですが、
何とかここで既存の犬村小六作品から脱却(幼馴染みハッピーエンド)をお願いしたいものであります。

そのためにもまずは続刊をお願いしますね!

:: 2018/10/2 火曜日::

■[ラノベ]三界の融和、そして…「やがて恋するヴィヴィ・レイン」7巻

やがて恋するヴィヴィ・レイン7巻やがて恋するヴィヴィ・レイン7巻
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) | Twitter
絵師名:岩崎美奈子
絵師サイト:GREAT ESCAPE blog
絵師twitter:岩崎美奈子 (@me_iwa) | Twitter
Kindle版:やがて恋するヴィヴィ・レイン 7
Kindle版まとめ買い:やがて恋するヴィヴィ・レイン
DMM電子書籍:やがて恋するヴィヴィ・レイン 7

ワールドトリガーを起動し、三界の壁が取り払われようとしている中、
ヴィヴィとルカはエデンの艦隊を待ちながら穏やかな日々を過ごし、
ファニアはジェミニと会うために二転三転する人生を歩んでいた…

こういう終わり方でくるかー…

タイトルの回収の仕方は見事でした。
ラストの展開を読んだあとにタイトルを思い返すと、
なるほど、納得であり、希望が持てるな、と思わされます。

実際、ヴィヴィは可愛いですよね。
アステルの記憶を引き継いでるけど素直になれないというか。
まだまだ恋心を自覚ができないというか。
情緒的にはまだまだ小学生だな、と。
喧嘩の内容も痴話喧嘩で、微笑ましいものがありますしね。

それに対してファニアは茨の道を歩んでるなぁ…
民のために滅私奉公をしているのがわかるだけに切なかったです。
本人がそう望んでいるのは確かなんだけど、
そのせいでルカが隣にいることがない人生を歩んでしまうのは、
とてもやるせないもどかしさがありました。
どこまでも自分のエゴを殺してしまうヒロインだなぁ…

ヒロイン度で言えば男のジェミニが中々でしたね…
ルカが死んだと聞いて臥せってしまうだけでなく、
ファニアから伝えられた言葉だけで初志を取り戻すとか、
どんだけルカが好きなんだよ、と。
最後の決戦でも言葉を交わすことなく、
お互いを知っているからこその連携を見せてくれて、
最期までカッコよすぎでしたね。
それにしてもこれも一つのヤンデレヒロインになるんだろうか…

病んでるといえばカミーユも病んでましたけど、
ファニアのお蔭で最期はまだマシな部類だったんじゃないでしょうか。
グレゴリオの最期の惨めさにはわりとスカッとしましたけど、
マクシミリアノは逮捕だけで終わってしまったのは残念でしたね。
こう、人望が地の底まで叩き落とされてから死んでほしかった…!

とある飛空士シリーズでもそうでしたが、
友情こそが世界平和の要である、というテーマは同じでしたね。
今回は幼馴染みヒロインがある意味報われたのが意外でしたけども。
ヴィヴィ、というかアステルを幼馴染みに数えたら、ですけど。
というか、幼馴染み度で言えばジェミニが一番なのかな…
そう考えれば幼馴染みヒロインが酷い話ではあるかな…

次回作も期待ですけど、
やはり血と硝煙と恋と幼馴染みの要素は出るのでしょうか。
出るんだろうなぁ…w

:: 2018/8/10 金曜日::

■[ラノベ]ワールド・トリガー「やがて恋するヴィヴィ・レイン」6巻

やがて恋するヴィヴィ・レイン6巻やがて恋するヴィヴィ・レイン6巻
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) | Twitter
絵師名:岩崎美奈子
絵師サイト:GREAT ESCAPE blog
絵師twitter:岩崎美奈子 (@me_iwa) | Twitter
Kindle版:やがて恋するヴィヴィ・レイン 6
Kindle版まとめ買い:やがて恋するヴィヴィ・レイン
DMM電子書籍:やがて恋するヴィヴィ・レイン 6

内通者が使う遠隔通信手段によって作戦が漏れ、窮地に陥ったルカ。
メルヴィルが倒され、撤退を始めるもジェミニに執拗に狙われ、
更に帰還途中に実権を握ったマクシミリアノによって国家反逆罪の罪を被せられる。
アステルが最後の命を使って救い、ミズキと共に崖から飛び降りてジュデッカに逃れたルカだが…

この6巻で一気に世界の謎が解き明かされた上に事態が動きましたね。
次の7巻で完結らしいので当然なのかもしれませんが、
ここまで詳らかにされるのは予想外でしたが、もったいぶられるよりも清々しいです。
しかし… 予想以上に壮大な世界観だったなぁ。
まさか旧人類が地殻変動まで起こすくらい科学技術を進歩させていたとは…

そんな世界観の中で生きるルカたちキャラクターも素晴らしかったです。
ルカはあくまで現実主義者であり進歩推進派であり、
ファニアはどこまでも理想主義者であり性善説の人なんだなぁ、と。
そんな二人が互いを愛し合っているというのが何とも皮肉ですね…
これ、二人が結ばれてハッピーエンドになる未来が見えないんですが…
大丈夫なんだろうか…

そういった政治的な意味だけではなく、女性としてもファニアは可愛かったです。
ミニスカを履くのに恥じらいを持つだけでなく、
身体の線が出るプラグスーツ、もとい操縦服に着替えるのを恥じらうのも最高です。
犬村小六さんは高貴な身分の女性を恥じらわせるのに目覚めたのでしょうか。
良いぞ、もっとやれ。

そしてアステルが育てた感情を受け継いだヴィヴィ・レインですが…
彼女は彼女で中々に面白いですね。
やがて恋する、というタイトルから考えてルカへの恋心を持つことになるんだろうけど…
ファニアとの仲に入ることができるのか、そもそも入る気があるのか。
世界の命運の鍵を文字通り握っているわけですが…
それ以上に彼女の恋心が気になります。

そう言えばとある飛空士シリーズでもそうでしたけど、
ムカツク敵を最後には成敗してスッキリしましたが、
今回はファニアを軟禁していたグレゴリオが見事にやられてましたね。
マクシミリアノもやはり次の完結巻で派手にやられてくれるのか…
それが結構楽しみだったりします。

:: 2018/2/14 水曜日::

■[ラノベ]また会えるから…!「やがて恋するヴィヴィ・レイン」5巻

やがて恋するヴィヴィ・レイン5巻やがて恋するヴィヴィ・レイン5巻
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) on Twitter
絵師名:岩崎美奈子
絵師サイト:GREAT ESCAPE blog
絵師twitter:岩崎美奈子 (@me_iwa) on Twitter
Kindle版:やがて恋するヴィヴィ・レイン 5
Kindle版まとめ買い:やがて恋するヴィヴィ・レイン
DMM電子書籍:やがて恋するヴィヴィ・レイン 5

王女ファニアとの約束通りガルメンディア王国で革命を成したルカ。
しかし想いを成就した直後、エデンの助力を得たジェミニがファニアを拐ってしまう。
連れ去られたファニアを助けるため、
ルカは独裁者としてジェミニ率いる神聖リヴァノヴァ帝国と戦うことを決意するが…


フラストレーション溜まりまくりやで…!

最後には幼馴染みが報われないけどハッピーエンドになると信じてるから、
辛くなりながらも読んでるけど、それにしたってこれは酷い。
ルカに心身ともに艱難辛苦を与えられすぎでしょう。

ルカは戦争の天才で、卑怯とも言われる常識外の手段を使うけれど、
ジェミニは政治の天才で、卑怯そのものな想像外の手段を使ってきて、
それによってルカたちが悲劇に見舞われるのが辛い。

ルカが戦争を起こす動機はファニアのためで、
それに数十万の人間を動員するのは正に狂気だけど、
そこにはきちんと未来の戦争の形を見据えての戦争観があったわけで…
理想主義のカミーユが足元をすくわれて、ルカの足を引っ張ってるのを見ると、
物凄くイライラとしちゃいますね。
バカな味方に足を引っ張られるってのは読んでてイライラしっぱなしです。
最近のラノベでは珍しいくらいですけどね、このイライラは。

更にあの愚劣極まるマクシミリアノが調子に乗るのも辛い。
風見鶏で時代の波に乗る才覚だけはあるあのクズが、
最後には惨たらしく死ぬことを望みますよ。

しかしヴィヴィ・レインの正体がそうだったとは…
もしかしたらそうなのかなー、と思ってたけど。
グレイスランドの戦争が終わったと思ったら、
次は三界を巻き込んだ戦いが始まりそうですが、
ルカはそこでどのような役割を果たすことになるのか。
うーん、続きが気になる…

:: 2017/10/4 水曜日::

■[ラノベ]蝕「やがて恋するヴィヴィ・レイン」4巻

やがて恋するヴィヴィ・レイン4巻やがて恋するヴィヴィ・レイン4巻
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) on Twitter
絵師名:岩崎美奈子
絵師サイト:GREAT ESCAPE blog
絵師twitter:岩崎美奈子 (@me_iwa) on Twitter
Kindle版:やがて恋するヴィヴィ・レイン 4
Kindle版まとめ買い:やがて恋するヴィヴィ・レイン
DMM電子書籍:やがて恋するヴィヴィ・レイン 4

ジェミニと袂を分かち、皇子と共に王国に逃れたルカ。
ルカへの恨みで初めて人間らしい感情を持ったジェミニは、
ルカを苦しめるためだけにファニアに求婚する。
ファニアは王族としての勤めを果たそうと心を殺し、
ルカはファニアとの約束を果たすために革命を起こそうとするが…

犬村小六さんは人間じゃねぇよ…!

ひでぇ… ひでぇよ…
塗炭の苦しみを越えて遂に報われたと思った瞬間に、
一気に地獄に叩き落とすとか酷すぎるよ…!
ベルセルクの「蝕」並みのトラウマもんになるよ…!

ルカは本当に頑張ったよ。
人脈を作り、感情を押し殺して議論を重ね、
信じてくれる部下を殺してでも目的のために決して折れず、
どんな窮地に陥っても諦めずに危険を承知で駆けるとか半端ないですよ。
それを… それをー…!

これはもう戦争ですわ…
幸せの絶頂から叩き落されたらそりゃ戦争ですわ…
ルカが「災厄の魔王」と呼ばれるようになるとか、
ルカの性格から考えて初めは理解できなかったけど、
これなら納得ですわ…

しかし、エデンとグレイスランドとの戦いがメインになるかと思ってたんだけど、
まさかグレイスランドの内戦がメインになるとはなぁ。
ヴィヴィ・レインの謎も少しは解けたけど、
結局何がどうなっているのか今ひとつ分からないままだし…
うーん、アステルの数字が無くなったらアステルの人格が消えて、
ヴィヴィ・レインが目覚めるとか、そんなギミックなのだろうか。

まぁ、何はともあれ5巻は楽しみですが、
それ以上に怖いですね。
ホント、どうなるんだろう…

:: 2017/5/27 土曜日::

■[ラノベ]黄金時代「やがて恋するヴィヴィ・レイン」3巻

やがて恋するヴィヴィ・レイン3巻やがて恋するヴィヴィ・レイン3巻
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) on Twitter
絵師名:岩崎美奈子
絵師サイト:GREAT ESCAPE blog
絵師twitter:岩崎美奈子 (@me_iwa) on Twitter
Kindle版:やがて恋するヴィヴィ・レイン 3
Kindle版まとめ買い:やがて恋するヴィヴィ・レイン
DMM電子書籍:やがて恋するヴィヴィ・レイン 3

亡き妹シルフィの願いを叶えるため、ヴィヴィ・レインを探す旅に出たルカ・バルカ。
傭兵をしていたある日、王女ファニアの目に止まり近衛兵になってテラノーラ戦役で活躍するも、
王侯貴族たちに疎まれ放逐され戦場で拾ったアステルと放浪することに。
そして立ち寄ったウルキオラで旧友のジェミニと再会したルカは暴動に巻き込まれ首謀者に祭り上げられる。
血を流さずに暴動を鎮圧するためにファニアと以心伝心で作戦を成し遂げるもルカは処刑されることに。
ファニアはルカを助ける為に無茶をし、アステルや幼馴染みの助けもあって救出されるが、
ファニアは消しきれない汚点を抱えることになる。
そしてルカはファニアとの約束を守るため、革命を起こすことを決意して…

面白さに関しては文句はないのですが、
2巻であったラブコメというかラブロマンスというか、
そういったものはかなりナリを潜めて血生臭い戦場がメインの3巻であります。
いやー、アワーズやヤングアニマルを読んでいる気分になるわー(笑

それにしても2巻で分っていたことですが、ジェミニってば外道ですね。
人間の感情を理解できるけど、実感できない演算機的な人間であるだけに、
恩義や道徳、義理や人情を解せず、損得でのみ人を推し量るところが正に外道。
それで今まで傭兵団を運営することが出来てたんだけど、
最後はルカに足下をすくわれた感じですね。
まぁ、最後はルカに対して最大級の嫌がらせをしてましたけど、
それが初めて人間らしい感情の発露というのがなんとも…

それにしてもルカはどんな逆境だろうと諦めない強さがありますよね。
ミズキやアステルといった最強の切り札が暴走したりして、
策が思い通りにいかなくても次善の手を打とうとしたり、
損得だけでなく、義理や人情といったものも大事にしたりするあたり、
とても主人公してるなぁ、と思います。

それにしても3巻ではエデンとかの出番はなかったけど、
いつ頃にエデンを倒すような展開になるんだろう…
誓約並みの長編シリーズになりそうな気配はしているので覚悟はしているのですが、
はたしてそれまで続いてくれるのか。
それがちょっと心配ですね…

:: 2017/2/7 火曜日::

■[ラノベ]抑えきれぬ恋の激情「やがて恋するヴィヴィ・レイン」2巻

救国の英雄ながら王女との仲を疑われ国を追われたルカ。
ヴィヴィ・レインの手がかりを求める旅も、
天使の歌声のようなアステルの歌のお陰で路銀も潤い、
気楽なものになっていたんだけど、
城塞都市ウルキオラを訪れた際に悪政を敷くベルトラン伯に目をつけられ…

良いね…
2巻になって各段に面白さが加速してきましたよ。
1巻は序章に過ぎなかったんだと思わされましたね。
でも、2巻も序章だったと中盤あたりで気付きそうな予感もします。
つまり、続刊が出るごとに面白くなりそう!

旧知の仲であるジェミニとの再会から少しずつ盛り上がってきましたが、
そこから英雄に祭り上げられたルカが、
重傷を負ったアステルを助けるために全力を出してからが熱かったですね。
会ったこともないけど、ジェミニが信頼しているからという理由だけで、
自分を囮に策を成功させるだけでなく、
ファニアのことを信じて喜劇を演じるあたり爽快感がありました。

そしてルカを想うファニア王女が魅力的なんだよなぁ。
王族として自制しなければならないと、何度も自分に言い聞かせていながら、
拷問されたルカの姿を見てプッツンしちゃう所とか超可愛い。
恋する乙女の魅力が120%表現されていて最高でしたよ。

先払いで貰った報酬でルカがやることが明確になり、
キーパーソンも揃ったことで次巻からは物語が加速しそうです。
楽しみ。

:: 2017/1/19 木曜日::

■[ラノベ]愛情・友情・畏敬、そして…「やがて恋するヴィヴィ・レイン」1巻

「とある飛空士」シリーズの犬村小六さんの新作です。
結構前に出てて先月中には読了してたんですが、
中々感想を書くタイミングが掴めませんでした。
でも、丁度今月2巻が出るということで今更書いておきます。

世界が3千メートルの壁で三分割された世界。
その真ん中の世界グレイスランドで最下層の住人として過ごすルカは、
ある日上層エデンの飛行戦艦が下層のワイバーンに襲われているのを目撃する。
今の状況から抜け出すために駆けつけたところで、
空から降ってきた女の子と出会い…

冒頭こそナウシカでラピュタですが、
中身はとても犬村小六さんでしたね。
つまり、逆境の主人公が頑張るも序盤では全く報われないし、
幼馴染み属性のヒロインもひどい目に遭う、という展開です。

どんな時も気高さを失わない王女のファニアは魅力的だし、
窮地でも諦めないルカも格好良いです。
自分でできる全力を最大限考え、実行するところは正に主人公ですね。
凍死しないために体温で温めるのは無礼だからと、
折角手に入れた稀覯本を燃やして暖を取るところはシビレましたよ。

ただ、事態が終息した後の立場が悲惨なんだよなぁ。
大事なモノを守るために常に命懸けとかシチュエーション的には燃えるけど、
その後の報酬が0どころかマイナスしかないとか… 辛い…!
まぁ、最後には報われると思うんだけど、
「とある飛空士」シリーズの前例からすると、
報われるまでが果てしなく遠そうなんだよなぁ…

それにしてもヴィヴィ・レインは誰なんでしょうね。
誓約では見事に騙されたので断定はできないというか…
どちらにしろミズキがひどい目に遭いそうなのは確かですね。
だって、幼馴染み属性だもの…(偏見

:: 2015/11/21 土曜日::

■[ラノベ]永遠の友情「とある飛空士への誓約」9巻

「とある飛空士への誓約」の刊行が開始されて約3年。
そして全ての始まりである「とある飛空士への追憶」が発売されて約8年。
長きに渡った飛空士シリーズはこの誓約9巻で無事に大団円を迎えることになりました。
これほど素晴らしい傑作を世に送り出すことができる、
ライトノベルというジャンルの懐の広さに最大限の感謝を贈りたい気持ちでいっぱいです。

若き日に友情を誓い合ったエリアドールの七人が、
国籍や立場を違えることになろうとも友情を信じて行動したからこそ為し得た奇跡。
そして追憶のシャルルが、恋歌のカルエルが、夜想曲の武雄が…、
歴代の飛空士シリーズの主人公たちが競演したからこそ辿り着いた大団円。
これ以上ないほどに興奮し、ハラハラし、涙を流し、最後に笑えた物語でした。

飛空士シリーズ最後を飾る500ページはどこをとっても見所だらけで、
その面白さをかいつまんで伝えることは非常に難しいです。
200ページにも及ぶ圧巻という言葉だけでは伝えきれない迫力のある戦闘。
ミオとイリヤ、二人の女性の間で揺れながらも男らしく結論を出した清顕。
恋歌のラストから6年半を経て、約束通りついに感動の再会を果たした二人。
そして最後まで空気を読めてなかったバカ王子。(笑
もう、どれをとっても面白すぎて読み終わってからも興奮が収まりません。
読後の感動を持て余しすぎて困るほどです。

それもこれも作者である犬村小六さんの筆力はもちろんですが、
イラストレーターの森沢晴行さんの実力あってこその感動でした。
この9巻の表紙もそうですが、終盤のミオの微笑みは最高でしたね。
犬村小六さんの作品では幼なじみが不遇な目にばかり遭いますが魅力的であり、
それを森沢晴行さんがその煌めきをより一層輝かせているのではないかと思います。

ちなみにその犬村小六さんですが基本的に文庫内では後書きを入れないのですが、
今回はガガガ文庫のブログ内であとがきを載せています。
飛空士シリーズを読んだ人は是非こちらも読んで欲しいです。
そして今までの飛空士シリーズに想いを馳せてもらいたいですね。

本当に素晴らしい作品をありがとうございました。
次回作も期待しております!

:: 2015/6/24 水曜日::

■[ラノベ]気高き友情「とある飛空士への誓約」8巻

とある飛空士シリーズ、クライマックス直前!

二千年の悲願「天地領有」に乗り出したウラノスにより大陸から追い落とされたセントヴォルト帝国。
シルヴァニアと第二次イスラ艦隊が合流し、協力してウラノスに当たるように、
セントヴォルト帝国と慧剣皇王国も休戦し、一致団結する必要があるのだけれど、
頑迷な上層部のせいで無辜の民の血が流されるままであった…
しかし、それをよしとしない紫かぐらは無血革命を計画し…

面白い! だがそれ故に完結巻である次巻が狂おしいほどに待ち遠しい!
ウラノスでは教皇とゼノンが暗躍し、デミストリというバカ王子が好き放題して、
ニナやミオが翻弄されるのには忸怩たる思いが募ってばかりで…
ニナとミオの二人がお互いに言い合った通り、
二人とも幸せになっていいし、幸せになるべきだと思うんですよ。
それじゃないと理不尽にすぎるじゃないですか。

そしてこの7巻で一番不憫だったのがかぐらさんだったなぁ…
誰よりも平和を望み、誰よりも「エリアドールの七人」を大事にしてきたかぐらが、
それ故に誰よりも泥をかぶってしまった結末がたまらなく辛い…
かぐら、バルタ、セシルの3人がウラノスとの決戦に向けて下地を整え、
ミオが自らの天命を悟り最大級の情報を清顕たちに伝え、
あとは清顕とイリアとライナの3人が活躍するだけなんだけど…
何とかハッピーエンドに向かって欲しいです。

それと本格的に恋歌からカルエルが合流したわけなんですが…
色々とあったから変わったかと思ってたんだけど…
根っこのところは変わってないなぁ、カルエル…(笑
それに追憶からあの人と、夜想曲からあの人の忘れ形見が合流したことで、
これで本当にとある飛空士シリーズの集大成になってきましたね。

今までのシリーズはことごとく幼馴染みは結ばれないor死別という結末だったので、
このラストでこそ、それを覆して欲しいと思います。
どうかミオに幸せがあらんことを…

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