僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2012/3/28 水曜日::

■[漫画]キャンパスライフはリア充の香り「ゴールデンタイム」1巻

ゴールデンタイム 1 (電撃コミックス)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-03-27 )
コミック ( ページ )
作者サイト:YUuEMUIi

ご存知、「とらドラ!」で有名な竹宮ゆゆこさんの、新作ラノベ「ゴールデンタイム」のコミカライズ第1巻です。
今度は舞台が大学ということでキャンパスライフなリア充ラブ模様が描かれる訳なんですが、
ヒロインが斬新というか残念で、それが漫画らしくビシバシ描かれています。

原作のラノベが主人公である多田万里の一人称がメインであり、
更に所謂ゆゆこ節的な文体が売りの一つなのでそれを漫画で表現するのは至難の技。
そこをキャラクターの表情や動きなどで表現するのはお見事。
光央が香子の物真似する所なんて最高にキモかったですしね!(笑

1巻のストーリーは原作で新興宗教の勧誘から逃れてリンダに見付けて貰う所まで。
まぁ、大学の新歓で怪しい宗教に誘われるというのは割りとありがちなだけに、
身に覚えがある人も少なからずいるのではないでしょうか。
ちなみに私の知人(典型的オタ)はある日から急にハマっててかなりビビりました。
大学と新興宗教は切っても切れないのですよ…
いや、マジで。

まだ一巻ということでヒロインの香子の厄介な残念っぷりと、
それでもハマりつつある多田万里の顔見せで終わっていますが、
「とらドラ!」がそうであったようにこれから更にドンドン面白くなっていくので、
引き続き先を楽しみに読んでいきたいですね。

■[漫画]夏だ! 海だ! リア充だ!「とらドラ!」5巻

とらドラ! 5 (電撃コミックス)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-03-27 )
コミック ( ページ )
作者サイト:白血球赤血球

で、竹宮ゆゆこさんの出世作である「とらドラ!」コミカライズやっとの5冊目。
いやー…、本当にゆっくりというかスローペースというか、1話当たりのページ数が週刊並で、
その上休載しまくりで本誌で連載追う身としては非常に残念なのですが…
口惜しいことに面白いんですよねー…

5巻は亜美の別荘編の続きが収録されている訳ですが、
勿論あの実乃梨と竜児の夜の会話が描かれている訳で…
あのシーンは原作でも非常に気に入っていたシーンでしたが、
実乃梨の心の機微とか伝わってくる漫画ならではの描写はやはり良いものですね。
やっぱり実乃梨は竜児が惚れるだけはあるヒロインだよ。

そして可愛さだったら負けてない亜美も良い感じ。
たまに垣間見せる僅かなデレと、少しずつ竜児にアピールしている所とかいじらしいですよ、ホント。
大河は大河で思いっきり竜児に甘えている所も可愛らしいし、
やっぱり「とらドラ!」のヒロインは3人とも良いよなぁ。

そして巻末収録にして今月の電撃大王に載っている特別編。
大河が亜美たちグループに混じってネイルしたり買い物したりとい、
女の子らしいことしてるんですが…
髪の毛いじってちょっと化粧している大河もやっぱり可愛いよなぁ…

しかし夏まで休載かー…
果たして原作の内容を消化しきるのは一体何年後になるんだろう…
本当に、それだけが心配です…

:: 2012/2/29 水曜日::

■[漫画]あなたの瞳に映るのは「紫色のクオリア」1巻

紫色のクオリア 1 (電撃コミックス)
著者/訳者:うえお 久光
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-02-27 )
コミック ( ページ )
作者サイト:ケツバット祭り

原作である小説版「紫色のクオリア」はそもそも、うえお久光&綱島志朗のコラボ作品だったので、
漫画版を担当するなら綱島志朗さんしかあり得ないだろうと思っていましたが、
実際に綱島志朗さんが描かれると予想以上に素晴らしい内容に仕上がっていて、
小説版を読んでいた時以上の感動が胸の奥からこみ上げてきて自分でも驚きです。

タイトルに含まれていることから判るように「クオリア」という言葉がこの作品のキーワードになっています。
クオリアを簡潔&大雑把に説明すると、例えばこの作品の表紙は紫色ですが、
紫色というのは波長380-450 nmの可視光線という物理的な定義はできても、
自分が感じている紫色という感覚は主観的なものであり、他人と共有できるものではない、という感じでしょうか?

そしてこの作品のヒロインである毬井ゆかりは生物が全てロボットに見えるという紫色の瞳の持ち主。
主人公の波濤学ことガクちゃんは小さな頃から薙刀を習ってきたちょっとボーイッシュな女子中学生。
その名前からゆかりから見て男か女か判らなくて(何しろロボットに見えるので)、
その時のちょっとしたトラブルでガクちゃんはゆかりのその目のことを知ることに。
ガクちゃんは「友だち」として少しずつ、でも確実にゆかりのことを見守っていくことになるんだけど、
ゆかりの目の特異性からとある殺人事件の殺人犯に狙われることになって…

という小説版第1章までの展開が描かれているんですが、その描き方が素晴らしく上手い!
綱島志朗さんの実力を考えたら当然なんですが、散文的に書かれていたエピソードを見事に再構成して、
それでいて小説版の補足的な内容を描くことで既読組にも新鮮な面白さを提供しているんですよね。
特に殺人犯を「修理」するためにゆかりが取る手段が小説版では想像するしかなかったのに、
この漫画版ではハッキリクッキリ描かれているだけに衝撃は一入でしたよ。
いやはや、本当に素晴らしいな!

ゆかりが生物がロボットに見えるというのは実は文字にも表われていて、
ガクちゃんの腕を治すじゃなくて直すって言ってるんですよね。
でもロボットだから非生物なわけではないというのは内容を読めば一目瞭然なわけで、
結局この作品は女子中学生たちの友情物語だったりするんですよね。
そこがまた面白いのです。

しかしこの1巻は「紫色のクオリア」の本質の導入部に過ぎません。
一年前「魔法少女まどか☆マギカ」の終盤で多くの人が「紫色のクオリア」を連想したのは、
この後の「1/1,000,000,000のキス」があってこそなのです。
詳しいことは是非とも作品を読んで感じて欲しいです。
とはいえ、このままのペースだと単行本は1,2年後になると思いますので、
先に小説版を読むのもアリなんじゃないかな、と思います。
1巻を読む限り漫画版は更なる面白さを提供してくれると思いますし。

紫色のクオリア (電撃文庫)

:: 2011/12/21 水曜日::

■[漫画]散りゆく者たちへの子守唄「GUNSLINGER GIRL」14巻

GUNSLINGER GIRL(14) (DC) (電撃コミックス)
著者/訳者:相田 裕
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-12-17 )
コミック ( ページ )
作者サイト:JEWEL BOX
作者twitter:相田裕 (aidayu02) on Twitter

取りあえずコミックナタリーのインタビュー記事と、
それの前情報としてまとめられている世界観説明は一読の価値はあるかと思います。

さて、ガンスリ14巻なんですが…
電撃大王本誌で読んでた当時からして「続きが読みたいけど、怖いから読みたくない」
という二律背反を起こしながらも結局読んでしまっていたくらい面白いです。
でも読んでて結局「あぁあああぁぁ…」と思わずにいられないというか。
特にこの14巻は…

ジャコモが企てたテロ「クローチェ事件」で家族を失ったジャンとジョゼの兄弟が、
それぞれの義体とともにジャコモを原発で追い詰めていく物語のクライマックス!
作品の中核を担ってきたフラテッロたちが次々と永遠の眠りのついていくのは、
正直かなり精神的に来るものがあります。
特にラウーロとエルザの話を回想で持ってくるのは卑怯だ…

投薬による記憶障害から最後には立ち直り、最後までジョゼを愛して逝ったヘンリエッタ。
最後までジャンに対して従順だったリコが最後の最後で言った願い。
トリエラを少しでも長く生かすためにその身を捧げたヒルシャー…

連載初期の頃から読んでる人ほど心に響くものがあるんじゃないでしょうか。
サンドロとペトラだけは今の所まだ持ちこたえているけど、
福祉公社本体の方でもきな臭いものがあるしどうなることか。
本当に凄く気になりますが、やはりそれと同じく凄く読むのが怖いです。

それにしてもジャコモに対峙したあの女性兵士。
まさか彼女にあんな背景があったとはなぁ。
彼女もまたジャコモに人生を狂わされた一人なんだけど、
ジャンとジョゼほど狂わなかったのが不幸中の幸いなのか。

テロと戦う社会福祉公社のフラテッロ。
物語の終盤、最後にはどういった結末を見せるのか本当に気になりますね。

:: 2011/12/17 土曜日::

■[漫画]ゲストイラストにカトゆーさん登場!「とある科学の超電磁砲」7巻

とある科学の超電磁砲 7―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)
著者/訳者:鎌池 和馬
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-12-17 )
コミック ( ページ )

初っ端からクライマックス!

一方通行 vs 幻想殺しの大一番が7巻序盤から描かれている訳なんですが、
やはり何度見てもこのバトルは盛り上がりますねー
シスターズの前に庇うように立ちはだかる御坂さんも格好いいけど、
やっぱり不屈のヒーロー、上条さんが最高ですよ!
御坂視点で見ると本当にヒーローしてるのが判りますね。
そりゃ惚れるわと。

一方通行の心の内側もちょっと見えたりした戦いでしたが、
ラブコメ好きとしてはその後の展開がまた垂涎モノでして!
上条さんのお見舞いに御坂が来る原作通りの展開から更に発展して、
上条さんのリクエストに応えて手作りクッキーを佐天さんに協力して貰って作る御坂さん可愛い!
その時の様子が表紙の御坂さんな訳ですが…
いやー、この時のラブコメっぷりを見てると頬の緩みが止まりませんな!
佐天さんも良い味出してるし最高ですよ。

そしてその後はアニメで出てきた中学生にしては巨乳の婚后光子さんが登場。
お嬢様なキャラだとは思ってましたが、案外素直というか。
変にスレてなくて、ちょっと勘違いが激しいだけなだけで普通に可愛いですね!
大覇星祭での御坂さんとの二人三脚でのトラブル対応は息が合ってて良かったですよ。
肩を抱かれるトコが個人的にベストショットだと思います!

また、遂に原作より先に描かれることになった第五位、食蜂操祈!
他人をコントロールするそのエグい能力に中学生にしては大きな胸!
振る舞いも優雅でありながら意外と御坂さんに対抗心持ってたりする彼女ですが、
今の所は顔見せくらいの出番しかないですが、次巻以降でメインになるのかな?
御坂さんや婚后さん共々、食蜂さんの今後の活躍に期待です。

ちなみに巻末には恒例のゲストイラストがあるんですが、
松竜さんブリキさんという大人気イラストレーターに挟まれる形でなんとカトゆーさんが参加!

カトゆーさん

カトゆーさん、今度サイン下さい。(笑

:: 2011/11/30 水曜日::

■[漫画]よつばとたよれるお姉さん「よつばと!」11巻

よつばと! 11 (電撃コミックス)
著者/訳者:あずま きよひこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-11-26 )
コミック ( ページ )
作者サイト:あずまきよひこ.com
作者twitter:あずまきよひこ (azumakiyohiko) on Twitter

年に一度のお楽しみ! よつばと!最新刊だよー!

という訳で今回は各話毎に解説&感想を試みるテスト。

■第70話「よつばとうどん」

読むお腹が減る話 うどん編。

ご近所探検でうどん屋さんで手打ちうどんを観察するよつばのお話。
店の主人がうどんを打ってるのを店外から見てたよつばが、
もっと見たくて店内に迷い無く迷い込むよつば

ご主人は比較的寡黙なおじいちゃんでいかにも”料理人”って人なんだけど、
店の人は朗らかであっさりと見学を許されるよつば。
とはいえちゃんとお願いするのも忘れません。

「おじいちゃんがなんかしてるのからみててもいいですか?」

子どもらしい言葉遣いながらしっかりと意味が伝わる、よつばらしいお願いですね!

よつばの意外と鋭い質問にもちゃんと考えて答えるおじいちゃんも良い人。
とーちゃんも勝手に迷いこんで呼び出されたりとよつばに振り回されても、
しっかりよつばの言葉を聞きいて感心するのも忘れないのです。

よつばの周りはよつばが子供だからと侮らず、ちゃんと話を聞いてくれる良い大人ばかり。

■第71話「よつばとピザ」

読むお腹が減る話 ピザ編。

初っ端から綾瀬家のバランスボールを堪能するとーちゃんですが仕事は良いのでしょうか。(笑

よつばが郵便物を取りに行ってますが、
基本的によつばができることはよつばが自分でやってるんですね。
そういえば子供のころって何でもやりたくなるもんだっけ。

しかしよつばのコレクションは面白いなぁ。
広告物に関するよつば基準のランク付けも割りと納得。
切り抜きコレクションもするとはやるな!
ちゃんと感心するとーちゃんがいい味出してると思います。

ちなみに今回出てきた宅配ピザはPIZZA-LAです。
ヤマト運輸も実名で出てきてますが、コラボとかやらないのかなー
それと作中にあるように今ではネットで注文が普通にできるんですね。
電撃大王本誌で読んだ時に私も頼んでみましたよ!
流石に一人で2枚はかなりきつかったですが。
…吐いてませんよ?

それとよつばのピザの食べ方が凄く子供らしいですね。
こういう細かいところもしっかりと描いてるのが素晴らしいです。

■第72話「よつばとしゃぼんだま」

ジャンボをのぼって遊ぶよつばですが、子供って大人の背中にのぼったりしますよねー
そこが可愛いと思います!

で、キャンプの伏線が貼られてますが作中の時間の進みは一日毎がメインなので、
キャンプに行くのは次巻でですねー
本誌でもまだ先なのでまだまだですが。

シャボン玉を本気で楽しむよつばですが、
よつばと同じくらい真剣に遊ぶいい歳したおっさんたちが凄く良い!
童心を忘れないってのは大事だと思いますよ。
とはいえ、ちゃんと大人らしくよつばに順番に待つことを諭してたりしますね。
やんだはただの意地悪だと思いますが。(笑

痛いけど楽しい、よつばの泣き笑いが印象的です。

■第73話「よつばとくりひろい」

しまうー三度!

それはそうとゴロゴロしている風香だけど胸がでかいな!
たいへんすばらしいとおもいます!

というかしまうー、初っ端から凄い格好だな!
エクセレントだな!
このセンスがしまうーでたまらない!
しかし栗拾いに大切なものとして真顔で「愛」と答える風香のセンスも凄いな!

「怒られたら あやまろう」な精神もしまうーは良いと思います!
ウソはダメだとしっかりと覚えているよつばも良いですね。
というかどこかに行くのにちゃんとよつばを連れて行ってあげるとか良いお姉さんたちだ。

それはそうとジュラルミンにもちゃんと頭巾かぶせてますね。
やったのはとーちゃんだろうけど、言い出したのはよつばだろうなぁ。
よつばがジュラルミンを家族としてみているのは間違いないでしょうね。
名前も「小岩井ジュラルミン」だし。

■第74話「よつばとカメラ」

キレるよつばの顔、おもしろいなぁ。(笑
あばれるし、すねるしでこの回のよつばは駄々っ子だ。

前回電気屋さんに行ってカメラを見ていたとーちゃんだけど、
あの時は買わなかったけど、ちゃんとカメラ自体はその後買ったみたい。
そしてよつばが欲しがるだろうとよつば用のを買っておいたとーちゃん。
てっきり安いやつかと思いきや、調べてみたところ5000円くらいするんですね。

安い買い物でもないのにちゃんとよつばの為を考えて用意するとかとーちゃんパねぇ!

カメラを手に入れて冒険に出かけるよつばだけど、
におうさんにマナーを教えられて、写真撮る前に了解を取ることを覚えたよつばは最強だな!
ご近所の赤ちゃんが初登場したりひげもじゃが再登場したりとカメラを手に入れてから、
本当によつばは楽しそう。

しかし
「いいかおしてるよー!」
とか
「こいつはいそがしくなってきやがった」
とかは一体誰の影響で覚えたんだろう…
本命:とーちゃん 対抗:ジャンボ 大穴:祖父母で!

■第75話「よつばとともだち」

まともやみうらがキックボードなんてハイカラなものを…

虫は平気なんだけど犬が怖いとか意外なよつば。
まぁ、吠えられたら怖いしねー
そしてそんな犬に噛まれちゃうジュラルミン!
頼みのみうらは怯えちゃってる!
みうらカワイイ!(ぉ

ジュラルミンのつぶらな瞳で決意して恐怖に立ち向かうよつば!
よつばは自覚してないだろうけどジュラルミンを妹的なものとして扱ってるんですよね。
よつばはお姉さんだから体当たりで助けるんですよ!
そう考えると色々と納得できるかなぁ、と。

でもまだ恵那やみうらも含めて子供なので、
子供だからジュラルミンが鳴かなくなる危険性を判らずに洗濯しちゃうという…

そしてマジ泣きしちゃうよつばの前に頼れるあさぎお姉さんの登場ですよ!
理想の大学生のお姉さんだよなぁ、あさぎって…

■第76話「よつばと・・・・・・」

とにかくジュラルミンが心配でならないよつば。
でも落ち込むよつばって可愛いよね。
風香は類稀なくらいウザ可愛いけど。(笑

そんなよつば相手にナチュラルにはげます(からかう)やんだ…
よつばに負けず劣らずマイペースだよなぁ、やんだ。
しかしよつばの「せっかくおちこんでるのに!」というセリフには笑った。
うんうん、なんとなくわかるよその気持ち。

そんなよつば相手にからかうこともあるけれど、
今回のあさぎは頼れるお姉さんでしたね。
グラウラーは電気的な構造じゃないとはいえ修理できるとは普通に凄いなあさぎ!
三つ編みなところもポイント高いと思います!

■まとめ

相変わらず大満足な内容でした!
年に7話という、隔月並の掲載率なのがちょっと残念ですけど。

それと表紙ですが、カバーを取ったらよつばの格好が前のめりになってますね。
うーん、細かい所まで手が込んでるなぁ。
素晴らしい。

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