僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2017/3/12 日曜日::

■[ラノベ]めくるめく面白さ「ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌」

栞子さんと五浦、二人の物語は完結した「ビブリア古書堂の事件手帖」ですが、
番外編やスピンオフは続くみたいで、この作品はその一つです。
作者は「ほうかご百物語」などを執筆されている峰守ひろかずさん。
電撃文庫らしく高校生男女が主人公です。

舞台は古都鎌倉のとある高校の旧図書室。
豊富な蔵書はあれども古く、利用者が少ないため廃止されそうな所に、
隠れオタの前河響平が図書部員の卯城野こぐちさんと出会う。
そして二人は一緒に生徒会主催の書評バトル「ビブリアファイト」をすることに…!

個性的な高校生男女のボーイミーツガールとか、
とっても電撃文庫っぽくて面白かったです。
題材も「シャーロック・ホームズ」に「若草物語」と、
今の中高生が読んでも面白いと思えるし、
何よりメジャーだから手を出しやすいものが多いのも良いですよね。

あと、何と言ってもちゃんと栞子さんが出てくるところが良かったです。
本のことでこぐちさんと盛り上がる栞子さんが可愛かったし、
読書好きのこぐちさんを軽く圧倒する本に対する蘊蓄と、
事情を見通す観察力は本当に原作そのままでした。
しかし響平… おっぱいに魅入られすぎだろう…(笑

その響平の個性ですが、中々好感が持てましたね。
峰守ひろかずさんらしい主人公なように感じました。
まぁ、ちょっとエロに素直だけど思春期だから仕方ないよね。
こぐちさんの悲鳴がエロすぎるから仕方ないよね。

「ビブリア古書堂の事件手帖」のスピンオフとしても面白かったですけど、
ラブコメとして、青春物語としても充分面白かったです。

:: 2017/2/16 木曜日::

■[ラノベ]若手たちの動向「魔法科高校の劣等生 21 動乱の序章編(上)」

魔法科高校の劣等生(21) 動乱の序章編〈上〉 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:KADOKAWA( 2017-02-10 )

Kindle版まとめ買い:魔法科高校の劣等生

沖縄で一騒動はあったけれど無事に三年生に進級しようとしていた司波兄妹。
しかし、そこに世界を揺るがす大ニュースが舞い込む。
それはブラジル軍がゲリラ相手に戦略級魔法を使ったというもので、
これによって各国の戦略級魔法師とそれを取り巻く環境が動き出し、
隠された戦略級魔法師である達也も否応なく巻き込まれることになり…

今年の新入生総代の三矢詩奈ちゃんは素直可愛いですね。
十師族直系だけど末っ子だからなのか真っ直ぐ育った可愛さというか。
魔法的な聴覚過敏というハンデを持っていながら、
それでもこれだけ素直に育っているんだから、
両親から愛されてたんだなぁ、と思います。

そして詩奈ちゃんの幼馴染みである矢車侍郎くんですが、
こちらも才能不足というハンデを持ちながら努力を怠らず心を折らず、
自分ができる精一杯をやってきているのは好感が持てますね。
とはいえ世界情勢的にそれが許されるかはきな臭くなってきたので、
エリカに鍛えられれば良いと思います。
詩奈ちゃんに嫉妬されるのはそれはそれで美味しいですし。(笑

しかし世界情勢は本当にヤバい感じになってきましたね。
二十八家の若手で会合を持ったりと日本の魔法師も動いてないわけではないけど、
下手に家の事情を絡めようとしたりする人のせいで、
達也がハブられそうになってるけどどうなるのかな…
一条が上手いこと動いてくれると良いんだけど。

それにしてもサブタイトルが本当に不穏ですね。
すでに新ソ連からの侵攻が始まっているのに序章とか、
これからどんな動乱が起こるのだろう…
不安なので続きを早く読みたいですね。

それと真由美さんは相変わらず良いラブコメヒロインでした。
次巻での活躍も楽しみです。

:: 2017/2/14 火曜日::

■[ラノベ]見習い騎士の秘めた恋心「ソードアート・オンライン 19 ムーン・クレイドル」

ソードアート・オンライン19 ムーン・クレイドル (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:KADOKAWA( 2017-02-10 )

作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter
Kindle版まとめ買い:ソードアート・オンライン

「このままだと、いずれもういちど戦争が起きる」
アンダーワールドに取り残されたキリトとアスナの二人は、
彼の地を平和へと導くために人界での内乱を平定したり、
暗黒界と人界の相互交流を始めたりと奮闘していた。
更にキリトは先を見据えて戦争の可能性を懸念し対策を練っていたが、
そんな時に法と掟で縛られているはずのアンダーワールドで殺人事件が起こり…

ソードアート・オンラインの新シリーズが始動!
とはいえ、アリシゼーション編の後日談というか、
エピローグに到るまでのアンダーワールドでの出来事が綴られているだけなので、
新シリーズまでのプログレッシブと言えなくもないですね。

今回はキリトの側仕えである後輩騎士のロニエがメインヒロインですね!
今までのヒロインと違って、直ぐ側に正妻のアスナが居るので、
どうしても尻込みしちゃってるんですが、
それが切なさを加速してロニエの魅力に磨きを掛けているんですよね。
はぁ… ロニエちゃん可愛い…

物語的には久しぶりにミステリー要素が強くて面白いですね。
法と掟で縛られているはずのアンダーワールドで如何にして殺人事件が起こったのか。
長距離通信手段がないはずなのにどうして2000km離れているのに情報を得られるのか。
他にも色々と謎が多いですが… 真相はどうなんでしょうね。
個人的にはPoHあたりが執念深く何かやってそうな気もするんですが…

そんな事件の顛末も気になるけれど、
ロニエの秘めた恋心の行方も気になるところです。
別にアンダーワールドでハーレムを築いても良いと思うよ?
同人誌ではやってたし。(笑

:: 2017/1/9 月曜日::

■[ラノベ]運命の人「エロマンガ先生 8 和泉マサムネの休日」

エロマンガ先生(8) 和泉マサムネの休日 (電撃文庫)
著者/訳者:伏見 つかさ
出版社:KADOKAWA( 2017-01-10 )

作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師サイト:tabgraphics_blog
絵師twitter:かんざきひろ(@kanzakihiro)さん | Twitter
Kindle版まとめ買い:エロマンガ先生

今回は電撃大王で掲載されていた短編を回想として入れ込むことで、
短編集的な色合いも見せていますが、かなり重要な事実が判明する巻です。
短めなのでサクっと読めると思いますが、
ラストの展開には結構驚くのではないでしょうか。

ワーカホリックなマサムネを何とか休ませようと、
和泉家のみんながサポートして2日の休日を作り出して…
という話なんですが、中々良いですね!
こう、同居モノならではのイベントが多くて!

エルフが言ってたように、紗霧が本気出したらこのラノベは即終了なんですよね。
だからこそ、エルフは起死回生の全裸夜這いをしたんでしょうが、
中高生向けの作品としてはギリギリを攻めてますよね。
これが小説家になろうだと「ノクターンでやれ」と言われるところですが、
この作品は電撃文庫ですからね!
多分大丈夫!

そんなエルフとは別に天然でラッキースケベを仕掛けてくるムラマサ先輩は、
これはこれでとても良いと思うわけですよ。
お風呂でバッタリとか定番も定番ですが、それがまた良いというかね!
これがキルタイムだったらソープ的なプレイまでいった可能性も…
でも、この作品は電撃文庫ですからね!
残念無念…!

それにしても智恵はラノベヒロインとして良い属性持ってるんだけど、
こう、一歩足らないというか何というか。
金目当てに見せかけたプロポーズとかラノベ主人公には効果ないんだよなぁ。
エルフやムラマサ先輩のように真っ正直に行かないと。
エルフたち新ラノベヒロインたちのアンチテーゼとして配置されてるのかなぁ。
可哀想な智恵…

それにしてもエルフは本当に慧眼だなぁ。
紗霧が本気出して「秘められた真実」という切り札をきったら、
本当に一気に事態が動いちゃったよ。
どうするんだろう、これ。
俺妹と同じくアニメと同時完結になるんだろうか…?
というか最悪次巻完結もありえるのでは…?

:: 2016/12/20 火曜日::

■[ラノベ]平成DOSEI物語「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」Lv.12

2年生になって初の長期休みのゴールデンウィーク。
また合宿をするのかと思いきや家の用事や予備校でみんなの予定はバラバラで、
しかもアコは両親の旅行に付いて行かずに留守番予定!
自堕落になること間違い無しなアコを監視するためにルシアンも泊まり込むことになり…

相思相愛な男女が一つ屋根の下なのに何故エロいことが起こらないのか…!
これが快楽○ビーストならアコママが用意したゴム3ダースとか全部使い切ってるぞ…!
まぁ… 電撃文庫だから仕方ないよね…
それに次々と邪魔、もとい友達がやってくるしね…

結構長い間一緒に過ごしているのに、二人で暮らし始めてわかる諸々のこととか、
とても同棲っぽくて初々しいですよね。
そこで喧嘩にならずにお互いの妥協点を探り合うあたりは、
ルシアンとアコの長年の付き合いを感じますが。
くそぅ、ホントこいつらさっさとヤることヤっちゃえよ…!
とか思っちゃうというか。(←僻み

それにしてもシューちゃんってば初恋もまだなのか…
これはルシアンとアコが本格的にくっついた後に自分の初恋を気付くフラグだな…!
そう考えると中々に美味しいと思わなくはない。
恋が実らない少女っていうのはそれはそれでいいものですしね!

あと、セッテさんの実力が垣間見れる12巻でしたね。
高校生で免状持ちとか実家が何かの家元か何かなのだろうか…
そして寝ぼけたルシアンにフラグを立てられるとか、
本当にアコのラスボスになる可能性がなきにしもあらずですね!

話題に出ていた修学旅行はまだ先だと思いますが楽しみですし、
それとは別に二回目の夏休みとかもどうなるのか興味津々であります。
次巻はまだかなー

:: 2016/12/13 火曜日::

■[ラノベ]想いの残響「アクセル・ワールド 21 -雪の妖精-」

アクセル・ワールド21 -雪の妖精- (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:KADOKAWA( 2016-12-10 )

作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫(@kunori)さん | Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA(@himapo)さん | Twitter
Kindle版まとめ買い:アクセル・ワールド

白のレギオンと加速研究会の関係を明らかにするために、
プロミネンスと電撃的に合併して領土戦に挑んだ新生ネガ・ネビュラス。
しかしそれを察知していた白の王は周到に準備をしていて罠を仕掛け、
全員を強制的に無制限フィールドに転移させた上で心意技での無限PK状態に陥らせる。
銀翼によってかろうじて無限PKから免れたクロウとベルだが、当然追っ手がかかって…

ゲームの中には高レベル同士の戦いだと持久戦ではなく、一瞬で勝負がつくことはありますが、
それにしてもこの目まぐるしい攻守の逆転劇は凄まじいものがありました。
というかブレイン・バーストは最大HPと防御力に対して攻撃力が高すぎるような気がするなぁ…
まぁ、心意技というチートのせいだとは思うんですが、それにしたってこのバランスはヒドい。(笑

しかし、予想はしていましたがやはり白の王は察知していたかー…
何重にも罠を張るところは流石と言えますが、それにしたって凄い…
それも加速世界という、時間はいくらでも掛けられる世界観だからこそでしょう。

結局白のレギオンの幾重にも張った罠を食い破ることが出来たのは、
危機を察知して駆けつけてきた黒雪姫たちの機転もそうですが、
トリリードという伏せていた強力なカードがあってこそなんですよね。
やはり情報ってのは大事だなぁ…

実際白のレギオン、というか白の王は情報の扱いが上手いんですよね。
若宮メグミという伏せたカードの使い方とかエグいというか…
テロ組織が十年以上も潜伏させた工作員を使うような手法に似ていて、
十代にしてその手腕は空恐ろしいものがあります。

白のレギオンもあれだけ結束力が高いだけに何かしら明確な目標があるのでしょうが、
人の気持ちを全く斟酌しない手段を選んでばかりだから、
こういった邪魔をされるのでしょう。
手段を選ばないのも体感で何十年も戦ってきて心が擦り切れた結果なのだとすると、
それはそれで悲しいものがありますよね。

試合に勝って勝負に負けた感があった今回の領土戦ですが、
まさか非力なあの子があんな鬼札を手に入れていたとは…
次巻は箸休め的な内容みたいですが、次のストーリー展開も楽しみですね。

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