僕の心のヤバイやつ 万年カレンダー付き13巻特装版は2026年1月8日発売!
2026年は365日僕ヤバ!
:: 2016/4/28 木曜日::

■[漫画]夕日と青春の涙と秋の月「くーねるまるた」9巻

くーねるまるた 9 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2016-04-28 )

作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)
Kindle版:くーねるまるた (9)
Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] くーねるまるた

表紙は夏真っ盛りでサービス満点!
そしてこの9巻の初っ端に収録されているのは、
1巻の第一話を彷彿とさせる水着マルタさん回です。
相変わらず宅配便の受け取りに水着姿で登場するマルタさんですが、
今回もコロッケを作ってくれるんですが、
今度は干し鱈はないので干し鰺と里芋で作るという違いはありましたが、
やはり第一話を思い出しましたね。
心機一転という気持ちがあるのかな?

とはいえしっかりと時間が流れているんだなぁ、と感じたのは、
第125話「ボーロ」ですね。
妊婦さんだったパン屋さんが子供を産んで、
その子がボーロを食べられるくらいに成長しているんですもの。
しかしボーロがポルトガルから伝来したお菓子だったとは知らなかったなぁ。

それにスペイン人夫婦の喧嘩を止める第130話「包丁」といい、
ポルトガル人のマルタさんらしい国際色豊かなエピソードがあるのは良いですね。
いつもは日本人よりも日本人らしいエピソードが多いから忘れそうなんだけど、
マルタさんって国際人なんだなぁ、と思い出させてくれます。

そんな国際人らしいコミュ力の高さで仲良くなった女子中学生との出会いと別れは、
見開きで見せられたことでちょっとしんみりしちゃいましたね。
ただ手間暇かけて美味しい物を食べるだけでない、
人間ドラマを見せてくれるこの作品の面白さに改めて触れた気分です。

:: 2016/4/26 火曜日::

■[漫画]さいかい「老女的少女ひなたちゃん」2巻

老女的少女ひなたちゃん 2 (ゼノンコミックス)
著者/訳者:桑佳あさ
出版社:徳間書店( 2016-04-20 )

作者サイト:もには
作者twitter:桑佳あさ(@kwyoshi)さん | Twitter
Kindle版:老女的少女ひなたちゃん (2)

1巻を読んだのとほぼ同時に2巻が出たので、
早速買って読んだんですが…
やっぱり良いですね! この漫画!
子供の微笑ましさだけではない、
切なさと寂しさとセンチメンタルを感じさせてくれて凄く面白いです。

特に今回一番心に来たのはひなたちゃんが孫のサダヲに会いに行く話。

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交通事故で死んだ時も一緒にいた大好きなサダヲと会えると、
ワクワクしながら自転車を漕いでいる時の微笑ましさと、
6年という残酷なまでの時間の経過に直面した時の切なさのギャップは、
ものすごく心に来ましたね。
見た目が幼児なのと精神がおばあちゃんなことが、
切なさの相乗効果を生んでいる気がします。

逆に微笑ましくて心が温まったのが老人ホームへの訪問回でしたね。
88歳だった時の記憶を元に、おじいさんおばあさんが好きそうな時代劇を企画して、
見事にそれが成功した時のひなたちゃんの表情が晴れやかでほっこりしましたよ。

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また、そこで再会したおばあちゃん時代の親友のみっちょんとの触れ合いも、
終わり方も含めて微笑ましくて心が暖かくなったなぁ。

この2巻は読んだ時の心の振り幅が大きいですね。
それが面白いんですけどね!

それと最後にはひなたちゃんたちがついに卒園式を迎えて小学生に。

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幼稚園から小学生になり出会いの幅が広がることで、
はたしてひなたちゃんにどのような変化が訪れるのか。
今から3巻が楽しみですね!

:: 2016/4/25 月曜日::

■[漫画]現代転生オレようじょ!?「老女的少女ひなたちゃん」1巻

老女的少女ひなたちゃん 1 (ゼノンコミックス)
著者/訳者:桑佳あさ
出版社:徳間書店( 2015-08-20 )

作者サイト:もには
作者twitter:桑佳あさ(@kwyoshi)さん | Twitter
Kindle版:老女的少女ひなたちゃん (1)

Twitterでpixivコミックのリンクが画像付きで流れてきたので、
「藤野もやむさんみたいな絵柄だなぁ」と思いながらクリックして第一話を読んだら、
「やっぱり藤野もやむさんそっくりだなぁ」と思いながらKindle版1巻を読んだら、
「どう考えても藤野もやむさんだよなぁ」という印象だったので調べてみたら、
作者の”桑佳あさ”は藤野もやむさんの新名義だったでござる。
Oh… 知らなかったよ…

主人公のひなたちゃんは5歳の幼稚園児。

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でもその趣味は縁側でドクダミ茶を飲むというもの。
他にもひなたちゃんから飛び出してくる知識はおばあちゃんの知恵袋ばかりで、
とても5歳とは思えないもののオンパレード。
そう、実はひなたちゃんは88歳の時に交通事故で死んだ、
とよおばあちゃんの生まれ変わりだったのです。

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藤野もやむさんらしいファンタジー的な要素はありつつも、
基本的に現代劇であり幼女的な可愛さもあって新鮮ですね。
ひなたちゃんも中身は老女でも見た目は幼女なだけに、
そのギャップが可愛らしくてたまらないのです。

おばあちゃんだった時の苦い思い出を、
子供になったことで新たな気付きを得て、
幼女ながらに成長していくところも良いですよね。
これも幼女になったことで頭が柔らかくなったお陰なのでしょうか。

それに周りが子供ばかりということもあるのか、
たまに童心に返っているところも可愛いです。

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それに最新の機器に疎いおばあちゃんっぽいところも、
世間知らずの子供っぽくもあって可愛いですしね。

取りあえずpixivコミックで第1話が読めるのでまずはそちらをどうぞ。
藤野もやむさんの作品が好きな人にももちろんオススメですよ!

:: 2016/4/24 日曜日::

■[漫画]コメディラブコメシリアスごった煮「冬目景作品集 空中庭園の人々」

冬目景作品集 空中庭園の人々 (バーズコミックス)
著者/訳者:冬目 景
出版社:幻冬舎( 2016-04-23 )

冬目景作品と言えば何を思い浮かべるでしょうか?
「イエスタデイをうたって」のようなラブコメ漫画?
「ももんち」のようなコメディ多めの漫画?
「羊のうた」のような退廃的なシリアス漫画?
この「空中庭園の人々」はそれらの要素が詰まった短編集です。

コメディ作品好きには宇宙人やゾンビが出てくる
「ELEMENT7」「コビト事情」「Apartment of the Dead」が面白いですし、
ちょっと不思議系な「夕​闇古書市」も面白いです。
そしてラブコメの「天国のドア」は読んでてドキドキハラハラしましたし、
「青密花」は「羊のうた」のような退廃的でいながら愛が重いディープな作品でした。

個人的には「ELEMENT7」「コビト事情」「Apartment of the Dead」の3部作が良いですね。
同じアパートに住む人々がそれぞれ宇宙人とかに出会うコメディなんですが、
どれもがシチュエーション的にはSFやオカルトなのに、
中身はコミカルに描かれていて読んでて凄く楽しかったです。
美人なゾンビの下着姿を見るのが同じ女性というのも何か良いですよね。
別に百合とかそういった雰囲気はないんだけど、何か良いのです。

それでいて「青密花」はとても重いんですよねぇ…
自殺した姉の真実が常識的にありえないんだけど、心に重く響くんですよ。
このシリアスな漫画の面白さも、コメディ作品の面白さも冬目景作品の魅力なので、
冬目景作品が好きな人には是非読んで欲しいですね。

それと「LUNO」の新装版も出たみたいです。
結構豪華みたいなので旧版持っていない人はどうぞ。

新装版 LUNO (KCデラックス コミッククリエイト)

:: 2016/4/23 土曜日::

■[漫画]好奇心は猫を殺すか?「4D」3巻

4D(3) (モーニング KC)
著者/訳者:汐里
出版社:講談社( 2016-04-22 )

作者サイト:●汐里● 漫画家活動はじめました。
Kindle版:4D (1)
Kindle版:4D (2)
Kindle版:4D (3)

四次元に適応してきた人間…
つまりは”四次元人”としての能力が発現し始めた頃、
世界もまた四次元からの侵食に曝されていた…
そんな中、数学教師の宮田と教え子にして能力者の御崎は、
御崎の友人の奈美が四次元に迷い込んだと思われる、
パワースポットを訪れて…

1巻の頃からそうだけど、宮田の好奇心のせいで窮地に陥りまくりですね。
今回はパワースポットで第四の方向に進んでしまうというのに、
宮田がその先に進もうとしてしまいビルが空中に出現してくるという、
ありえない事態に見舞われてしまうわけですが…

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その反動がほぼ御崎に行くというのがかなり悲惨ですよね。
今回の反動はかなり見ため的にもショッキングなことになっているので、
宮田には是非とも今回もどうにかして欲しいと思ってたんですが、
まさかここに来て1巻に登場した密教僧の愚道に協力を請うとか、
宮田はコネも凄いけど度胸もあるよなぁ。
相変わらず宮田の洞察力と考察力は凄かったけれど、
宮田の本質は好奇心に突き動かされる行動力なのかもしれない。

連載誌であるモーニングではつい先日完結を迎えたので、
次の4巻で完結になりますね。
結構好きな作品なだけに完結は残念ですが、
4巻を楽しみに待ちたいと思います。

:: 2016/4/22 金曜日::

■[漫画]龍皇降臨「3×3EYES 幻獣の森の遭難者」3巻

3×3EYES 幻獣の森の遭難者(3) (ヤンマガKCスペシャル)
著者/訳者:高田 裕三
出版社:講談社( 2016-04-20 )

連載サイト:3×3EYES 幻獣の森の遭難者

Kindleまとめ買い:3×3EYES (1-25)
Kindleまとめ買い:3×3EYES (26-40)

Kindle版:3×3EYES 幻獣の森の遭難者 (1)
Kindle版:3×3EYES 幻獣の森の遭難者 (2)
Kindle版:3×3EYES 幻獣の森の遭難者 (3)

ついにゲゲネイスの思惑通りパリの街に舞い降りてしまった獣魔の母・エキドナ。
そしてパリの地下でも鬼眼王カーリーにゲゲネイスの魔の手が及んで、
カーリーを守るためにその无であるベナレスが降臨して…!

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フルカラーで登場とかベナレス様ってば愛されてらっしゃる!
まぁ、ベナレスは登場初期からずっと最後までラスボスだったからなぁ。
3×3EYESシリーズにおいて常に強者として君臨してきて、
その株は下がったことがないですからね。
そりゃフルカラーにもなるわってなもんです。

逆に言えばベナレスが出てきたということは結末が近いということですね。
短く感じるけれど、第2部聖魔伝説編も3冊だったことを考えるとそう不思議でもないですね。
というか、先日連載の方で判明した美智瑠が気付いていない真実の残酷さは、
綾小路パイのそれと比較しても遜色がないものなだけに、
聖魔伝説編を彷彿とさせるものがありますよ…

それにしてもゲゲネイスがちゃんとノルマルテ延命の手段を考えてたのは驚いたなぁ。
ゲゲネイスはゲゲネイスなりにちゃんと筋は通してたんですね。
まぁ、ゲゲネイスの望みが戦乱という時点で他者に迷惑を掛けざるを得ないので、
手放しで賞賛できるものではないのですが…

そしてゲゲネイスなりに考えて臨んだベナレス戦だけど…
いや、ホントにベナレスってば強いわ…
ゲゲネイスの奸計により獣魔術を封じられても圧倒的に強い…!
獣魔術はベナレスが開発した術の中で最も効率が良いだけで、
他の術が使えないわけじゃないんですね。
八雲もハーンと共同開発した術や装備はあっても、
数千年のキャリアがあるベナレスには及ばないよなぁ。
これは次巻も楽しみですよ!

それと巻末には恒例の描き下ろし短編だけでなく、
この連載が始まる頃にヤンマガ本誌で載った番外編も収録されています。

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そうかー、夏子たちも良い年になったんだなぁ…
私も歳を取るわけだよ…

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