フラン☆Skin

前回ついにキスをしたトモヤとユイコさんの二人ですが、
若い男子高校生がキスしただけで満足すると思いますか…？

ということで、下手にちょっと経験してしまったがために、
むしろ煩悩のストッパーがなくなってしまったトモヤが、
より我慢するようになって悶々とする様には共感を覚えます。
また、初めての喧嘩でメールを送るのに悶々としたり、
会いに行くが怖いユイコさんにも共感を覚えてしまいます。
もうね、この4巻では色々な意味で悶々としながら読んでました。
でも、最後のユイコさんの笑顔でそんな悶々とした気持ちは綺麗さっぱり消えちゃったかな！

キスに限らず、初めてのことが嬉しくてストッパーが掛からなくなるというのは判るなぁ。
ユイコさんも初めて自分からお洒落とショッピングをしてはしゃいでしまい、
あっという間に貯金を殆ど使ってしまうとかあるあるすぎる。（笑
でも、そういった失敗から学ぶことが多いのも学生時代というものだしね。
ユイコさんは成長が出来る子ですからね！
この失敗から学ぶことがありますよ！

失敗からの成長と言えば、料理が出来ないユイコさんが、
母に料理を教えて貰って、トモヤにお弁当を作る回とか良かったですね。
ユイコさんのフトモモに落としてしまった唐揚げを食べるとかトモヤが羨ましかったです。

クリスマスプレゼントのためのバイトも、
色々と大変だったけど、やり遂げた達成感もあってちゃんと成長しているんですよね。
まぁ、その後に盛大な失敗をやらかしちゃったのは残念だったけど。

とはいえ、成長するのが必ずしも良いこととは限らないというか。
これ以上トモヤが他の女子に注目されたくないからマラソンを練習しちゃダメとか、
トモヤに成長されたらユイコさんの心中が穏やかじゃなくなっちゃうからね！
ここはちょっと萌えたなぁ。

今回のテーマは「成長」だったのかな、と思います。
ユイコさんは元より、トモヤも我慢するだけじゃなくて自分の意見をしっかり言い、
我慢するにしても我慢していることを知ってもらおうと一歩踏み込んでますしね。
今後の二人の成長と、関係の発展にも期待したいです。

あ、それとユイコさんの姉のエピソードも良かったですね。
ちょっぴり切なくてキュンときちゃいました。
ユイコさんとトモヤ以外のエピソードもたまにはあって良いよね。

2クールのアニメも終わった【魔法科高校の劣等生」ですが、
そのコミカライズは数多く出ています。
しかしその中でも一番原作への理解度とリスペクトが高いのは、
この「魔法科高校の優等生」だと思うんですよね。

原作通りに作りあげるだけでなく、その裏側で起こっていたことを描く想像力は、
原作をしっかりと読み込んでないと描けないことですし、
深雪視点で描かれるため、深雪の心理描写がどうしても多くなりがちなので、
深雪というキャラクターをしっかりと把握していないと描けないと思うんですよね。

ゲストページで原作者の佐島勤さんも唸るのも納得な程に深雪の魅力がよく出ていると思います。
それと、壬生先輩に冷然と向き合う深雪も良いけど、
やっぱり深雪は達也相手にとろける笑顔を向けている姿が一番魅力的だと思うんだ。

そう言えば今回ちょっと面白かったのは達也の誕生日ネタですね。
双子ではないのに同じ学年ということで達也が4月生まれでなのは周知の事実ですが、
ちゃんと1年生の時点で誕生日会をやっていたとは…
キッカケがエリカのお茶目っていうのは凄く”らしい”と思います。（笑
深雪の家庭での誕生日の祝い方も凄く深雪らしくて良かったですしね。
こういった所が原作ファンとしては嬉しいんだよねー

台詞回しも文意を変えない程度に変化させて漫画として判りやすく再構成しているし、
深雪の真意が伝わりやすいように言葉を補ったりしてたりと、
原作と読み比べると色々と気付けることがあるので、
原作を読んだことがある人でももう一度読み比べてみると面白いと思います。（笑

それと次回からはついに九校戦が始まりますね。
原作には登場しなかった三校の師補十八家が出てくるのでお楽しみに！

2巻の後書きで連載開始当初は百合だと意識してなかったのに百合漫画になっていた、
という話をされてましたが…
この3巻の後書きでは変態のつもりじゃなかったという制作秘話が書かれてました。
ドMやロリコンだらけの漫画を描いておきながら何を今更…

とはいえ3巻では変態濃度（←凄い用語）は少し減ったかな、という気がします。
いや、変態成分量は変わってないんですけど、イチャコラ百合成分量が過剰に増えたがために、
相対的にな変態濃度が下がったかな、ということなんですけどね。（笑
例えばリアナの歯医者回だと、
治療を怖がるリアナの隣りで疑似SMプレイで恍惚とさせるとか正に変態そのもの！

でも、その後に虫歯にならないように乃梨子がリアナに歯みがきをしてあげるとか、
イチャコラ百合展開が目白押しなんですよ！
だから3巻は今までで一番ニヤニヤ度が高かったかな。

みかんちゃんもどんどん恋に落ちていってと、
物語が進むことでキャラクターが良い感じに変化していきましたよね。
当初は保健体育も知らず、コウノトリを信じていたシェスカさんが、
今では独学で遺伝子工学を学び、みかんちゃんの頬の粘膜からDNAを抽出出来るほどになるとは…
煩悩…、もとい愛の力って凄まじいな…

そんな愛の力で最後の大ピンチは乗り切って大団円で良かったですね！
第一話のリアナの設定はともかく、
まさか乃梨子の厨二病設定がここで生きてくるとは思いませんでしたが。
ただの変態百合漫画だと思ってたのに、伏線を巧みに使ってくるとはなー
ヘーベーさん、意外とやりおる…！

しかしまさか百合漫画でこういったオチを付けてくるとは思いもよりませんでした。
何というか「その手があったか！」的な。
みんなが幸せになる良い最終回だったと思いますよ。
魔法万歳！

余談ですが、リアナ父についてですが、
デザインは∀ガンダムのギム・ギンガナムに影響受けてますよね、絶対。（笑

事故から目覚めたら40歳になっていた14歳の心を持つ大塚くんのコメディー漫画！

「ばらかもん」の腐女子のタマが帯に載ってて驚きましたが、
コメントだけでなく割りと気合いが入ったタマのイラストも入ってて、
案外ヨシノサツキさんもお気に入りなんじゃないかと思います。
というかタマってば真剣な顔で大塚くんを描きすぎでしょう。（笑

本編の方では大塚くんの純粋な人柄のお陰で悪友も出来たし、
何より好きな人が出来たりと大幅に遅れてやってきた青春を満喫している大塚くんですが、
悲しいかな肉体は40歳なので淫行で捕まってしまうので、
下手に告白することも出来ないというジレンマに陥りながらも、
青春を堪能している大塚くんを微笑ましく爆笑しながら読む内容です。

40歳という肉体で運動部に断られるというのは切ないけど、
それで想い人の村瀬と同じ手芸部に入って幸せそうなのは微笑ましいですよねー
三好が貸したエロ本のせいで窮地に陥るも、
割りと理解者な洋子先生のお陰で事なきを得る所にはホッとするというか。

しかし老眼ネタも切なかったけど、いくら食べても痩せていた若い頃と違って、
あっという間に太ってしまう身体になってしまった40歳の肉体は辛すぎる。
そこからのコメディ展開も良かったけど、オチが特に良かったですね。
しかし髭剃りひとつとっても優しさと情けなさが同居してて面白いです。

ちなみに今回一番ツボったのはカバー下の4コマですね。
そうだよなぁ、大塚くんの世代だったらブルマだもんね。
しかしそれを聞く相手が洋子先生とは…
まぁ、案外洋子先生を信頼しているのかもしれない。
結構良い人だもんね、洋子先生。
ちょっと非モテで酒乱だけど。（笑

スクエニらしい良いアニメ化で面白い「ばらかもん」のアニメですが、
原作だって負けてない面白さです。

この10巻では島での田舎ライフよりも、半田ファミリーの話がメインです。
とある事情により半田先生に会いに来た書道家・半田清明と、
息子と旦那ラブな母の半田えみの夫妻におまけで付いてきた川藤ともう一人。
田舎の人間もビックリな濃い東京人が九州の田舎にやってきた！

若い半田母には萌えますし、可愛いと思うんですが、
少々ヤンデレの気質があるのはちょっと怖いと思うの。
なるのプレゼントに卒倒しちゃう虫嫌いな所は女の子らしいと思うんですけどね。
というかヒロシ母とは比べものにならない若々しさだよね。

しかし今回一番の見所は半田先生が尊敬する超えがたき壁の半田清明大先生！
一流ホテルも契約しようとする書道家ですよ！

武道家じゃないよ！

というか再会直後にコレとか、郷長は若い頃にどういう付き合いをしていたんだ…（笑
いつか半田清明と郷長の若かりし頃の交流編を番外編とかで読んでみたい。

それにしても半田大先生はカッコイイですね。
騒がしい人たちも登場しただけですっかり大人しくなる上に、
子供たちすら魅了してしまうとか、半田先生は立つ瀬がないな…
でもそんな半田大先生も息子のことはちゃんと見てるし考えてくれる。
そんな尊敬できる父親な側面を見ることが出来て良かったです。

書で表現するのに長けすぎているからこそ言葉が少ないんだろうけど、
その少ない言葉が心を打つからカッコイイんだよなぁ。

そんな心温まるエピソード満載の10巻でしたが、
最後のオチは中々に衝撃的ですね！
まぁ、この続きはガンガンONLINEで今すぐ読めるんですけどね！
10月15日まで公開なんで早めに読むことをオススメします。

サッカーオランダ代表ファンのJCたちの日常モノですが、
残念ながらこの2巻で普通に完結であります。
まぁ、サッカー好きのJCたちとはいえサッカーは殆どやってなかったけどね！
でも可愛いから問題ないのだ。

今回は作家の政文さんの担当編集のウィルマさん（日本育ちのイギリス人）が登場し、
そのお陰で春子がスカウトされてモデルデビューしたり、
ベア子が絵本のイラストレーターへの階段を上り始めたりと、
ちょっとずつ物語が動いているのが面白かったですね。
当人は蘭に胃袋を掴まれているハラペコキャラなんですけど。
それにしてもイギリス生まれで日本料理に胃袋掴まれるハラペコキャラかー
何かどっかのエロゲにそんな設定の騎士王が出ていた気がする。（笑

春子がモデルデビューとはいっても艶やかな黒髪とスレンダーな身体で、
和服モデルだったのに対してベア子はJCとは思えない素晴らしいおっぱいで！
今回は水着回もあって眼福でしたよ。
表紙でメロン持ってるけど、正にあんな感じでしたね。
これは春子におっぱい揉まれるのも仕方ない。

それにしてもこれで完結なのは残念だなー
地元カムサファンの恋ちゃんとか結構良い味出し始めたばっかりだったのにな。
彼女の地元サッカーチームへ向けた愛は清々しくて好きだったんですけどね。
地元のエースと結婚出来るように祈っております。（笑