その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2013/4/21 日曜日::

■[漫画]宿縁の決着「神様ドォルズ」12巻

神様ドォルズ 12 (サンデーGXコミックス)
著者/訳者:やまむら はじめ
出版社:小学館( 2013-04-19 )
コミック ( 207 ページ )

TVアニメ化もされた「神様ドォルズ」も遂にこれにて完結です。
「BLACK LAGOON」と並んでサンデーGXの看板作品だっただけに、
完結したことに対してかなり感慨深いモノがありますし、惜しい気持ちもあるんですが、
きちんと物語が締められたのは喜ばしいものだと思います。

案山子という人知を超えた木製のカラクリ仕掛けの神様を操る日本の奥深い山村の因習に縛られ、
傷つけ合ってきた阿幾と匡平の二人の戦いがクライマックスを飾ることになりましたが、
二人の過去と因縁を考えると、なるべくしてなった最終決戦でしょうね。

幼い頃に出会い、出自の事で微妙な立場だった阿幾と分け隔て無く友だちとなった匡平。
曲がりなりにも仲良くしてきたのに、案山子と村の古い悪習のせいで二人の関係が少しずつ歪んできて、
「先生」のことで決定的にすれ違った二人が、お互いが本気でぶつかり合う最後の戦い。
まぁ、匡平はいつも本気を出すのが遅いからこそ、すれ違ってきたんですけどね…

周回遅れ

天照素の時も本気を出すのがキレてからだから被害が甚大になって阿幾が隻の任を解かれたし、
「先生」の時だってもっと先に本気で恋して行動してたら少なくとも「先生」は死ななかっただろうし…
そういった所は阿幾ももどかしかっただろうなぁ。
でも匡平は匡平なりに精一杯やってるんだよなぁ。
思春期のディスコミュニケーションが招いた結末がこれだと思うとやりきれないものがありますね。

阿幾と匡平の二人はそんな結末になってしまったけれど、
次代の詩緒と桐生たちには希望が残され、育まれることが示唆されるラストだったのが救いですね。
願わくば、その希望がいずれ生まれるであろう匡平の子供にも受け継がれていきますように…

:: 2013/4/20 土曜日::

■[漫画]光海が童貞卒業!?「源君物語」3巻

源君物語 3 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:稲葉 みのり
出版社:集英社( 2013-04-19 )
コミック ( 192 ページ )

中学時代のいじめが原因で女性にトラウマを持つ光海が、源氏物語の研究者である叔母の香子の協力で、
次々と女性を関係を持つようになる「源君物語」の3巻!

ファザコンで女王様気質でプライドが高い葵とのペッティングから始まり、
軽いSMプレイと高度な焦らしプレイで光海を翻弄する葵だけど、
その重度なファザコンのせいで光海といたしている途中で、
光海を萎えさせて、役に立たなくさせちゃうんんだけど…

光海は童貞卒業出来たように見えるけど、相変わらずトラウマは継続してて、
精神的にも童貞卒業出来ているようには見えないんですよね。
今回は香子さんとの精神修行ではなく、ゼミ生の月子さんと話したり、
朝日と久しぶりに話したりして、朝日の嫉妬イベントで可愛さを再認識した次第です。

そしてもう一つの盛り上がりが、中学時代のいじめの主犯格である中将さん。
まさかの同じ大学に居た中将さんが、光海のことをすっかり忘れていたことと、
教授と浮気している所を目撃してトラウマ全開の冷や汗ダラダラで股間が悶々な光海が、
香子さんに協力して貰ってトラウマ克服に動くんだけど、
そのための手段が「女装して相手の教授を誘って目を向けさせる」という、
斜め上の手段だったんだけど、それはそれで面白かったです。

まぁ、何だかんだいって面白かったですけど、
現在本誌で連載中の人気が随一のヒロインである花田さんが登場しなかったので、
是非とも次の4巻に期待せざるをえないです。
癒やし系巨乳ヒロインの花田さんとの攻略をはやく! プリーズ!

:: 2013/4/19 金曜日::

■[漫画]成長を実感するコンクール「天にひびき」7巻

天にひびき 7 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:やまむら はじめ
出版社:少年画報社( 2013-03-30 )
コミック ( 203 ページ )

先月末に発売された「天にひびき」の7巻ですが、
今回は秋央たちがコンテストに出る話がメインとなっております。

如月先生の計らいでコンクールに出ることになった秋央、南条、波多野さんの3人だけど、
マイナーなコンクールで自信を付けさせようという如月先生の思惑とは裏腹に、
その賞金の高さから実直と奔放という対称的ながら実力派な2人も参加してきて、
秋央と南条の2人は飲まれそうになるんだけど…

南条くんは残念でしたねぇ…
でもまぁ、性格に根ざしている所があるからよほど頑張らないと根治は無理かも。
逆に秋央は美月とひびき、二人のヒロインから励まされることで、
度胸を持って演奏に臨み、コンクールを楽しんだことで実力を100%発揮出来て、
見事な結果を残せたのには、成長が感じられて良かったです。

楽しむ

ただまあ、本人は自分の実力に無自覚っぽいですが。(笑
というか、生徒の結果に大きく一喜一憂する如月先生が可愛い。

また、コンクールの上位者ということで秋央と波多野さんが、
病院に慰問演奏会に行き、そこに美月が引っ付いてきたのはラブコメ的に面白かったですね!

ラノベ主人公

まぁ、秋央本人はどこのラノベ主人公だよ、ってなぐらい鈍感なので全く気付いてませんが。
ライバルに同情される波多野さんが不憫でなりませんよ。
しかし面倒見良いなぁ、美月って。
秋央は美月に尻にしかれるのが一番幸せな気がしますよ。
でも美月も油断してたらひびきという名の鳶に油揚げもとい秋央を攫われる予感も…

秋央もそうですが、ひびきも一歩ずつだけど着実に前進しているのが判りますね。
地道で一足飛びではないですけど、それもまた面白いと思いますので、
今後もじっくりと描いていって欲しいものです。

ちなみにやまむらはじめさんのもう一つの作品である「神様ドォルズ」ですが、
完結巻の12巻が本日発売です。

神様ドォルズ 12 (サンデーGXコミックス)
やまむら はじめ
小学館 (2013-04-19)

完結ということで限定版もありますので検討するのもアリかと思います。

:: 2013/4/17 水曜日::

■[漫画]失敗してもまた跳べるよ「銀の匙 Silver Spoon」7巻

銀の匙 Silver Spoon(7) (少年サンデーコミックス)
著者/訳者:荒川 弘
出版社:小学館( 2013-04-18 )
コミック ( 176 ページ )

エゾノー祭開催当日、過労で倒れてしまった八軒。
誰よりもエゾノー祭の為に全力を傾けて頑張ってきた八軒に対しての無情な結末。
この7巻では八軒と駒場の二人が「どれだけ頑張ろうとも報われるとは限らない」
という残酷なまでに無慈悲な現実に直面することになります。

過労で倒れた八軒を見舞った父親との対面は今の八軒にはまだ辛くて…
まぁね、あんな強面で弱さを見せない父親が相手だとコンプレックスが刺激されるのも分かります。
八軒の父親は先生相手でもそうだけど正論を直裁に切り込んでるだけで、
特に間違ったことを言ってないんですよね。
でも、だからこそ八軒はコンプレックスを感じてるんだろうなぁ…
精神的マッチョには挫折して心を折られる精神の持ち主の気持ちを理解するのは難しいんだろうな…

誰も見舞いに来てくれない入院生活と、父親のことで凹んでいた八軒が、
仲間たちによって励まされて元気が戻っていったのは単純に嬉しいですね。
父親には伝わらなかったけど、仲間が出来たことで得られたことがちゃんとあるのは嬉しいことです。
まぁ、恋愛方面は仲間の助けがありながらも順調とは言いがたいのはアレだけど…(笑

そしてもう一人、野球に全力を注ぎ込んできた男、駒場一郎。
八軒も全力を振り絞ってましたが、駒場は”人生”を賭しての全力。
しかも自分一人どころか、親と妹たち含めての”人生”が掛かった頑張りすらも、
一瞬の突風のせいで全てご破算になってしまうという無慈悲さの本質には、
次の8巻で八軒たちも知ることになるでしょう。

今回は農業ネタは少なめで、少年たちの青春が描かれてましたね。
しかも「努力が必ず報われるとは限らない」という残酷な現実が。
それでも「失敗してもまた跳べるよ」という希望もちゃんと示唆されてるんですけどね。

これからもそういった重いネタがあるとは思いますが、
それ一辺倒にならない、少年漫画らしさを失わせない面白さがありますので、
今後とも楽しみにしていきたいです。

:: 2013/4/15 月曜日::

■[漫画]最高にムダな時間の使い方「となりの関くん」4巻

となりの関くん 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:森繁 拓真
出版社:メディアファクトリー( 2013-04-05 )
コミック ( 166 ページ )

まさかのアニメ化決定の「となりの関くん」の4冊目!
フラッパーというマイナー雑誌の連載なのにまさかのアニメ化ですよ!
授業中に内職しているだけの漫画なのにアニメ化ですよ!
しかしよくよく考えてみると5分アニメじゃないと無理なんじゃないでしょうか。

アニメ化してもやってることは全く変わらず、
授業中は「Sekiブランド」を作って自分の持ち物にサインを入れたり、
捕まえてきたカブトムシを戦わせたり、自作UFOキャッチャーをしたりと、
相変わらず内職ばかりで、隣で見ている横井さんも呆れるのも当然です。

くだらな~い

恐らく読者の多くが横井さんと同じ想いをしており、
だからこそ面白いと感じているのではないでしょうか。

また、授業中以外でも運動会でも小テストでも美術の肖像画の時間でも、
脇芽もふらず内職に勤しむ関くんは全くブレませんね!
時に、数ある内職の中でも百人一首を用いた異種格闘TCGはかなり斬新ながら、
興味深いものだと個人的には思います。

横井さんも関くんの妹の純ちゃんと仲良くなって、
シチュエーションだけ見ると関くんのストーカーみたいになってますが、
恋愛フラグは間違いなく立ってないので、今後どうなるのか意味不明ですね!
アニメ化してもラブコメ要素はかなり薄いままじゃないかと思われます。

ちなみに作者の森繁拓真さんの新作はこの「となりの関くん」だけではなく、
「あねぐるみ」1巻も出てます。
あねぐるみ (1) (まんがタイムコミックス)

内容は姉に虐げられる漫画です。(ぉ
東村アキコという偉大すぎる漫画家の姉に対する作者のコンプレックスが伺えますね!
ちなみにどんな風に虐げられているかは昨年出た、「いいなりごはん」1巻が詳しいです。
いいなりゴハン 1 (ヤングジャンプコミックス)

エッセー漫画だからたぶん事実そのままなんだろうなぁ…(笑
頑張れ、森繁拓真先生…!

:: 2013/4/13 土曜日::

■[漫画]JCたちの妖精建国物語「少女政府 ベルガモット・ドミニオンズ」1巻

少女政府 ベルガモット・ドミニオンズ1 (メテオCOMICS)
著者/訳者:高田慎一郎
出版社:ほるぷ出版( 2013-04-12 )
コミック ( 162 ページ )
公式サイト:少女政府 ベルガモット・ドミニオンズ]特集ページ
連載サイト:少女政府 ベルガモット・ドミニオンズ
作者サイト:休日のベイルアウト

島津ななこはおじいちゃん想いの女子中学生!
ある日妖精の島アヴァロンから逃亡&独立してベルガモットを建国した妖精に攫われて、
独裁者になってくれるように頼まれるという訳の分からない事態に!?
同じく妖精に攫われてきたスコットランド出身のソフィアと共に、
家に帰るためにベルガモットを栄えさせることになるんだけど…

高田慎一郎先生の新作は新天地COMICメテオでのJCたちによる妖精建国物語!
世界各国から集められた少女たちによる、国民性を活かした建国模様は、
萌え要素がありつつも、厨二心の琴線に触れるモノがありますね!

インフラを作ろう

まだ1巻なので序盤ですが、
都市交通網を放射状にするか碁盤目状にするかといった出身国による主張の違いに、
経済に強いチェコ出身の財務・経済産業大臣ターニャによる貨幣の作成&流通と、
お国柄が既に出ている所が興味深くて面白いです。
妖精さんの不思議パワー(魔法)で企画したらサクサク出来るのでテンポも良いですしね!

また、高田慎一郎先生と言えば空中機動のバトルです!
今回も独立を認めないアヴァロンからの破壊兵器を倒すために、
妖精の粉で少女たちが変身して空中戦を繰り広げます!

空中戦

そういった空中バトル要素も見所の一つですね!

この手の建国モノはWeb小説とかでよく扱われるジャンルなので、
Webコミック誌であるCOMICメテオで連載というのは面白いですね。
まだまだ始まったばかりですが、これからの展開には大期待ですよ!
ただ、第5話「感染を食い止めよう!」が1巻に未収録なのがちょっと謎だなぁ…
折角のサービスシーンが満載だというのに、これが載らないだなんてとんでもない!
都条例の問題だとしたら残念だなぁ…
2巻にはちゃんと収録されますように!
出来れば湯気が少なめ修正された状態で!

HTML convert time: 0.180 sec. Powered by WordPress