僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2011/5/15 日曜日::

■[漫画]恋は異なもの味なもの「おひとり様物語」3巻

おひとり様物語 (3) (ワイドKC キス)
著者/訳者:谷川 史子
出版社:講談社( 2011-05-13 )
コミック ( 146 ページ )

私は男兄弟で育ったせいで少女漫画というものが幼少期に周りになくて、
初めてまともに読んだ少女漫画がレイアースという次第でして、極端に少女漫画耐性が低いのです。
そういう訳で女性がハーレム漫画を読んで「こんな女の子いるわけないよw」と思う程度には、
少女漫画のイケメンに対して拒否反応が起こるわけで、どうしても少女漫画に食指が伸びないんですよねー
チョイ悪なイケメン君に言い寄られて堅物な彼女がメロメロに…
という展開を読んだら床に叩きつけたくなる程度には拒否反応が起こります。

そんな私でも全然OKな「男性でも読める少女漫画」を描くことで有名な谷川史子さんですが、
まさか男性を主人公に「おひとり様物語」を描くとは思いもよりませんでした。
うーん、もしかして思っている以上に男性読者がいるということなのでしょうか。
いやまぁ、実際読んでる人結構いるっぽいしなぁ。

個人的には一番初めの33才の三ノ輪さんが年齢的に近いということもありぐっと来たなぁ。
一回りも下の彼女持ちの男の子にいつの間にか恋しちゃってるのが良い。
年の差とか、アラサーなのに中学生みたいな恋だとか、自分でキモいと思ってる事とか、
そういったトコひっくるめて何か良いんですよね。
あー、私もモテたいことはモテたいけど、それよりもずっと恋したいなぁ。
恋するってのは大変だけど、凄いんだよね、うん。

他にも恋だったり、母子家庭で一人暮らしを始めようとする女性だったり、
色んなおひとり様が居て、共感できたりしんみりしたり、色々と感じることが出来るものばかりです。
気のせいか編集業の人が多いような気がしますが、そこら辺はご愛敬といいましょうか。(笑

いやはやそれにしましても…
私もそろそろおひとり様を卒業したい気もする今日この頃ですが、まだまだ無理っぽいです。

:: 2011/5/13 金曜日::

■[漫画]勇者の戦いの決着と選択「マップス ネクストシート」12巻

マップス ネクストシート ⑫ (フレックスコミックス)
著者/訳者:長谷川 裕一
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2011-05-12 )
コミック ( 160 ページ )
作者サイト:スタジオ秘密基地

ブゥアーの後継者を決める為のゲンvsナユタという、
古今の勇者対決の決着と、ズザンガディクスの思惑が明るみに出るという、
衝撃の12巻が遂に発売!
いやー、相変わらずファン垂涎の展開ですよ。

ゲン vs ナユタっていうのはDQ風に言えば、はがねの剣と鎖帷子を装備したLv99の勇者が、
ロトシリーズで完全武装したLv30程度の勇者とやり合う感じですねー
圧倒的とも言える経験値の差を装備で埋めるナユタが悪いという訳じゃないけど、
ミュズの反則的な性能が如実に分かリましたね。

ズザンガディクスの思惑自体も11巻ラストで思っていた通りなんですが、
ブゥアーのデータから作られたナユタが意識混濁状態で、
データと生きている人間の差をご認識させるのは王道な手とはいえ上手いな、と。
まぁ、それすらも越える手札がまだあるのが面白いのですが、そこはまた13巻で。

それはそれとして、コピーされたおじさんゲンとリプリムの関係ですが、
これはこれでアリなんでしょうか…(笑
何か援助交際にしか見えない気がするんだけど、
お互いがOKならアリ… なのかなぁ…?(笑

:: 2011/5/9 月曜日::

■[漫画]最終巻じゃないよ!「おたくの娘さん」10巻

おたくの娘さん 10 (ドラゴンコミックスエイジ す 1-1-10)
著者/訳者:すたひろ
出版社:富士見書房( 2011-05-06 )
コミック ( ページ )
作者サイト:すたひろ日和
作者twitter:すたひろ (stuhiro) on Twitter

「おめでとう」「世界のみんなにありがとう」とか言いそうな表紙だな! っていうか最終巻かよ!
とか思ってたら次巻予告が正に「おめでとう」「世界のみんなにありがとう」で噴いた。
やっぱりすたひろさんと私は同世代のオタクやで…

コミケ編も終わり、物語は遂にクライマックスに突入する訳ですがもう1巻だけ続くんじゃよ。
という訳で幸村さん家の家庭の事情が詳らかにされ、ハッピーエンドを模索する展開に。
元々耕太を逆レイプした挙げ句に妊娠したのを告げずに失踪という奔放な望さんですから、
一筋縄ではいかないと思ってましたが、想像以上にシリアス且つディープでしたね。
まぁ、望が教会に引き取られた理由に何かしら原因があるんだとは思いますが…
家族は欲しいけど、父親は要らないとかそんなトコなのかなぁ…

そして遂にはっきりと自覚&名言して具体的な行動を起こすまでに成長した遥ってば可愛い。
とはいえ、遥も大変な相手を好きになってしまったもんですなぁ。
アシ兼同人作家なだけでもキツイのに子持ちな上に、その子供の事情がまたディープで…
うーん、望さんがあんなだし、耕太の相手は遥しかいないような気がするんだけど、
折角のバレンタインも茫然自失になった耕太相手だから伝わってないだろうし…
頑張れ遥! 君の恋路は途方もなく前途多難だぞ…!

物語としてはシリアスになってしまい、これからの展開に興味はあるけど恐怖もありますが、
それはそれとしてコメディ要素はキッチリと入れてくれるすたひろさんは流石だと思います。
というか、男の娘アイドルネタを入れてくるとは、すたひろさんホント好きですよね!
もしかして姉弟と見たら男の娘アイドルとせずにはいられないのでしょうか…(笑

参考:誰よりもマニアックな「絶対☆アイドル」レビュー

:: 2011/5/8 日曜日::

■[漫画]専属メイドは男の娘!?「はじめ×くろす」1巻

はじめ×くろす (1) (バンブーコミックス WIN SELECTION)
著者/訳者:寺本 薫
出版社:竹書房( 2011-05-07 )
コミック ( ページ )
作者サイト:UA CATS
作者twitter:寺本薫 (teramoo) on Twitter

賢明な当サイト読者(果たして存在するのか)には説明するまでもないですが、
まんがライフWINで連載中の「はじめ×くろす」が遂に単行本化され、1巻が店頭に並ぶまでになりました。
目出度い。

先祖代々名家に仕える一族の若者が、お嬢様を守る為に奮闘するという作品は、
古今存在し、「陰からマモル!」に代表されるように近年でも人気を博しています。
この作品もその流れに属するのですが、特にユニークな設定が「仕える若者が執事なのにメイド」
という男の娘的な設定があることなのです…!

男の娘とはいえ好きで女装している訳ではなく、女子寮で生活する必要性から嫌々女装するはじめちゃん。
この嫌々ながらの女装というのが非常に重要なのです!
嫌々だったはずなのにいつの間にか、いつの間にか上達している女装テクニック!
そして男に惚れられる程に磨かれる女子力を持つ自分を見て、我に返る瞬間がたまらないのです!

また、仕える相手であるほのかお嬢様がまた良い味を出しているのですよ。
当初ははじめちゃんも純真無垢なほのかお嬢様を溺愛する当主に呆れているのが、
いつの間にか自分も過保護になってしまうほどの魅力を持つ天然お嬢様なほのかお嬢様が可愛いのです。
たまに見せるトマトを握りつぶしたりのワイルドな面もギャップがあって萌えなのです。

はじめちゃんの従姉にして教師のサチ姉や友人のアイちゃんにロリツインテのユキちゃんと、
周りの面子も濃い人ばかりでコメディな日常には事欠かないので楽しいです。
はじめちゃんの受難の日々はまだまだ続くでしょうが、
ほのかお嬢様には殊の外懐かれていることですし、
トントンということで頑張って貰うしかないでしょうね。(笑

頑張れ、はじめちゃん!

:: 2011/5/7 土曜日::

■[漫画]ゴール前、限界ギリギリ白熱の三つ巴戦!「弱虫ペダル」17巻

弱虫ペダル 17 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2011-05-06 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

震える…! 心が震えまくる…!
王者・箱学と挑戦者:京伏に絶対にあきらめない男たち・総北が追いつく展開は本当に熱い!
諦めずにただただ愚直にひたむきに頑張り、遂には成し遂げるという偉業は、
私の感動の琴線に触れ、目から熱い汗を迸らせてくれるんですよ!
チクショウ、やっぱり総北は最高だ…!

勿論、総北だけでなく箱学も京伏といったトップ争いをする面子も凄い!
特に箱学は見えない信頼関係で揺るがぬ王者っぷりを見せつけ、
全力を持って総北を引き離しに掛かる姿は敵ながら天晴れ!
そしてその陰で牙を研いで容赦なく勝利の二文字に食らいつかんとする京伏も、
ある意味清々しくもあります。

特に京伏の御堂筋はホントある意味凄いと思うんですよね。
勝利の為ならありとあらゆる策を巡らし、それでいて策が役に立たないと思ったら即座に破棄。
一見非道な、容赦の無い篩い落としを躊躇うことなく行いながら、
己にも限界以上に身体に鞭を打ち、常軌を逸するような軌道でゴールを目指すその姿には、
正直ちょっと感動させられましたよ。

確かに少年スポーツ漫画としては総北と箱学が最高なんですけど、
邪道を極める御堂筋と、その下で道は違えども利用されていると理解していても、
それでも勝利を目指す気持ちは一緒だと我慢の走りを見せる石垣さんもカッコイイんだよなぁ…

いやー、本当に素晴らしく熱い少年スポーツ漫画ですよ。
17巻と長くなってきましたが、是非是非未読の人にも読んで欲しい作品です。

:: 2011/5/6 金曜日::

■[漫画]歴史のifがありえるなら…?「時の消失請負人」1,2巻

時の消失請負人 1 (電撃コミックス)
著者/訳者:ともぞ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-01-27 )
コミック ( ページ )
作者サイト:■■MANAT■■

時の消失請負人 2 (電撃コミックス)
著者/訳者:ともぞ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-04-27 )
コミック ( ページ )
作者サイト:■■MANAT■■

この作品の概要を伝えるのには、30代限定ですが凄く的確な言葉があります。
即ち「タイムウォーカー零」と…

歴史上の未解決事件を文字通り無かったことにして消し去る「消し屋」
そのメンバーはタイムスリップが出来るコーニッシュとそのサポート要員のエアデール、
また、外部エージェントのバーニーズも絡んで金と情で過去に飛びまくり、
「切り裂きジャック」や「モナリザ盗難事件」などを消し去っていくのが第1巻。
割りとメジャーな事件なだけに作者の考察を含めてぐいぐい引き込まれます。

そして2冊目となると、物語のキーアイテムである「バビロンアイテム」が本格的に登場。
また、時空管理人とでも言える組織を搦めて日本人なら知らない人がいない「坂本龍馬暗殺事件」が、
どのようにして起こったかを描きながら、コーニッシュに関する秘密も描かれています。

それにしても世界の未解決事件を考察しながら描くっていうのは、
そんなに歴史に詳しくなくても興味深く読んでしまいますよね。
それとコーニッシュを捕まえようと頑張るロリなブリティッシュちゃん可愛い。
あのデコの輝きが消えるのは悲しいので、是非とも復活して欲しいんだけど…
復活するよね?

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