その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2013/1/22 火曜日::

■[漫画]いずれ菖蒲か杜若「銀の匙 Silver Spoon」6巻

銀の匙 Silver Spoon 6 (少年サンデーコミックス)
著者/訳者:荒川 弘
出版社:小学館( 2013-01-18 )
コミック ( 186 ページ )

「銀の匙 Silver Spoon」がノイタミナ枠でTVアニメ化とのことでおめでとうございます。
漫画の面白さを考えるとTVアニメになっても充分映えるでしょうし、
これでより多くの人に知って貰えるかと思うと歓迎すべきことなんですが…
夕方のゴールデンタイムでやって欲しかったなぁ、とも思ってしいます。
できれば家族揃って見て欲しいなぁ、と。

さて、漫画本編はエゾノー祭を控えての馬術部の秋季大会。
ここで新キャラである南九条あやめが登場するんだけどこの娘のキャラが濃くて凄い!
アキの幼馴染なんだけど金髪縦ロールというド派手な髪型で、
貴族的な振る舞いをしつつも実家はただの農家というギャップ!
そして全体的に漂う愛すべきバカっぽさは見ていると和んでしまいますね。(笑

そんな新キャラが登場する大会はどちらかというと長閑で緩やかな雰囲気とはいえ、
そこは八軒を含むエゾノーの初心者集団はどうしても緊張してしまいますよね。
そんな中で八軒は相棒であるマロン号と健闘するんだけど後一歩で届かず…

緊迫感が漂う大会ではないし、みんな和気あいあいとしたものなんだけど、
それでも精一杯やって上位に届かないという現実は悔しいことこの上ないんですよ。
それが勝負というものだし、本気でやっているという証左な訳で…
八軒はこの悔しさをバネにしてより努力を重ねることが出来る奴だと思うので、
次こそは上位に食い込んで欲しいですね。

そしていよいよエゾノー祭の準備が本格化する中で、
遂に八軒が一歩踏み出してアキとの仲を深めようとするもアキは相変わらずニブい!(笑
女子寮の面子が色々とダメ出しや助言をしたことで、
やっとアキも八軒からの好意を自覚するようになるんだけど、
そうなってからのアキのリアクションにはニヤニヤしっぱなしでしたね。(笑
それはそうと、女子同士ではこういった赤裸々な会話がなされているんだなぁ…
と別な意味でも感慨深かったです。

しかしそんな青春模様の真っ最中に過労で倒れる八軒という、
ショッキングな出来事が起こってこの6巻は終わるわけでして、
7巻が待ち遠しい構成になっています。

:: 2013/1/21 月曜日::

■[漫画]双子の結婚式とカルルクの嫉妬「乙嫁語り」5巻

乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)
著者/訳者:森 薫
出版社:エンターブレイン( 2013-01-15 )
コミック ( 192 ページ )

ライラとレイリの二人の結婚式が遂に開かれる「乙嫁語り」の5巻が発売!
19世紀の中央アジアの結婚式というのはどういったものであるかを、
しっかりじっくり描いた圧巻の内容ですので読み応えはたっぷりあると共に、
天真爛漫な双子が花嫁ということで一筋縄ではいかない展開も見所です。

子供らしい無邪気さが残っているあの双子が結婚式の間ずっと座っているはずもなく、
花婿二人を巻き込んで色々やらかしちゃってる所も面白かったですけど、
そんな双子が「実家を出て他所の家に嫁に行く」ということをやっと実感することで、
号泣するシーンはその落差が際立っており心にジーンと来るものがありましたね!
まぁ、それでもやっぱりライラとレイリの我が儘に付き合わされる花婿二人の悲哀と、
それでも楽しそうな二組の新郎新婦を見ていると微笑ましいのがあるのも確かです。

そして後半からはアミルとカルルクの二人に話が戻ります。
二人の何気ない日常と手負いの鷹を治療する話なんですが、
特に後半は現代日本の価値観では残酷とも取れるけど、
自然に生きる人たちにとっては当然の処置を描いているのは流石だな、と思います。

そういった意味ではライラとレイリの結婚式で羊の解体を残酷にならない範囲で、
凄く丁寧に描いているのは良い仕事をしてるなぁ、と感じ入ります。
羊の解体を初めて挑戦する少年の興奮が描かれていましたけど、これは当然の事なんですよね。
今で言うと農家の親に初めてトラクターの運転を任された中学生の息子的と言いましょうか…
そういえば大学時代に講義でイヌイットの生活をビデオ撮影していたのを観たことがあるんですが、
スノーモービルに乗るイヌイットがトナカイを仕留めて村で解体する時、
子供たちは凄く良い笑顔を浮かべていたんですよね。
ことほど左様に獲物の解体というのはカッコイイ大人の仕事な訳です。

さて、次回からはアミルとカルルクの二人に焦点が戻るみたいですが、
ロシアの足音が聞こえる19世紀の中央アジアでどういった問題が起こるのか。
双子が住むアラル海の帰結も知っている身としては手放しで御祝いできないですが、
それでも続きが気になるので追って見ていきたいです。

:: 2013/1/20 日曜日::

■[漫画]駄菓子さんの処女作品集「純潔の終わる日々…」

純潔の終わる日々… (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
著者/訳者:駄菓子
出版社:ワニマガジン社( 2012-12-28 )
コミック ( ページ )
作者サイト:all over the Place
作者twitter:駄菓子 (dagacyo)さんはTwitterを使っています

主に快楽天BEASTで活躍されている駄菓子さんの初単行本が先月末に発売されました。
コミケ期間中だったので商業誌まで手が回らなかった人も多いかと思いますが、
駄菓子さんは新人とは思えないエロさが凝縮された大変素晴らしいエロ漫画家さんですので、
エロ漫画好きの諸氏には本作を是非とも手にとって欲しい所存であります。

駄菓子さんは元々「朝霧の巫女」や「もやしもん」の二次創作エロ同人誌を描かれており、
ご自身のWebサイトで公開中のイラストの傾向からも分かる通り、
モノクロのエロさを追求しているかのような作風ですので、
この表紙も白、黒、赤の三色だけで構成されている珍しいものになっております。

内容は熟女から高校の同級生、姪っ子に幼馴染みと、
バラエティに富んだヒロインたちとのエロストーリーが詰め込まれています。

「二人の碧い時間」は純朴なDT大学生に対する近所に住む地元の少女とのスキンシップ、

二人の碧い時間

そしてそこからのエロとかDTマインド溢れるシチュです。
「こっちを向いて!」は清楚可憐と評判な副会長が気になりながらも、
普段憎まれ口を叩いていて気安い女の子が私服姿になって”女”を感じた矢先に、
彼女の方から積極的に迫ってきたらあっという間に陥落してしまうという、
DT男子らしさが滲み出る内容が中々に鮮烈です。

そういったストーリーだけではなく、最近ご無沙汰だったお隣さんの熟女を翻弄したり、
清楚可憐な評判とは裏腹に屋外で自慰行為に耽る副会長との青姦だったりと、
割りとバラエティに富んだエロがあるので飽きが来ないかと思われます。

駄菓子さんは新人ながら既に充分上手く、それでいて独自性がある作家さんですので、
今後とも応援していきたい次第であります。

:: 2013/1/19 土曜日::

■[漫画]初体験は決勝のあとで「華麗なる食卓」49巻

華麗なる食卓 49 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:ふなつ 一輝
出版社:集英社( 2013-01-18 )
コミック ( 234 ページ )
作者サイト:ふなつ一輝 オフィシャルサイト
作者twitter:ふなつ一輝 (funatsukazuki)さんはTwitterを使っています

連載期間11年11ヶ月という長い週刊ヤングジャンプの歴史の中でも、
飛び抜けて長く連載し、最長記録を更新した「華麗なる食卓」ですが、
この49巻で完結を迎えることになりました。

数多い「グルメ漫画」というジャンルの中でも「カレー」にのみ対象を絞るという、
かなり枠が狭い中でも作中のカレーのようにしっかりと物語を深く、重厚に作りあげてきました。
美味しそうなカレーレシピもそうですけどその絵柄からエロい描写にも注目を浴びており、
そういった意味でもかなり期待が高まった作品でしたね。

エディブルファイトが始まってからはかつての仲間と戦ったり、
期待通りのエロシーンがあって嬉しかったり、
主人公マキトの目標だった実の父親が事故死してからの鬱展開の連続には、
正直かなりゲンナリしたりしましたけど、最後は綺麗にまとまったなぁ、と思います。

決勝戦もチキンカレーというありきたりだけど奥深いテーマで、
カレーという料理の可能性を見せつけてくれるものでした。
そして何より最後にきっちりと結維とマキトとのエロシーンに丸々一話使って描いたのには、
読者が何を求めているか分かっているなぁ、と読んでてニンマリしましたね!(笑

曽根崎結維の初体験

正直言うと結維の体付きって他のヒロインたちに比べて貧相なんだけど、
そんな結維が一生懸命になっている初体験というのは、
何だかそれだけで興奮せざるを得ないわけですよ!
我々読者も伊達に12年近く据え膳状態で焦らしプレイされてないですよ!!(笑

アニメ化とかそういったメディアミックスとは無縁だったかもしれませんが、
週刊ヤングジャンプというメジャー誌の屋台骨だった名作だと思います。
次回作がどういった作品になるかは分かりませんが、
また奥深くエロい作品であることを願っております。
お疲れ様でした!

:: 2013/1/17 木曜日::

■[漫画]千反田えるに萌えろ!「氷菓」3巻 オリジナルアニメBD付き限定版

氷菓 (3) オリジナルアニメBD付き限定版 (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2013-01-12 )
コミック ( 180 ページ )
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (honobu_yonezawa)さんはTwitterを使っています
作者サイト:A/O LABO

TVアニメ版「氷菓」は凄く面白いんだけど、BDは角川価格なので食指が伸びず、
されど水着回は高画質で是非観たい!
…という視聴者の心情を汲み取ったのか漫画版「氷菓」3巻の限定版として、
水着回である11.5話を収録したBDが付属してきましたよ!
高画質が望まれる水着回だからこそBDというメディアを使ってきたのは評価しますが、
4200円という高価格であることと、漫画のみの発売が今月下旬になるといういやらしさは、
なんとも角川らしいあざといやり口だなぁ、と思います。(笑

それはともかくBDの水着回が素晴らしい出来だったのは確かです。
えるの白ビキニ姿が新鮮で、そちらに自然と目が行く奉太郎の気持ちもよく分かります。
何とかその魅力に抗おうとしながら結局逆らえない所は、
何だかんだ良いながら奉太郎も健康的な男子高校生だなぁ、と感じました。(笑
それにしてもえるってば男の視線に無自覚すぎだと思うんだ…

そして漫画の内容ですが、「氷菓」の解決編と財前村の話と入須先輩の導入と、
アニメ通りの順番でしっかり確実に進んでいます。
TVアニメで感じた面白さを追体験することができる非常に丁寧な絵作りと、
どこまでも堅実な話の展開は安心感があり好感が持てます。

えるの可憐な微笑みや純真無垢な佇まいはアニメそのままに、
それをじっくりと楽しめるのは自分のペースで読める漫画版ならではですね。
お陰で財前村の話でえるが奉太郎の真似をしていた理由に思い至りました。
兄弟姉妹に憧れを持っていたから梨絵と嘉代の姉妹の真似をしたかったのかなー、と。

いやー、やはりえるは最高に可愛いヒロインですね。
黒髪ロングのお嬢様…、最高だな…!

:: 2013/1/16 水曜日::

■[漫画]真涼の膝枕に萌える「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる4コマ」2巻

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる4コマ(2) (ヤングガンガンコミックス)
著者/訳者:裕時 悠示 まりも
出版社:スクウェア・エニックス( 2013-01-12 )
コミック ( 111 ページ )

本作は現在TVアニメ放映中な「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」のスピンオフ4コマで、
原作のキャラたちが自演乙の部室で繰り広げる他愛のない日常を描くだけという、
まったりゆるゆるな萌えな面白さが凝縮されている4コマ漫画です。
そしてそれはこの2巻でも全く変わらずに安定しております。

4人のヒロインが部室で水着を着てビニールプールで遊んだり、
体操服(もちろんブルマ)を着て身体測定をしたりと、
4人のスタイルが如実に分かるお色気展開が割りと多めなのには、
「萌え作品としてアピールというものをよく判っているなぁ」
と感心せざるをえません。

しかしスタイルに関してはチワワがいじられまくりで不憫です。(笑
完璧スタイルの真涼も料理が不得手だったり、
愛衣ちゃんは料理が得意だけどスタイルに自信が無かったり、
姫香はルックスは良いけど中二病だったりとみんな欠点はあるんけれど、
チワワは他のみんなみたいに長所が見付からないから更に不憫で…(ヒドイ

真涼の嫉妬が可愛いですし、他の3人のキャラも可愛らしいので、
本編のシリアス展開なシーンに疲れた人は是非ともこの4コマで癒されて欲しいですね!
しかし鋭太の鈍感っぷりはどう見ても無自覚なんだけど、
無自覚にしてもここまで鈍感なのはある意味凄いと思います。

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