その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2012/11/10 土曜日::

■[漫画]催眠術は大変危険ですので、用量・用法を守ってご使用下さい。「日常」8巻

日常 (8) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:あらゐ けいいち
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-10-24 )
コミック ( 161 ページ )
作者サイト:kumomadori
作者twitter:あらゐけいいち (himaraya) on Twitter

アニメ放映も終わって久しいですが、日常は今日も日常です。
カバー裏からアンケートハガキまで凝りに凝っていますが、
中でも7巻のアンケート内容の発表までしちゃうとか、アンケートハガキが大変なことに。
しかしここまでされたら森薫さんの単行本もそうだけど、
勿体無くて出せなくなるんですよねー…

さて、本編ですがいつも通りです。
いや、本当にいつも通りとしか言えないくらい変わらない斜め上な展開ばかりで、
それこそが当たり前になっているのが日常が日常たる所以かな、と思います。
まぁ、はかせとゆっこが仲良くなりすぎだな! とか思う箇所は多かったですが。

麻衣ちゃんとゆっこの中学時代のエピソードとかもあったりして、
それはそれで可愛かったですね、特に麻衣ちゃんが。
その麻衣ちゃんもちゃんみおのお姉ちゃんとの無言のボケとツッコミというか、
仕掛けを用いた応酬は何ともエキセントリックでありましたなぁ。
しかしこの二人も中々に面白い組み合わせだなぁ。

そういえば笹原と立花みさとの仲だけど割りと進展があったというか、
それはそれで楽しみなんだけど、みさとってばホントチョロいな!
と言わざるをえないチョロさで大丈夫なのか心配になったりならなかったり。
しかしこの二人の仲はどうなるんですかね…
日常という作品なだけに先がまった読めないですわー…

:: 2012/11/9 金曜日::

■[漫画]幕末×剣劇×未来×侵略者「幕末ヱイリアン」1巻

幕末ヱイリアン 1 (富士見ドラゴンブック)
著者/訳者:すたひろ
出版社:富士見書房( 2012-11-08 )
コミック ( 156 ページ )
作者サイト:すたひろ日和
作者twitter:すたひろ (stuhiro) on Twitter

坂本龍馬が主人公の真面目な幕末モノだと思った?
残念! 作者はすたひろさんでした!

幕末を描いた漫画はそれこそメチャクチャありますし、内容もるろ剣みたいな剣劇ファンタジーから、
仁みたいなタイムスリップで医療モノと多岐にわたっているわけで。
そんな中でのすたひろさんの新作は幕末モノというだけで既にドラゴンエイジでも異色なんですが、
タイトルの示す通り、日本以外全部沈没、もといエイリアンに全部侵略されたifの世界が舞台です。
しかも主役級の志士が岡田以蔵とか渋すぎる。

取りも直さず、まずは幕末ヱイリアン第0話を読んでみてくださいよ。
ちゃんと一話分丸々読めますので! 豪気やでホンマ!
しかし一話目から寄生型エイリアンにタイムパトロールの少女に陰陽師の青年と、
色々と詰め込んできたなぁ。
というか、そもそも幕末における主役級人物の坂本龍馬をバッサリ切り捨てるとか、
思い切りがよすぎて驚くどころか心配になるレベルですよ。(笑

影のある以蔵とむっちり系ドジっ娘タイムパトロールのルノという、
妙ちきりんなコンビが今後どういった冒険を繰り広げて歴史を修正していくのか。
そもそも歴史が何故こんな風になったのかといった謎も含めて先が楽しみですね。

それはそうとすたひろさんは私と近い世代なので、
タイムパトロールと言えば「T・Pぼん」に違いない訳ですよ!
ということはリームで性の目覚めを体験した可能性がある訳で、
そういった意味でも期待ですね。(ぉ

:: 2012/11/8 木曜日::

■[漫画]オリジナル作品にも定評のあるわたらい「O/A」7巻

O/A (7) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:渡会 けいじ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-11-01 )
コミック ( 194 ページ )
作者サイト:Upper Ground
作者twitter:渡会けいじ (watarai) on Twitter

N:i-1の結果、2位という順位だったけどしっかりとトップアイドルへの道を再び踏み出したゆたか。
一度軌道に乗れば、かつて頂点にまで上り詰めたことがある彼女だから、
あっという間にドームでのコンサートを開催するまでになったんだけど、
いつも隣で支えてきたはるみはどうしようもない寂しさを抱えていて…

笑いあり、涙あり、下ネタあり、シリアスありだった「O/A」もこの7巻で完結です。
巨大うんこを流すだけの話をやったり、米軍の潜水艦がラジオを聞くために東京湾に来たりと、
割りとくだらなくてとんでもない展開が多々あったけど、
最後まで一貫してゆたかとはるみ、アイドルと芸人という立場と歩幅も違う二人の友情を描いてました。

そしてこの完結巻ではその総決算とでも言うべき結末が描かれており、
寂しくもありながら、どこかサッパリとした読後感を持たせてくれます。
あとがきで連載前は一話目しか考えて無くて綱渡りだったことが語られてますが、
確かにNi-1のアイドルみたいにかませ犬以下の脇役もいれば、
はるみの先輩ユニットの”ろーるしゃっは”みたいに先輩らしい含蓄のある言葉をくれたりと、
脇役の扱いは割りとライブ感がアリアリでしたけど、
結果的に綺麗にまとまっているから良いのではないでしょうか。(笑

読んでてゾクリとさせる見開きでのインパクトだったり、
ページを捲った先での展開で思わず噴いたりと、常に油断出来ない面白さが詰まった作品でしたよ。

ただ、ヤングエースで渡会さんの漫画が載っていないと寂しいので、
早い復帰を楽しみにしたいのですが、先日はヤングアニマルあいらんどに描かれてたからなぁ…
まぁ、掲載誌はどこだろうと読み続けていたいので次回作をお待ちしております。

:: 2012/11/7 水曜日::

■[漫画]少年よ、神話になれ「新世紀エヴァンゲリオン」13巻 プレミアム限定版

新世紀エヴァンゲリオン (13) 【プレミアム限定版】 (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:貞本 義行
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-11-02 )
コミック ( 180 ページ )

今月17日に遂に新劇場版Qの公開が控えている「新世紀エヴァンゲリオン」
11/2は単行本、11/9は新劇場版序TV版、11/16は新劇場版破TV版と、
毎週がエヴァ尽くしな11月の最初を飾ったのがこの、
「新世紀エヴァンゲリオン」13巻プレミアム限定版です。

限定版の内容ですが、扉絵を収録したミニ画集と3Dポストカード、
そして描き下ろしポストカード6枚セットの同梱版です。
ミニ画集の方はモノクロなんですが、ポストカードの方はカラーです。
また、同日発売のヤングエース 2012年 12月号には単行本直後の話を収録したミニ冊子が付属していますので、
そちらを手に入れれば続きが読めるようになっています。

さて、肝心の内容ですが展開としては旧劇場版をなぞる形なんですが、
連載当初からTV[版とシンジの性格が変わっているので若干内容も変化しています。
その最たるものがアスカが量産型エヴァに蹂躙される直前ギリギリのタイミングで、
なんとかシンジが間に合った、という点でしょうか。
旧劇場版のトラウマを持っている人には救済とも言えるかと。

とはいえゼーレによる人類補完計画などは旧劇場版の通りなので、
この貞本義行版のエヴァがどういった結末を迎えるのかまだまだ未知数です。
TV版の頃から追っている身としましてはQの内容のともども、
こちらの結末も戦々恐々としながらも楽しみにしているのが現状です。

しかし漫画の連載が始まってから18年。
まだこんなに読ませられるとは…
エヴァっていうのは本当に化物的なコンテンツだよなぁ…

:: 2012/11/6 火曜日::

■[漫画]エルサからコル、そしてエーブへ「狼と香辛料」8巻

狼と香辛料 8 (電撃コミックス)
著者/訳者:小梅 けいと 支倉 凍砂
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-27 )
コミック ( 173 ページ )
作者サイト:小梅けいとの原典皆既
作者twitter:小梅けいと (koumekeito) on Twitter

テレオ村でのリデレウスの火(いわゆる麦角菌)の事件に巻き込まれたホロとロレンスが、
エルサたちを背に乗せて村からの逃避行が終わる寸前で、
使命に目覚めたエルサと共に村に戻って奇跡をもって事件を解決に導く所から始まる8巻です。
一回り成長したエルサと、クッキーを頬張るホロが見所であります。

さて、ここに来て物語は一気に加速します。
原作で言うと5~9巻を一気に圧縮するみたいでして、
小さな同行者のコルが登場し、更にトラブルメーカーのエーブが遂にロレンスに接触し、
ケルーベの町で何かしらの騒動が起こりそうな予感が出てくる所までが収録されています。

原作5巻分を纏めるのだから違和感が生まれそうなものですが、
それほど感じられないのはやはり小梅けいとさんがしっかりと「狼と香辛料」という作品を把握され、
その魅力を表現する術を身に付けてらっしゃるからなんでしょうね。
実際8巻という年季が入ってきた時期なのに未だにどのコマのホロを見ても、
その表情の小悪魔的な魅力にはドキドキさせられますからね。
今回は踊ってたりするから更に蠱惑的でロレンスじゃなくても心が躍ってしまいますよ。

そんな小梅けいとさんがどういった風にこのエピソードを纏められるのか、
また、脇役だっただけのノーラを一級のヒロインとして引き立てた手腕を持って、
エーブをどういった風に魅せてくれるのか今から楽しみですよ。

:: 2012/11/5 月曜日::

■[漫画]常盤台JCたちの活躍「とある科学の超電磁砲」8巻

とある科学の超電磁砲 08―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)
著者/訳者:鎌池 和馬
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-27 )
コミック ( 236 ページ )

アニメ2期も決まり、新たな一歩を踏み出した「とある科学の超電磁砲」8巻は、
単行本装丁のデザイナーも変わり、表紙の彩色もキチロクさんが担当されて本当に心機一転という感じに。
食蜂操祈の不敵な存在感と、今回孤軍奮闘にならざるを得ない美琴の心が滲み出ているようです。
そして、それでも支えてくれる友人たちのありがたさも伝わってくるかのようですね。

さて、一大イベントである大覇星祭が始まった学園都市!
原作では上条さんとのラブコメ的な約束や萌えイベントしか見えなかった美琴なんですが、
上条さんが魔術サイドからの攻撃を防ごうと奮闘し、
とばっちりで姫神が死にかけている裏側で美琴も大変な目に遭っていたとは…
学園都市はマジで危険すぎるな…!

7巻では割りとおマヌケなトコを見せていた食蜂操祈だけど、
美琴本人には能力が効かないなら、周りを操作すれば良いじゃない、
というコトで黒子たちの記憶を操作して美琴を忘れさせて孤立させるとかマジでエグいですね!
「うしおととら」の白面の者に記憶を消された麻子を見た時の絶望感を思い出されて、
うしとらのトラウマ持ちとしてはかなり心がエグられましたねー…

しかし、うしとらで鷹取さんが居たように美琴にもまだ味方は居ます。
多分食蜂操祈にとってはノーマークなだけだったんだろうけど、
ここに来て婚后さんが頼れるキャラになろうとは…!
登場初期は単なるネタキャラだと思っててすみません。
エピソードが追加された時も巨乳枠が増えたとしか思って無くて本当にすみませんでした。
いえ、今回も中学生にしては充分素敵なモノをお持ちであることを遺憾なく発揮されておりましたが!

巨乳JC婚后さん

そして婚后さんだけでなく、湾内さんと泡浮さんもまさかの活躍!
ケンカもしたことがないと言っていた二人が友人を傷つけられたから怒り、
下衆な暗部組織「メンバー」の馬場と渡り合うとか、
少年漫画の王道展開で女子中学生たちが主役なのにかなり熱い展開でしたね!

それにしても「メンバー」を使うだけでなく、自身の能力を大っぴらに使ってまで、
シスターズを誘拐した食蜂操祈の思惑がまだよく分からないんだよなぁ…
もしかしてシスターズは偶発的に誘拐しただけで、本来のターゲットは美琴なのかもしれないし。
そもそもこの事件に絡んでいるのが食蜂操祈だけとは思えない複雑さが匂ってきてるので、
今後の展開にも目が離せませんですよ。

それと余談ですが、今回MGP(MostゲスPlayer)だった馬場くんですが、
原作でも出番が殆どなかったのでその存在を割りと本気で忘れてまして、
思い出すのにかなり時間が掛かりました。(笑
まぁ、小者ですし! 仕方ないよね!

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