フラン☆Skin

総勢7人の片想いで形作る輪。
ある片想いは幼馴染みの延長だったり、
ある片想いは同性の友情の延長だったり、
ある片想いは誤解がきっかけでそのままだったりと、
そんな片想いがずらずらっと続いて輪になっています。

その片想いの大半が当然のことながら相手に伝わってなくて、
むしろ片想いなのに嫌いだと誤解されてたり、
意中のタイプを誤解されてたり、
近親者を誤解してたりと、誤解で輪が形作られてて、
そこがまたコメディとして面白いんですよね。

しかし終盤にきてその片想いの連鎖が、
徐々に動いてきたので興味深いですねー
動いた瞬間に玉砕というか粉砕しそうな雰囲気を匂わせるものもありますが、
それはそれでアリかなー、と。（笑

それと合間合間に挟まれるブレイクが地味に面白いですね。
結構シニカルなコメディ要素が盛り込まれてたり、
なるほど、と思わせるものがあったりと油断なりません。
ワイド4コマという形式もテンポ良く読めるし、
小島あきら先生はこの形式が結構合ってるのかも知れませんね。

初っ端から電車のホームで痴漢をハイキックでダウンさせている卜部が居て、
一体どうなるのかと思ったら実はバイオレンスな彼女は卜部ではなく、
卜部にそっくりだということで今までチラっと出てきたアイドルの今井百夏！
胸の大きさだけ違う百夏と卜部の二人が出会いが今回の物語を紡ぎ出します。

”普通の女の子”の幸せに憧れる百夏が卜部に入れ替わりを持ちかけ、
脚癖とハサミ癖が悪い二人の女の子がなし崩し的にお互いの立場を交換し、
何だかんだで百夏の目論見通り、入れ替わり生活が始まった訳なんだけど、
当然卜部は不平不満で…

いやー、卜部ってばマジ可愛いわ…
自分をハイキックで気絶させた相手にもちゃんと優しいし、
椿との絆を見せるために自分の気持ちをボディペインティングするだなんて…！
アイドルの代役で活躍する卜部も良いけど、
やっぱり卜部は椿の彼女としてこそ、可愛さが光るんだよなぁ。

しかし椿も彼女が入れ替わったことに気付けよ、と。（笑
まぁ、そんな事態があり得ないという思考回路は判らなくもないけど、
態度が違うし、何より胸の大きさが違うということも気付いてるんなら…、ねぇ…？
とはいえ、誤解からとはいえ卜部の胸を揉んだ百夏のマネージャーを、
これまた誤解とはいえ殴り倒したのは彼氏としてグッジョブと言えよう。（笑

それにしても意外な展開目白押しなだけに結末がどうなるのか気になります。
良い落としどころに持って行くんだろうけど、はてさて…

見てくださいよ、この表紙！
久留里の日常を切り取った一枚のスナップショットなんだけど、
もうこの時点で可愛さ炸裂じゃないですか！
スーパーのチラシの裏にメモ書きするという節約っぷりがいじらしいですし、
不意を突かれた表情がまた萌えるんですよねー
作者のブログでボツ案になったもう一つのスナップショットでも久留里が可愛いですし、
巻末に収録されているこのスナップショットその後のエピソードも頬を緩ませること間違いなしです！

フラッパー連載なため知名度は低いながらも、漫画好きでハマる人続出な本作ですが、
やはり一番の魅力は13歳という思春期真っ盛りの久留里の可愛さだと思うわけです。
きのこ狩りをキッカケに友達が出来、料理の師匠も得てと成長していく久留里。
相変わらず口数少ないんだけど、目が口ほどに物を言うのが久留里のです。

いい人なんだけど人の気持ちを上手く察せない、年の離れた従兄の温巳に恋しちゃったからもう大変。
もとより口数が少ない上に恥ずかしがり屋だから名前を呼ぶことすら躊躇われて、
聞こえるはずもない場所で名前を呼んでみるだけで赤面してしまう可愛さったらもうね！
もうホンット久留里ってば可愛いよねー

そして温巳の同僚にして後輩の小坂さんも可愛いんですよね！
学会での発表と質疑応答の辛さとかに共感出来るだけにちょっと感情移入しちゃうんですよねー
特に小坂さんが久留里と一緒に料理している扉絵がジーンと来て良いんですよねぇ。
温巳も気持ちが察せないながらも小坂さんの恋する態度にちょっと恋心が芽生えてきたりと、
久留里的には複雑だろうけど、将来一緒に料理ができる関係になれると良いんじゃないかな、と思います。

表紙が珍しく桂馬以外と思うかも知れませんが、
今回の表紙も実は桂馬なのです。
そう、つまりサンデー読者お馴染みの女体化(TS)なのです！
いやー、今回のエピソードはTS好きなだけにいつも以上に萌えましたよー

先ずは前回から引き続き、将棋娘の榛原七香攻略編からのスタート。
とはいえ、このエピソードでは天理とディアナの可愛さが先に立った印象が…
天理の為と言いながらどう見てもヤキモチなディアナが可愛いんですよね。
しかもファーストキスだったことで更に思い込みが激しくなってるのがgoodです。

そして中盤からは自分が出せない箱入りお嬢様の五位堂結編が始まるのですが、
これが駆け魂の影響で桂馬と魂が入れ替わるTS展開へと繋がっていくのです！
やはり一番の見所は桂馬きゅんの魅力に尽きるでしょう！
ダメだダメだと思いつつも乙女ゲーに手を出してハマってしまう桂馬にはマジ萌えですよ！
TS展開の醍醐味、ここにあり！

とはいえ9巻では五位堂結編は完結しないので中々にもどかしい所で止まっています。
是非とも毎エピソード恒例の巻末4コマの五位堂結編を読みたいので、
10巻の発売を心待ちにする次第であります。
あー、早くTS桂馬きゅんでキュンキュンしたいなー

わーい、電撃大王編集部から見本誌が届いたよー

…え？　…なんで？

…良く判らないけど許可も頂いたし、どこの早売りゲットのサイトよりも速攻レビューだ！
関東在住じゃなくても最速レビューが出来ることを証明してやる！（ぉ

5巻特装版の表紙は美琴VSアイテム編が収録されてる関係上、暗部組織「アイテム」の皆さんになってます。
折り込みチラシにOVA化情報があるので、重大発表はこれじゃないでしょうか。
まぁ、5巻冒頭での一方通行の虐殺っぷりは原作よりエグいものがありますからねー
地上波でやるのはちょっとキツイと判断されるのも致し方ないのかも。

本編は今回はほぼ丸々美琴VSアイテム編です。
超電磁砲では木山編ラストでチョロっとだけ出てきただけのアイテムの面子ですが、
原作本編では15巻で出てきてるので原作ファンとしてはかなり嬉しいんですよねー
まさか第一位と第三位だけでなく、第四位と第三位のバトルを見ることが出来るとは思いませんでしたよ。
しかし麦のんってば反則的な強さですよね、ホント。
これに勝ってしまう浜面さんマジぱねぇっす。

そして5巻ラストでは原作本編3巻に繋がるように出来ていますので、
更に原作ファンは美味しく読めてしまう訳であります。

ちなみに事前にアナウンスされてませんが、
特装版に付いてくる小冊子だけでなく、単行本巻末にも豪華面子が居ます。

小冊子にたくみなむちさんや溝口ケージさんが居て、
何でこの人が居ないんだ、と思われていたなかじまゆかさんが堂々の参戦。
原作でまで打ち止めと一方通行への愛を滲ませるなかじまゆかさん本気すぎる。
そして何故か木尾士目先生が居るという良く判らない人選な上に更にぷよさんも居るよ！
裏表紙はケージさんがいちゃレーっぷりを見せてくれるという素晴らしい装丁です。

勿論小冊子も凄いっすよー
表紙が倉嶋丈康さんで、裏表紙がえれっとさん！
また、大王本誌に載ってた冬川さんやえれっとさんの4コマが描き下ろしを加えて収録。

更にアナウンスされていた、はぎやまさかげさんやおにぎりくんといったアリスエロ原画家に、
木谷椎さんといった豪華面子が見事にレールガンを表現してます。

伏見つかささんの俺妹とのコラボ的なのも良かったですし、
成田良悟さんが書く原作である禁書の設定を抽出しつつ、超電磁砲の補完を行う物語は面白いの一言でした。
それに犬江さんの4コマが禁書読んでないと判らない高度さがすげぇ。

ちなみに伏見さんは流石というか、まさかこんなトコで今日もやられやくを出すとは。（笑

いやー、それにしてもこんだけ面子集めてご苦労さまです。
小冊子の奥付が凄いことになってますよ。

…ん？

・

・

・

　　　　　　　な…
　 　 _, ,_　　 なんなんですか？
　　（;ﾟдﾟ）　　ここ、奥付ですよね？
　　　ﾚV）　　 なんであたし
　　　 ＜＜　　　載ってるんですか？

見本誌が来た理由はこれかー…
いや、ホントに事前に聞いてないよ！
私がやったのってぷよさんやケージさんやはぎやさんを編集に紹介しただけだよ！
…
すみませんー、犬江さんの姫神の件とかもチクりましたー

しかし巻末ゲスト作家を事前にアナウンスしないのは兎も角、
関係者（？）にも事前にアナウンスしないとは恐れ入ったんだぜ…orz

八十八良さん初の一般向け単行本がこの「ウワガキ」です。
「お乳屋本舗」の頃から一般向けでも充分やっていけると思っていましたが、
これが予想以上の面白さでして、超ハマっちゃうんですよ！
快楽天ビーストで八十八良さんを発見した時以上の衝撃です。

物語は冒頭から安治川くん（通称アジオ）が告白する前に照井千秋に振られる場面から始まります。
そこへ得体の知れない化学教師の山田が実験の為と称してに千秋を分裂！
しかもコピーした方の記憶を操作して彼氏のことを忘れさせた上に、
ある時点でコピーのアジオへの好意と本体の彼氏への好意を測定した上で、
好きの気持ちが強い方の記憶や気持ちが上書きされるという事実を告げるのだった…

何とも荒唐無稽な設定なんだけど、それがまた面白さに一役買っているんですよねー
女の子の心の機微が随所に描き出されていて興味深いですし、
本体とコピーだからこそ織り成すことが出来るコメディにも笑わせられます。
しかしアジオってばよく千秋のことを好きになったなぁ、と思わせられますね。（笑

かなりユニークなラブコメなんだけど、そのユニークさが絶妙で面白い作品です。
正に読んで損なしなので、エロ漫画を読んでた人もそうでない人も是非手にとって欲しいです。
続きが気になる終わり方なので2巻が今から待ち遠しくなること受け合いです。（笑

それと「早春賦」も面白かったので是非何らかの形で単行本化して欲しいですねー
この「ウワガキ」が売れたら短編集とか出ないっすかねー