その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2012/2/9 木曜日::

■[漫画]全てを使って前へ…!「弱虫ペダル」21巻

弱虫ペダル 21 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2012-02-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

呉の闘犬、待宮とのスプリント勝負のクライマックスから始まる21巻!
そして待宮に対するは今まで悪態をつきながらもきちんと仕事をしてきた男、荒北。
荒北は基本的にオタクな坂道をして怖い人だと感じさせていたんですが、
協調して走ることで「怖い」より「憧れ」が先に来るようになるほどの走りを見せてくれます。

そして今回待宮との勝負で語った荒北の過去。
待宮と同じく逆恨みの感情で足踏みしている状態だった荒北が福富と出会い、
自分の全ての力を使い、ひたむきな努力で愚直に前に進むことを知っていった軌跡。
…それにしてもやっぱり荒北は元ヤンだったのか。(笑

それにしても福富はキーパーソンですね、ホント。
福富に引倒されながら、恨みもせず自らの力でひたむきに前に進もうとする金城、
福富に促され、立ち止まっていた状態からひたむきに前に進み始めた荒北、
福富に逆恨みし、色々と策を弄するも前に進めなかった待宮…
うーん、こう並べてみると待宮が勝てないのは当然なような気がするなぁ。

そんな勝負を制して先頭集団でそれぞれ6人全員が揃った箱学と総北。
しかし今日は3日目ということで全員が揃っている必要がないので、
遂にロケットの分離エンジンの如く脱落していく人が出てくるわけで…
いやはや今までも熱かったですがこれから更に熱くなっていきますよ!
22巻には更に期待です!

:: 2012/2/8 水曜日::

■[漫画]両手に金色の天使「きんいろモザイク」1巻

きんいろモザイク (1) (まんがタイムKRコミックス)
著者/訳者:原 悠衣
出版社:芳文社( 2011-03-26 )
コミック ( 120 ページ )
作者サイト:Hara*Rira

発売から1年近く経っての感想という時差ボケっぷりです、ハローコンニチワー
実を言うと1巻が出るまで読んでなかったというか、
そもそも存在を知ったのが結城辰也さんとりしもさんがハマってたからでして。
まぁ、人がハマってるのを見て読み始めるのも良いものですよねー
実際面白かったですし。

純国産な和風な少女、大宮忍は外国人が大好きすぎてイギリスに留学しちゃったこともある15歳。
でも英語が全然ダメだったりかなり天然なんだけど人には好かれるみたいで、
ホームステイ先で知り合ったアリスは忍が大好きすぎて日本に留学して、
一緒に住んで同じ高校に通うことに!

という訳で忍とアリス、そして忍の日本での友達であるにぎやか少女の陽子にたおやか少女の綾。
それにアリスを追って日本に来たハーフのカレンも後で合流して、
和やかな女子高生たちの日常がほんわかと綴られています。

全体的に流れる雰囲気が良いのはもちろんのこと、
谷川史子さんを彷彿とさせる朴訥な絵柄で親しみやすさを出しているんだと思います。
もちろんキャラクターの個性もきちんと立ってて良いんですよね。
天然な忍も良いですし、そんな忍が大好きなアリスも可愛いです。
それに何と言っても陽子が好きなツインテールの綾が素晴らしく萌えなんですよね。

そろそろ2巻が出るんじゃないかなー
と思っているんですがどうなんでしょうね。
地味に楽しみです。

:: 2012/2/7 火曜日::

■[漫画]ピザ作りに鹿の解体。農業の深さを思い知れ!「銀の匙 Silver Spoon」2巻

銀の匙 Silver Spoon 2 (少年サンデーコミックス)
著者/訳者:荒川 弘
出版社:小学館( 2011-12-14 )
コミック ( 192 ページ )

私も実家が農家ですが、四国の普通の米農家な上に生まれつき皮膚が弱くて農薬に負けてかぶれるので、
非常に役立たずですのでぶっちゃけ八軒ほどに過酷な日常を過ごしていないのですが、
色々と共感出来る所があるのも確かだったりします。
まぁ、一番共感出来る所は進路関連で悩んだりってトコなんですけどね。
八軒の場合は中学の時に白石先生が居てくれたのが一番の幸運なのかも知れないなぁ、
とピザ回の時の白石先生の述懐を読んでて思いました。

2巻では鹿の解体に牛の出産と、生き物の生死に関する所も逃げずにしっかりと描写しており、
グロくならないギリギリの所を攻めるのは流石だなぁ、と思わされます。
そういえばサンデーはじゃじゃ馬グルーミン★UP!とか連載されてましたもんね。
雑誌的にこういった関連に一家言があるのかもしれない…

北海道農家と言ってもピンキリなことを見せてくれる夏休み編。
うちの実家的には駒場の家とかの雰囲気が近いけど、
企業に勤める今ではタマコの実家が経営するシステマチックな農場に憧れがあるなぁ。
コンテナ式植物工場とか超カッコイイ…

まぁ、それはともかく北海道の農業に偏ってはいますが、
農業の厳しさや葛藤をしっかりと描きつつも少年漫画として非常に完成度が高く、
流石は荒川弘だなぁ、と思わされる「銀の匙 Silver Spoon」2巻でした。
そろそろサンデー伝統のラブコメ成分が追加される頃合いなので、
3巻収録分にも期待したいです。

:: 2012/2/6 月曜日::

■[漫画]ロードバイクの選び方「のりりん」4巻

のりりん(4) (イブニングKC)
著者/訳者:鬼頭 莫宏
出版社:講談社( 2012-01-06 )
コミック ( 200 ページ )
作者サイト:パズルピースがこんなとこ

コミティア99で盛り上がった自転車の熱があるうちに「のりりん」の話を。
「のりりん」はロードを扱っていますが他の自転車漫画とは違い、
ロードレースのスポーツ漫画の面白さよりも、
ロードバイクをメインとした自転車という乗り物そのものの面白さを伝えようとしています。

そしてこの4巻ではその色合いが強くなっていて、一冊殆どが「初めてのロードバイク」的な内容です。
3巻では現行ロードが呪縛されている形状の問題が語られていましたが、
今回はニッチな業界だから普及していない低身長に合ったホイール650cに合わせたフレーム問題。
私自身は700cで問題ないので気にならなかったんですが、
650c関連ってのは色々大変なんですなぁ。

相変わらず丸子は自分が正しいと思ったことを容赦無く相手にぶつけて揉め事起こしてますが、
こうやって意見を交換するコミュニケーションは間違ってはないと思うんですが…
しかしまぁ、もう少し何とか穏便にしろよと思わなくもないですね。
でもそこが丸子らしいと言えばらしいのですが。

ロードレースのスポーツ漫画としての面白さはそれほど(殆ど?)ないです。
実際今回も勝負してますがスタンディング勝負でしたしね。
でもロードバイクという乗り物の面白さは十二分に伝わってくる作品なので、
「弱虫ペダル」に影響されてロード始めた人(私とか)の入門としては丁度いい作品だと思います。

まぁ、鬼頭莫宏作品なのでいつ誰が凄惨な死に様を見せるか…、という恐怖はありますが。(笑

:: 2012/2/4 土曜日::

■[漫画]恋模様、三者三様「いなり、こんこん、恋いろは。」3巻

いなり、こんこん、恋いろは。 (3) (角川コミックス・エース 326-3)
著者/訳者:よしだ もろへ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-02-03 )
コミック ( 196 ページ )
作者サイト:よしだもろへHP

ヤングエース誌上、屈指のラブコメ作品「いなり、こんこん、恋いろは。」の3巻がやっと発売!
萌えて笑えてと読んでてすっごく楽しい漫画なんですよね!
女の子たちの恋模様がどれも応援したくなるものばかりで、
読んでるこっちは胸がキュンキュンしまくりなのです!

そんな恋する女の子たちの中で表紙を飾っている墨染さんは、
美人でセンスも良くて勉強も出来るという、
いなりが神力を授かるキッカケになった女の子。
でも意外と自分に向けられる好意にも気付けないほど恋心に鈍感だったのに、
今ではいなりの丹波橋への恋心も判るように。

それもこれも墨染さん自身が恋するようになったからなんだけど、
その相手が同性の京子ちゃんというのがまたビックリ!
いなりたちの友達仲間にも紆余曲折あったけど受け入れられて、
これから大変だろうけど、彼女の初恋が良い結末が迎えられるように応援したいですね。

そしてそんな墨染さんと友情を深めているいなりは、
相も変わらず丹波橋くん一筋の恋心MAXハートで見ていて微笑ましいです。
また、授かった神力に翻弄されながらも自分の為には使わずに、
当たり前のように人のために使っているのを見ると好感が持てて、
うか様がいなりと仲良くなりたいという気持ちもよく分かるんですよね。
丹波橋くんも気持ちがいなりに向いてきたっぽいし何とか結ばれて欲しいです。

でもね、一番可愛い恋する女の子はやっぱりうか様だと思うんですよ! 神様ですが!
自分の階位目当てにやってくる男神に幻滅して二次元にハマったダメな神様ですが、
だからこそ自分の気持ちに鈍感で、友達だと思って(思い込んで)、
燈日と親しくしていくうか様を見ていると凄く萌えるんですよ!
はー、うか様マジ萌えやわー…

そんなうか様がいなりを助けるために取った手段がアレなわけで、
凄くヤキモキせざるをえないわけで!
人と神様という種族を越えた恋な上に本人が無自覚という、
ハードルがえらい高いですが、何とかうか様には幸せになって欲しいです!

:: 2012/2/2 木曜日::

■[漫画]近代建築たちの回顧録「マホロミ」1巻

マホロミ 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
著者/訳者:冬目 景
出版社:小学館( 2012-01-30 )
コミック ( 222 ページ )

スピリッツで「ももんち」が終わったと思ったらまさかの新作。
という訳で冬目景さんがまたしても新作を始めたようです、ごきげんよう。
いや、ファンだから嬉しいですし他のもちゃんと進めているんですが、
とはいえ早く「イエスタデイをうたって」に集中して完結させて欲しいなぁ…
とも思うのも確かではあるのですが。

今回の新作は近代建築の記憶を視ることができる建築学専攻の大学生である土神(にわ)が主人公。
土神と同じ感覚を持つ黒髪ロングの古風な美女な深沢真百合さんがヒロインで、
二人が建物の記憶にある望みを叶えていくデコデコデコリーンなストーリーです。
そして冬目景作品恒例のもう一人のヒロインがいる訳でして、
それが土神の幼馴染み(?)の元気少女でシスコンの兄を二人持つ卯(あきら)。

この3人をメインに横浜を舞台にした近代建築が持つ情緒を織りまぜつつ、
土神とは疎遠だったが真百合と繋げるキーパーソンである今は亡き祖父。
家族との交流は少なかったのに友人が多く、建築家としても著名だった祖父の面影に戸惑いながらも、
知らず祖父と同じ道を歩み、祖父と同じ感覚に目覚め、祖父と関係ある女性と知り合うという、
奇妙な運命をなぞっていく土神。
彼が今後どうなっていくのかは2巻以降で判明することでしょう。

壊されていく近代建築、という冬目景作品に共通して漂う退廃的な匂いが絶妙にマッチする題材で、
しかも影のある美人がヒロインという正に冬目景! という感じの内容です。
それでいてシリアスという雰囲気もそれほどないので比較的読みやすいかと思います。
夏祭りでおニューの浴衣を土神に見てもらえなくていじける卯とか結構可愛かったので、
今後の恋愛方面での展開も気になります。
もっとも不定期連載なので続きがいつ読めるのかはそこはかとなく不安なのですが…

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