フラン☆Skin

コミティア91は2月14日開催ということでバレンタインネタが多かったですが、
中でもこの作品は特に良かったですね！

ツンデレ気味の日向さんが考えたさり気なくチョコを渡す方法。
いやー、たった8ページにラブコメを見事に凝縮させており、
これぞバレンタインにおけるラブコメの様式とばかりに悶えさせて頂きました。

エピローグとして添えられた1ページだけの日向さんも余韻を楽しませてくれて、
ラブコメ作品として凄く満足させて頂きました。
うむ、傑作！

毎回楽しみにしているシラトリユリさんの作品ですが今回は名前の通り再録集。
過去のペーパーだったりコピー誌だったりの短編5本とイラストを収録。
既読なのもあったけど、未読で面白いのもあったのは嬉しかったですね。

「リサーチは大切に」は既読だけどやっぱり面白かったー
たった4ページなれど良いですよ、良い。
また、「上を向いて。」が未読だったんだけどこれがまた良くてですね。
二日酔いの朝、バスを待ってたら見知らぬ女性にネクタイを結ばれるとか羨ましすぎる。
うちの会社がスーツじゃないのをちょっと残念に思ってしまいましたね。（笑

萌えで科学するKo-waさんの新作は結合がテーマです。
鍵と鍵穴の関係から始まり髪質を決めるシステインの結合に発展し、
ついにはスカートのプリーツに話が収束するのです。

プリーツの向きが一定なのは私も知っていましたが、
それを分子レベルから、更には自然界との相似性まで拡張して考察するとは驚きです。
物事を考察するというのは正にこういうことであるのだなぁ、と感心させられますね。
考察が下手だと教授に言われていた大学時代の自分に読ませてやりたいです。

やはり制服女子は偉大ですね。（結論

長い冒険の果てに辿り着いた神に等しいモノに願ったこと、それは…

「俺を触手にしてくれ!!!　ものごっつエロいやつ!!!」

―そんな超くだらない冒頭から始まるエロエロ触手漫画です。

聞き返すほどのお馬鹿なお願いに願いを叶える側も興味を持ったのか、
女性型の端末を用意して練習させてあげることになって、
試行錯誤の果てにエロい経験値が増えていくことに！

いやー、エロくて触手で素晴らしかったのですが…
これはハッピーエンドで良いのでしょうか…？
まぁ、特に誰も損してないし良いってことで一つ。（笑

哉羅さまシリーズもこれで三冊目になるのでしょうか。
隣の巫女さんは皆笑う(Amazon)の後日談的なエロストーリーなんですが、
べとべとさんに憑かれた晴秀に散々突かれちゃった哉羅さんが、
大変ご立腹されましたので柱に括り付けて折檻してたんだけど、
巨乳の綾音さんがイケナイことを初めて…

とまぁ、そんな感じに相変わらず巫女さんでエロなのですが、
今回は綾音さんも加わって3Pな訳です。
初めて注意してたのにガン見して混ざって結局中だしされちゃってと、
流される哉羅さんがエロ可愛いです。

しかしこれは単行本にならないもんなんでしょうか。
同人誌のままにしておくのは惜しいというか何というか…
次に出る成年向け単行本で収録されるのを密かに願っておきます。

元気一杯、身体全体で日々を生きている、
そんな女子高生の橘あるみを筆頭にした拳法部の面々の日常を描いた、
ノリとテンションが最高に気持ちいい作品がこの「天然あるみにゅーむ!」です。

ド田舎な学校の拳法部で自然が一杯のアウトドアな部活を楽しんでいて、
都会にはない豪快な日常がノスタルジーに近い憧れを抱かせるんですよ。
積もった雪で豪奢なカマクラを作ったり、夏は川のプールで遊んだり、
学校に大きな犬が紛れ込んできたりと、田舎ならではのイベントが当たり前のように出てきて、
都会育ちの人にとっては正にファンタジーな日常が面白いです。

中でもあるみの家は更に田舎で、半径5kmには何もなく、
畑で採れるのは野菜だけでなく、猪も捕れるという規格外さ。
でも薪の風呂にガス釜はうちの実家にもあるので多少は親近感を憶えたりしますが、
流石に鶏と牛を飼ってないので負けたな、と思ったりも。
というか牛の松太郎さん、道案内から防犯と八面六臂の活躍っぷりですね。

肉体を含めた個性豊かな女の子たちなのでキャラ萌えもありますが、
どの子も可愛いので一番を決めるのは少々難しいですねー
うーん、敢えて選ぶとしたら真貴の母にして37歳の若作りの美貴さんでしょうか。
ロリババァというカテゴリーはそれだけで萌えなのですよ…

現在発売中の電撃マ王2010年4月号には本作を含むミニ画集が付いているのですが、
バカテスがアニメ放映中ということもあり、バカテスを含むミニ画集ということで、
引く手数多なのかどうにも本屋では完売が目立っているように思えます。
いっそのことAmazonで頼んだ方が早いかも知れません。（→Amazon）

で、4巻ですがやはり見所は若かりし頃のメルチェリーダさんですね。
三姉妹の末に生まれて王位に関係なく奔放な生活をしていたのに、
図らずも王位を継承したことによるストレスで人間界に逃げだし、
そこで出会ってしまったショタ時代の直哉との一夜限りの夢の逢瀬。

いやー、正直予想はしてましたが明日葉は本当にガチで直哉の娘なんですね。
あそこまで似てるなら当然と言えますが…
しかし本当に12歳の時の子供とは、直哉さんパねえっす！
武道にも精通しているようだしホントスペック高いっすね！

そして巻末にはロッテ連載以前に掲載されていた読み切り作品が収録されているんですが…
うん…、一度読んだことあるんだけどホントにヒドイですね、これ。（笑
変態仮面とマリみてを足して2で割ったような作品なんですが、
どうしてこの2つの作品をフュージョンさせたのかツッコミを入れたいです。（笑
ホント、葉賀ユイさんは変態だなぁ。

これは遠野志貴とアルクェイド=ブリュンスタッドという、
一人の男と一人の女が出会いし、恋し、愛し合う物語―。

会ってはいけないと思っているのに自覚してしまう「好き」という気持ち。
愛しくてたまらないのに這い寄る吸血衝動という絶望。
まどろみの中で見る、幸せな胡蝶の夢。
抱きしめられ、微笑まれ、止められない熱い想い…
あぁ…、アルクェイドは本当に気高く、儚く、美しく、そして綺麗だ…

そして志貴もどこまでも絶望的な状況なのに諦めない格好良さがそこにある。
魔を見ると自動的に沸き上がる殺意を無理矢理押さえ込み、
しかしそれは同時に魔に対する恐怖を喚起させることに。
だがそれを否定せず、認めた上でそれよりも何よりも、
アルクェイドが好きで、傍に居たくて、守ってやりというと言える。
そんな強さが志貴が主人公である理由。

真組の姫君が持つどこまでも深い業が語られ、遂に物語は終盤へ。
「月姫」という作品が持つ魅力を極限まで濃縮し、
漫画というメディアで妥協することなく追い求めた面白さ。
それを伝えるのに多くを語るのは無粋というものです。
ただ言いたいのは読んで欲しい、そして感じて欲しい。
これが佐々木少年版「月姫」である、と―。

ガンガンONLINE連載の斜め上のコメディ作品「藤村くんメイツ」1巻が発売されました。
不良の藤村くんが学校に来るように友達がいなくて寂しいなら私が友達に、
そしてそれがダメなら彼女に…、と自己犠牲的な献身さを見せる宇佐美えりこは、
透けちくびがめっさせくしいとか言うかなり斜め上を滑空する美少女なのであった。

不良の藤村くんが猛烈にツッコミ側に廻らないといけないほどのボケの連発で、
えりこだけじゃなく、鎧姿の委員長やらハーフの委員長やら変な生徒会長に副会長で、
猛烈な勢いでコメディ、コメディ、コメディと畳み掛けてきます。
くそぅ、笑ったら負けな気がするけど笑ってしまう…！

まぁ、えりこさんが彼女に立候補していることから判るように、
何だかんだでラブコメ的要素を入れているのですけど、
生徒会が主導する全校目標が「藤村くんが生徒会役員に立候補して彼女を作れ」
という斜め上を突っ走りすぎるものだからコメディ色が高くなろうというものです。

1巻ではまだ登場してきてませんが、妹系キャラも今後出てきます。
美少女なんだけど斜め上、美少女なんだけど天然、美少女なんだけど残念、
とそんな彼女候補を前に藤村くんが五体満足で済むのかという、
そんなことが気になる今日この頃です。

ちなみに今現在のガンガンONLINEでの連載が良い所なので、
Web上の連載も追ってみることをオススメします。

1号のレギュラー陣に加えて4人も参集して2号の発売！
面子は武田春人、水谷フーカ、鶴田謙二、そして沙村広明！
この本のことだから恋愛漫画になるのは当然なのですが、
沙村広明の恋愛漫画というのはむしろ変愛漫画な予想が立つという…
いや、正に予想通りだった訳ですが。

北国のカマクラ文化を守るタメの人造人間カマクリアンという、
設定からして頭に疑問符が浮かばざるを得ないものでしたが、
年上のお姉さんに恋する男の子の気持ちがよく表現されていました。
判ってはいましたがやっぱりプロですねぇ…

水谷フーカさんのも良いんですよねー
年上のお姉さんの余裕が剥がれた時の赤面顔とか、
大変素晴らしいというか激萌えでございました。

1号からの作家さんではシギサワカヤさんは背徳なエロさがあったし、
日坂水柯さんの妙な恋模様が面白いし、
黒咲錬導さんが描くエロくてショタで腐女子な女の子って良いよね…、巨乳だし…

私は女性向け漫画雑誌をほとんど読まない人な為に、
知らない作家が多いのですが、お陰様で新鮮な面白さに出会いまくりでした。
ホント、ありがとうございました。