僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2010/2/15 月曜日::

■[漫画]胸一杯の青春グラフィティ「銘高祭!」2巻

銘高祭! (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
著者/訳者:TOBI
出版社:芳文社( 2010-02-12 )
定価:¥ 620
Amazon価格:¥ 620
コミック ( 178 ページ )
ISBN-10 : 4832278886
ISBN-13 : 9784832278882
作者サイト:橙空間BLOG

2年前に体験した銘蘭高校文化祭が忘れられないほどに楽しくて、
昨年は実行委員の一人として関わっていたみちえが、
今年は文化祭実行委員長に任命され、若輩ながらも、
奮闘し、失敗し、助けられ、助け合いながら頑張る物語も完結!

正直もっと読みたいし、もう少し続けて欲しい気もしますが、
思い切って2巻完結というのもそれはそれでアリかな、とは思いますが、
やはり脇役の一人ひとりが魅力的だったこともあるので、
スピンオフ的にやるのもありなんじゃないかなー、とか悶々と思ったりも。

基本的に文化祭を主軸にした青春オムニバスストーリーで、
美術部の子の失恋あり、軽音部とPC部の思わぬ連携あり、
子供目線での文化祭があり、と様々なドラマで織り成されており素晴らしいです。
桐原と永野の二人の恋とか若さ溢れる青春でこっ恥ずかしいです。

みちえとたけるの二人のその後とかも気になりますが、
やはりこの作品の主軸は文化祭にある訳で、
この終わり方が一番だったのかなー、と思います。
しかしやはりTOBIさんのラブコメは良いものだと再認識した次第ですので、
次回作はまたラブでコメってくれないかなー、とささやかに期待。

:: 2010/2/9 火曜日::

■[漫画]三昧の境地へ至る…「ツマヌダ格闘街」7巻

ツマヌダ格闘街 7 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:上山 道郎
出版社:少年画報社( 2010-02-08 )
定価:¥ 580
Amazon価格:¥ 580
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4785933135
ISBN-13 : 9784785933135
作者サイト:別冊兄弟拳blog

最近はドラプラスでまたもネットでの知名度を上げた上山道郎先生ですが、
仕事もしっかりと手抜きが一切無い見事な出来映えで仕上げてくれて惚れ惚れします。
また、藤子不二雄ファンも唸らざるを得ない見事なドラえもんパロを描き上げるだけあって、
今回も藤子不二雄作品を元ネタにした新キャラが登場しちゃいます。
いやー、本当に藤子不二雄先生のことを尊敬してらっしゃるんですねぇ。

鷹羽選手との対戦に向けて修行に励むミツルだけど、
今回はドラエさんの手引きで鎌倉の禅寺での座禅体験といういつもと変わった修行に。
カイン王子という強敵と出会えた事も勿論要因の一つですが、
一見地味な座禅を通して、今までの修行の一つ一つが積み重なった境地である、
”全体が観える”という三昧の感覚に目覚めたのは大きいと思います。
物語のな転換点であり、読んでてカタルシスを感じた場面で内心打ち震えるモノがありました。

海の王子が元ネタと思われるカイン王子というトリックスターが現れたことにより、
鷹羽選手との対戦の前に風雲急を告げる事態が巻き起こりそうで次回も楽しみです。
まぁ、それはそれとして自分でミツルを修行に出しておきながら、
ミツルが傍に居なくて気が抜けちゃうドラエさんだとか、
ドラエさんは素敵な女性だとミツルに正面から言われて頬を赤らめるドラエさんだとか、
今回はドラエさんがいつも以上に可愛くて大変満足しましたですよ。

それと柚香ちゃん関連のエピソードも2つも用意されており、
護身術や立ち方のしっかりとした蘊蓄と一緒に、ミツルの精神的成長と、
成長と共に身につけた凄く大事な考え方を伝えており素晴らしかったですね。
ホント良い作品ですので、OURsの連載と合わせて読んで欲しいです。

:: 2010/2/7 日曜日::

■[漫画]ラブマシーンへのリベンジ、そして…「サマーウォーズ」2巻

サマーウォーズ (2) (角川コミックス・エース 245-2)
著者/訳者:杉基 イクラ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2010-02-04 )
定価:¥ 588
Amazon価格:¥ 588
コミック ( 190 ページ )
ISBN-10 : 404715377X
ISBN-13 : 9784047153776
作者サイト:†††††いくら亭†††††

「時かけ」の細田守監督制作の昨年夏に上映された「サマーウォーズ」コミカライズ第2巻は、
いよいよ事態の全貌が見えてきて良くも悪くも盛り上がる展開になってきました。
事件の発端を作った侘助から始まり、陣内家の大黒柱である栄おばあちゃんとの突然の別離。
そして弔い合戦としてのVSラブマシーンリベンジマッチへと続いていきます。

映画を観た当初は私がエンジニアということもあって、侘助側に感情移入してたんですよね。
例えば事故防止の為にダイナマイトを発明したノーベルに軍事転用の責を追わせるのはナンセンスだと、
そういった気持ちがあったのですが、漫画版での描写では栄おばあちゃん側に感情移入しやすく、
それによって栄おばあちゃんの意図も理解できたような気がします。
即ち、自身の発明品が招いた結果を悔いてその事態を収拾するのに尽力するのが陣内家の人間だ!
と、そう言いたかったんじゃないでしょうか…

話の大筋や展開は映画を観ているので理解しているのですが、
上記のように随所に漫画版独自の切り口で「サマーウォーズ」という作品に挑んでいるので、
知らなかった、気付かなかったキャラの考えに触れることが新鮮で面白いです。
映画に比べて演出が静的にならざるを得ないデメリットを補って余りある魅力だと思います。

「サマーウォーズ」の面白さを充分に咀嚼して漫画版で見事に再構成している本作ですが、
物語の構成上、視野の狭い狂言回しの役所に成らざるを得ない翔太の扱いが、
今後どうなるのかが個人的にちょっと心配してたりします。
流石にあのバカっぷりを庇うことは難しいと思うんですが…
もし、それすらもカバーできたら時代に残る名コミカライズ作品になるかも知れません。

:: 2010/2/6 土曜日::

■[漫画]長門は可愛い、消失長門はもっと可愛い「長門有希ちゃんの消失」1巻

長門有希ちゃんの消失 (1) (角川コミックス・エース 203-5)
著者/訳者:ぷよ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2010-02-04 )
定価:¥ 588
Amazon価格:¥ 588
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4047154059
ISBN-13 : 9784047154056
作者サイト:TOPIA仮設五号機

消失劇場公開開始で原作既読者以外の多くの人々が消失長門の魅力を知ることになったと思いますが、
それと同時に消失長門の可愛さをもと堪能したいと思ったコトでしょう。
そんな消失長門への渇望を原作サイドから補完してくれるのがこの「長門有希ちゃんの消失」なのです。
消失長門をモチーフにしたifの世界を描いたリビルドされたハルヒワールドに酔いしれろ!

という訳で表紙からして判るように消失世界を舞台に、
ただキョンがSOS団を知らず、文芸部所属のキョンで、
そして朝倉さんも世話焼きしまくりのただただ良い人という、
全てが消失長門の魅力を引き立てる方向に特化した設定なのです。

ハルヒちゃんの影響か長門も若干ゲーマー気味ですが、
その引っ込み思案で一挙手一投足がオドオドしてて、
ひたすら可愛がってあげたい小動物的魅力に満ちあふれていて大変萌えなのです。
キョンのことを意識せずにはいられない、恋する長門さんめがっさ萌え!

そんな訳でひたすらに恋する消失長門の萌えっぷりが詰まった作品で大変満足です。
ラストではハルヒも出てきたしこれから話が若干動いていきそうですが、
叶うならこのまま消失長門の想いが成就されるエンディングを迎えてくれたらと思います。
長門…、君は幸せになって良いんだよ…?

:: 2010/2/5 金曜日::

■[漫画]京都の路地の職人恋バナ「路地恋花」1巻

路地恋花 1 (アフタヌーンKC)
著者/訳者:麻生 みこと
出版社:講談社( 2010-02-05 )
定価:¥ 590
Amazon価格:¥ 590
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4063106284
ISBN-13 : 9784063106282

good!アフタヌーンで一番楽しみにしているのがこの「路地恋花」でして、
創刊当初は読んでなかったのですが、ふと読み返した時にハマりまして、
回を重ねる毎にじわじわとその面白さが染み込んできて、
今ではすっかりその魅力の虜になっているのです。

京都のとある路地にある何かをつくる人たちが集う長屋を舞台の、
つくる人たちの恋の話のオムニバス短編集なんですが、これが面白いのです。
手製の本を作る人、銀細工職人、天才肌のダメ人間な画家、元小説家、キャンドル職人…
そんな人たちが恋し、恋される話がとても興味深いのです。

特に好きなのが元小説家で喫茶店をちんまり経営する井沢さんと、
そこに迷い込んで居着いてしまったフランス人形みたいな京女な高校生のナオミの話。
純粋で幼さの残る女の子だったナオミが文豪の名作を読み耽ったせいで、
とても妖艶で元々逃げてきた井沢を更にダメにし、堕としていく様がまた見事で…
ダメだとは思いつつも溺れるように恋に堕ちていくっていうのはどこか憧れますよね…

どこか退廃的な雰囲気と優しげな柔らかさが同居する恋物語で、
一種独特な面白さがあるので人を選ぶとは思うのですがオススメな一冊です。
元々女性誌で活躍していた作家さんみたいなので知っている人は居るかもですが、
もし知らない人がいらしたら是非この機会にどうぞ。

:: 2010/2/4 木曜日::

■[漫画]今回は靴が多めになっております「王様の仕立て屋」25巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 25 (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2010-02-04 )
定価:¥ 540
Amazon価格:¥ 540
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4088598229
ISBN-13 : 9784088598222

「JIN-仁-」大ヒットのお陰でスーパージャンプも知名度が上がってきましたが、
面白い漫画は何も「JIN-仁-」だけではなく、他にもあるのです。
中でも個人的にお勧めしたいのがこの「王様の仕立て屋」です。
少年ジャンプ打ち切り作家が雌伏の時を過ごして花開いた作品をどうぞご覧じろ。

で、今回はスーツを語る上で省くことが出来ない靴の話。
今までもマルコが居たし、それなりに話に絡んできましたが、
ここまで靴の話一色になるのはなかったように思えます。
それぞれ独立した話なんだけど、読み進めていけば靴のイロハが判る寸法です。

勿論上手いこと話を転がして日本の話も絡めてきてます。
日本では何故スリッポンが多いのかという話から始まって、
日本の歴史と文化の側面にも切り込んでる話で興味深いですね。
ちなみに私も革靴は一応持ってますがスリッポンだったり…

しかしラウラのお母さんが出てくると面白いですね。
活動的な女史だからこその賑やかさは勿論ですが、
慌てるラウラを見られるというのもまた良しといいますか。
これからもちょいちょい出てきてくれることを願っております。

HTML convert time: 0.156 sec. Powered by WordPress