その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2013/7/25 木曜日::

■[ラノベ]大空を舞うファンタジー戦記「蒼天のサムライ 第一部 端琉島脱出戦」

蒼天のサムライ 第一部 端琉島脱出戦 (オーバーラップ文庫)
著者/訳者:田代 裕彦
出版社:オーバーラップ( 2013-07-24 )
文庫 ( 320 ページ )

今まで散々ネタにしたせいか編集Kこと平和さんから献本が届きました。
ありがとうございます! 流石平和さん太っ腹!
それにしても初めて献本して頂く本が空戦モノの「蒼天のサムライ」とは…
初めて平和さんに勧められて買った本が「とある飛空士への追憶」だっただけに、
何というか縁が感じられて感慨深いものがあります。

タイトルからして坂井三郎の「大空のサムライ」っぽい感じがしますが、
実際パイロットモノです。
まぁ、主人公の愛機は飛行機じゃなくて竜なんですけどね。
そう、この作品は竜が空戦の花形となっているファンタジー戦記モノなのです。
そういった意味では「とある飛空士」シリーズより「皇国の守護者」の方が近いでしょうか。

多数の航空機と空母を備えて物量で押し、世界を席巻する覇権国家のグロース帝国の脅威に曝されながら、
旧態依然とした悪循環から未だ抜け出せずにいる天津煌国の下士官竜士の竜洞マスミ。
彼が帝国から遠い端琉島に派遣され、親友の竜部シンヤとその妹アユネと再会するも、
程なくして帝国からの奇襲攻撃で壊滅的な被害を受け撤退することになるんだけど…

血と硝煙と油の臭いが撒き散らされる世界が舞台なのである程度覚悟はしていたけど…
容赦ないっすね! ネタバレなんで大きな声では言えないけれど、
それにしたってこの仕打ちはキツイものがあると思わされましたよ。
マスミがどういった人物であるかを浮き彫りにするには的確だったかもしれませんが、
1冊目からのこの展開とは思いもよりませんでした。

旧弊が目立つ大本営と練度が高いけれど少数の友軍と、物量で攻めてくる敵軍。
というシチュからして日本人なら胸熱な展開な訳ですが、
冒頭で語られる後に語られる史実と現実の齟齬も気になるので、
次も期待したいところです。
まぁ、もうちょっと手加減してくれると嬉しいのですが…(笑

■[ラノベ]R-15相当!「美少女宇宙人とふしぎ道具回収のはずが肌色展開すぎてヤバイ」1巻

こちらも献本頂きました。
長い上に”肌色展開”というエロいのがモロ分かりなタイトルで、
読む前から中身の推察余裕でした。
というかカラー口絵の状態で噴いたわ!

まぁ、それも作者がフランス書院の美少女文庫で活躍されている、
ということで納得な訳ですが、それにしたってスゴイあからさまっぷりです。(笑
というかあとがきを読み限り、これでもかなりマイルドになっているというから驚きです。
現時点でどう低く見積もってもR-15相当だからなぁ…
具体的に言うと「まじかるタルるートくん」レベルはあると思う!
今風に言うと「ToLOVEるダークネス」くらいかな!

作品の内容はぶっちゃけタイトル通りな訳ですが、あえて補足すると、
主人公がFPSが趣味のゲーマーで、
お風呂に一緒に入る小学5年生(ふくらみかけ)の妹に、
ポンコツ幼馴染みの日和(後藤邑子ボイスでお願いします)に、
頼れるお姉さんなハル姉とお色気面子が周りに揃っているということでしょうか。
もうこの時点でお察し下さいと言えましょう。(笑

それにしても不思議アイテムで女の子の裸が見えたり、
妹がナイスバディに成長したり、猫になってお姉さんと一緒にお風呂に入ったりと、
これでもかという程にお約束のコテコテでしたね!(笑
そういったお約束を外さない安心感があったので、
「まじかるタルるートくん」の日常パートを読んだ時の感慨を思い出しながら、
頭空っぽにして楽しんでました。(笑

:: 2013/7/22 月曜日::

■[ラノベ]雛鳥たちのコメディな日常「東京レイヴンズEX1 party in nest」

東京レイヴンズEX1 party in nest (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:富士見書房( 2013-07-20 )
文庫 ( 264 ページ )
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (k_aza) on Twitter
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵 (suminiku) on Twitter

あの驚異的なヒキで第一部が終わった本編はちょっとお預けで、
今回からEXが付くようになった東京レイヴンズ短編集の発売です。
この短編集は時系列がまだ春虎たちが一年生の頃の話なんですよね。
だから鈴鹿はまだ出てこないからちょっとツンデレ女子分が不足気味かも?
まぁ、何故か挿し絵には鈴鹿が天馬の妄想とはいえで出てきてるんですけど。(笑

短編集ということもあってか春虎以外のキャラがメインの話ばかりです。
隠形出来なくなったコンが陰陽塾で騒動を起こしまくったり、
夏目とデートすることになった京子が張り切ったり、
誕生日をサプライズで祝われるはずがカオスなオチが待っている天馬の話だったり、
霊災に遭った冬児が未だ引きずる後遺症の話だったり、
北斗と春虎が出会った頃のエピソードだったりが綴られています。

しっかし、本編のシリアスさが微塵も感じられないコメディっぷりですね!(冬児除く
特に天馬の短編のオチがもの凄いツボって比喩抜きで腹を抱えて笑い転げましたよ。
このシーンは是非アニメで見たいんですが、今度のTVアニメで放映されないですかねコレ!(笑
それと今回の短編で一番可愛かったのはコンでしょうか。
本編でその正体が判っているとそのギャップで更に萌えることが出来ますしね!
あと、倉橋塾長も年甲斐もなくお茶目すぎて可愛いと思います。

第一部終盤の盛り上がりが激烈だったので忘れそうになりますけど、
あざの耕平さんは短編コメディも上手いんですよねー、ホント。
またたまにはこうやって短編集を出してくれると嬉しいですね。
まぁ、今は早く第二部を出してくれ! と思ってしまいますけど。(笑
いや、ホント早く出してくれないでしょうか…
おそらくTVアニメが放映開始と同時期になるんだろうから、
9月か10月発売になるんだろうけど…
うーん、待ち遠しい!

■[ラノベ]かくて古城は真組と成る「ストライク・ザ・ブラッド 8 愚者と暴君」

ストライク・ザ・ブラッド (8) 愚者と暴君 (電撃文庫)
著者/訳者:三雲岳斗
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-07-10 )
文庫 ( 392 ページ )
作者サイト:ミクモノグラフィカ
作者twitter:三雲岳斗 (mikumo)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:fotologue : gallery : manyaxmohu2
絵師twitter:マニャ子 (manyak)さんはTwitterを使っています

今回は一つの区切りを付く、今までの謎が明らかになる過去編です。
どのようにして古城に第四真組の力が受け継がれたのか。
アヴローラという第四真組の少女の正体とは。
時折不思議な雰囲気になる凪沙の謎とは。
そういった諸々が詳らかにされます。

とはいえ、ラブコメ好きな私としましてはやはり注目してしまうのは浅葱ですよ浅葱。
今回も出番が比較的少なめだったとはいえ燦然と輝く恋する乙女心には、
読んでてニヤニヤしまくりでありました。
というかホント昔から古城の周りの女子に対して牽制しまくりだったんですね。
流石やでホンマ。

そして古城ですが、本人は否定してますけど周囲が指摘しているようにどう見てもシスコンです。
本当にありがとうございました。
というか、アヴローラが健在だったら浅葱さん大ピンチだったんじゃないっすかね!
妹と同じ背格好で中二病的な台詞を言う天然金髪吸血鬼とか庇護欲そそりすぎだろう!
アヴローラ可愛いよアヴローラ。

それにしてもこれで一段落付いた感じはしますけど…
ぶっちゃけまだまだ謎が残っているというか、更に謎が増えたというか。
取りあえず浅葱バレの修羅場はまだ始まったばかりなので、
次回以降の浅葱の嫉妬騒動に期待であります!

:: 2013/7/20 土曜日::

■[ラノベ]善良な嘘つきの恋「とある飛空士への誓約」3巻

とある飛空士への誓約 3 (ガガガ文庫)
著者/訳者:犬村 小六
出版社:小学館( 2013-07-18 )
文庫 ( 344 ページ )
作者twitter:犬村小六 (inumura569)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:ALL GREEN

かぐらとバルタザールの卒業で離ればなれになった「エリアドールの七人」
そして冬季休暇で帰省した際に知らされた事実で距離を取るようになったミオ。
何とか前みたいに戻りたいと思いながらもイリアとの距離を縮めて楽しくなる清顕。
しかし戦争は次第に激しさを増していき、日常を侵食していき…

切ないなぁ…、本当に切ない…
愛しさと切なさと心細さを地で行くミオの恋心を思うと、
読んでいて胸が張り裂けそうになりました。
ミオは何も悪くないのに、ただ善良で家族思いで友情を大切にする良い子なだけのに。
何故こうも世界は彼女に優しくないのか…!

清顕を恨むのはお門違いだとは判っているんですけど、
ミオがあんなに家族への愛情と友情との板挟みで苦悩しているというのに、
お気楽にイリアとツーリングデートをして楽しんでいるを見ると、
お前もうちょっとしっかりしろよ…! と思ってしまうんですよね。
いや、清顕は清顕で頑張って成長していってるのも判るんですよ。
それでも、なんでしょうねこのもどかしさ…

この巻は本当に読めば読むほどミオへの想いが募ってくる1冊でしたよ。
ミオがもう少しズルかったりすれば自分を騙すことが出来ただろうに、
どこまでも真面目で賢く、そして清顕のことが好きで好きでたまらなく、
子供の頃の思い出を大切にしているからこそ取ってしまった最後の態度は、
本当に読んでて辛くなるほどに胸に来ました。
本当に切ない…

これからプレアデスで清顕との子供の頃からの思い出、
そして清顕と一夜を過ごした島でのぬくもりを糧に憎まれ役を演じ続けるかと考えると、
どこまでもミオが不憫でなりません。
お願いだから清顕だけはミオの表面の言葉を信じずに、
子供の頃からの見ていた彼女の本質に気付いて欲しいです。

それにしても空の一族ことウラノスの陰湿な手口には反吐が出そうになりますね。
ここまで見事に悪役な存在というのも珍しいですが…
しかし恋歌に出てきたゼノスがここで登場するとはなぁ…
ということは、この誓約の時代は恋歌終盤とほぼ同じ頃ということなのでしょうか。
それはそれで空の一族に恋歌の彼らが掣肘を加える可能性もあるわけで…
恋歌のTVアニメも楽しみですが、この先の展開も大いに気になります。
願わくばミオに少しだけでも良いから幸あらんことを…

:: 2013/7/16 火曜日::

■[ラノベ]短編、そしてターニングポイントへ「はたらく魔王さま!」7,8巻

7巻は短編集でアニメ最終話で改編されて放映されたクーリングオフの話と、
真奥が捨て猫を拾ってきた話と真奥と恵美とアラス・ラムスがお出かけする話。
そして千穂ちゃんがバイトをすることにした理由と真奥との出会いを綴った4本。
それから8巻は物語が大きく動くモノとなっておりターニングポイントでもあります。

捨て猫の話は相変わらずアラス・ラムスが可愛かったけど、
鈴乃が一番ギャップ萌えで優勝だったような気がします。(笑
まぁね、見た目とのギャップはないんだけどね! 普段の態度からのギャップがね!
子猫は可愛いから仕方ないよね!

そして真奥一家のお出かけ短編はやはりアラス・ラムス可愛い!
ガブリエルに頭突き出来るのに電車の窓におデコをぶつけただけで泣くとか可愛い!
それと6巻ラストでいきなり萌え度が急上昇した恵美も可愛い。
何だろうね、この三人揃った夫婦っぷりは。
恵美本人は認めないだろうけど、これって傍から見る限りどう考えても夫婦とその子供ですよ。
千穂ちゃん大ピンチ!

その千穂ちゃんだけど7巻の短編でそのしっかりした所を存分に見せてくれるだけでなく、
8巻ではその気丈さで最後までしっかり立ってた所はヒロインらしいです!
まぁ、鈴乃の血で汚れるとか日本の女子高生なのにかなり殺伐度が高くなってる気がしますが…
というか8巻では恵美が軟禁状態でヒロイン度高いし、梨香も恋する乙女状態でヒロイン度高いです。
でも一番ヒロイン度が高いのは攫われた芦屋かもしれない…(笑

それはそうと8巻表紙を見た時、アラス・ラムスが成長してしまったのかと絶望しかけました。
まぁ、それは杞憂だったので安心しましたけどね!
というかアラス・ラムスは是非このまま赤ん坊の可愛さを振りまいて欲しいです。
成長するにしても本編完結後のエピローグくらいでお願いします!
是非!

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