その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2013/2/27 水曜日::

■[ラノベ]そして戦場へ…「フルメタル・パニック! アナザー」5巻

フルメタル・パニック! アナザー5 (角川ファンタジア文庫)
著者/訳者:大黒 尚人
出版社:富士見書房( 2013-02-20 )
文庫 ( 303 ページ )
原作者サイト:GATOH.COM blog style
原作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter
絵師サイト:風の色
絵師twitter:四季童子 (shikidoji) は Twitter を利用しています

マオが狙われたテロ行為はまだ前哨戦に過ぎなかった。
辣腕を奮っていたワンマン社長が不在になったD.O.M.S.を相手に、
企業買収を仕掛けてきた黒幕たち。
新社長に就任したのはまさかの宿敵で…

5巻になって遂に日本の日常生活を去る決意をして鉄火場に身をおくことになった達哉だけど、
相変わらず躓いてばかりなので、もうちょっとしっかりとして欲しい所。
対して呑んだくれだったクルツは愛妻が瀕死に陥った事で、
狙撃手としての本領を発揮してゴルゴ13的な復讐をアングラで行うことになってて、
面目躍如といった活躍を見せてくれました。

今回はヒロイン的には楓さんは完全にハブられた形で、
リーナがメインに据えられたように見せかけて菊乃さん大活躍でしたね。(笑
カラーピンナップの格好がやたらエロかったり、
達哉の唇を奪ったりとビッチ処女っぷりが大変よろしかったです。

アラスカでのレイヴン奪還作戦とGEの秘密兵器の開発と、
中々にきな臭い感じが漂っていますが、今後どうなることやら…
取り敢えずTTことテレサ・テスタロッサさんがそろそろ出てきそうなフラグが見えたので、
6巻に期待したい所ではありますが、果たしてどうなるのでしょうね。

■[ラノベ]基本装備は水色ストライプ「甘城ブリリアントパーク」1巻

甘城ブリリアントパーク1 (角川ファンタジア文庫)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:富士見書房( 2013-02-20 )
文庫 ( 324 ページ )
作者サイト:GATOH.COM blog style
作者twitter:賀東招二 (gatosyoji)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:Digital Underground–WebPage
絵師twitter:なかじまゆか (yuka_nakajima)さんはTwitterを使っています

フルメタの賀東招二さんの完全新作ということで、また油と硝煙の匂いがする作品かと思いきや、
イラストレーターになかじまゆかさんを迎えてのベクトルが右斜め四十五度に向かった、
夢と希望のテーマパークと魔法の国という世俗とファンタジーにまみれた物語でありました。
ふんもっふ。

義理と人情とマスケット銃に脅されて寂れたテーマパークの集客人数を、
たった二週間で動員数10万人を突破させないといけなくなった可児江西也。
魔法の国のエネルギー源にもなっていて、キャストの多くは本当に中の人がいないんだけど、
中の人たちは仕事の後に焼き鳥屋で一杯やりながら下ネタな話をするのが日課という、
夢も希望もあったもんじゃない体たらくで…

…何というか、賀東招二さんの底意地の悪さが滲み出ながら、
筆力が高いので読まされる上にちゃんと面白いから妙な読後感になっています。
また、なかじまゆかさんのイラストがまたエロい上に可愛いので、
そこでも満足度が高いんですよね。

ただ、フルメタのノリを期待していた読者はかなり肩透かしを食らっただろうなぁ…
とは思ってしまいます。
いや、面白いんですよ! 仕込みもあるから次回以降のネタもあるし!
ただ、キャラの美味しいトコ(萌え要素)が未消化のまま終わったので、
多分読者に受けるとすれば次回以降かなぁ、とも思います。
2巻ではより武碑りたい所存であります。

:: 2013/2/25 月曜日::

■[ラノベ]栞子と恋する男「ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~」

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)
著者/訳者:三上延
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-02-22 )
文庫 ( 333 ページ )
作者サイト:馬的思考日記
作者twitter:三上延 (mikamien)さんはTwitterを使っています

テレビドラマはXENOGLOSSIAという別モノと考えるとして、
原作「ビブリア古書堂の事件手帖」の4冊目のテーマは江戸川乱歩。
恐らく日本人なら誰でも知っている探偵小説の先駆けとなった作家で、
今の若い世代だと江戸川コナンの名前の元ネタの方で有名かも知れませんね。(笑

乱歩マニアとも言うべき人の遺産を受け継いだ人から頼まれたのは、
大事なモノが入っているという金庫を開けて欲しいという風変わりなモノ。
しかも鍵も暗証番号も分からない状態なのに、
そこに栞子さんのお母さんである智恵子さんまで登場して…

と、作者自身があとがきでそろそろ後半と言っていたように、
転換点となる一冊だったように思えます。
相変わらず推理自体が古書の知識で紐解かれるというユニークさと、
ヒトリ書房の井上さんを含めて今まで散りばめられていた伏線の見事な回収、
そして栞子さんというキャラクターの魅力と素晴らしかったです。

特に栞子さんが本当に魅力的なんですよね。
栞子さんが勢いよく首を振った時に長い黒髪の先が大輔の肩にぽつぽつ当たったり、
狭い空間の中で栞子さんの匂いで充満したりと、細かな描写が想像力をくすぐります。
それにいつも通り自分を含めて恋愛関係に鈍感で、気付いたらすぐに赤面する所とか、
実に…、実に可愛らしくてたまらないのです。

そして栞子さんの母親である智恵子さんですが、
聞いていた通り一筋縄ではいかない人のようで油断がならないですね。
栞子さんを凌ぐ頭の回転の速さと知識量を持ち、目的の為なら手段を選ばない人。
それでいて栞子さんと同じく本のことに関しては饒舌になり、
栞子さんも反目しながらも文香と三人で本について談義したりと、
決して母親であることを望んで蔑ろにしようとしている人ではないのも確かみたいでした。

そんな智恵子さんが家族を投げ出してまで追い求める本とは一体なんなのか。
そして何より大輔の告白に対して栞子さんはどういった返事をするのか。
これから後半に差し掛かろうとしていますが、今後とも見逃せないです。

:: 2013/2/23 土曜日::

■[ラノベ]びゅーてぃふる・どりーまー「人類は衰退しました」8巻

人類は衰退しました 8 (ガガガ文庫)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2013-02-19 )
文庫 ( 274 ページ )
絵師サイト:FRAGILE

この作品はコメディだけどギャグではないので7巻で壊滅したクスノキの里は当然そのまま。
そして次々と届く支援物資のせいでどんどん自堕落になっていく里の住人たち。
何とか復興しないといけないと思いつつも具体的な方策を打ち出せないわたしだったけど、
おじいさんは月旅行に行くというロマン溢れる言葉を残して居なくなり、
頼れる人がいなくなったわたしに次々と問題が舞い込んできて…?

相変わらずブラックすぎるギリギリユーモアが溢れに溢れており、
ファンシーな絵柄と雰囲気じゃなかったら笑うに笑えないモノばかりでしたね!
アニメ化も経験したし大人しくなるかと思いきや、
まさかTVアニメという媒体をこうもディスる方向でネタにするとは…
田中ロミオのことを私はまだまだ甘く見ていたようです。

今回は拡張現実(AR)を用いての村おこしならぬ里おこしをしようとしているので、
拡張現実のアレコレが出てくるんですが、割りと世知辛い予想ばかりで、
それが存外納得出来ちゃうのがまた微妙な気分に…
しかも途中から妖精さんパワーで拡張現実が仮想現実的な夢世界になって、
どんどん里の住人たちが廃人的生活をしていくのは背筋が薄ら寒くなりましたね。

しかしヤンママ妊婦さん問題とか余り関係が薄いと思っていた事が、
仮想現実でそのようなことになっている上に、
肝心な所で頼りにならない妖精さんの代わりに拡張現実の有用さを見ることになるとは…
いやはや、話の構成力の半端無さにただただ感心させられます。

それにしてもプチモニュはこれからレギュラーになるんでしょうかね。
そしておじいさんまさかレギュラーから脱退ですか?
伏線回収しないままなので9巻が待ち遠しけれど、
田中ロミオさんは久しぶりにエロゲー作るみたいなので、
果たして続きがいつになるのか分かりませんのでのんびり待ちたいと思います。

■[ラノベ]きみのため世界すらも焼き尽くそう「とある飛空士への誓約」2巻

とある飛空士への誓約 2 (ガガガ文庫)
著者/訳者:犬村 小六
出版社:小学館( 2013-02-19 )
文庫 ( 275 ページ )
作者twitter:犬村小六 (inumura569)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:ALL GREEN

「2巻の感想をネットにあげる際は、ネタバレに配慮をお願いします!」

と新刊を買ったら挟まってくる小冊子に著者コメントが書かれていた通り、
2巻にして誓約を交わし合った「エリアドールの七人」たちの正体が、
読者に対して詳らかになった訳なんですが…
うん、1巻の時点であからさまな配役に疑念を持ってて2巻の中盤から確信してましたけど、
それでもラストのヒキは予想以上にガツンと来ましたよ…
そうくるかー…

敵中翔破と夜間着水を成し遂げた「エリアドールの七人」たちの士官学校での日々。
マスコミやら社交界やらで多忙なれども模擬空戦での戦績に一喜一憂する七人の中、
清顕はどうしても敵機を落とすための引き金をギリギリの所で引けなくて伸び悩み、
ライバルであるはずのイリアの単独トップを許したままで…

その生来の性格から後一歩の所で足踏みしている清顕がもどかしかったですが、
その清顕の背を押して手を引っ張るイリアとミオのダブルヒロインが良いですね。
ミオは清顕と同じく秋津人の風習で大正時代の倫理観なので、
レトロな雰囲気さがある純情さが随所に見られて素晴らしいヒロインっぷりでした。

イリアも空戦という舞台で最高潮に盛り上がり、
清顕とだけ通じることが出来る多幸感に包まれる所はライバルポジションだからこそですね。
そしてイリアの朴訥すぎる性格を知っているからこその、
色々なギャップには萌えざるを得ない訳で有ります。

それにしても、だからここの2巻のヒキはなぁ…
1巻の時よりも俄然、続きが読みたくて仕方なくなってきましたよ。
でも2巻にしてまだ第一部なんですよね…
とある飛空士シリーズ最長とのことですけど、果たして完結までどれくらい掛かるんだろう…
それだけがちょっと気掛かりです。

:: 2013/2/16 土曜日::

■[ラノベ]藍羽浅葱の悲哀「ストライク・ザ・ブラッド 6 錬金術師の帰還」

ストライク・ザ・ブラッド 6 錬金術師の帰還 (電撃文庫)
著者/訳者:三雲岳斗
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-02-09 )
文庫 ( 328 ページ )
作者サイト:ミクモノグラフィカ
作者twitter:三雲岳斗 (MIKUMO) は Twitter を利用しています
絵師サイト:モフモフ
絵師twitter:全裸の魔術師マニャ子 (manyak) は Twitter を利用しています

藍羽浅葱死亡確認!

今回は錬金術師たちが生み出した悪夢とのバトルな訳ですが、
周りの迷惑顧みない錬金術師の悪行に巻き込まれて、
浅葱が心肺停止状態にまで追い込まれる訳なんですが…
というか浅葱の扱いが毎回酷すぎて涙がちょちょぎれそうです。
一体いつになったら古城に血を吸ってもらえるのか…

アスタルテが小粋なジョーク、もとい予言を出してきたからちょっとは期待していたのに、
まさかここまで酷い目に遭うとは…
いやまぁ、浅葱の実は脱いだら凄いボディを古城に見せつけるとか、
悪くない展開ではあるんだけど、中の人がなぁ…

しかし雪菜のメインヒロインっぷりが凄いというか、
古城をラブホ街に連れ込むとか…! いやまぁ、ラブホ目的じゃないにしても。
バトルでは頼もしい活躍をしながら、修学旅行もとい宿泊研修を凄く楽しみにしてたのが見え隠れして、
普通のJCなんだなぁ、と可愛らしさを感じられたりもしますね。

でもまぁ、やはり浅葱が凄く健気なので応援してあげたい訳ですよ。
今までの不遇っぷりを思うと!
しかしビッチに見えて一途な処女でナイスバディと属性は色々揃ってるんだから、
これ以上「料理下手」という属性はいらないんじゃないかなぁ、と思います。
ニーナさん、料理の時だけ融合してあげて!

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