僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2008/7/24 木曜日::

■[ラノベ]僕と志乃ちゃんとの掛け替えのない絆「SHI-NO-シノ-空色の未来図」

SHI-NO-シノ-空色の未来図 (富士見ミステリー文庫 76-8)
著者/訳者:上月 雨音
出版社:富士見書房( 2008-07-19 )
定価:¥ 651
文庫
ISBN-10 : 4829164107
ISBN-13 : 9784829164105
絵師サイト:DIABOLISM web.

「僕」が正月に帰省したら死んだはずの元カノからの年賀状が届いて…
という驚愕の展開なのが今回の「空色の未来図」
何が驚愕って「僕」に元カノが居たことでしょう。
当然のように大阪から出張ってくる志乃ちゃんにキララ先輩に真白ちゃんが、
元カノの存在を知った時のリアクションが色々な意味で美味しいです。

今回は「僕」が主体で動き、志乃ちゃんはサブ的な役割で、
二人がほとんど別々に行動してるのですが、
二人の間で絆を感じることが読者視点では出来て満足。
しかし志乃ちゃん可愛すぎだろう。
TPOを弁えてないにも程がある!

それにしても「僕」がお人好しなのは知ってましたが、
ここまでお人好しだとは、ちょっと自分の認識がまだ甘かったようです。
そしてそれくらいのお人好しだからこそ、志乃ちゃんの傍に居られるんだなぁ、とも。

表紙の志乃ちゃんと裏表紙の「僕」とのデザイン的な面白さと、
今回も相変わらず挿絵が豊富で良いモノばかりです。
いや、正直元カノの詩葉の巨乳っぷりはもうちっと見たかったですが。(ぉ

:: 2008/7/22 火曜日::

■[ラノベ]田中ロミオが流行の学園ラブコメを目指してみた「AURA ~魔竜院光牙最後の戦い~」

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫 た 1-4)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2008-07-19 )
定価:¥ 660
文庫
ISBN-10 : 409451080X
ISBN-13 : 9784094510805
絵師サイト:めばえあにめ

「セキララ!!」に近く、「涼宮ハルヒ」のアンチテーゼとも言える作品。
恐らく角川グループのレーベルからは絶対に出せないであろう作品でもあります。
そして田中ロミオだからこそ書ききることができたのではないかとも思います。
中高生に読んで欲しいけど、人によっては劇薬に近いので勧めるのが少々躊躇われるかも…
まぁ、私は最高に楽しめましたよ、ええ。(笑

プロローグの時点での予想を裏切り、更に裏切り、どんでん返しされる展開。
学園ファンタジーかも知れないという仄かな期待を徹頭徹尾排除し、
現代における高校生活の難しさと人間関係の機微に心を配るという、
熱血バトルより現実味がある、苦しい戦いの日々が極上のエンターテイメントで綴られ、
痛し痒し面白しといった次第。

この作品は「邪気眼」とそれに類する黒歴史がある人には劇薬です。
そして現在進行形で患っている中高生に取っては特効薬です。
ただし良薬は苦しという言葉通り、かなり苦いというか痛いですが、
しっかりとエンターテイメントしているので間違いなく面白いです。

「人類は衰退しました」とは完全に作風が異なり、C†Cに近いのはむしろ本作。
そういった意味では旧来の田中ロミオファンなら安心して読めるのではないでしょうか。
それにしても田中ロミオさんは間違いなく天才だな、と再認識しました。
ただその才能を「売れる」方面にシフトしないのがファンとしてはヤキモキしてしまいますが。(笑

:: 2008/7/21 月曜日::

■[ラノベ]ラグーン商会VSニンジャ!? 虚淵玄ノリノリの「BLACK LAGOON」シェイターネ・バーディ

ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫 う 1-1)
著者/訳者:虚淵 玄
出版社:小学館( 2008-07-19 )
定価:¥ 630
文庫
ISBN-10 : 4094510796
ISBN-13 : 9784094510799

それにしてもこの虚淵玄ノリノリである。
外連味が強く、ガンアクションとか強い女大好きという、
広江礼威さんと嗜好を同じくする虚淵玄さんがノベライズ。
Fate/Zeroで活字媒体での実力を証明した虚淵玄さんですが、
BLACK LAGOONでは何というか容赦がありませんでした。

元々メイドが銃器を操ったりと外見と中身が一致しないキャラが多かったですが、
まさか碧眼のニンジャが出てきたりその正体がアレだったり、
カリブの海賊コスが出てきたりともう他人の作品だろうがお構いなし。
でもそれで笑いを取りつつちゃんと面白いのが一番おかしい。

しかしそんな破天荒でありながら、アフガン帰還兵の伍長”悪魔の風”と、
大尉”バラライカ”の二人の余人には立ち入らせられない絆も描いており、
間違いなくBLACK LAGOONの世界だと感じさせてくれるんですよね。

しかし今回は張も飛んだとばっちりを受けたもんですが、
最後の名演技と良い、カッコイイっつーか、味がありすぎだと思います。
惚れ直しました。(笑

それにしてもシェンホアってば広東語だと流暢に話すんだね…
いや、当然なんだろうけど…

:: 2008/7/15 火曜日::

■[ラノベ]メインヒロインはアリス先輩ですよね?「オオカミさんと長ブーツを履いたアニキな猫」

オオカミさんと長ブーツを履いたアニキな猫 (電撃文庫 お 8-12)
著者/訳者:沖田 雅
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-07-10 )
定価:¥ 578
文庫
ISBN-10 : 4048671340
ISBN-13 : 9784048671347
絵師サイト:unaji-mir

ツンデレな大神さんに危機感を持たせてちょっとだけ素直にさせてみよう。
そんな意図が盛り込まれている事が感じられるオオカミさんシリーズ6冊目。
確かに悶々とする大神さんや、亮士が側に居ないことに違和感を感じる大神さんは、
可愛くて可愛くて、とってもキュートです。
でもこの巻で一番の見所はアリス先輩だと思う。

アリス先輩の何が良いってやっぱりツンデレなことでしょうか。
しかも幼馴染みで従兄で子供の頃の思い出を共有してて、
普段は相手のことを対外的に容赦なくけなしておきながら、
いざという時は心の底から信頼しているんですよ。
しかも寝惚けてたり無意識な時は「りっくん」と愛称で呼んだり抱きついたりするんですよ。
りっくんの好みだからとショートカットにしているんですよ。
いつもはクールビューティーなだけにその破壊力や凄まじいものがあります。

他にも腹黒ロリツインテールでりんごさんとキャラ被りの宇佐見さんも今回株が上がったなぁ。
乙姫とのわだかまりも解消したし、どうやら短編集で再登場するとのことで、
こちらの方も期待したいトコロ。

タイトルにもなっているアニキな猫さんですが、重い過去とそれを背負う努力は凄いし、
本編でも亮士を鍛える良い役なんですが、いかんせん地味な印象が。
良いキャラなんだけどなー アリス先輩が可愛すぎたのが問題なのかなー
まぁ、ショタよりツンデレの方が強いということで。(ぉ

:: 2008/7/14 月曜日::

■[ラノベ]全方位フラグ立て順調なり「乃木坂春香の秘密」8巻

乃木坂春香の秘密 8 (8) (電撃文庫 い 8-14)
著者/訳者:五十嵐 雄策
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-07-10 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 4048671278
ISBN-13 : 9784048671279
絵師サイト:ねこバス停

今月からTVアニメが放映開始された超弩級にベタでチョコパフェよりも甘い、
そんなラブコメ作品ライトノベル「乃木坂春香の秘密」の8巻が発売。
恋愛感情の成長が小学生より劣っている主人公とヒロインなので、
中々二人の仲が進展しない上に他のヒロインともフラグがニョキニョキと立つので、
ハーレム妄想でウハウハできる、「ラブひな」もビックリな内容なのです。

クリスマス前に執事をやった設定を活かしまくって、執事とメイドさんの新年会に出て、
そこで白鳥もといシュートのお坊ちゃんの勘違い発言っぷりにキレて男を上げて、
そして葉月さんたちメイドの心をがっちり掴んだ上に金髪幼女メイドのアリスも懐柔。
普段は無害なだけの主人公なのに無意識なフラグ立てはバッチリです。(笑

妹キャラの美夏も春香と裕人をくっつけようとしつつも、
必要以上にべたべたする上にフラグが立ちまくってること間違いなしの行動に出たり、
(触手的な意味ではなく)テンタクル大好きな椎菜も看病イベントで急速に仲を深め、
何でこれで裕人は椎菜の気持ちに気付かないんだと思わんばかりのアピールに、
もうお腹一杯で、そのベタな甘さに胸焼けを起こさんばかりです。(笑

春香の元に届いた受けた覚えのないオーディションの合格結果とか、
今後の展開も何かと波乱が待ち受けていることが予想されますが、
個人的にはTVアニメ化されたことで二次創作でどんな展開が待っているかが期待心配です。
イカ大好きな椎菜は絶対触手プレイが待っていると思うんだ!(ぉ

:: 2008/6/30 月曜日::

■[ラノベ]いたちさん可愛いよいたちさん「ほうかご百物語」2巻

ほうかご百物語 (2) (電撃文庫 (1606))
著者/訳者:峰守 ひろかず
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-06-10 )
定価:¥ 599
文庫
ISBN-10 : 4048670913
ISBN-13 : 9784048670913
絵師サイト:INFINITY DRIVE

「いたちさん可愛いよいたちさん」

この一言に尽きる作品です。
主人公がただひたすらにいたちさんのことが好きで、
直球ストレートな誉め言葉とかが清々しく、それに照れるいたちさんが可愛く、
読んでて気持ちの良い作品です。

いくつかの妖怪のエピソード毎に纏められた短編を紡いだ1冊なんですが、
今回は新キャラが登場するのですが、スパッツです。
初めは可愛いけどちょっと頑固というか意固地だなぁ、と思ったのですが、
主人公の言動にドギマギしているのを見るとこれはこれでありかな、と。(現金だな

主人公がいたちさん原理主義的な行動をいつも取ってくれるので、
何というか安心感があるんですよねー
脇を固めるキャラも個性的ではあるけど安心できるキャラなので、
掛け合いも面白いので安定感がありまくりです。

しかし今回一番お姫様チックな扱いをされた新井輝さんですが、
いつ見ても同名のラノベ作家さんを思い出してしまい複雑な気分に。(笑
多分ラノベ読みの多くは同じこと思ってるんだろうなぁ、と思うと変に仲間意識が芽生えます。
…新井輝先生どう思ってるんだろう。(笑

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