■[漫画]おうち探しは自分探し「宇宙不動産ほしの」1巻
宇宙不動産ほしの1巻
出版社：講談社
作者名：稲井カオル
作者サイト：171号室
作者twitter：稲井カオルさん(@Kaoru_Inai) / Twitter
連載サイト：宇宙不動産ほしの – 稲井カオル / 第１話 エルピス宇宙空港 | モーニング・ツー
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太陽系全てが生活圏になった24世紀。
そこでは人類全てが衣食住に満たされていた… 訳ではなく、
不動産屋という仕事は普通にあり、そして嫌われていた…
そんな嫌われる職業で、大手ギャラクティカグループには属さない、
零細な不動産屋を金星最寄りのエルピス宇宙空港で営もうとする少女がいたのだった…！
「うたかたダイアログ」「そのへんのアクタ」の稲井カオルさんの新作です。
今回はSFで不動産屋という突拍子もないテーマの作品です。
ほしのさんは変な服を着てとんでもない物件ばかりを紹介するんだけど、
それでもお客様一人ひとりに向き合って最適な住居を見つけ出そうとしているんですよ。
まぁ、ほしのさんが紹介する物件はピンからキリまであるというか、
両極端ばかりで中庸な物件が全然出てこないんですけども。
まぁ、そういった物件は大手ギャラクティカが押さえてるのかもですが。
そして意外だったのがちゃんとしっかりSF要素も入ってることですね。
地球外の住居だからこそのトンデモ物件を紹介するだけではなかったんだなぁ…（失礼
ちょっと変わった歳の差夫婦にウラシマ効果を感じたり、
二人の幸せな結婚生活を海王星の公転速度が解決したりと、目から鱗な展開でしたよ。
稲井カオルさんの漫画は独特かつ軽妙なセリフまわしが見所だと思ってたんですが、
まさかそれ以外の面白さを出してくるとは思いませんでした。
ほしのさんの設定もわりとシリアス風味のコメディだし、
中々に味わい深い作品になりそうですね。
続きも楽しみです。
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