その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2022/6/21 火曜日::

■[ラノベ]友情の杯「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」5巻

聖都で蘇ったスケルトンこと神を自称する聖ミスラ。
巨大化し、圧倒的な暴威を振るうことができる化物を相手に、
ノールはパリィし、イネスは神剣を振るい、魔竜ララは食いちぎるのだった…!

流石に巨大すぎる相手だし、再生能力も半端なくてわりと詰んだ感じでしたが、
ノールという鬼手を最大限に活かせる盤面を読んだリーンが凄いですね。
リーン本人もかなり危ない橋を渡ってたし、
誰か一人が欠けたら間違いなく敗北するような綱渡りの戦いでしたね…

ノールがギリギリでパリィできたのが、
ギルバートとの特訓のお陰、というのが中々熱かったです。
多分、ギルバート本人に言ってあげたらめっちゃ喜ぶと思います。
イネスも殻を破って更に神剣の使い方を深めたし、
リーンも限界突破したり、ノールに引っ張られてかみんな成長してますよね。

そして救出されたアスティラですが…
オーケンとの再会にはじんわりと心に来ましたね。
200年以上経っても変わらない友情、というのは涙腺を刺激しますよ。
二人とも立場があるけれど、変わらず交友を深めて欲しいですね。

そして教皇の身代わり、というか本家なのに影武者を務めるアスティラですが…
好意的に受け止められるのはその人徳から理解できますが、
まさか人が変わったような言動も勝手に納得されるとは驚きました。
まぁ、ノールの勘違いといい、勘違いモノな作品ですしね。
こういうのもアリなのかな…w

今回もノールのお陰で好転したわけですが、
相変わらずノールの勘違いは解消されずそのままなんですよね…w
果たしてノールの勘違いが解ける日が来るのか…
まだまだわかりませんね…!

:: 2022/2/17 木曜日::

■[ラノベ]聖都の奥に巣くいしモノ「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」3,4巻

神聖ミスラ教国編、前後編かと思ったら前中後編の3部作だった!
というわけで3巻で始まり4巻がクライマックス直前のため、
最高に面白くなりそうなのが次の5巻になります。

ノールの何気ない願いで魔族のロロを受け入れたため、
神聖ミスラ教国から敵視されてしまった所に、
そこの王子様の成人式に婚約者として呼ばれたリーンたち。
あっという間に本性を現した教皇ミスティラだったが、
ノールは相変わらずの天然勘違いでドンドンと核心に迫っていって…

物語の設定が中々に凝っているんだけど、
それに気付かず天然で解決へと突き進むノールが最高に面白いですね。
あらゆる罠を踏み抜いてしまうという才能の無さのせいで、
王国でも教国でもダンジョンのラスボス一直線とかパないっす。

そんなノールの天然っぷりを勘違いしてしまうリーンも面白いんですよ。
ノールがさり気なくやった超絶技巧をすぐに習得してしまうとか、
リーンもかなりの天才だとは思うんですけどね。
先に自力で成し遂げちゃうノールの方がやっぱり何枚も上手の天才なんだと思います。

それにしてもアスティラたち賢者の杯に起こった事態は悲劇だよなぁ…
特にロイが悲惨すぎて…
4巻ラストで語られたロイとオーケン、アスティラたちの出会いと、
その別れを知ってより悲しくなってしまいましたよ。

それだけに次の5巻ではそれら全てを画策したラスボスを、
ノールがボコってくれるはずなので楽しみですね。
やはり悪役はノールが天然でボコってこそですよ。
今から楽しみです。

:: 2022/2/15 火曜日::

■[ラノベ]主人公本人だけが知らない英雄譚「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」1,2巻

有用なスキルを得られなかったが故に冒険者として最下級の更に下、ランクFのノール。
しかし、本人も預かり知らなかったが基礎スキルの熟練度が人外レベルで、
ステータスもカンスト気味なんだけど知らぬは本人ばかりなり。
ノールは自分が初心者レベルだと勘違いしているけれど、
周りの人間は規格外の強者だときちんと認識している勘違い英雄物語です。

コミカライズ版→Web版→書籍版という流れで読んだのですが面白かったです。
丁度良い区切りがあるので1,2巻をセットで読むことをお勧めしますね。
一応1巻のラストに山場があるようにWeb版から敵が一人追加はされてますが、
それでも2巻ラストで一気にカタルシスが解消されるのが気持ち良いので、
一気に通して読んで欲しいです。

ノール本人は自分のコトをまだまだ未熟者だと思っているのに、
勘違いに勘違いが重なって偉業を成し遂げていく展開が笑えますし、
周りの人間はノールが勘違いしているのに気付かず、
ノールの偉業をきちんと認識し、称えているが更に面白いです。

また、ノール本人は気を遣ったり助けているつもりなのに、
全ての元凶である皇帝を恐怖させた上に、
最後にはきっちりとカタにハメているのがスッキリしますよね。
やはり悪役はきっちりと報いを受けるべきですよ。

ノールが主人公の英雄譚としても面白いし、
勘違いが重なり合って紡がれる物語も面白いし、
ノールによって救われる魔族の少年ロロに感情移入して心が温かくもなります。

Web版だけでも面白いですが、書籍版でのカワグチさんのイラストがとても良いので、
書籍版もかなりお勧めしますね。
カワグチさんの絵によってノールやリーン、そしてイネスに命が吹き込まれ、
キャラクターの印象に深みがグッと増していますので。

:: 2017/1/2 月曜日::

■[ラノベ]やはり俺の中学時代は間違っていただろうか。「アイゼン・イェーガー」1巻

9月頃に出てたんですが、当時はKindle化がされてなくて後回しにしてたんですね。
で、先日たまたま思い出して探してみたらKindle化されてたので読んだ次第であります。

VHMD用ソフト”アイゼン・イェーガー”
それは猟機と言われるロボットに搭乗して行われるゲーム。
主人公の遠野盾はリリース直後から3年間のめり込んでプレイしたことで、
トップランカー入りして伝説的な英雄になったが、
同時に中学生活を全て捨て去ってしまいコミュ力貧弱のぼっちになってしまう。
後悔した盾はアカウントを消して高校デビューを志すが、
そこで出会ったリア充系女子の伊予森颯から”アイゼン・イェーガー”のことで相談され…

ボーイ・ミーツ・ガールでぼっち系主人公というラノベらしい題材に、
ロボットモノというラノベでは鬼門とされる題材をミックスした本作ですが面白いです。
「小説家になろう」だからこそできる”好きな要素を全部ぶっこんでみた”系ですが、
作者が流石にプロの小説家だけあって面白いのです。
というか、書籍化されたことでプロ作家だというのがわかったんですけどね。

主人公の盾は普段はどもったり、些細なことで妄想を暴走させたりと、
自分に自信がないコミュ障っぷりが伺えまくる情けなさなんだけど、
”アイゼン・イェーガー”のゲーム内では操縦技術に自信があるというか、
できるのが当たり前だと思っているギャップが中々格好良いですよね。
マナーが悪い小悪党に初期機体で圧勝しちゃうのが当然という雰囲気出されたら、
小学生のクリスちゃんが恋に落ちちゃうのも仕方ありませんわ。

メインヒロインの伊予森さんは盾とは違って、
現実でも”アイゼン・イェーガー”でも自信に溢れてますが、
こういう引っ張ってくれる系のヒロインもアリですよね。
まぁ、”アイゼン・イェーガー”をプレイしている理由にはちょっと引いたけど。(笑

できれば2巻以降も出てほしいんだけど難しいかなぁ。
あと、できればKindle化は紙と同日発売してくれると買い忘れなくて助かるのですが。
せめて紙書籍発売日に予約できるくらいはして欲しいところであります。

:: 2016/5/25 水曜日::

■[ラノベ]ロリクール「大陸英雄戦記」3巻

大陸英雄戦記 3 (アース・スターノベル)
著者/訳者:悪一
出版社:泰文堂( 2016-04-15 )

作者サイト:悪一
作者twitter:悪一(@waru_ichi)さん | Twitter
絵師サイト:ニリツハイハン
絵師twitter:ニリツ(@Ann_NH)さん | Twitter
Kindle版:大陸英雄戦記 3
Kindle版まとめ買い:大陸英雄戦記

エミリア王女の頼みでオストマルク帝国のシレジア大使館に駐在武官として赴いたユゼフ。
大公派の巣窟である大使館内で孤立気味のユゼフだけど、
ラスキノ戦で知己を得たリンツ伯爵の娘、フィーネさんと情報交換することに。
しかし時代の流れはユゼフの地盤固めを待ってくれるほど緩やかではなく、
東大陸帝国の皇帝イヴァンVII世は曾孫に帝位を継がせるために外征を企てて…

銀髪ロングでクール系美少女でしかも14歳!
属性を盛りすぎじゃないかと心配になるほどに魅力的なフィーネさんの登場です!
暴力ツンデレ系のサラさんとは対極をなすヒロインのフィーネさんですが、
登場したばかりのこの3巻ではデレがほとんどありません。
ですが、これはこれで有りだと思うんですよね。
普段からポーカーフェイスというか鉄面皮だからこそデレた時の破壊力が上がるものですし。
巻末の短編では相手が猫とはいえデレが見えた時の萌え度は非常に高かったですしね!

そんなヒロインの可愛さも重要ですが、今回もまた「大陸英雄戦記」の名の通り戦争です。
保有戦力に圧倒的な開きがある東大陸帝国を相手に戦略と戦術を練るんですが、
今回はユゼフがオストマルク帝国に行っているのでその役は教え子のエミリア王女に。
そしてユゼフはどうしてるかというと、駐在武官という立場を利用して、
お偉いさんとの交渉と情報収集をすることでエミリア王女を援護しているんですが、
その手段が中々に上手いというか悪辣でニヤリとさせられるんですよね。
ユゼフは軍師としてだけではなく、こういった方面でも活躍できちゃうんだなぁ。

それにしてもラデックの惚気話がまさかこんな風に役立つとはなぁ…
持つべきものは友と言うけれど…
これは予想できなかったなぁ…(笑
でもまぁ、ユゼフもラデックのことをアレコレ言える立場じゃないですよね。
むしろラデック以上に爆発すべき立場になりますよね。
ユゼフの今後の爆発すべき展開も楽しみです。

:: 2016/2/18 木曜日::

■[ラノベ]待てあわてるなこれはユゼフの罠だ「大陸英雄戦記」2巻

大陸英雄戦記 2 (アース・スターノベル)
著者/訳者:悪一
出版社:泰文堂( 2015-12-15 )

作者サイト:悪一
作者twitter:悪一(@waru_ichi)さん | Twitter
絵師サイト:ニリツハイハン
絵師twitter:ニリツ(@Ann_NH)さん | Twitter
Kindle版:大陸英雄戦記 1
Kindle版:大陸英雄戦記 2

地球に近似した、しかし魔術がある世界に転生したユゼフ・ワレサ。
士官学校に進学するも実技は壊滅的でいながら座学は優秀な彼は、
脳筋ヒロインのサラに兵站担当のラデックと出会い、
更に徴兵された先で出会った王女エミリアと知己を得るだけでなく、
側近のマヤさんと一緒にエミリア王女が士官学校に入学してきたことで、
不思議な学友と縁を持った学校生活を過ごして…

というのが1巻までのあらすじで、
この2巻でもまたもや戦争に関わっています。
卒業間近とはいえ士官候補生なのに義勇兵として参加とか、
亡国ならではの戦闘機会の多さですね。

普通は戦闘が多くても普通は学生が作戦参謀になんてなれないんでしょうけど、
そこは悲しいかな亡国だから人手も足りないのよね…
そんな理由でユゼフさんが大活躍なわけなんですが、
彼が立てる作戦はやはり容赦というか遠慮がないですね。
戦後? そんなの知ったこっちゃない。
何しろ義勇兵として参加しているだけで母国でもなんでもないしね。
勝てば良いのだよ勝てば!
的な作戦は中々に痛快でした。(笑

また、敵と味方の双方に優秀なトップと無能なトップが居るんだけど、
ユゼフ側のトップは無能を通り越してクズでしたなぁ。
そんなクズをやり込めて何もさせないところから始めるユゼフさん容赦ないです。
まぁ、戦闘面ではサラにおんぶにだっこなあたり、
ユゼフは全然万能キャラじゃないんですけどね。
頭が回って度胸があるところがユゼフの強みですよね。

そしてヒロインのサラは評判の悪い暴力系ヒロインの系統なんだけど、
私はそれほど嫌悪感はないかなー
ユゼフのことを想っているのが行間から読み取れるし、
何より酔っ払った時の泣き上戸が可愛かったですしね!
サラさん可愛いよサラさん。

戦記モノなんで次々と戦争がありますがそれほど悲壮感はありませんので、
あまり気構えずに読んでみてください。

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