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終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2025/10/11 土曜日::

■[漫画]連載編スタート!「モノクロのふたり」3巻

薔薇園先生とのネームバトルを乗り越え、ついに完成した「ヘル・ギター」
月刊マリア四季漫画賞に出したことで目の肥えた審査員たちに読まれたんだけど、
若葉さんは15年かけて一番欲しかった言葉を貰えて…

嬉しいでしょうねぇ…
一度は挫折して、何度も描き直して、他人に協力してもらって…
そしてついに成し遂げたんだもの…
そりゃ嬉しいに決まってますよ…!

とはいえ漫画賞で受賞しても、それはゴールではなくてスタートラインに立っただけです。
これから第一線で活躍しているプロ作家たちと競うことになるんですからね。
そして授賞式で会ったプロ作家たちは薔薇園先生以上に癖が強いんだけど…

特に身長195cmという、作者の性癖が詰まりまくった見明心先生が存在感が強すぎる!w
ガタイが良い花壱と比べてもまだデカい!
というか、巨女を出しても負けないために花壱のガタイを良くしたんじゃないかとすら思いますね!

花壱、若葉さん、薔薇園先生という3人が組むこと新連載を作りあげようとするのは、
ドリームチームみたいで良いですね。
兼業漫画家だとこれくらいに負担を分担しないと無理でしょうしね…
というか兼業漫画家のスキームを真面目に考えてるあたり、
これもまた時代なのかな、と思います。

それにしても花壱はその名の通り、不動ですねぇ…
見明先生にスカウトされても全く動かない。
とても信頼できて安心できるキャラだと思いますよ!

それはそうと巻末描き下ろしで若葉さんと薔薇園先生が鍛えてましたが…
薔薇園先生は競泳水着がとてもお似合いで美しいな、と思いました。
これが… スレンダーの魅力…!

:: 2025/5/11 日曜日::

■[漫画]遠回りしたからこそ身に付けられた能力「モノクロのふたり」2巻

背景作画担当の花壱と、キャラ作画&ストーリー担当の若葉さんが、
月刊マリア四季漫画賞に向けて薔薇園先生に監修されながら、
受賞を目指すことになったんだけど、
そのために若葉さんは薔薇園先生とネームバトルをすることになって…!?

薔薇園先生は漫画原作者みたいですけど、
漫画原作者にも色々と居て、シナリオ形式の人だったり、
プロットだけの人だったりがあるんだけど、
薔薇園先生はネームまでやっちゃう人なんですねぇ…

そして薔薇園先生はプロ中のプロなので、
兼業アマチュア漫画家の若葉さんとはレベルが違うんですよね。
編集の田中さんが分かり易く解説してくれるのでシロウト目にもわかるんですが、
持っているスキルの差が歴然なんですよ…

でもまぁ、若葉さんは真面目で優秀な社会人ですから、
きちんと勉強すればそのスキルはある程度身に付けることができるんですよね。
とはいえ、一度才能がなくて挫折したほどですので、
どうしたって地道で苦しい作業を乗り越える必要があるんですよねぇ…

綺羅星のような才能がないのなら、
泥臭い努力を頑張るしかないんですよね。
そういったやり方は社会人になった今だからこそ出来るんだと思いますよ。

花壱のスケジュール管理のやり方も、
社会人として培った能力だと思いますし、
今までの人生は遠回りかもしれないけれど、
漫画家として花開くのに必要な道のりだったんだと思いますよ。

二人の漫画も完成し、後は漫画賞の結果を待つだけですね。
3巻も楽しみです。

:: 2024/12/8 日曜日::

■[漫画]情熱の熾火が燃え上がる時「モノクロのふたり」1巻

絵の才能に溢れ、幼い頃から賞を取ったりと実績を積んできた不動花壱。
将来は絵を糧に生活することを夢見ていたけれど、
15歳の時に女手一つで育ててくれた母を亡くし、
祖母に世話になりながら妹を不自由なく養うためにも、
堅実に生きられる仕事熱心なサラリーマンにならざるを得なかった…

絵も昼休みに5分間だけ手すさび程度にしか描かなくなったけれど、
それをしっかりと見ていた先輩OLの若葉紗織は若い頃に諦めた情熱に火が付き漫画を描くようになり、
仕事と両立して頑張っていたいんだけど、
迫る締め切りには独力では立ち向かえず、思い切って花壱にヘルプを申し出て…

松本陽介さんの新連載は「かつて諦めていた情熱が再燃し、もう一度トライする」物語です。
そう言った意味では前作「その淑女は偶像となる」と同じ系統の作品ですが、
主人公がサラリーマンということもあり感情移入しやすいですね。
まぁ、私は花壱のように絵が上手いわけではないし、若い頃に親を亡くしてはいませんが…

ただ、花壱が繰り返して言っているように、
「物作りにおいて一番嬉しい瞬間は自分の作品で誰かの心を動かした瞬間だ」
というのはわかりますよ。

若葉さんは花壱の絵に心を動かされて情熱を再燃させ、
その若葉さんの情熱が延焼して花壱も情熱を取り戻しているのが素晴らしいと思うのです。
良いタッグだなぁ。

花壱は良くも悪くも優等生なので、色々と諦めてしまいがちになってるんだけど、
若葉さんが(おそらく無自覚に)花壱の心を動かして、
もう一度絵に対して向き合わせているところが良いんですよね…
そして花壱によって、若葉さんの心が動くところも良いのですよ…!

そんな二人が挑んだ漫画の賞の審査員である売れっ子原作者、薔薇園先生ですが…
二人が描く漫画の面白さと問題点を把握するや、
すぐに呼びだして話し合うとか、展開が早い…!

薔薇園先生が言う通り、今の時代は読者が大人しく待ってくれませんからね。
読者が読みたいものを浴びせかけてくるのが令和の漫画のスタイルなのでしょう。

ただ、薔薇園先生が出ずっぱりになるせいで、
作画コストが上がり隔週連載になってしまったのは諸刃の剣というか…w
まぁ、画力で魅せることがこの漫画の説得力になっているので、
しっかりと作画に力を入れる必要があるのは理解しています。
なので、2巻が出るのが多少遅くなろうとも、喜んで待ちましょうとも!

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