僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2013/2/15 金曜日::

■[ラノベ]十二時の鐘が鳴り響いた後に「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」2巻

ダンまちの2巻が出たぞー!

私が今年イチオシするラノベ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の2巻が発売!
王道ファンタジーとしての面白さがストレートに伝わってくる名作です!
その面白さは2巻では衰えるどころかベルくん並に成長していますよ!
まぁ、Web版既読組からすると2巻でもまだまだ序の口なんですけどね!
本当に盛り上がるのは次の3巻だ…!

今回はソロでダンジョンに潜っているベルくんに初めての仲間が出来るんですけど、
その相手は酒造りが趣味の神・ソーマが作った色々と噂が絶えないファミリア所属のホビット少女リリ。
初めての仲間、初めてのサポーターということで先入観に囚われずに、
明け透けな態度でリリを思いやるベルに対して後ろ暗い所のあるリリが取る行動とは…!?

という事で第2のヒロインたるリリが登場して、あっという間に恋に落ちちゃうわけであります!
まぁ、自分の悪いところをこれでもかと見られたのに全部肯定してくれちゃう相手ですからね!
何より絶体絶命のピンチに駆けつけて助けてくれるとかマジで王子様してますからね!
リリ以外にも今回はエイナさんとデートをするわ、いつの間にか虜にしちゃってるわと…
いやー、本当にベルくんってば無自覚に女ったらしですね!
本命が既にいる上に一途なのが更に手に負えない所であります!

挫折して悔しくて、底辺から這い上がる成長物語という側面もあり、
そういった面白さがあるのはもちろんなんですけど、
この作品の一番の魅力はやはりベルくんという主人公ですよね。
その髪の色と同じ真っ白で透明なキャラクター性が惹き付けてならないです。
そりゃヘスティアも酔っ払って愛を大声で語るってなもんですよ。
いやはや、本当にベルくんは天然の女ったらしだわ。
関係ないけどヘスティアの「へぶにゅ!?」にはめっちゃ萌えました。

さてさて、Web版を読んでいたら分かると思いますが、この次が第一部のクライマックスです。
ただ、文字数的に考えると結構な書き下ろしが入ると思います。
1,2巻の連続刊行をやった直後だし多少間が空くかも知れませんが、
出来れば早めに読みたいモノであります。
というか、是非ともあの熱き盛り上がりをみんなに知って貰いたいですよ!
3巻ー! 早く出てくれー!

以下Web版からの変更点メモ。
・リリの変身が傷有りから獣人に。
・ヘスティア温泉回追加。
・酔っ払ってクダをまくヘスティアの「下水道に住んでもOK」発言でWeb版読者はニヤリ
・アマゾネス姉妹の名前がエルナとエルマからティオナとティオネに。(エイナさんと被りますしね…
・ミアハ・ファミリアで精神力回復ポーション購入して説得力が補強。
・ギルドの査察でエイナさんとヘスティアの会話でベルくんの魅力アップ!
・舞台裏でアイズたん頑張ってる!
・ゲドさん予想外なトコで退場。
・カヌゥさんの中毒で外道なトコが大幅アップしたので3巻が楽しみに。

:: 2013/2/3 日曜日::

■[ラノベ]ぅゎょぅι゛ょっょぃ「織田信奈の野望 外伝 邪気眼竜政宗」

織田信奈の野望外伝 邪気眼竜政宗 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-12-17 )
文庫 ( 321 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

先々月に出てたんですけど今頃感想なう。

タイトルから分かります通り、独眼竜政宗ちゃんの外伝であります。
一応途中で良晴が出てきますけど、それは本編を政宗ちゃん視点から語るという、
そういったモノなので基本はやはり政宗ちゃんになるのです。

割りとネタキャラな印象が強かった政宗ちゃんですけど、
この外伝を読んでその考えを改めましたよ。
ちゃんと史実を踏まえたバックボーンまで考え抜かれていて、
良晴との出会いが如何に重要で心を変革するに至ったかが伝わってくる内容で、
あの良晴との会話シーンには思わずジーンときちゃいました。

政宗ちゃんのハッタリメインの合戦模様も、本編だけだと「メチャクチャだなぁ(笑」
と思ってたんですけどこの外伝を読むとなるほどと思ってしまいました。
政宗ちゃんが堺で得た知識を利用するという英才を感じられる所もあり、
結構考えられてるんだなぁ、と感心されられました。

それにしても政宗ちゃんだけではなく、その母である義姫はカラーピンナップが衝撃的でしたし、
義父の輝宗の惜しみない愛情を与える生き様とか、濃いキャラ立ちをしてましたね。
直江兼続ちゃんも兜だけではなくて印象的なキャラではありましたが、
最後の最後で上杉謙信というキャラの濃さに上書きされた感じがします。

次は多分本編になるでしょうが、やはり織田信奈の野望という作品は面白い!
と再確認出来た良い外伝でした。
外伝だからと敬遠せずに、織田信奈ファンなら是非とも読むべきだと思います。

:: 2013/1/14 月曜日::

■[ラノベ]王道ファンタジーの開幕!「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」1巻

GA文庫大賞が創設されてから一度も受賞されてなかった「大賞」に初めて輝いたのは、
ダンジョンを探索する王道中の王道のファンタジーにしてボーイミーツガールの、
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」だった!

という訳で元旦の更新でお知らせしたように、アキバBlogのインタビュー記事にも関わった、
ダンまちこと「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の1巻が発売になりました!
ちなみにインタビューすることになったキッカケはtwitter上でのこの発言のお陰です。(笑
いやー、何事も言ってみるもんですね!

元々本作は同名のタイトルでArcadiaのSS投稿掲示板で連載されていた作品で、
後に小説家になろうでも同時公開されてどちらでも好評を博した人気作品です。
それが前述のインタビュー記事にも書かれている通り、感想で商業デビューを促されてGA文庫大賞に応募したら、
見事に大賞を受賞するに至ったという経緯となっています。

神々が下界に降臨した世界で発展を遂げる迷宮都市オラリオに女の子との出会いを求めてやってきたベルが、
ダンジョンに潜った先で出会ったのはトップランクの冒険者アイズ・ヴァレンシュタイン。
窮地を救われるという配役が逆転したボーイミーツガールから加速していくベルの成長が見所です。

一年半前にはてなの記事で言及したことがありますが、弱かった主人公が成長していく王道ストーリーという、
20年前の少年ジャンプ作品のような熱さと面白さがあるんですよね!
ベル・クラネルという主人公にロリ巨乳な女神ヘスティアを中心として、
これから色々と出てくるキャラクターが魅力に溢れているのも目が引かれます。

ちなみに元々のWeb小説の第一部(10話構成)における4話に大幅にプラスアルファして、
設定も色々変更された内容がこの第1巻となっています。
具体的にどこが変更されたかというと冒頭のベルくんが○らす描写が削除されたり、
ヘスティアたちの拠点が下水道だったのが寂れた教会になったりと、
全体的に納得できる所ばかりですので、Web小説既読組も安心の内容です。

「アクセル・ワールド」「ソードアート・オンライン」「魔法科高校の劣等生」
「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」「まおゆう魔王勇者」「ログ・ホライズン」等々、
今までもWeb小説発の人気コンテンツが生まれてきましたが、
そういった数々の名作と並べても遜色が無い傑作ですので是非とも読んで欲しいです!

来月発売の2巻では準ヒロインのリリが出てきますし、
3巻ではこの作品最大の見せ場であるバトルが収録されるはずですので、
今から楽しみで仕方ありません。
ちなみに私はWeb原作10話のクライマックスは脳内で漫画のコマ割りどころか、
アニメーション再生までされたのでダンまちが将来アニメ化されても全く驚きませんね!

という訳で今年一押しの作品ですので是非とも手にとって欲しいです。
面白いよ!

:: 2012/12/17 月曜日::

■[ラノベ]命の価値は「のうりん」5巻

のうりん 5 (GA文庫)
著者/訳者:白鳥 士郎
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-12-17 )
文庫 ( 360 ページ )
作者サイト:のうりんのぶろぐ
絵師サイト:ticketchan

カラー口絵がそのまんま機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-のジャケットだったり、
帯のキャッチコピーからも分かるように今回は機動戦士Zガンダムネタが多いです。
特に始業式での帰国したおっぱいさんもとい、良田さんと継の演説は正にZでしたね!
まぁ、今のライトノベル読者層のどれくらいが分かるのかは疑問なんですが…(笑

そういったパロネタが相変わらずところ構わず使われており、
BLEACHなんてまだメジャーな方で、変態仮面とか今の若い子に分かるのかと!(笑
今回は林檎ちゃんが部活に所属する必要が出てきたということで部活ネタになったんですが、
その際に他レーベルを含む新旧部活モノを次々にネタにするのは大丈夫なのかと!
そして「僕の股間はエレクトリカルパレード」は別な意味で危険球だと思います!

しかしそういった軽いネタをやりつつも今回は農業で避けて通れない重い畜産関係がテーマです。
ただ、誤解しないで欲しいのは説教くさいだけの内容にはなっておらず、
しっかりとしたエンターテイメント作品として成立しているということです。
銀の匙 Silver Spoon」という前例があるように重いテーマとエンターテイメントは両立出来るのです。

それにしても今回は林檎ちゃんの活躍は当然あったんですが、
メインヒロインは誰かと問われればやはり良田さんになるのかな、と思います。
ただのおっぱいキャラではなく、思わずクンカクンカしてしまうほどに継のことが大好きで、
それでいて牛のことを誰よりも真剣に考えている彼女はどこまでも可愛くて美しかったです。
まぁ、継の前で陰茎勃起とか言い出した時はどうしようかと思いましたけども。(笑

共進会での牛の調教の披露、といったノンフィクションネタも交えつつ、
マカダミアナッツといったトンデモ動物愛護団体のフィクションとノンフィクションの境目のネタ、
獣医の口から語られる日本の歪な生命倫理事情といった真剣な問題提起があるのは考えさせられます。

そして誰よりも真剣に考えているからこそ悩んでしまう良田さんを、
最後には林檎ちゃんの純粋な願いが動かす場面には本当に心を揺さぶられました。
もちろん、心が揺れたのは切符さんのイラストがあったればこそだとは思います。
元とはいえアイドルなのに、顔を真っ赤にして体面もなく涙を流す林檎ちゃんを真っ正面から描いたからこそ、
読者へ訴えかける何かが生まれたんだと思います。

今までの「のうりん」では笑いを取る手段として活用されてきた絵師とのコラボレーションですが、
この5巻では一歩先に踏み込んだ領域に入ったかな、と感じました。
あらゆる意味で既存のラノベ作品とは違った面白さがある傑作だと思いますので、
是非とも読んで欲しいです。

:: 2012/8/17 金曜日::

■[ラノベ]おまえたちがぼくの翼だ!!!「のうりん」4巻

のうりん 4 (GA文庫)
著者/訳者:白鳥 士郎
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-08-10 )
文庫 ( 328 ページ )
作者サイト:のうりんのぶろぐ
絵師サイト:ticketchan
絵師twitter:切符 (ticketchan) は Twitter を利用しています

4巻も書店によってカバーが違ったりと切符さんの作業量が膨大な訳なんですが…
モノクロ挿し絵の一発目からDMC的なアレだったり、
絵日記の壊滅的な画伯っぷりにオチの3連続見開きだったりと、
可愛いだけではない、イロモノ作家としての風合いを強めている気がします。(笑
頑張れ、超頑張れ切符さん。

3巻のヒキで伏線が張られていたように今回は農と耕作の地元、愛生村への帰省編なんですが、
バンドやったり台風の中で田んぼを見に行ったりと2クッションほど噛ませています。
そっちも面白いんだけど、今回のメインはやっぱり高齢者が多い農村、愛生村の話ですね!
嘘が引っ込み着かなくなって偽装結婚式が始まってしまったりと、
今回は何だかんだで農が良い目を見ていた気がします。

もっとも、林檎ちゃんの可愛さは完全アウェーの中でも宇宙一であり、
二人の結納式で嫉妬して「ピキ…、ピキッ…!」的な表情は大変なご褒美でした。
しかし二人にフラグが立ちまくっている状態での耕作のラストでのオチは…
まぁ、マクロスFじゃない限りそうなるよね!(笑

それはそうとして、ぐいぐい引っ張っていく系の士お姉さんも良かったけど、
自分に懐きすぎて離れてくれない工ちゃんがめっちゃ可愛かったですね!
いやー、こんな妹欲しかったわー
めっちゃ可愛がりたいわー、ホンマ。

また、農業としては今回は農村の理想的な所だけではなく、裏の汚い所を見せていましたが、
理想を抱いて溺死しない為にもちゃんと書いてくれて良かったなぁ、と思います。
ジジババの相手は大変だし、陰口叩くのが仕事だと思ってる人が多いからなぁ、ホント。
自分が認識している世間が狭いだけにどうしてもそうなっちゃうんだろうなぁ…

ちなみに作中に出てきた上勝町の話は本当です。
日経デジタルコア・CANフォーラム共同企画「地域情報化の現場から」とかネット上でも幾つか記事になっているので読んでみると良いかと思います。

:: 2012/7/17 火曜日::

■[ラノベ]織田信奈の復活「織田信奈の野望」9巻

織田信奈の野望 9 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-07-17 )
文庫 ( 328 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

キャラの可愛さが特に注目されているみたいなアニメ版「織田信奈の野望」ですが、
原作ももちろんキャラの可愛さは売りの一つではあるのですが、
歴史の修正力とでもいうべきモノに抗う良晴の頑張りっぷりも見所であります。
今回もいつにも増して時間軸的に巻きに入ってイベント盛り沢山な訳ですが…

大事な人とその想いを守るために逝く年長者たちが切ないですね。
本人たちは満足して逝くんだろうけど、残される身にとっては悲しさは止まらない訳で。
信奈のために泥をかぶる久秀の母性的な愛は史実の爆死に対して感動という要素を与えたし、
早いか遅いかの違いとはいえ、前鬼が逝くのも少年漫画的な熱さがありましたよね。

それはそうと、仙千代の正体はあっさりバレたよなー、という思いも。
まぁ、そんだけ久秀や五右衛門が優秀だというのもあるんでしょうが…
今回のことで裏で暗躍する勢力も少しずつ垣間見えたり、
一益ちゃんのやっぱりな裏事情も透けて見えたりで、ここらへんも本能寺の変の真実に関わってくるのでしょうか。
単なる光秀ちゃんの嫉妬の炎という気がしないでもないかなー、
と丹波での記憶改変シーンを見て思わなくもないですが…(笑

ちなみに今回はラストでの良晴と二人きりになって泣いちゃう信奈も可愛かったですが、
上杉謙信にボッコボコにやられて涙目ながらも強がる勝家ちゃんも妙に可愛かった気がします。
登場シーンは少なかったけど個人的に輝いてたよ!
やはり勝家はいじめてこそだよね!(ぉ

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