その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2015/2/6 金曜日::

■[漫画]わたしのラノベ道「ゆとりノベライズ」1巻

ファミリー4コマ誌のまんがタイムで連載している作品なんですが、
タイトルから予想できるかもしれませんが「ラノベ作家が主人公の物語」です。
あとがきにオーバーラップ文庫の協力とあることから察しのいい人なら分かるかと思いますが、
平和さんからのお勧めで手に取った次第であります。

都ゆとりはデビュー作が2巻打ち切りになった売れない新人ラノベ作家。
ネガティブ思考が抜け切らないためウジウジしている事が多いけれど、
先輩の売れっ子作家である里美嵐(巨乳)に励まされ&振り回されることで、
諦めずに前向きに少しずつ成長していくというストーリーです。

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プロにはなれたけど、2巻打ち切りになったらそれは心細くなっても仕方ない。
特に大見得を切って上京したとあってはなぁ…
そんなゆとりの心を支えてくれる里美さんが良い先輩してますよ。
本人は売れっ子でもぼっちだから頑張って先輩っぽくしている所があるんだけど、
そこがまた魅力的に見えるんですよね。

yutorinovelize01_02

先輩と後輩のハートフル&ソフト百合(?)な要素もあるけれど、
基本的にこの作品はラノベ作家モノなので、作家要素が多量に含まれています。
例えば本屋のラノベ売り場には近寄れないとか、
献本がある、というか余っているのについ本屋で買ってしまうとか。(笑

正直、まだまだベストセラー作家とは言えないけど、
それでも曲がりなりにもプロ作家として踏ん張り、
作家志望の中学生を相手にもちゃんと自分の言葉で受け答え出来るあたり、
ゆとりも作家として成長しているんだなぁ、と思います。

それにしても実際問題女性のラノベ作家ってどれだけ居るんでしょうね。
コバルト文庫とかは女性作家ばかりなんでしょうけど、電撃文庫とか男性向けだと…?
うーん、竹宮ゆゆこさんや野村美月さんくらいしか思い浮かばない…
作中でも珍しいと描かれてますが、そこもリアリティがある気がします。

ちなみに2ヶ月連続刊行らしいので来月には早速2巻が出ます。
ゆとりノベライズ (2) (まんがタイムコミックス)

特設サイトで試し読みも出来ますので、
まずはそちらでどうぞ。

:: 2015/2/5 木曜日::

■[漫画]少年時代の冒険と現在の絶望「ピコピコ少年SUPER」

ピコピコ少年SUPER
著者/訳者:押切 蓮介
出版社:太田出版( 2015-02-05 )

作者サイト:カイキドロップ
作者twitter:押切蓮介(@rereibara)さん | Twitter

Kindle版:ピコピコ少年
Kindle版:ピコピコ少年TURBO
Kindle版:ピコピコ少年SUPER

ゲーム三昧だった押切蓮介さんの少年時代を描いたエッセイ漫画「ピコピコ少年」シリーズ。
「ピコピコ少年」「ピコピコ少年TURBO」に続く3冊目がこの「ピコピコ少年SUPER」です。

「ピコピコ少年」はかの「ハイスコアガール」の前身とも言われる作品で、
この「ピコピコ少年SUPER」でも少年時代の思い出が語られています。
また、それだけでなく懐かしの90年代の声優ラジオの話や、
友人がMMORPGで知り合った女性たちの顔面偏差値的な話や、
冬コミのオフ会でハブられて清野とおるさんと二人寂しく帰宅した話や、
2013年の格ゲー大会に出場した最近の話とかも描かれているんですよね。
こういった事に対して自分の気持ちを赤裸々に描いているからこそ、
読んでいて感情移入して共感するんですよねぇ…

そしてやはりと言いましょうか…
昨年起こった「ハイスコアガール」著作権騒動で凹んだ状態までも赤裸々に描かれているのです。

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この話単体でも興味深いのですが、
そこに至るまでの話の構成もまた絶妙というか無駄に上手いと言いましょうか。
子供時代の「好きな女子と仲良くなる→理不尽に嫌われる」という絶頂→絶望への落差を描き、
そしてこの世の春を謳歌していた2014年7月末を描いた上でのコレですよ。
もうね、本当に不憫でならない…
押切蓮介さんは前世でどれだけの業を背負ったというのか…!

まだ「ハイスコアガール」著作権問題は収束していません。
「ハイスコアガール」ファンとしては一刻も早く問題が解決し、
大野さんと日高さんの姿を再び見ることができることを祈っております。

それと切実な話をすると「ハイスコアガール」が売れた昨年度に比べ、
今年度は8月に販売停止処置になったことで印税収入が激減したことが予想されますが、
税金は昨年度の実績で産出されるため今年度は金銭的にも絶望が待っていると思います。
押切蓮介さん… どこまでも不憫な…!
この「ピコピコ少年SUPER」の印税が少しでも助けになることを祈っております。

:: 2015/1/30 金曜日::

■[漫画]核ミサイルを撃墜せよ!「機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト」8巻

来週のガンダムBFTでクロスボーン・ガンダムX1フルクロスが出るみたいですね!
ファンとして嬉しいし楽しみなんですが、
原作のクロスボーンガンダムシリーズの続きも気になるし楽しみなのです。
という訳でクロスボーン・ガンダム ゴーストの8巻が発売です!

前回、南米のマリアを巡る騒動をローズマリーの助けもあり窮地を脱したフォントたち。
しかしカガチと走したキゾ中将との対立&「エンジェル・コール」の消却のため、
ザンスカール帝国は核ミサイルを打ち込むことを決定する。
みんなを助けるためにフォントは一計を案じるがかなり無茶な作戦で…

いやー、フォントさん滅茶苦茶っすね!
理論上はいけるけど、それにしたって滅茶苦茶だ。
でも、長谷川裕一漫画だとその滅茶苦茶が面白いんですよね!
この滅茶苦茶な作戦を立案実行してしまう所に痺れる憧れる!

でも、その弊害は凄まじいみたいで…
フォントがフォントであるアイデンティティ的な所も狂ったみたいで、
これはカーティスでなくても止めに入るよなぁ。
そしてこれからどうなるかと心配してたらアレですよ。
まさかここでキンケドゥが出てくるとは…!
こういった旧キャラを効果的に出してくる所が長谷川裕一漫画の真骨頂ですよ!
長年のファンとしてはこういうのが本当に嬉しいです。

しかしどういった結末に至るのか全然読めないですよね。
というか長谷川裕一さん自身も読めているのは疑問ではあるのですが。(笑
でも、綺麗にまとまるであろうことは確信できているので、
今後の展開は純粋に楽しみです。

:: 2015/1/29 木曜日::

■[漫画]エロとバカ「ハルとナツ」5巻

ハルとナツ 5 (ジェッツコミックス)
著者/訳者:武田すん
出版社:白泉社( 2014-12-26 )
作者サイト:たけだ動物園

Kindle版:ハルとナツ (1)
Kindle版:ハルとナツ (2)
Kindle版:ハルとナツ (3)
Kindle版:ハルとナツ (4)
Kindle版:ハルとナツ (5)

ヤングなアニマルたちがはじけ飛ぶ「ハルとナツ」の第5巻!
ひたすらバカなエロコメディもこれで終わりだと思うと悲しいモノがありますが、
最後まで変わることないテンションで突き進んでくれたため、
寂しいというよりもあっけらかんとした読後感で楽しかったです。

まず、初っ端からゲームキャラに嫉妬する春菜さんが見られて面白かったです。
そうですよね、最近忘れかけてましたけど春菜さんは嫉妬深いんですよ。
しかしそれが二次元のキャラにまで適用されるとは…
そして、そんな春菜さんを口車でコスプレさせる木村くんも大概アレですね。
というかある意味慣れてきたと言えるのかもしれません。

というか、春菜さんは初期は清楚でヤンデレだったはずなのに、
今ではダイエット競争では夏実を陥れる卑怯さと、
木村くんの寝込みを襲うむっつりエロとを併せ持つキャラに…
まぁ、ある意味春菜さんらしいという気がしないでもない。

それにしてもみんなで旅行先で開放的におっぱいが乱舞する、
おっぱいパラダイスが見られたり、秘境駅でおっぱいを解放したりと、
もうとにかくおっぱいにおっぱいにおっぱいにパンツな一冊でした。
というか、これでヤルことはヤってないのが凄い。

いやまぁ、最後の最後でヤるのかと思ったんですよね。
「このあと滅茶苦茶セックスした」のフレーズが入るのかと思ったんですが。(笑
というか、絶対に春菜さんの方が絶倫だから木村くんは腎虚になりそうな気がする。
死なない程度にお幸せに。(笑

:: 2015/1/27 火曜日::

■[漫画]読めばアニメを見たくなる「氷菓」8巻

氷菓 (8) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2015-01-23 )
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (honobu_yonezawa)さんはTwitterを使っています
作者サイト:A/O LABO

Kindle版:氷菓 (1)
Kindle版:氷菓 (2)

Kindle版:氷菓 (7)
Kindle版:氷菓 (8)

お料理研究会での料理対決で八面六臂の活躍を見せたえるだけど、
活躍しすぎて材料を切らしてしまったため、
最後の料理人である摩耶花は料理が出来ない状態に。
そんな窮地に陥った古典部チームに届いたのは、
古典部で店番をしている奉太郎の声で…

この8巻も面白かった!
アニメで感じた面白さを追体験させてくれるだけでなく、
漫画としての面白さが詰まってますからね。
アニメ放映から時間は経ってしまいましたが、
当時の感動を色彩豊かに思い出させてくれます。

でも実はアニメとは異なっている点も若干あって、
漫研の摩耶花と別派閥の子たちが着ていたコスプレが、
ボカロ系からまどマギに変わってましたね。(笑
その関係で派閥メンバーが一人増えてたけどそこも含めて些細なお遊びでしょう。
いや、アニメ放映時からの時代の変化に沿った変更なのかもしれませんね。

コスプレといえば漫画でじっくり読んで気付いたんですが、
摩耶花のコスプレって「ひみつのアッコちゃん」なんですね。
奉太郎に手鏡を渡す所でやっと気付きましたよ。
そして後書き読むまで初日のコスプレが「11人いる!」だったのに気付かなかったという…
いやー、通りで7巻の帯コメントが萩尾望都さんだった訳ですよ。
我ながら間抜け…

そしてアニメですが来月BD-BOXが出ます。

「氷菓」BD-BOX [Blu-ray]

TV未放映の単行本特典のプール回も収録されていますし、
タスクオーナさんの新規描き下ろしがあるのでファン必携ですね!
実は私はBOXが出るだろうと通常discを買い控えていただけに、
非常に楽しみであります。

私、BOXが届いたらアニメと漫画版を交互に鑑賞するんだ…

:: 2015/1/26 月曜日::

■[漫画]世界存続のために立ち上がる勇者「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」13巻

白夜の国を手に入れ魔界への足がかりを得た聖鍵遠征軍。
彼らがマスケットを携えて魔界の玄関口である開門都市に向かうことは明らかで、
それを阻止、もしくは迎撃するために魔王や勇者、そしてメイド姉が各自で動き、
開門都市側も準備を整えようとしているんだけど…

初っ端から聖鍵遠征軍に対して爆破作戦を決行するとか、
初登場時に比べて本当に強くなったなぁ、メイド姉…
特に心の在り方が顕著に強いと思います。
強いというより剛胆といった言葉の方が近いかもしれません。

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うん、剛胆だな。
歴戦の傭兵の面々もただただ呆然とするあたり、
メイド姉の凄みというものがますます鍛え上げられてきているような気がします。

そして積極的になったのが女騎士ですよ。

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ちょっと死亡フラグっぽく感じたけれど、
結果論としては失敗フラグだったということなのかしら。
というかそもそも聖職者の格好で言うべき台詞ではない気がする。(笑

しかしこの世界観の縫製技術であのパンツは難しかったのではなかろうか。
その分お高かったんだろうに…
空回った挙げ句に指摘されて恥じらうとか不憫な…(笑

魔王もついに魔王としての仕事を始めるみたいだけど、
勇者は聖鍵遠征軍の食客として潜り込んでおりどういった思惑があるのか。
各陣営の思惑が複雑に絡み合う中、虎視眈々と野望を見据える大主教。
これからの展開はまおゆうの後半戦でもっとも盛り上がってくる所ですから見逃せませんね!
ちなみにこの続きは本日発売のコンプエースに載っているのでそちらで読みましょう。

月刊コンプエース 2015年 03 月号 [雑誌]

付録のせいでちょっとお高いのがネックですが…

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