その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2013/1/15 火曜日::

■[漫画]さらば碧陽学園生徒会!「生徒会の一存」8巻

生徒会の一存 8 (ドラゴンコミックスエイジ)
出版社:富士見書房( 2013-01-09 )
コミック ( 127 ページ )
原作者サイト:栄養の無いサプリメント
作者サイト:サークル 雑踏景色 10mo ‘s web
作者twitter:10mo (_10mo) on Twitter

非常に残念なことに10moさんによる「生徒会の一存」コミカライズはこれで最終巻です。
元々全3巻の予定だったのがよく8巻まで続いたという思いもありますが、
それでも面白い作品だっただけに最終回となったのは悔やまれる限りです。

原作ストックがあるんだからまだまだ行けると思うんですよねー
第二期放映開始時期に最終巻というのもセールス的に「わけがわからないよ」状態ですし…
というか、原作者があとがきとかで語っている通り、
ある意味原作より面白いんですよね、このコミカライズ。
それだけに本当にもったいないです…

最終回ということで真冬とくりむの二人の掘り下げは行いましたけど、
それでも最後までいつも通りのノリで貫き通したのはブレてないなぁ、と思います。
原作で無駄に挟まれていたシリアス展開を全部カットしていたので、
こういった思い切りが最後まで継続されたのは英断だったと思いますが、
作中で真冬が言っていた通り、告白イベントまでカットしちゃったのはもったいなかったです。

それと最終巻だからなのか、カラーピンナップではヒロイン4人の入浴姿という、
肌率が非常に高いカラーになっていましたが、これは何かのご褒美だったのでしょうか。
おっぱいの大きさを気にするくりむは可愛いと思います!

しっかし、この10moさんのコミカライズが終わってしまったので、
何か「生徒会の一存」というコンテンツも私の中でも終わっちゃったかなー
と不届きながら感じたりするのですが…
まぁ、今期から始まるアニメ(うちは放映圏外ですが)とかもありますし、
原作もまだ続いているようですのでファンの人はそちらでも楽しめると思います。

:: 2013/1/12 土曜日::

■[漫画]紙園祭でフィナーレ!「ヒャッコ」7巻

ヒャッコ 7 (フレックスコミックス)
著者/訳者:カトウハルアキ
出版社:ほるぷ出版( 2013-01-12 )
コミック ( 168 ページ )
公式サイト:ヒャッコ
作者pixiv:「真田ジューイチ」のプロフィール [pixiv]
作者twitter:超高校級の真田ジューイチ (sanadaeleven)さんはTwitterを使っています

アニメの出来がアレだったのと、お家騒動のせいで延びに延びたこの7巻ですが、
作者コメントが「オシマイ」という一言と、別名義で新作を描き始めたことから、
どうやらこのまま終了という流れみたいです…
うーん…、本当にもったいない…

虎子たちが通う上園学園の文化祭「紙園祭」の話が3話収録されているんですが、
それぞれ虎子視点、歩巳の中学時代の親友である木の実視点、
そしてロリっ娘なアリスや火継視点で描かれています。
別視点なだけで同じ時系列を描いているので、
3話のイベントがそれぞれリンクしているのが面白いですね。

また、この「紙園祭」は虎子発案でハロウィンをテーマにしたことにより、
大部分の生徒と客が仮装しているんですが、そこに作者の遊び心を入れまくりで、
色々な作品のキャラのコスが登場しているんですよね。
例えば…

東方project
魔理沙

ディーふらぐ!
タカオサンダー

惑星のさみだれ
さみだれ

俺妹
桐乃と黒猫

他にもシュタゲにロウきゅーぶ!にスト魔女にネギま!と、
随所にいろんなキャラが出まくりなのです。

もちろんそういったオマケ的な要素だけではなく、
紙園祭での虎子のはしゃぎっぷりや歩巳の萌えっぷり、
そして火継やアリスのロリ萌えに限らず、
生徒や先生の一人ひとりに至るまでキャラクターの魅力に溢れてるんですよね。

壁ドンもの
どちらかというと敵役だった相手でもこんなイベントがあるくらいですからね!
メインキャラの萌えっぷりは推して知るべしですよ。
いやー、本当に読んでていて非常に楽しくなる一冊になっています。

刊行ペースの問題さえ目をつぶれば間違いなく「ヒャッコ」は名作なだけに、
これで最後かと非常にもったいなく残念です。
カトウハルアキさんは真田ジューイチ名義で「危ノーマル系女子」の連載が始まったので、
当面はそちらを応援していきたいですが、
いつか連載再開されると良いなぁ、とも思っていますので、
諦めずに待ち続けたい所存であります。

■[漫画]羨ましくないハーレム系男子「危ノーマル系女子」1巻

危ノーマル系女子 1 (メテオCOMICS)
著者/訳者:真田ジューイチ
出版社:ほるぷ出版( 2013-01-10 )
コミック ( 156 ページ )
公式サイト:危ノーマル系女子
作者pixiv:「真田ジューイチ」のプロフィール [pixiv]
作者twitter:超高校級の真田ジューイチ (sanadaeleven)さんはTwitterを使っています

カトウハルアキさんこと、真田ジューイチさんの新作「危ノーマル系女子」
COMICメテオの始動と共に始まった作品ですが、
表紙デザインが割りとサイコな感じに仕上がっていることから分かる通り、
中身も割りとサイケデリックな印象を受ける内容です。

シンヤは一見どこにでもいそうな普通の男子なんだけど、
前世系電波女に騎士の誓いを立てられて影から守られたり、
中学の時に出来た友人のドMな性癖に付き合ったり、
10年ぶりに再会した幼馴染が殺人鬼になってても付き合ったり、
男子にも人気な優等生な女子生徒にストーキングされたり、
一日の大半を寝て過ごさざるをえない体質の眠り姫に懐かれたり、
他人の血を啜るのが大好きな吸血鬼的な女子に血をせがまれたりと、
危険なアブノーマルな女子にモテモテなハーレム体質なのです。

そんなアブノーマルな彼女たちを受け入れる度量があるシンヤには妹がいるんだけど、
その妹も過剰なまでにシンヤを独占するヤンデレな妹で、
家族まで含んでアブノーマルすぎる女子に囲まれています。
というかよく精神が異常を訴えないなぁ、と感心してしまいますね。

作者がカトウハルアキもとい真田ジューイチさんなので、
漫画として面白いですが、かなりぶっ飛んだ設定と内容ですので、
「ヒャッコ」みたいに全年齢受けはしないと思います。
とはいえ、少なくとも興味は惹かれる内容だと思いますので、
まずはCOMICメテオで第1話を読んでみてはどうでしょうか。

:: 2013/1/11 金曜日::

■[漫画]女子高生たちの異世界料理綺譚「放課後のトラットリア」1巻

放課後のトラットリア 1 (メテオCOMICS)
著者/訳者:水口鷹志 橙乃ままれ
出版社:ほるぷ出版( 2013-01-12 )
コミック ( 192 ページ )
公式サイト:放課後のトラットリア
原作者サイト:橙乃ままれ OFFICIAL WEBSITE
作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro)さんはTwitterを使っています
作者pixiv:「みな」のプロフィール [pixiv]
作者twitter:水口鷹志 (mina_march)さんはTwitterを使っています

この作品は今月からアニメが始まった「まおゆう魔王勇者」の作者である橙乃ままれさん原作の、
異世界に飛ばされた女子高生たちが慣れない世界で逞しく料理をする物語です。

元々はFlexComixブラッドで連載しており、昨年4月には1巻が発売するはずだったのですが、
お家騒動の余波なのかしばらく連載が休止状態だったんですが、
昨年後半にやっとCOMICメテオに移籍して連載が再開され、この度やっと1巻が発売された次第であります!
発売時期が「まおゆう魔王勇者」の放映時期と被ったのは不幸中の幸いと言えましょう。

「異世界に転移」「現代日本の知識でSUGEEE」「女子高生が主人公」「グルメ漫画」
と要素だけを取り出してみるとそれほど奇抜ではないですし、
実際割りと近い題材である「信長のシェフ」なんかは今月からTVドラマ化ですしありきたりと言って良いでしょう。
しかしそういったありきたりなものを組み合わせて面白い作品を作るのが橙乃ままれさんの持ち味でして、
そこに水口鷹志さんの作画が加わることでより一層の深い味わいを見せてくれます。

物語は橘高校料理研究部の海燕院あやめ(しっかりモノの部長)、星椋鳥はるか(和食料理人なサムライ)、
更砂利くいな(パン好きの天然楽天家)、雲雀ヶ丘京湖(寝惚け眼な料理人)が放課後の部活中に、
オーブンから吹き出た黒い霧に包まれたと思ったら異世界に飛ばされる所から始まります。
幸い移動中だった若き領主のエルスタインに昔からの伝統もあり保護されることになったんだけど、
料理研究部なだけあって早速異世界の食材で料理を始めて…

獣肉の甘い果実のソース添えに始まり、クリームシチューに天然酵母パンの作成と、
保存技術やインフラが未発達な異世界で再現できる料理の種類は少ないのかもしれませんが、
作画の水口鷹志さんの描写の上手さのお陰で読んでいるとお腹が減ってきます。(笑

また、ままれ作品に共通する社会構造に関することももちろん有りまして、
そういった方面は領主のエルスタインとあやめの二人が軸となって回ってます。
そして慣れない異世界での精神的なストレスに関してはくいなの明るい性格が良い方向に働いて、
元気に料理をして美味しい食べ物で発散させていこうとしており、
悲壮感をそれほど持つことなく読み進めることができます。

何にしても公式サイトで1~3話まで読むことが出来ますので、
先ずはそちらを読んで見たらどんな内容か分かると思います。
ままれファンは元より、アニメ版「まおゆう魔王勇者」でままれ作品に興味を惹かれた人も、
せっかく3話まで無料で公開中なんだし是非とも読んで欲しいですね。
そして単行本を買って応援して欲しい所存であります!

:: 2013/1/10 木曜日::

■[漫画]あんぱんサイコー「のりりん」6巻

のりりん(6) (イブニングKC)
著者/訳者:鬼頭 莫宏
出版社:講談社( 2013-01-07 )
コミック ( 200 ページ )
作者サイト:パズルピースがこんなとこ

この6巻はツーリングに始まりツーリングに終わっているので、
いつもにも増してロードバイクに乗ってないと置いてけぼり感が半端ない内容です。
ただ、初心者のドマチやノリといったロードに慣れてない初心者にとっては、
丁度良い内容だと思います。

初心者とベテラン混合のツーリングということで老松さんに提案されたのがマスタング方式。
速い人はポイントで折り返して初心者チームに合流してループする方式は、
初心者向けによく考えられた良い方式だと思います。

他にも初心者向けの薀蓄が随所に出てきて興味深いことが多いです。
私も通勤メインでロードに乗っているのでノリの「何故スタンドを付けないか」に関しては、
昔色々と考えたんですけど、結局「カッコ悪い」という結論に達した覚えが…(笑
それと、ノリが登りで経験したハンガーノックですが、
私も乗り始めて一ヶ月しない内に40kmそこそこのツーリングをした所、
終盤でモロにハンガーノックになってかなりバテた経験があるので当時の辛さを思い出したりしました。
あれは本当に辛いんだよなぁ…(笑

ハンガーノック対策に作中ではトドローがあんぱんを推してましたが、個人的には羊羹あたりが好きです。
パンほどパサパサしないし、コンパクトだし、カロリーがあるしと便利なんですよね。
大抵のコンビニで取り扱っているというのも愛用している理由でもあります。

そういった薀蓄だけではなく、初心者のライディングポジションのへっぴり腰といった、
ロードにハマっている漫画家ならではの細かい描写も光っているので、
そういった所もじっくり読んで楽しみたい漫画です。

:: 2013/1/9 水曜日::

■[漫画]何がなんでも勝つ!「ベイビーステップ」24巻

ベイビーステップ(24) (講談社コミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2012-12-17 )
コミック ( 192 ページ )

引き続きエーちゃんと緒方との対戦が続いていますが、
実はこの24巻では終わらず決着は25巻に持ち越しになっています。
相変わらず予断の許さぬ一進一退の瀬戸際の攻防が続いていますので、
この24巻だけだとかなりもどかしいことになると思われます。

故障前は池とライバル関係だったという前歴からも分かる通り、
エーちゃんにとって緒方は自分よりもポテンシャルが高い相手。
現状の持ち札では勝てないので、新しい手を打つ積極性が求められ、
ハイリスク・ハイリターンな状況での試合展開には手に汗握るものがあります。

恐らく試合前の二人だと10回対戦したら3回くらいしかエーちゃんは勝てないと思うんですよね。
でもその3回を本番に引っ張ってこようとするエーちゃんの飽くなき勝利への執念が凄い。
決してダーティなことはしないんだけど、天候の変化すらも利用する遮二無二さと、
弱点を突くことへの躊躇いのなさに必死さを感じるんですよね。

既存のスポーツ漫画とかだと「相手の100%に対して正々堂々ぶつかって勝つ」作品が多いけど、
エーちゃんは「相手の本領が発揮される前に勝利を拾う」のを良しとしている所が特徴的だと思います。
そしてそこが魅力的でもあるので今後もエーちゃんの試合には興味が尽きないですね。
まずはこの試合を勝つことですが、その結果は25巻に持ち越しになるので、
単行本派の人は首を長くしてお待ちください。

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