僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2010/1/8 金曜日::

■[漫画]舞台は大阪、書の甲子園!「とめはねっ!」6巻

とめはねっ! 6 (ヤングサンデーコミックス)
著者/訳者:河合 克敏
出版社:小学館( 2010-01-07 )
定価:¥ 540
Amazon価格:¥ 540
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4091514804
ISBN-13 : 9784091514806

縁が心血を注いだ作品が選外になってしまった「書の甲子園」
しかしその結果に納得し、純粋に向上心から作品を見に行きたい縁をはじめ、
書道部の面々が開催地の大阪に行くために旅費稼ぎをする年末から6巻がスタートするんですが、
これが地味に伏線になってたり、ラブコメ的に見所もあったりと中々に見逃せません。

「書の甲子園」は縁の向上心を充分に刺激させるものだったし、
相手の望月さんは何とも思ってないみたいだけど初めて手を握った思い出ができて、
何とも文化部らしい草食系男子っぷりを見せる縁に対して、
優勝カップに対する望月さんのコメントが体育会系すぎて地味に受けました。(笑

そして望月さんが小学生時代に貰ったラブレターの差出人とのまさかの再会。
文部科学大臣賞を受賞したイケメンということで縁がすごすごとフェイドアウトする姿は、
何というかものすごーく哀愁が漂ってましたね…
京都の自尊心が強い男嫌いの大槻さんといい、結構面白い新キャラばかりで面白いです。

色々なことがあって、日野ちゃんも良い刺激を受けた「書の甲子園」でしたが、
「かなの書」の先生である新たなる師の出会いと見せかけてのどんでん返しがもう最高。
かつてのライバルの身内というだけで年甲斐もなく大人気ない態度を見せる笠置さんもそうですが、
その時の望月さんの顔がヒロインらしからぬもので大いに笑わせて貰いましたよ。
いやはや面白い作品です。

また、ドラマも始まったみたいですが概ね評判が良いみたいですので、
原作も多く読まれるようになると嬉しいですね。

■[漫画]ザワさんの一人称は…?「高校球児 ザワさん」3巻

高校球児 ザワさん 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:三島 衛里子
出版社:小学館( 2009-12-26 )
定価:¥ 550
Amazon価格:¥ 550
コミック ( 162 ページ )
ISBN-10 : 4091828647
ISBN-13 : 9784091828644
作者サイト:日刊ザワ – livedoor Blog(ブログ)

高野連の規定により公式戦には出場できない女性の高校球児の悲壮とか、
そういったこととは全くの無縁の、ザワさんが居る日常を淡々と描いた、
ショートショートの短編連作的な本作ですが、地味に伏線を張り巡らせている作品でもあり、
今回は幾つかそういった伏線が回収されています。

まずはザワさんの一人称。
今までザワさんは一人称を全くと言って良いほど使ってこなかったんですが、
ここにきてまさかの一人称を使うだなんて驚きでして、
そりゃ編集部も大変なことになるよなぁ、と。

そしてもう一つの伏線が今まで地味に伏線を張ってきたザワさんの兄貴。
これは1巻の頃からあったんですが今回明確に兄貴の姿が登場することになったんですよね。
ただそれでもまだ顔は出てきてないんですが、ここにもまた伏線があったりと、
あまり関連性がないような短編連作だけど、その中にもしっかりとストーリーが息づいているんですよね。

それにしても楠本の変態っぷりは思春期真っ盛りにもほどがありますよね。
特に中学時代の楠本は何というか…
若気の至りというか黒歴史なアレでちょっとキモイけどちょっと切ない。
頑張れオトコノコ!

:: 2010/1/5 火曜日::

■[漫画]ラブコメは素晴らしい「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」4巻

涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 (4)
著者/訳者:ぷよ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2009-12-26 )
定価:¥ 588
Amazon価格:¥ 588
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4047153524
ISBN-13 : 9784047153523
作者サイト:TOPIA仮設五号機

作者であるぷよさんの好みを120%反映しちゃったハルヒちゃんの4冊目。
どこがぷよさんの好みかというと表紙にも裏表紙にも森さんが出てきてる上に、
裏表紙どころか本編でも年甲斐もなく最大限の恥じらいをもってハルヒのコスプレをし、
あちゃくらさんが何となく真希波っぽかったり、ハルヒが忍野メメっぽい台詞を言ったり、
随所に見受けられる箇所だったりします。

しかしそれが悪いかというとそんなことはなく、むしろそれが良い感じというか、
そもそもこの作品自体がハルヒと関係あるけど関係ない突拍子のない所が面白い訳でありまして。
何か自分で書いてて判らなくなってきましたが、
兎にも角にも細かいことを気にせず、ノリで楽しめば良いと思います!(ぉ

具体的にはハルヒとキョンが罰ゲームでラブラブデートをする回ですね。
長門さんも言ってますが、ラブコメは素晴らしいですよ。
演技の外に見えるラブコメが特に極上の輝きを放っており、
正直この作品で初めてハルヒに萌えたかもしれません。(笑

それにしても森さんは可愛いですね。
何かぷよさんの罠にハマっている気がしないでもないですが、
ハルヒちゃんを読んでいると森さんが凄く萌えキャラな気がしてきます。
森さんのコスプレ写真とか素晴らしいと思うのですがどうか。

■[漫画]幸せ家族に微速前進「そして僕らは家族になる」2巻

そして僕らは家族になる (2) (まんがタイムKRコミックス)
著者/訳者:荒木 風羽
出版社:芳文社( 2009-12-26 )
定価:¥ 860
Amazon価格:¥ 860
コミック ( 120 ページ )
ISBN-10 : 4832278754
ISBN-13 : 9784832278752
作者サイト:なみなみ爆弾(多分)

残念ながら2巻で終わっちゃった「そして僕らは家族になる」ですが、
やっぱり萌え4コマ雑誌でファミリードラマ的なものは望まれてないのかなー
最近の作品だと「このこここのこ」とか昔だと「愛をあげよう」とか、
私は結構ファミリードラマ系の作品が好きなだけに残念ですねー

細かいことに頓着しない幸助が近しい他人である二人の女の子と、
距離間を掴みかねながら、少しずつ家族としての絆を確認していくお話。
多少のトラブルも手探りで、時には涙を流しながら乗り越えていく、
ちょっぴりおかしく、ほんのり暖かい内容でした。

冒頭のカラーページで完結8年後のアフターストーリーと、
カバー下にて物語完結直後のサイドストーリーが描き下ろされているので、
本編が短くてちょっと不満がある人も少しは溜飲が下がるのではないでしょうか。
まぁ、欲を言えば本編でゆっくりやって欲しかったかな、とは思いますが。

しかし彩子の昔の姿と今の姿はギャップがあるなぁ…
アレかな、昔のあの出来事がキッカケで女の子らしく努めて、
今のあの彩子ちゃんになったとかなんでしょうか?
だとすれば凄く可愛いなぁ、彩子ちゃん…

:: 2010/1/3 日曜日::

■[漫画]ホントに2期やっちゃった!「Fate/kaleid liner プリズマイリヤ 2wei!」1巻

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ! (1) (角川コミックス・エース 200-3)
著者/訳者:ひろやま ひろし
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2009-12-26 )
定価:¥ 609
Amazon価格:¥ 609
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4047153508
ISBN-13 : 9784047153509
作者サイト:TINY TREASURY

これはFateであって、Fateではない。

そんなSAOチックな冒頭文を書きたくなるこのシリーズですが、
作者も信じていなかった2期が始まってしまいました!
まぁ、コンプエースの中でも人気があったみたいだし、
そもそも1期終了の時点で結構謎が残ってましたから、
むしろ2期がないと出版社も読者も困るのでありがたいです。

初っ端からロリっ娘同士のキスで始まるという、
何ともあざといブーストっぷりですが、だがそれが良い!
いきなりクラスカードの暴走で黒イリヤが出ちゃったり、
しかも本体の命を狙ったりと飛ばしまくる展開ですが、
それがまた小気味よくて楽しいんですよねー

それとFate本編の主人公である衛宮士郎さんですが、
こちらでもフラグを立てまくっている模様なのもディモールト良いですね!
凛のツンデレっぷりは想定の範囲内でしたが、
ルヴィアのあけすけな好意の向けっぷりはちょっと意外だったというか、
だがそれが良いといった感じです。

黒イリヤが現出したイリヤの謎だとか、
クラスカードの存在理由だとか色々と気になることも多く、
沢山張られた伏線の回収も気になる所ですが、
士郎を巡るロリっ娘を含むフラグ立ての展開も気になる所です。
あ、黒イリヤの百合展開も気になりますね。(笑

:: 2010/1/2 土曜日::

■[漫画]お嬢様学校での朗らかで爽やかな日常「清々と」1巻

清々と 1巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:谷川 史子
出版社:少年画報社( 2009-12-28 )
定価:¥ 570
Amazon価格:¥ 570
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4785932899
ISBN-13 : 9784785932893

「ごきげんよう」

そんな挨拶をごく普通に交わし合う、お嬢様学校の鈴蘭女学院。
念願叶って高等部から編入することが出来たごく平凡な女の子の田中清を皮切りに、
鈴蘭女学院に集い、鈴蘭女学院を愛する人たちが織り成す、
等身大の悩みや喜びが描かれている、とても朗らかな作品です。

谷川史子さんが青年誌で出す2冊目の単行本になりますが、
確かに女性誌とは違い、恋愛要素はかなり控えめになっています。
ですが、登場人物を情緒溢れるように描くのは変わらず、
その面白さが損なわれることは全くありません。

平々凡々で将来の夢が何もない田中清さんの悩みを、
「なんにもないってことはこれから見つけに行けるってことじゃないですか」
と、本八幡先生に前向きで朗らかに諭されるシーンも素晴らしいし、
生徒の為を思って威厳ある授業をするも、
生徒が英語を嫌いになりそうという板挟みに悩む後城正美先生を、
「あなたももっとお笑いなさい」
と優しく微笑みながら導く東郷先生も強く印象に残って素敵でした。

鈴蘭女学院を舞台にしたオムニバス形式の短編連作といった形式で、
少女漫画が苦手な人も、谷川史子さんの作品が好きな人にもお勧めな内容となっています。
心の中にじんわりと染み入ってくる暖かで柔らかい魅力が詰まった作品ですので、
新年に読むのに丁度良いと思います。

やっぱり谷川史子さんの作品は素敵だなぁ…

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