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:: 2024/6/25 火曜日::

■[漫画]竜王戦七番勝負開始!「龍と苺」16巻

龍と苺16巻龍と苺16巻
出版社:小学館
作者名:柳本光晴
作者サイト:同人サークルTTT
紙書籍通販:龍と苺 (16)
Kindle版まとめ買い:龍と苺
DMM電子書籍:龍と苺 (16)

竜王戦をアマから勝ち進み、ついに山野辺竜王との戦いに臨むことになった苺ちゃん。
圧倒的に足りない経験と、まだ未完の大器である苺ちゃんの棋力で、
はたしてトッププロである竜王に対抗することができるのか…?

今回は苺ちゃんの戦いまでに色々と見せてくれますが、
苺ちゃんの学生らしいエピソードも結構あります。
特に苺ちゃんがタッキーたちと研究するために通っている高校の学祭で、
部長が語っている軽音部の話がちょっと面白かったですね。

週3の本気というのは中々言い得て妙ですね。
苺ちゃんのように日常の時間をフルに費やす本気を見ていると、
彼等の本気がぬるいように見えますけれど、
彼等なりの本気ではあるのでしょう。

ただ、苺ちゃんという規格外の才能と、本気の努力を間近で見ていると、
タッキーやぽぽちゃんだけでなく、コッコちゃんたち後輩までもが感化されて、
当たり前のように努力をするようになるというのが良いですね。
苺ちゃんは才能で他人の心をへし折るだけではなく、
努力を伝播させることもできる子なんですよ。

それと今回えげつないと思ったのが斎藤二冠ですねw

斎藤二冠は苺ちゃんが色々と無知なのを挑戦者決定戦で知っているからこそ、
その無知に付け込んでぼったくろうとしててヒドいw
まぁ、対局数と斎藤二冠の地位を考えると高いのは当然なんですけどね。
とはいえ、相場の10倍以上のお値段でしょうよw
税金回りが大変そうだけど、苺ちゃんどうするんだろう…

肝心の竜王戦では劣勢に立たされている苺ちゃんですが、
まだまだこれからですよ!
おそらく決着はもう少し掛かると思いますので、
単行本派の方々は震えてお待ちください!

:: 2024/3/19 火曜日::

■[漫画]天才たちの将棋への向き合い方の違い「龍と苺」15巻

龍と苺15巻龍と苺15巻
出版社:小学館
作者名:柳本光晴
作者サイト:同人サークルTTT
紙書籍通販:龍と苺 (15)
Kindle版まとめ買い:龍と苺
DMM電子書籍:龍と苺 (15)

竜王戦挑戦者決定戦も遂に残すところは三戦目だけ。
それとは別に奨励会の三段リーグは終盤を迎えており、
プロ棋士を目指す若者達が命を賭して切磋琢磨している…!
それを見つめる苺ちゃんははたしえt何を思うのか…

サンデー本誌の展開がぶっ飛んでて苺ちゃんも飛んでて、
何がどうなっているのかサッパリ分からないのですが、
単行本の方はかなりストックがあるのでまだ挑戦者決定戦です。
タイプの違う天才同士のバチバチの戦いですよ!

相変わらず知識不足の苺ちゃんが初っ端からやらかしますが、
完全に運だけで必須だった先手を取ったことで罠が発動します。

今回苺ちゃんが仕掛けた戦術は、斎藤二冠の後悔を刺激するというモノ。
斎藤二冠は苺ちゃんと同じく将棋の天才だし、棋力も勝っているんだけど、
将棋への向き合い方がとてもストイックというか、純粋なんですよね。
だからこそ、勝ちを優先してしまった、面白くなりそうだった棋譜には後悔がある。

対して苺ちゃんは将棋の天才だけど、それ以上に勝負師なんですよ。
自分の才能だけではなく、盤外戦術もフルに使って、
自分が有利な局面に無理矢理引き込んで、研究の差で勝利を手繰り寄せる!
本当に、勝利にしか興味が無いんですよね。

次の16巻からは苺ちゃんの正念場です。
というか単行本3冊分もストックがあるから一気に出してくれないでしょうか?
お願いしますよ!

:: 2023/12/24 日曜日::

■[漫画]天才の攻略方法「龍と苺」14巻

龍と苺14巻龍と苺14巻
出版社:小学館
作者名:柳本光晴
作者サイト:同人サークルTTT
紙書籍通販:龍と苺 (14)
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DMM電子書籍:龍と苺 (14)

竜王挑戦者決定戦三番勝負で初めて公式戦での敗北を知った苺ちゃん。
二度と負けないために斎藤二冠に勝つための戦術を練るんだけど、
棋力もキャリアも相手が上で、更に宣言法といった飛び道具ももう使えない。
合理的かつ奇跡的な攻略方法を考える苺ちゃんだけど…

作中では苺ちゃんがかなり頑張ってますが、
同時期に三段リーグで足掻いている子たちも多くいるんですよ。
苺ちゃんは一足飛びにプロになれる道が用意されていますけれど、
普通の天才たちはそんなこと出来ないんですよね。

タッキーもぽぽちゃんもまだ三段リーグではないけれど、
そこへと至るために日々邁進しているのですよ。
負けるキャラたち、平凡な天才たちの歩みもしっかりと描くことで、
苺ちゃんのトンデモなさが際立ってくるんですよね…
うーん、残酷だ…

そして苺ちゃんが斎藤二冠に対して建てた攻略方法ですが、
相手が完全に研究している最善手ルートの脇道に誘導し、
そこから斎藤二冠が最善手を指し続けることを前提に研究する…
という、かなりとんでもないことやってますね。

斎藤二冠の天才性に賭けるという、何とも凄い戦術です。
タッキーとぽぽちゃんが無理無茶無謀と言うのも当然なんだけど、
それで100手近く読み切るんだからとんでもないですよ。

斎藤二冠の才能と、人間としての心の持ち方を読んだ上で、
勝負師としての駆け引きで棋力の差を埋めた薄氷の上の奇跡の勝利ですよ。
まぁ、本人も言ってる通り二度とできない勝ち方だけど。
苺ちゃんは次の勝ち方も決めてるみたいなので、また勝ちますよ…!

:: 2023/9/27 水曜日::

■[漫画]勝利の宣言「龍と苺」13巻

龍と苺13巻龍と苺13巻
出版社:小学館
作者名:柳本光晴
作者サイト:同人サークルTTT
紙書籍通販:龍と苺 (13)
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DMM電子書籍:龍と苺 (13)

ついに念願にして因縁の伊鶴との竜王戦での対局が始まった苺ちゃん。
ただし相手はトッププロの一人なので棋力の差は明らか。
いくら苺ちゃんが天才で、密度の濃い練習を積み重ねているとはいえ、
伊鶴も天才で、名人の教えを受けて成長してきた相手なので、
正攻法では打つ手がなくて…

作中で散々言われている通り、正攻法でやったら逆転の一手なんてないんですよね。
相手がうっかりミスをしない限り、逆転なんてできないのが将棋というものです。
だったら苺ちゃんが勝つためにどうするかというと、
将棋のルール自体を変えてきたんですよ…!

入玉宣言法という超マイナールールを持ち出すことによって、
通常の将棋とは全然違った駆け引きが必要になってきて、
伊鶴のキャリアを無理矢理ゼロにしたようなもんです。
これには流石のトッププロとはいえ咄嗟に対応できないのも仕方ないですよ。
苺ちゃんの作戦と粘り強さと心の図太さが伊鶴を超えましたよ…!

正直この戦いを演出した作者のミハルさんは凄いと思いますよ。
苺ちゃんが一年を掛けて対策して準備してきたっていうのもあるけれど、
男性棋戦で一度も使われたことがない超マイナールールを戦術に組み込むだけじゃなく、
最後の最後で、詰まされてからも諦めず、宣言法で勝てる状況を見つけ出して、
そこに飛び込むだけの度胸を持つ苺ちゃんの執念深さを描いたのは素晴らしいの一言でした。

まぁ、それだけ盛り上がったからこそ、
挑戦者決定戦の相手である斎藤二冠を相手に負けるのも仕方ないかなぁ、とは思ってたんですが…

まさか三番勝負というのを知らずに戦うとはなぁ…
初心者の頃は女流棋士という存在すらも知らなかったので当然ではあるんですけどね。
入玉宣言法のようにルールはきちんと調べてきてるんだけど、
こういった当たり前の業界の流れというのは知らないのが、とても苺ちゃんらしいと思いますw

斎藤二冠は才能は元より努力もする有望な人なので、
苺ちゃんがどうやって攻略するのか楽しみですね!

:: 2023/6/23 金曜日::

■[漫画]度量ある大人と大人気ないJC「龍と苺」12巻

龍と苺12巻龍と苺12巻
出版社:小学館
作者名:柳本光晴
作者サイト:同人サークルTTT
紙書籍通販:龍と苺 (12)
Kindle版まとめ買い:龍と苺
DMM電子書籍:龍と苺 (12)

竜王戦トーナメントで当たったA級タイトルホルダーの海江田すら降した苺ちゃん。
苺ちゃんの次の対戦相手は因縁のある伊鶴なんだけど、
その前に学校の部活の大会があるので部長として引率したり、
色々とやることがあるのだった…!

海江田は初登場時に苺ちゃんを殴っていたのでどうしても印象が悪かったのですが、
棋士として礼節を大切にしてきたからこそ、
大切な場を土足で踏みにじられるのが我慢ならなかったんだなぁ、と今ならわかります。
礼節をもって接すれば度量が広いところを見せてくれますしね

まぁ、51歳の大人が知り合いの中学生にご飯を奢るくらい普通だろうけど、
それにしたって金がないからとたかりに行く苺ちゃんの厚かましさも凄いw
佐々木くんと小林くんは緊張しているけれど、それが普通ですよ。
そんな緊張している中学生にも話を降って褒めることができるあたり、
やはり海江田はできた大人だと思います。

そして大人ではなくて中学生の苺ちゃんは、
可愛い(?)後輩のこっこちゃんが侮辱されたからと、
大人気なく中学生の大会に出てフルボッコにしちゃうんですよね…w

苺ちゃんも中学生だし、プロ棋士じゃないからアマの大会に出られるんだけど、
奨励会に居る子たちよりも圧倒的に強いですからね。
もう存在自体が反則ですよね…!w

そしてついに念願の伊鶴との対決なんだけど、
苺ちゃんは一年以上前から準備してきているとはいえ、
相手は未来の名人とも言われるほどの男ですからね。
かなりの苦戦を強いられているけれど、苺ちゃんはどう挽回するのか…?
次の13巻は見物ですよ…!

:: 2023/3/16 木曜日::

■[漫画]優しい情熱家の将棋「龍と苺」11巻

龍と苺11巻龍と苺11巻
出版社:小学館
作者名:柳本光晴
作者サイト:同人サークルTTT
紙書籍通販:龍と苺 (11)
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DMM電子書籍:龍と苺 (11)

苺ちゃんの次の相手は51歳のA級タイトルホルダー 海江田。
強面なおじさんだけど、彼の過去回想を見る限り昔は可愛かった模様…

この可愛い少年が、何故あのような強面に育ったのか…
やはり苛酷な棋士生活が悪かったのかな…

それと、少年時代の海江田くんと対局している大鷹名人ですが、
赤い帽子を被っているとか、モロ羽生九段の少年時代のオマージュですねw
少年時代から競い合って、棋士となってからも同世代が快進撃を続けるとか、
とてもリアルをオマージュしてるな、と感じます。

海江田はとても強いですね。
今までの相手はどこか油断があったけれど、海江田にはない。
タイトルホルダーからしたら、アマでJCの苺ちゃんなんか圧倒的に格下なのに、
今までの棋譜まで入手して事前研究もみっちりするとか、
とても勉強家で、彼の今までの棋士生活を彷彿とさせます。

でも、たった一晩あればあっという間に成長してしまう苺ちゃんには、
事前研究をしても簡単にその上を行かれてしまうんですよね。
しかも、その身に付けた技が子供の頃に海江田本人が生み出し大鷹を負かした技で、
今の大鷹名人と苺ちゃんがブラッシュアップさせたというのがエモい…!

それにしても苺ちゃんは本当に強くなりましたね。
焦って攻め込まず、ずっと耐えられる精神性は、
前回の宮下さんと持将棋、千日手を経験したからこそ身に付けたのかもしれない。

タイトルホルダーすらも降した苺ちゃんがこのままどこまで突き進むのか…
本当に、とても興味深いです。

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