フラン☆Skin

幼馴染みラブが尊すぎてつらい…！

今回は幼馴染みものではベッタベタなイベントが待ってましたよ。
そう、クラスのみんなの前での名前呼び！
これね、子供の頃や二人だけの時だと意識せずそうできるんだけど、
クラスメイトの前だと妙に恥ずかしいんですよね。

でも、その恥ずかしさから一歩踏み出さないと片想いから一歩も進まないんですよ！
丁度スキー学習という特別な舞台というのと、
直前で思わず言ってしまったというのもあるけれど、
善が一歩踏み出せたのは「よくやった！」と褒めてあげたいですね！
お陰で赤面しちゃってる八重ちゃんを見られましたし！

いやー、本当に善はよくやりましたよ！
八重ちゃんは鈍感すぎるので善の方から歩み寄らないとね！
まぁ、思春期男子に一気に詰め寄らせるのは無理なので、
こんな風に一歩ずつ進むのが良いのではないでしょうか！

とか思ってたら善が更に一歩進んできて驚きですよ！
看病のお礼という口実があったから誘いやすかったんだろうけど、
一緒に除夜の鐘を撞きに行こうとか良い感じでしたね！
更に鐘撞き堂から降りる時のエスコート！

八重ちゃんをテレさせるとかグッジョブですよ！
そういった意味ではなかったとはいえ、
思春期ラブコメとして最高にヒートアップしたよ！
冬だというのに熱くなってきたなぁ！

あと、八重ちゃんの友達の一ノ瀬ちゃんも良かったですね。
奥手すぎる十部くんの精一杯のお礼も可愛かったけれど、
貰った飴の袋をゴミと思わず、ちょっと大事にそうに持っていたあたり、
とても良いと思いました。

みんな初々しくて最高に可愛いよ！

この4巻では善の誕生日のエピソードがあるんですが、これが素晴らしかった！
八重ちゃんの家のトラブルで万全に整えた誕生日お味噌汁イベントは出来なかったけど、
ひょんなことから分かった善のお母さんの味を再現するために、
自腹を切って、試行錯誤を繰り返す八重ちゃんが素晴らしかったです！
あぁ、これはもう、愛がなせる技だよなぁ…

もちろん八重ちゃんはまだ初恋もまだでしょう。
もしかしたら善を相手に恋をしているのかもしれないけれど、
全く無自覚ですからね。
その愛も母としての愛だと思うんだけど、
それでも充分な愛の大きさだと思いますよ。

そしてその愛が報われたのが良かった…！

善は恥ずかしかっただろうけど、
その感謝の一言はとても八重ちゃんの心を打ったんだなぁ。
感謝って大事。

そんな八重ちゃんの母親的エピソードだけでなく、
ラブコメ的なエピソードも溢れてて素敵でした。
調理実習が終わって、自分の未熟さに凹む八重ちゃんに向けて、
「オレは、お前が作った味噌汁が好きだからいいんだよ。」
という善ってばマジ良い男の子してましたよ！
そこでちゃんとそう伝えられるのはラブコメ主人公として強いぞ…！

そして表紙にもなっている膝枕！
八重ちゃんとしてはお母さん的なつもりなんだろうけど、
これはどう考えても恋人がやることですからね！

赤面する善を見て、自分でもわからないけど赤面する八重ちゃん…
ラブコメとして最高に美味しゅうございました…！

ホームドラマ的にも面白いですし、
ラブコメとしてもどんどん面白くなってますね！
5巻も楽しみです！

今年からは小学館も本気を出したのか、
紙書籍から半月遅れでKindle版が出るようになりましたね。
出来るならば同時発売が望ましいのですが、
まずは一歩前進したことを喜びたいと思います。

そして早速「味噌汁でカンパイ!」3巻を楽しんだわけなんですが…
最高にキュンキュンするラブコメで面白かったですね…！
八重は相変わらず恋愛機能が未実装なんだけど、
それ故に初心なところが多々あって可愛さMAXでしたよ！

夏祭りで他人のキスシーンを目撃してしまっただけで大赤面しちゃう14歳可愛い！
まだまだ初心なところがあるけれど、
善との仲は夏休み中も深まっててちょっとずつ前進してる気が…
というか親族の帰省に同行するとか、
恋人よりも進んでいるのでは…！？

それにしてもお風呂上がりの八重ちゃんと一緒に蛍を見るとか、
一生の思い出になりそうなイベントもあって良かった…
こういった思い出の積み重ねがあるのが幼馴染みの強みですよね。
まぁ、その思い出のせいで一歩踏み出せないのもあるかもですが。

八重ちゃん…
多分「お母さんになりたい」から「なんで？」という答えになったんだろうけど、
男の子の繊細はハートに「なんで？」はキツイよ…
そりゃ善も一歩踏み出すのも躊躇っちゃうよなぁ…

味噌汁がテーマということで信州旅行でも味噌の話が多かったけど、
まさか味噌というテーマだけでここまで話が膨らむとはなぁ…

そしてまだまだ膨らみそうですね。
確かに味噌汁は全国で全然違いますからね。
うちの実家では確かに里芋入ってることあったし…
というか実家が里芋農家だし…

まぁ、まだまだこの漫画を楽しめそうで嬉しい限りです。
次巻も楽しみ！

幼い頃に母親を亡くした幼馴染みの善のために、
母親代わりとなって毎朝お味噌汁を作ってあげようと奮闘する八重ちゃんの、
本人に自覚はない幼馴染みラブコメ！
心まで温かくなる素敵な面白さがありますよ！

一応この漫画もグルメ漫画に分類されるんでしょうけど、
題材がほぼ味噌汁のみというかなり特異性が高い作品です。
とはいえ元々味噌汁は家庭によって様々な味があるのでバラエティはかなり豊かなんですよね。
今回も菜の花やナスを使った味噌汁と、馴染みのある人とない人がありそうな話から、
海外を飛び回る善の父親から軟水や硬水といった話まで出てきてます。

確かに意識してなかったけど、日本って軟水だからこそ、
味噌汁がここまで美味しくなってるんだなぁ、という気がしますね。

しかしこの漫画はグルメ漫画であると同時にラブコメ漫画なのです。
というかむしろそっちの方がメインだと私は思うのです！
肝心の八重ちゃんの方が全然恋愛を意識していないので、
そういった甘い展開には中々ならないんですけど、
今回はクラスメイトの衆人環視の中で味噌汁を一緒に飲むのを恥ずかしがってる場面もあるんですよ。

だから八重ちゃんがラブコメするまであと一歩という気がするんですが、
そのあと一歩までが遠いんですよね。

とはいえ、恋愛を意識していないからこその不意打ちが破壊力高いんだよなぁ。

旅行先からこんなこと言われたら頭が茹だっちゃうよぅ…
本人は母親のつもりで言ってるんだろうけど、
これは思春期男子には破壊力高いっすわ…
八重ちゃん…　罪作りな子…！

八重ちゃんと善のラブコメ漫画としても極上の逸品ですが、
グルメ漫画としても結構奥深いものを持っているので是非とも読んで欲しい作品です。
Kindle版の発売が一ヶ月遅れなのが玉に瑕ですけどね…

善一郎は幼い頃に母を亡くして以来、父子家庭で育った中学二年生。
父とは生活リズムが合わないために朝食もコンビニのインスタントで済ませていたけど、
ある日いきなり幼馴染みの八重が朝食を作るためにやってきて…

作っているのがほぼ味噌汁オンリーとはいえ、
レシピも載ってるし一応これもグルメモノの範疇に入るのでしょうか？
ただ、私としてはコッテコテの幼馴染みラブコメ作品として推したい！
これはラブコメ漫画として非常に良いモノだ…！

八重ちゃんは同年代の子がキスをしたというだけで真っ赤になってしまうかなりの初心。

そんな八重ちゃんが善一郎の朝食を作るのはどう見てもラブコメなんだけど、
本人的には善一郎の恋人とは別のポジションを目指しているんですよね。
それは…

まさかのお母さんポジション…！
とはいえ善一郎のお父さんと再婚したいとかではなく、
幼い頃に母を亡くした善一郎との約束を守りたいがため。

とても微笑ましいんだけど、
割りとまともな感性を持っている善一郎的にはヤキモキするものがあるよね。
わかるわ…

精神的にはお母さんどころか小学生くらいの八重ちゃんが、
きちんとラブコメできるのか心配だったんですが、
友達に「君の味噌汁が毎朝飲みたい＝プロポーズ」と教えられた時の、
大げさなほどの反応を見て安心しましたよ。
やっぱり八重ちゃんも女の子だね！

それにしても善一郎に、
「次はどんな味噌汁が来るんだろって、ちょっと楽しくなってきた………かも………」
と言われた時の八重ちゃんの百面相は可愛かったなぁ！

善一郎が喜んでいて嬉しい…！
でも、味噌汁＝プロポーズらしいから作るのは…！
でもでも、やっぱり善一郎に喜んで欲しいし…！
という八重ちゃんの葛藤が伝わってきてね！
もうね、読んでてすっごくニヤニヤしちゃう！

ちゃんとこの後も続いてくれるらしいので、
身近な料理である味噌汁のことをより知りながら、
ラブコメが展開されることを楽しみに読んでいきたいです。

余談ですがはKindle版を買ったんですが、
小学館のKindle版ってカバー下の表紙は収録されないんですね…
あとがきで「カバー下も書き下ろしたので見てね！」とあるのに、
Kindle版では見ることができないのが辛い…
スクエニは収録されているのでこれは出版社側の問題だと思うので、
小学館は是非収録するように方針を変更して欲しいものであります。
ついでにKindle版も紙版と同日発売にしてくれると嬉しいなぁ…
まぁ、でも、小学館なので無理かな…