その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2008/11/26 水曜日::

■[漫画]DXの不在とアカデミー騎士団「Landreaall」13巻

Landreaall 13 (13) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
著者/訳者:おがき ちか
出版社:一迅社( 2008-11-25 )
定価:¥ 580
コミック
ISBN-10 : 4758053758
ISBN-13 : 9784758053754
作者サイト:SWS

DXがリドを連れ戻すため不在の折にアカデミーを襲う災禍。
謎の怪物スピンドルを相手に衝突しながらも結束していく生徒たち。
ティ・ティが指揮を取り、カイルが立ち、フィルが駆け、
そしてイオンが悩みながらも精一杯頑張り成長していく第13巻!

まだ騎士候補生でありながら、最上策ではなく最悪の事態を避ける為、
重傷を負った生徒と子供を逃がすことを優先し奔走するアカデミー騎士団。
皆を守る為に容赦のない指示を出すティ・ティ、騎士道を体現するカイル、
冷静且つ的確に動けるフィルに友人の心の機微を思いやれるルーディー
イオンもDXの代わりを務めようとするもルッカフォートの名と責任の重さに気付き、
そして悩みながらも奮闘する姿はまさにイオンの成長物語を見ているようです。

結果として撃退したのではなく、やり過ごせたにすぎないのですが、
それでも誰一人致命傷を負うことなく守りきれたのは全員が最善を尽くしたからでしょう。
また、災難に見舞われたのも得難い経験であったのも確かで、
例えばフィルが自身が住む外周を正規騎士団が守るはずがないと諦観しているのを知り、
友人として掛ける言葉がない悔しさにハルが涙を流しているのに対して、
ジアが将来自分たちでそれを正し、胸を張って外周も騎士団が守るに決まってると言えるようになろう、
と励ませたのも今回の苦難を皆で乗り切れたからなのは間違いないと思います。

結局主人公であるDXが登場したのは事の顛末をエカリープでイオンから聞くという、
エピローグ的な部分だけであり、今回は脇役があくまでメインを張る物語でした。
(もっとも、皆が「DXがいれば…」と思っていたように物語の中心はやはりDXなのですが)
ただ、それもチョイ役のキャラにまで深く掘り下げた人物設定があり、
身分差や組織といった世界観の重厚な設定があってこそで、それを思うと感嘆の溜息が出ます。
このアカデミー騎士団編ではLandreaallの更なる面白さを知ることが出来た思いです。
いやー、やっぱりLandreaallは面白い!

それはそれとして巻末オマケの未だウルファネア滞在中のアンちゃんですが…
結局アンちゃんはどっちなんでしょうね?(笑)

:: 2008/7/31 木曜日::

■[漫画]当然REACTも買ってます「エビアンワンダーREACT」1,2巻

エビアンワンダーREACT 1 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) エビアンワンダーREACT 2 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

という訳で完結編となる「エビアンワンダーREACT」も当然読了。
こちらはOURs LITEの休刊に伴い打ち切られた「エビアンワンダー」を、
ZERO-SUM増刊WARDにて復活したものを完結させた2冊となります。
しかしOURs LITEの休刊は色々と波紋を呼んでるんだなぁ、ホント。
PLUSも結局休刊したし、「恋愛ディストーション」を早く復活させて下さい、少年画報社さん。

完結編ということで、銀符が抱く苛烈な本質の顕現、
悪魔の使いの銀符に対する、善き魂を天界に導く天使の使いの七睡の登場。
そしてフレデリカを殺した両親との再会と、それに伴う自己との向き合い。
クライマックスにおける伏線の回収は実に見事でした。

全ての登場人物にバックボーンを感じさせる厚みのある設定に、
それらを組み上げて一つの物語に仕上げる手腕の美しさは流石の一言。
最後に至り、フェイ・イの正体が判りましたが、
1巻からの彼の言動を見直すと色々と伏線だったことに気付かされ、
何度も読み直し、その面白さを反復してしまいます。

しかしこれだけ綺麗に終わっておいて贅沢な悩みなんですが、
「Landreaall」の巻末みたいにオマケのエピローグとか見たかったなぁ。
とか思ってたらどうやら全プレの小冊子にはそれらしいのがあったらしく。
いやはや、デビュー当時からファンでないとこういう事があるからもどかしいんだよね。
せめて「Landreaall」からはそんなことが無いようにしたいです。

余談ですが、一迅社から新装版が出てるとはいえ書店では中々見つかりませんでした。
初めからAmazonで頼んだ方が早かったですね…

:: 2008/7/30 水曜日::

■[漫画]過去作にまで手を伸ばしてしまいました「エビアンワンダー」1,2巻

エビアンワンダー 1 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) エビアンワンダー 2 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

「Landreaall」が面白かったので過去作品に手を出そうと思い、
一迅社で新装版が出ている為、比較的手に入れやすかった「エビアンワンダー」を読了。
タイトルは日本語訳すると「鳥の散歩」といった所でしょうか。
元々が「恋愛ディストーション」が看板のOURs LITEに載っていたというから驚き。
うーん、当時もっとちゃんとOURs LITE読んでおくべきだったなぁ。

悪魔と契約し、願いの対価として地獄のエネルギーとなる悪しき魂を狩る銀符。
悪人を狩るも、神に背き悪魔と契約した者として人々に恐れられることが多いものの、
それでも多少捻くれてはいるものの高潔な魂を持つ若く、美しい主人公のフレデリカ。
悪魔ペイシェントに願った「家族が欲しい」という契約で骸骨から生み出された、
弟のハウリィと共に世界を渡り歩く物語。

勧善懲悪ではなく、懲悪に特化した生き方をせざるを得ない銀符。
その育った環境故に徹底した現実主義なのと狡っ辛い言動の為、伝わりにくいけど、
悪に対する怒りを持ち続けるフレデリカは主人公としてキャラが立ってるし、
素直な弟のハウリィは彼女の心をよく支えていると思います。
勝手に随伴する旅の僧侶のフェイ・イもいて、バランスが取れますよね。

しかし、先に「Landreaall」を読んでいたせいか驚きましたよ。
いや、何がっておっぱいに。
銀符の紋章が胸にあるから、悪人の魂を回収する際にはおっぱいが露わになるし、
娼館とかに普通に行くからおっぱいがいっぱいだし。
それでいてフレデリカが実は…だし…、ねぇ…?(笑
物語は面白いですが、それ以外にも意外な点が多くて楽しめたのでした。

:: 2008/7/7 月曜日::

■[漫画]全ては友人の為に「Landreaall」8~12巻

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Landreaall 12 (12) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)


DXのお見合いやフィルの従騎士訓練の話を挟み、舞台はウルファネアへ。
家の事情で長期休暇の直前に帰国することになった竜胆。
彼が帰国することは実はアカデミーが願った結果であり、
結果的に利用されたDXは静かに怒り、竜胆の手助けに向かう―。

お見合い自体は始まったと同時に爆笑の内に破談となったけど、
相手の妹のメイアンディアとはロマンスが始まりそうな伏線があってドキっとしたり、
道楽だけではなく、フィルの訓練に付いていくDXに思慮深さを感じたり、
ライナスのふるちん小話で和んだりと主要エピソード以外も面白いです。

ウルファネアに入ってからも濤家の問題が色々と面倒だったけど、
ウールンの助けもあり八方無事に収まったのは最良の結果だったんじゃないかな。
頑固兄貴の竜葵は言葉が少ないせいで誤解されやすいけど、
竜胆のことを思っていることが伝わってきたし濤家のこれからに不安はないですね。
DXも個人の力だけでなく、立場を行使する事に及んで次のステージに上がったような気がします。
まぁ、それはそれとしてウールンの再登場が素直に嬉しかったです。
何か更に縮んだ気がするけど、それはそれでぷりちー(笑

そんな騒動がウルファネアで繰り広げられている最中、アカデミーでは非常事態が。
イオンが天馬の世話をするのんびりしたエピソードかと思いきや、
DXたちが不在の間に起こるモンスターの襲来に晒される生徒たち。
丁度本誌連載分に追いついた形なので先を楽しみに待っていようと思います。

しかし幼女時代の竜胆って可愛いよなぁ。
目に涙を浮かべて不満顔とかやばいっすよ。
そりゃ弟だと知らされた竜葵がどんな態度取れば良いか判らなくなるのも無理なかろうて…(笑

:: 2008/7/6 日曜日::

■[漫画]同世代の友人たちとの学園生活「Landreaall」4~7巻

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無自覚なシスコン兄貴、DXの活躍が読めるのはZERO-SUMだけ!
まぁ、DXがシスコンなのも仕方がないくらいイオンは理想的な可愛い妹なんですよ。
恋に恋しちゃったり、失恋しちゃったりと兄としてはハラハラせざるを得ない訳で。
そんな色んな意味で波乱の生活満載な学園編がスタート。

3巻までの冒険譚とは打って変わった王都でのアカデミーでの生活。
手癖が悪いけど信頼に足る初めての友人のフィルに、留学生の竜胆。
DXが同世代の友人たちを作っていくのがこの4~7巻での物語です。
DXが絡んで穏便な学生生活が当然送られるはずもなく、騒動が起こる訳ですが、
雨降って地固まる的に友情が深まっていくのは読んでて凄く面白いです。

ちなみに新キャラの中でのお気に入りは竜胆の護衛ニンジャの五十四さんです。
小さいのに大きい、ロリ体型の巨乳で24歳の過保護なお姉さんですよ。
最高じゃないですか。
男キャラではフィルが一番好きかな。
DXが来て一番影響されてるのがフィルだろうし、そして成長してるもフィルだろうね。

火竜退治の英雄譚を持つ第4位王位継承候補の編入で沸き立つ学園を舞台に、
庶民、商人、貴族、同じ王位継承候補と様々な人生を抱える友人に囲まれ、
普段眠そうでボケーっとしているのにやる時は無茶をやりまくってしまうDXが
成長していく姿はハラハラする所も含めて頼もしい限りです。
しかしアンちゃんって性別が不詳ですよねー
一体どっちなんだろう…

:: 2008/7/5 土曜日::

■[漫画]火竜に囚われた魂を助ける為に…「Landreaall」1~3巻

Landreaall 1 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) Landreaall 2 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) Landreaall 3 (3) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

以前から勧められていたのですが、最近やっとまとまった時間が取れたので読破しました。
現在12巻まで出ているので流石に時間が掛かりましたが、それ以上に面白く熱中させられました。
ZERO-SUMは普段読まない雑誌だけにチェックできてなかったんですが、
これからは毎月読もうと思います。

で、この1~3巻はLandreaallの序章とも言えるDXたちの火竜退治の冒険譚。
アトルリア王国の開拓地エカリープの丘に立つ火竜を封じる洞詠士マリオンの魂が宿る「歌う樹」。
幼い頃にマリオンに出会い、そして恋したDXが彼女を救うために火竜退治を決意し、
妹のイオンと護衛役のニンジャ六甲と共に旅立ち、火竜に立ち向かう―。

何というか王道とも言えるストーリーなんですが、それだけではないんですよね。
隣国のバチカン公国での騒動に、結末が有り体なハッピーエンドじゃなかったり、
何度も読み返してしまい、そしてその度に新たな発見がある伏線の巧さが光る物語性。
登場するキャラクターの一人一人に内包される人間としてのドラマが感じられ、
読んでいて飽きないんですよ。

普段はぼーっとしている昼行灯みたいな主人公のDXが恋した相手の為には命懸け。
しかもその恋が報われない可能性が高くとも…、という展開には切なく感動するものがありました。
それとどのキャラクターも魅力的でしたが、3巻までだとウールン姫がお気に入り。
ただ可愛いというだけではなく、気位の高いとこも良いというか。
うーん、頭を撫でてあげたい。

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