その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2010/12/5 日曜日::

■[ラノベ]隣人部じゃなくて恋人部なのでは…「僕は友達が少ない」5巻

僕は友達が少ない (5) (MF文庫J)
著者/訳者:平坂 読
出版社:メディアファクトリー( 2010-11-20 )
文庫 ( 261 ページ )
作者サイト:平坂読web yellow spring
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi) on Twitter
絵師サイト:ブリキの砦

2ヶ月ほど前にハマったはがないの5巻がもう出ちゃった訳なんですが、
やはり前回から変わらずぶっ飛んだ内容と展開が盛り沢山で、
それがまた最高に楽しくて楽しくて読んでて止まりませんでした。

前回、小鷹の父から聞かされた爆弾は現状では爆発の予兆を見せないまま、
星奈は「小鳩を妹にしたい」という台詞だけ聞くと小鷹との結婚願望があることを垂れ流し、
小鳩本人には嫌われながらも執拗に愛している訳なんですが、
今回はその愛の形の一つとして、小鳩を遊園地に誘ってみたら、
あれよあれよと隣人部全員で行くことに。

そこでの展開はある意味予想通りでこれがまた凄かったですね。
絶叫マシンに乗ったことない面子に日本屈指の絶叫マシンを体験させたらどうなるか。
ブリキさんのイラストとフォント弄りの文章を組み合わせて、
何度も読み返してしまうほどの面白さが詰め込まれてて本当に最高でした。
夜空と星奈の悲鳴を上げる時に小鷹のことを叫んでる所にはニヤニヤせざるを得ない!

このシーンだけに限らず、ブリキさんのイラストはホント良い仕事されるんですよね。
キャラを立てる記号として重要な髪型を容赦なく変えることが多い、
隣人部のヒロイン勢を判別しやすく描くだけでなく、
文章とのシンクロ感と言いましょうか、ノリが素晴らしいのです。
特に今回衝撃的だった幸村のアレなシーンを描いたのは最高の一言ですよ。
ヒャホー! ブリキさん最高ー!

しっかし理科が予想以上に小鷹ラブだったんだなー
小鷹に意識して欲しくて髪型を変えまくりな理科が困ったことに可愛いんですよね。
本人が言うように理科の攻略はチョロいと思うので、
冬コミあたりにそこら辺を濃厚に描いた薄い本を探すのもアリかなー、なんて思ったりも。

そんな脇ヒロインに出番を取られまくりで恋の手段が空回り中の夜空ですが、
小鷹によってラストでまたもや爆弾が炸裂したことで果たしてどうなるのか。
5巻が出たばかりですが続刊が楽しみです。

■[ラノベ]みんなお待たせ! 全裸だよ!「聖剣の刀鍛冶」10巻

聖剣の刀鍛冶10 (MF文庫J)
著者/訳者:三浦 勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2010-11-20 )
文庫 ( 227 ページ )
作者サイト:ねこまる
絵師twitter:屡 (kanari_lu) on Twitter

発売が延期しまくって結局前回から半年後に発売にずれ込んだのを誤魔化すかのように、
表紙のセシリーコスプレシリーズで全裸を披露するとはあざとい… あざとすぎる…!
当初は8月発売予定だったのを私は忘れないんだからね!

それはともかく、全裸のセシリーはエロいなぁ…(←誤魔化されてる

2ヶ月前のアライブのはがないで、聖剣のブラックスターのエロシーンを、
「聖剣の刀鍛冶」コミカライズ担当の山田孝太郎先生が描かれていましたが、
その時の情熱(主成分:エロ)が甦り、滾ってきましたよ。
うーん、冬コミでエロ同人誌をもう一度探すのはアリだな…

それはともかく本編ですが、火山に閉じこめられたルークとユーイン。
間断なく襲いかかってくるヴァルバニルの末端に消耗戦を強いられるも、
そこは三浦勇雄のヒーロー、最後の最後まで諦めないんですよね。
おぞましい手段を持ってしてでも生き残ろうとする執念は凄まじいです。

そして諦めないヒロインがセシリー
救出が絶望視されようとも生きていると信じる、いや、信じると決めている。
アリア奪還作戦から帰還して休む間もなくルークを救出に向かい、
全力を持って臨む姿は1巻当初の姿からは比べようもなく成長していますよ。

何とか急場は凌げたといった所ですがアリアの件とかまだまだ問題は山積みだし、
ルークがひた隠しにしていた秘密もセシリーに露見することになった訳なんですが…
いやー、屡那さんのラストの挿絵は凄いですね… エロいですね…
流石はセシリー(←上手いことを言ったつもり

:: 2010/11/13 土曜日::

■[ラノベ]信奈に縁談!?「織田信奈の野望」2巻

織田信奈の野望 2 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2010-02-15 )
文庫 ( 296 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

2巻で面白さが盤石になった気配がプンプンするぜー

という訳で戦国時代にタイムスリップ&武将の女体化という、
それぞれの要素そのものは今となってはありふれてるんだけど、
その二つを組み合わせた上に上質の戦国ifモノとして興味深く、
何よりハイクオリティのラブコメに仕立ててるのが素晴らしく面白いです。

2巻では信奈に浅井長政からの縁談が舞い込むという事態に。
正直ラブコメものに男の恋のライバルは不要だと思うし、何より長政がムカつくんですが、
信奈の意外な純情っぷりと良晴に素直になれない乙女心にはニヤニヤさせられますね。(笑
また、つるぺたひんぬーな竹中半兵衛も見逃せないです。
しかも人見知りでビクビクしちゃうとかそういった嗜好の持ち主にはたまらないかと。

で、主人公の良晴ですがこちらも信奈に負けず劣らず素直になれない男なもんで、
素直に信奈に結婚をやめてくれ、と(立場的にも)言えないもんだから、
美濃を奪取し浅井家と縁戚関係を結ぶ必要性がないようにする、という迂遠な方法を取ることに。
まぁ、そこら辺は何とも良晴らしいですよねー
その為に歴史ゲームの知識を活かして墨俣一夜城を実行に移すのは定番ですがワクワクさせられます。

それにしても戦国武将を萌え女体化するだけでなく、
それぞれの特徴を色濃く残しながらそれを物語に組み込むことを達成していますよね。
ラストの道三と龍興との会話とか正にそんな感じでしたし、
何よりラストのオチが秀逸でしたね。
うーん、素晴らしい。

■[ラノベ]堺の町を信奈と良晴がデート!「織田信奈の野望」3巻

織田信奈の野望 3 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2010-05-15 )
文庫 ( 312 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

浅井長政たんペロペロ。(^ω^)

いやー、定番ラブコメのオチを想像できなかった私もまだまだですね!
サクラ大戦やISしかり、恋のライバルだと思ってたら実は男装した女の子だったとかね…!
我ながら間抜けだと思いますが、浅井長政たんが男装の麗人だったとは気付けませんでしたよ!
信澄の前でだけ乙女に戻る長政たんカワユス!

とはいえ今回の一番の見所は堺の町を良晴と二人きりでデートして楽しむ信奈だと思います。
周りに家臣団が居ないからというのと、尾張の商家の娘に扮しているせいで遠慮せず、
良晴にたこ焼きを「あーん」して貰ったりと甘える信奈たんにはハァハァせざるをえない。
何だよ、可愛すぎだろチクショウ!

そして空気を読まずに割り込む光秀には笑わされますね。(笑
非常に優秀なんだけど、致命的なほどに空気が読めない光秀ですが、
簡単に騙される単純な子として描かれている上に、
清水寺での奮戦などから愛すべきバカとしてキャラが立ったんじゃないかな、と。
一言で表すと「アホの子」ですね。(笑

しかしラストではそんなアホの子とは言ってられない展開へ。
良晴が何とか回避したかった”金ヶ崎の退き口”が遂に現実化。
そして秀吉の代行とばかりに殿を志願する良晴なんだけど、
良晴に向ける信奈の、犬千代の、勝家の、長秀の言葉がぐっと来ますね。
あー、ホント面白いなぁ!

■[ラノベ]日本史上最大の撤退戦、金ヶ崎の退き口!「織田信奈の野望」4巻

織田信奈の野望 4 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2010-09-15 )
文庫 ( 320 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

遂に始まってしまった日本史上最大の撤退戦、金ヶ崎の退き口!
史実では秀吉が殿を務めながら生き残ったかを知っているけど、
具体的にどうやったのかを知らない良晴が、それでも未来の知識を応用しながら、
命を捨てるのが当然と考える殿部隊を「誰一人死なせたくない」と鼓舞し、
何とか生き残ろうと足掻きに足掻きまくる展開には手に汗握らされます。

で、今回一番の見所はやはり信奈たんです。
いつの間にこんなに良晴のことを想うことになったんだろう、とばかりに心中は良晴ばかり。
良晴が死んだと思い込み、愚昧な浅井久政、協力する比叡山に憎悪を滾らせる信奈たん。
そして光秀が良晴を助けてくれたことに心の底から感謝する信奈たん。
それでいて良晴が勝家のおっぱいを揉んでるのを目撃したら氷の眼差しを向ける信奈たん。
やはり信奈たんは本当に最萌えヒロインだと思います。

そして株を上げたのが光秀ですね。
良晴のために奮戦し、良晴のために激昂するだけでなく、
そのちょっと抜けてるけど優秀な頭脳で良晴救出の功労を立てる訳です。
人工呼吸でキスするだけでなく人肌で温めるという、お約束なんだけど美味しい役をやって、
更に信奈の言葉で勘違いして舞い上がってる光秀が無駄に可愛いです。(笑
うーん、本能寺の変はここら辺の勘違い&恋模様が原因で起こるのではなかろうか…
そんなコトも考えちゃいますね。

さてさて窮地を脱した信奈軍団ですが、遂に満を持して甲斐の武田信玄が登場です。
お約束通りに姫大名な訳なんだけど史実通りだとこの後病没なんだけど、どうなるんだろう…
それにしても本当に織田信長って波瀾万丈な人生だったんだなぁ、と思わされますね。
この後にも上杉謙信に本願寺とまだまだ待ちかまえているだけに心配です。
勿論、ラブコメ的な意味でも心配というか期待です!(笑

:: 2010/11/12 金曜日::

■[ラノベ]決戦! 大祓!「ほうかご百物語」8巻

ほうかご百物語〈8〉 (電撃文庫)
著者/訳者:峰守 ひろかず
出版社:アスキーメディアワークス( 2010-06-10 )
文庫 ( 313 ページ )
作者twitter:峰守ひろかず (Minemori_H) on Twitter
絵師サイト:INFINITY DRIVE
絵師twitter:京極しん (shin_kyogoku) on Twitter

出てから半年くらい経っちゃいましたが今更感想カキカキ。
クライマックスだし9巻で終わりなのが判ってたから、
どうせなら一緒に書きたいなー、と思ってたらずるずる延びちゃった次第。
旬とか関係ないオールタイムな面白さだから大丈夫大丈夫。

イタチさんのおへそやいつの間にか春が来てた滝沢さんの話もありますが、
やはり今回のメインは今まで長々と伏線が張られていた妖怪一掃イベントの大祓です。
いや、イタチさんのおへそはかなり重要なのは確かなんですが、
比重的にやっぱり大祓かな、と。

予想通り巫女の血筋の新井輝(notテル)を媒介に顕現した所謂神様が、
妖怪を一掃する大祓が始まるんだけど、予言された現象だろうとすんなり受け入れる訳もなく、
ニコやガレーに八雲ちゃんたち半世紀カップルも参戦した文字通り総力戦に!
一応バトル展開なのに何故かやたらほのぼのとした雰囲気が抜けきらずに、
緊張感が微妙に足りないのが何ともこの作品らしいです。(笑

ラストは新井さんが恋する女の子の精一杯の勇気で押し切っちゃってハッピーエンドでしたが、
いやはやそうなるとは思ってましたが実際そうなってみると本当に微笑ましいですね。
それにしても人間と妖怪の垣根を軽く越えまくる面々ですなぁ。
頼もしい限りです。(笑

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