■[漫画]家族の絆「石神戦記」5巻
石神戦記5巻
出版社:双葉社
作者名:古日向いろは
作者サイト:ひなたぼっこ
作者twitter:古日向いろはさん(@iroha_kohinata) / Twitter
連載サイト:石神戦記 – 古日向いろは | webアクション
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裏切り者に囚われそうになったけれど、何とか抜け出せたイサザとミホ。
攻城戦の真っ最中の関築城へと帰還するために敵兵の愚息を身に付けて、
乱戦の只中を突っ切ろうとしているところに敵の精兵に発見されるも、
味方の援護を受けて何とか城内で保管されている石化したヤチホと合流しようとするが…?
待ってました!
ここで復活してこそヤチホさんですよね!
そこに至るまでにイサザが頑張ったことを読者は知っているだけに、
ちゃんと報われて良かったですよ。
ヤチホが参戦したことで志気が上がるとはいえ、
敵も対ヤチホの準備をしてきているので一筋縄ではいかないんですよね。
とはいえミナトがとても良い仕事をしてくれたお陰で、
体勢が決まったのが一番大きかったなぁ…
そしてサクお兄ちゃんが駆けつけてくれた所は熱かった!
イサザもかなり頼り甲斐がある男に成長してきたけれど、
やはりまだサクお兄ちゃんの方が格好良さでは上というか…
そもそもイサザはもっとサクお兄ちゃんに守られるべきでしょう。
まだまだ小さいんだから。
宇迦乃の兄弟だけでなく、
綿津見の四兄弟も絆で結ばれているのが伝わってきて、
最後は家族の縁の深さが勝敗を決めるんだなぁ、と思いましたね。
それまで培ってきた人徳が勝敗を決したんだなぁ、と…
人質を奪還されて味方にすら見捨てられた人徳がないヒイラギですが…
そもそもどうして裏切ったのかがイマイチわからなかったんですよね。
その理由が今際の際に本人が独白するんですが…
その理由が余りにも情けなさ過ぎて…
こんなくだらない男のくだらない野心のせいで、
多くの人々の命が奪われたのかと思うと、とてもやるせない気持ちになります。
王太后の陣営もよくこんな脆弱性を見付けて、そこを突いてきたものだと思います。
内憂外患のうち、内憂はこれでほぼ全て一掃出来たようですが、
ヤチホさんの存在がソレにならないかだけが心配ですね。
彼女の精神を安定させるためにも、
イサザはこれからもっと強くなって欲しいですが…
それはサクお兄ちゃんに庇護されながらでも良いと思うんですよね。
これからしばらくは兄を頼りに、もう少しゆっくりと成長していって欲しいなぁ…
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